今回のテーマは「気になっていた場所」。
コロナ騒ぎは収まる気配がない。
芦屋方面のプランや、ゴンドラが新調された六甲有馬ロープウェー、
地元京都東寺の弘法市など、行きたい場所はいろいろあったのだが、
不要不急の公共交通手段の利用はやはり避けておきたい。
自宅から徒歩でアクセスできる場所として、
1月に歩いた六番谷北尾根に再訪することにした。
前回六番谷北尾根を歩いた時、
谷筋に降りたところに登山道と思われる踏み跡があり、
六番谷北側の谷に向かっていた。
一方、地形図に描かれている六番谷北尾根の破線道は、
二本松林道から尾根筋を通り、同じく北側の谷にある堰堤の方に続いている。
単純にこの2つの道は繋がっているのではと考えるのが普通だろう。
今回はその確認のための再訪だ。
詳細はレポをご覧頂きたいが、谷に付いていた踏み跡は、
二本松林道手前の堰堤付近まで続いていた。
今回はこの踏み跡を最後まで辿るように歩いており、
結果として谷を詰めることになった。
この谷にある堰堤は昭和50年代頃に作られた県堰堤。
すでに建設から40年くらい経過している。
今まで見てきた堰堤の作業道と比較するとしっかりしているように思う。
9割作業道だと思うのだが、下流側が茶屋が集中していた場所なので、
人の往来のあった登山道だったのかも知れない。
全体のコースとしては前回とはほぼ逆のコース。
ただし、大師道中道は工事で通行止めなので、
舗装路をそのまま燈籠茶屋方面まで登っていくことにした。
また復路布引城山では、山頂東屋からさるのかずら橋に下る予定だったのだが、
先行する家族連れがいたので、北野谷西尾根に下山路を変更している。
山行当日の土曜日は快晴、山歩きにはちょっと暑いくらいだった。
コロナ騒ぎで閉塞した気分が続いていたが、少しリフレッシュができた。
本レポでは今回歩いた谷道のみ解説している。
この谷、六番谷が再度谷に出合う直前で合流しており、
六番谷左俣と呼ぶには下流で合流しすぎていると思うので
六番谷北支谷とした。
○六番谷北支谷
諏訪山公園下からスタート。
中道は3/23まで通行止め予定と把握していたので、舗装路で燈籠茶屋に向かう。
しかし途中、中道を通っている方を見かけたので、工事は終わっていたようだ。
燈籠茶屋下から更に先を進み、ヒヨコ会館跡へ。
自宅から歩いてきているので少し休憩を取った。
ヒヨコ会館跡北側、六番谷の右岸から進入する。
矢印の尾根状部分を少し登ると踏み跡がある。
写真に写っている堰堤端から入ると、すぐに次の堰堤が有り、やや越え難い。
1枚目写真の堰堤を見下ろし、次の堰堤を越えたところで沢に降りる。
六番谷と支谷の間の尾根を10m弱登ると明瞭な踏み跡があるので、支谷方向(左)へ進む。
直ぐに先日下ってきた六番谷北尾根を見上げることができる。登るのはしんどい感じの尾根だ。
登山道は左岸側に続いている。作業道というにはしっかりしている。
こんな道が隠れているとは意外だった。
県設置の堰堤を越える。
地形図上は二本松林道からこの堰堤に向けて破線道が描かれている。
右斜面はそれなり斜度があり、尾根に向かう踏み跡のようなものは発見できなかった。
更に道は続く。
2018年の台風のものと思われる倒木が1本。
それなりに太さがあったので、右斜面から巻いた。
写真では判り難くなってくるが、目視ではしっかり道が続いている。
2連堰堤も左岸から越える。
2連堰堤を越えた先で、踏み跡が消失する。
すぐ先には二本松林道手前にある堰堤が見えてる。
右岸・左岸どちらからでも越えられそうなので、そのまま左岸から堰堤を越えた。
堰堤を越えると二本松林道が見える。
写真右端の緑矢印部分に林道の柵が写っている。
このまま進むと林道下の高さのある法面工にぶつかる。
脱出点探しでウロウロしていると、
市街地の河川に迷い込んだイノシシのようで、通る人から見たら少しみっともない。
林道の少し手前から六番谷北尾根に逃げることにした。
伐採跡があるのだが作業道のようなものは発見できなかった。
代わりに獣道を見つけたので少し進み、登れそうな斜面から尾根に出た。
林道にかなり近い部分に脱出。
林道側から登ってきた谷を確認。
写真の斜面なら尾根に逃げずに脱出できそうだ。
二本松から布引城山、北野谷西尾根、北野道と進み。
新神戸から帰路に就いた。