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柿谷道男坂・ごろごろ岳・飯盛尾根・鷲林寺観音山
日付:2010/09/26 (日)
同行者:1名 計2名パーティ
天候:晴れ
気温:18℃(ごろごろ岳山頂 、9:50、標高約565m)
コース:阪急芦屋川〜水車谷〜柿谷道男坂〜ごろごろ岳〜飯盛尾根〜奥池〜観音山〜鷲林寺BS
地形図:宝塚、西宮 ※西宮は往路の市街地のみ
一般地図概略位置:ごろごろ岳
概算距離:8.1km
累積標高+:701m、累積標高−:501m
歩行時間:3時間48分、ルート係数16.6
道迷い:枝道多し
特筆事項:無し
体力難易度:レベル2
技術難易度:柿谷男坂はBランク
今回のテーマは「正規のルートを歩いたつもりでした」。
今回は2名パーティーで再びごろごろ岳を目指した。
山行日は日曜日、天気は晴れの予報。
六甲山にもどっと人が繰り出すのは明白だ、しかし山行パートナーは人の多い場所は苦手。
あれこれコースを考えたのだが、少しマイナーなコースとして柿谷道をチョイスした。
結果は予想通り、途中の奥池付近までは誰にも会う事は無かった。
ただ、マイナーコースで多分本日の先陣という事もあり、柿谷道では蜘蛛の巣との戦いだった。
ストックは持って行かなかったので、枯れ枝を振り回しながらの登山となった。
またテーマにある通り、途中コースアウトしている。
本人はコースアウトしたつもりは無かったので、正規ルート看板の裏側に出て、初めてコースアウトした事に気づいた。
詳細は山行本文中で。
○阪急芦屋川〜ごろごろ岳
ご覧の通り秋晴れの中をスタート、開森橋を渡りバス通り沿いに水車谷BSを目指す。
市街地歩きが苦手な方は、水車谷BSまで阪急バスを利用する事もできる。
水車谷BSを越えて更に暫く進み、写真矢印部分が柿谷道の登山口だ。
ここで山支度を整えスタート。
まず少し登って1箇所沢を越える。
トラロープバリケードの奥にしっかりした踏み跡のある分岐を越える
このトラロープは最近張られたようで、それまではこの分岐を後述の男坂と女坂の分岐と間違える方も多かったようだ。
このコースが初めてで女坂を目指しており、トラロープの無い状態なら、間違えても仕方無いような紛らわしい分岐だ。
さらに進むと男坂(東側・前山公園分岐方面)と女坂(西側・野外活動センター東側方面)の分岐に出る。
今回は男坂を進むので、分岐を右へ入る。
今回のコースだが柿谷道(柿谷ハイキングコース)を調べると、多くの方(鉄道会社のハイキングを含む)が
東西のコースをそれぞれ男坂・女坂と呼んでおられるので、私もそのまま使用する事とした。
分岐から暫く進むと尾根に乗る。尾根に乗った地点が、ごろごろ岳方面と前山公園方面との分岐だ。
さらに進むともう一度別の尾根に乗る、ここからはずっと尾根伝いの道となる
尾根に乗ったので、今まではよりは多少明るい道となった。送電鉄塔−新神戸線四〇で最初の休憩とした。
岩の間を登るような場所と平坦な歩き易い道を繰り返しながら高度を上げていく。
芦屋霊園方面への分岐を越えて、矢穴の残った巨石のある展望スペース横を通過する。
更に進むと、登山口付近で分岐した女坂と合流する。写真左の女坂方向に鉄塔が有りここで休憩した。
歩き易くなった登山道をごろごろ岳を目指し進む。
写真の分岐に出た(場所は地形図の赤矢印部分)。
ここは本来写真の青矢印方向に進むべきなのだが、ここを赤矢印方向に進んでしまった。
岩に「オクイケ」と書かれいるが、これを狭義に池そのものと解釈すれば良かったのだが、
何故か広義に奥池地区と解釈してしまい、青矢印方向は奥池南町方面にでも出る道だろうと思い込んでしまった。
また丁度写真を撮影している場所には柿谷ハイキングコースの道標があり、道標の矢印は赤矢印方向を指していた。
踏み跡がやや薄くなり少し「?」が点灯しかけたが、この道で正しいと思い込んでいるのでルートを確認しながらどんどん進む。
補助ロープのある岩場に出た。ロープを使うほどではないが攀じ登る。
登ってきた方向を振り返って撮影。
岩を登りきった地点は絶景の地だった。暫く景色を眺めながら小休憩。
呼吸を整え出発。
やがて、柿谷ハイキングコース道標の裏側に出た。。。
ここでコースアウトしていた事に気づく。「立入禁止」「落石危険」の文字も。
帰って調べてみると、水車谷から女坂経由でごろごろ岳に向かうコースは
鉄道会社のハイキングで「ご家族揃ってお越しください」と書かれているようなコースだ。
しかしコースアウトした部分は慣れた登山者なら歩けるが、決してファミリー向けでは無い。
今回のコースアウトは私達には「災い転じて福となる」だった。
整備され躓く事も無いような道より、今回間違ったコースの方が数段楽しい。
又、このコースを歩く事があれば、多分今回のコースを辿るだろう。
勿論、「立入禁止」で「落石危険」な場所である事は忘れてはいけない。頭上から巨石が降ってきても、足元の岩ごと崩落しても、自己責任だ。
神戸市発行の六甲全山縦走マップを見ると、この展望の良い岩場を四ツ目岩と呼ぶようだ。
正規コースに復帰してどんどん進む、NHK施設を越える。
前方が開ければ人間灯台跡、空き地を右前方に進む。
ごろごろ岳山頂に到着。ここでまた休憩にした。
○ごろごろ岳〜鷲林寺BS
ごろごろ岳を出発、右写真(2枚目写真)の分岐を入れば、飯盛尾根の奥池方面だ。
鷲林寺方面は、ここを
直進した方が近道だが前回通ったコースなので今回は別ルートを選んだ。
歩き易い道が続く、進行方向左側はフェンスや有刺鉄線が張ってある部分が多い。
やがて、左写真(1枚目写真)の分岐に出た。ここを右折し鷲林寺方面に向かうのだが、すぐに奥池に出れる地点なので出口部分を確認し引き返してきた。
鷲林寺方面を目指す、ここも歩き易い道だ。
ごろごろ岳から鷲林寺方面直接向かう道に合流、水平道が続く。
観音山(パノラマコース)・観音谷(せせらぎコース)分岐手前の岩場で昼食とした。
観音山・観音谷分岐は尾根を直進し、観音山を目指す。
この道もほぼ水平道だ。
登山道は1/25000に書かれている観音山ピーク(526m)は通らず、北側をトラバースしている。
観音山ピークに攀じ登って確認したが特に何も無かった。
観音山ピークをトラバースした後、更に520+mのピークが2つある。
2つ目のピーク(地形図緑矢印)に観音山々頂の手製の看板が下がっていた。
ハイキング上、この521.2mのピークを観音山々頂としているようだ。
詳細は芦屋市発行1/2500基本図鷲林寺のPDFを参照して頂きたい。
途中せせらぎコースに下りる分岐を越えて、パノラマコースをそのまま進む。
コース最終部分の鷲林寺に向かう部分は激下りだ、一気に高度を下げる。
やがて前方が開けると若宮神社、さらに歩を進めると鷲林寺だ。
鷲林寺境内から真っ直ぐ石段を降りていく。西宮の聖母修道院のフェンス沿いに下ると鷲林寺の集落に出る。
交差点を右折すれば、鷲林寺BSだ。阪急バスで帰途に就いた。
○山行諸データ
△参考コースタイム(小休止・写真撮影等を含む)
07:25 阪急芦屋川
07:48 水車谷登山口
(休憩5分)
07:52 水車谷登山口
08:04 男坂・女坂分岐
08:19 送電鉄塔−仁川連絡線三四
(休憩7分)
08:26 送電鉄塔−仁川連絡線三四
09:07 男坂・女坂合流(送電鉄塔−新神戸線四〇)
(休憩10分)
09:17 男坂・女坂合流(送電鉄塔−新神戸線四〇)
09:47 ごろごろ岳山頂
(休憩10分)
09:57 ごろごろ岳山頂
10:06 飯盛尾根分岐
10:35 奥池湖畔
10:52 観音山・観音谷登山道分岐
(休憩15分)
11:07 観音山・観音谷登山道分岐
11:19 観音山々頂(手製山頂表示のあるピーク)
11:47 鷲林寺境内
(休憩15分)
12:02 鷲林寺境内
12:15 鷲林寺BS
△高度計校正ポイント(詳細情報は六甲山系と一部の山域のみ)
029.0m 阪急芦屋川駅北側広場東舗装路
173.2m 水車谷登山口ヘアピンカーブ舗装路
565.3m ごろごろ岳山頂
521.2m 観音山々頂(手製山頂表示のあるピーク)
△エスケープルート
ごろごろ岳山頂付近・飯盛尾根北端から徒歩→阪急バス奥池BS
※各交通機関は運転状況注意(運転時間帯、悪天候による運休や定休日)
△スタート地点付近情報
トイレ:芦屋川駅前広場
コンビニ:芦屋川駅南側にナチュラルローソン
飲料自販機:芦屋川付近市街地多数
△コース途中情報
トレイ:鷲林寺境内
飲料自販機:鷲林寺境内