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柿谷道女坂・ガベノ城
日付:2015/05/05 (火)
同行者:無し
天候:晴れ
気温:11℃(ごろごろ岳山頂 、8:00、標高約565m)
コース:阪急芦屋川〜柿谷道女坂〜ごろごろ岳〜ガベノ城〜柏堂町BS
地形図:西宮、宝塚
一般地図概略位置:ごろごろ岳
概算距離:6.8km
累積標高+:602m、累積標高−:462m
歩行時間:2時間47分、ルート係数:13.4
道迷い:柿谷道後半からガベノ城までは分岐に注意
特筆事項:無し
体力難易度:レベル2
技術難易度:ガベノ城はBランク
今回のテーマは「久し振りの初めて歩く道」。
今回は久しぶりに六甲でまだ歩いていない道を歩こうと地図を広げた。
普段から六甲を中心に歩いているが、まだまだ歩けていない道は多く存在する。
西山谷など難易度の高い谷筋を除いても、
社家郷山周辺やガベノ城、北六甲の谷筋などのほか、短区間を含めると結構残っている。
今回はその中でも、ガベノ城を歩こうとプランを考えた。
仁川・北山貯水池方面からのアクセスも候補としたが、
今回は、柿谷道女坂とガベノ城を繋げて歩くことにした。
柿谷道男坂は随分前に歩いている。
今回歩いた女坂は、登山道と谷筋の水の流れが重なる部分もあるが、
柿谷道男坂(東側の尾根道)より、急坂などは少なく、歩き易い道となっている。
ガベノ城はよく歩かれている印象の登山道で、
西から東に歩くと、展望が開けている場所が多く、大変気持ちよく歩ける尾根道だった。
今回も前回同様、山域で出合ったハイカーはお二人だけ。
芦屋川右岸のロックガーデン周辺は賑やかだが、
柿谷道もガベノ城も、人気ルートではないので静かな山歩きが楽しめた。
尚、ガベノ城は名前の表記や由来など諸説あるが、弊サイトでは「ガベノ城」と表記する。
○阪急芦屋川〜ごろごろ岳
GW中の休日なので、阪急芦屋川駅から早朝スタートとした。
市街地歩きが苦手な方は、水車谷BSまで阪急バスを利用する事もできる。
開森橋を渡り、奥池方面に上っていく。
水車谷BSの先、カーブNo.12が登山口だ。
阪急芦屋川から徒歩約25分、高度140m強の市街地の上り。それなりに疲れたので、登山口で小休憩とした。
コース図や道標のある登山口からスタート。まずは小さな尾根を乗り越える。
沢を渡渉。
暫く水の流れのある登山道を登る。澱みや泥濘を踏み抜かないように歩く。
途中左側にトラロープの張られた踏み跡があるが、ここは直進する。
更に進むと柿谷道、男坂・女坂の分岐、今回は左(西)側の女坂を登る。
いきなり倒木が道を塞いでいるが、向こう側にしっかり登山道は続いている。
六甲の谷道ではお馴染みの堰堤越えの急登、柿谷第二堰堤を越えるためのものだ。
堰堤を越えると谷筋に戻り、緩やかに高度を上げていく。
やがて谷筋を離れて、斜面を尾根に向かって登っていく道に変わる。
何箇所か関電巡視路との分岐がある。道標の表示に従って進む。
途中目印になる大きな岩、間をすり抜ける。
標高415±m付近、登山道の西側に3つ等高線の閉じたピークが並ぶ場所だ。
前写真の岩を越えると登山道はさらに明るくなり、道も尾根道に変わる(正確には尾根に乗るのはもう少し先)。
新神戸線四一鉄塔。ここで小休憩とした。
早朝出発と前日の雨のおかげか、涼しく歩き易い。快適な尾根道を進む。
新神戸線四〇鉄塔を通過。この鉄塔の先で柿谷道男坂(東側の登山道)と合流する。
5年前、柿谷道男坂を歩いた時に、道を間違えた分岐に到着。ここは岩にペイントに従い左に進む。
芦有道路の芦屋ゲート方面に下る分岐を越える。
前回に続き、今日も晴天で気持ちがいい。
右側の踏み跡は前述の誤ルートからの合流。
NHKの送信設備を越えれば、ごろごろ岳の頂上は近い。
頂上が近いのだが、記憶にあるごろごろ岳とは雰囲気が違う。左側の宅地は無かったはずである。
前回、ごろごろ岳に登ってから、かなり期間が空いている。山頂三角点の真横まで宅地が迫っていた。
三角点のある場所も綺麗に整備されている。勝手に整備はできないはずなので、三角点がある部分も実は私有地かも知れない。
○ごろごろ岳〜柏堂町BS
「山頂」の雰囲気の無くなった、ごろごろ岳山頂で小休憩して出発。
暫くは登山道の左側に住宅が続く。
道標など無い、飯盛尾根との分岐を越える。
ガベノ城と観音山方面との分岐。
道標に「剣谷」と書かれた方向に進む。ガベノ城を越えて下山地点が剣谷町である。
ガベノ城は柿谷道後半以上に快適な尾根道だ。
登山道が東から南に方向を変える転換点にある展望所。
東の展望が素晴らしい、六甲は東西方向に延びる山地なので、東に展望が開ける場所は少ない。
尾根道が続く、ガベノ城の山頂はもう少し先である。
地形図を見ると、ガベノ城山頂は等高線が2本閉じたピークである。
この辺りから、それらしいピークがちらちら見え隠れする。
ガベノ城山頂直下の分岐。右側のテープはあまり歩かれていない南側尾根への入口。
上記の分岐からすぐの場所に、登山道の右側に登っていく踏み跡がある。
この踏み跡を2分程登れば、ガベノ城山頂である。
途中トラロープも設置されているが、必要になる程の急登ではない。
山頂から登山道に戻ると、ガベノ城山頂方向を示すテープもあった。
山頂を過ぎると下りが始まる。
木々はそれ程高くなく、展望はよい。
ザレた急な下りも多く注意が必要だ。
地形図にある333m標高点のピーク。
さらに下れば、剣谷の住宅地に出る。
登山口を左折して、道なりに下る。
柏堂町(かやんどうちょう)BSに到着。
柏堂町BSには、阪急バス、阪神バス、さくらやまなみバスが停車するが
それぞれ一時間に1本程度なので、時刻は予め調べておいた方が良いだろう。
今回はもっとも早く来た、阪急バスで帰路に就いた。
柏堂町BSは北山緑地公園の入口になっているので、
そのまま北山緑地公園を抜けて、阪急甲陽園への下山も可能だ。
コースはこちらのレポの後半部分を参考にして頂きたい。
○山行諸データ
△参考コースタイム(小休止・写真撮影等を含む)
06:08 阪急芦屋川
06:32 水車谷登山口
(休憩4分)
06:36 水車谷登山口
06:45 男坂・女坂分岐
07:23 新神戸線四一鉄塔
(休憩6分)
07:29 新神戸線四一鉄塔
07:36 男坂・女坂合流点
07:56 ごろごろ岳山頂
(休憩6分)
08:02 ごろごろ岳山頂
08:11 剣谷(ガベノ城)分岐
08:17 ガベノ城東から南への転換点の展望所
(休憩3分)
08:20 ガベノ城東から南への転換点の展望所
08:35 ガベノ城山頂
(休憩3分)
08:38 ガベノ城山頂
09:06 ガベノ城登山口
09:17 柏堂町BS
△高度計校正ポイント(詳細情報は六甲山系と一部の山域のみ)
029.0m 阪急芦屋川駅北側広場東舗装路
173.2m 水車谷登山口ヘアピンカーブ舗装路
565.3m ごろごろ岳山頂
△エスケープルート
ごろごろ岳山頂付近・飯盛尾根北端から徒歩→阪急バス奥池BS
※各交通機関は運転状況注意(運転時間帯、悪天候による運休や定休日)
△スタート地点付近情報
トイレ:芦屋川駅前広場
コンビニ:芦屋川駅南側にローソン
飲料自販機:芦屋川付近市街地多数
△コース途中情報
トレイ:途中には無いが、終点の柏堂町BS=北山緑化植物園に有り
飲料自販機:無し