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牡丹餅坂・炭酸泉道(奥再度)



日付:2019/09/07 (土)

同行者:無し

天候:晴れ

気温:22℃(再度公園 、9:30、標高約385m)

コース:新神戸〜市ヶ原〜再度東谷〜再度公園〜鍋蓋北道〜牡丹餅坂〜炭酸泉道〜分水嶺越林道〜再度山森林管理道〜再度東谷〜市ヶ原〜新神戸

地形図:神戸首部

一般地図概略位置:再度公園 

概算距離:12.0km

累積標高+:680m、累積標高−:680m

歩行時間:3時間04分、ルート係数:16.4

道迷い:特に問題箇所無し(崩落地探索を除く)

特筆事項:無し(崩落地探索を除く)

体力難易度:レベル2

技術難易度:Aランク



今回のテーマは「山に帰還」。

山行コース図 断面図

今夏は、8月後半まで週末に天気の良い日が多く、海に行く回数が増えたことと、同窓会が3回もあり、
なかなか山に入る時間を取れなかった。ようやく9月になり、所用も落ち着いてきたので、
先週、先々週と、ちょっとウオーキングで足慣らしをした上で、山歩きを再開した。

復帰第一弾は、それ程高低差のないプランを考えた。
主目的地は、牡丹餅坂と炭酸泉道。
それはどこ?という感じだが、場所は六甲_摩耶_再度山路図の青線の場所になる。


今の一般的な登山道名で言えば、鍋蓋北道から洞川湖の西に出る道が、牡丹餅坂。
そこから東へ、再度DWに向かう道が、炭酸泉道になる。
牡丹餅坂と炭酸泉道の交点付近に温泉マークがあり、
戦前はこの辺りに温泉があったと思われるのだが、
存在を示すような、文献には今のところ出合っていない。

神戸市の1/2500なら、現代の牡丹餅坂は青線になるだろう。
六甲_摩耶_再度山路図と照らし合わせると、おそらく一部は緑線部分を通っていたのではないかと思われる。


また、T12発行の地形図では青矢印が牡丹餅坂と炭酸泉道の起終点になる。


復路は、今はトゥエンティクロスの迂回路になっている、
高雄山の森林管理道を通って、往路の再度東谷に戻る経路を選んだ。
丁度、森林管理道登山口となっている谷の反対側斜面が、
トゥエンティクロスの崩落地なので、少し寄り道して斜面の状態を確認することにした。


○新神戸〜再度公園

新神戸登山口と新神戸から市ヶ原までの詳細解説は新神戸登山口解説ページも参照して頂きたい。


新神戸からスタート、まずは市ヶ原を目指す。

驟雨が続いているので、布引の滝の水量も良い感じ。貯水池もしっかりオーバーフローするくらい貯水量があった。
牡丹餅坂・炭酸泉道(奥再度)01 牡丹餅坂・炭酸泉道(奥再度)02

市ヶ原では休憩せずそのまま再度公園を目指す。
牡丹餅坂・炭酸泉道(奥再度)03

木橋を渡ったところに新しい案内図が設置されていた。
摩耶山に設置が進んでいるものと同じタイプのものだ。
牡丹餅坂・炭酸泉道(奥再度)04

再度東谷を蛇ヶ谷史蹟方面へ。
牡丹餅坂・炭酸泉道(奥再度)05 牡丹餅坂・炭酸泉道(奥再度)06

ここで、先日MuscleTurtleさんが発見された境界石を観ておく。
この場所、頻繁に通る場所なのに、本当に今まで気づかなかった。
牡丹餅坂・炭酸泉道(奥再度)07 牡丹餅坂・炭酸泉道(奥再度)08

ここで改めて、前述のT12発行の地形図を見てみると、
境界線と登山道の交点部分、登山道が右岸にあるように見える(赤矢印)。
境界石が設置された頃は、黒岩尾根の境界石のように、登山道脇にあったのかも知れない。

復路はこの蛇ヶ谷史蹟のところに降りてくる。まずは直進、再度公園方面へ。
牡丹餅坂・炭酸泉道(奥再度)09

DW下から再度公園へ。
公園のベンチで休憩を取った。
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○再度公園〜新神戸

再度公園の管理事務所やトイレのある場所から西へ。
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弘法大師修法地を越えて、鍋蓋北道に合流、右折し北を目指す。
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ここからはいくつか分岐があるが、道標はしっかりしているので、迷うことはないだろう。

まずは鍋蓋北道分岐、続いて牛の背分岐、いずれも直進。
牛の背分岐以降が牡丹餅坂になる。
牡丹餅坂・炭酸泉道(奥再度)15 牡丹餅坂・炭酸泉道(奥再度)16

もう一箇所、洞川湖方面への分岐。
ここも直進なのだが、以前はここを右折したピーク辺りに登山道があったのではないかと思い、付近を確認してみる。
牡丹餅坂・炭酸泉道(奥再度)17

ピークから北方向。行けそうなのだが、谷部は下草も多い。、
目視できる限りでは何も無さそうなので、元の登山道を歩くことにした。
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小さなピークを越えて進む。
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歩き易い道が続く。
いったいどこが「牡丹餅」なのか考えてみる。

T12の地形図を見ると、この辺りは荒れていたと推定される。
前述のピーク辺りが、きなこをまぶした牡丹餅に見えたのだろうか。
そもそも、関西では牡丹餅よりおはぎの方が一般的だと思うのだが、なぜ牡丹餅なのだろう。
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洞川梅林からの道と交差、直進する。
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洞川湖からの道と合流する15mくらい手前の道標地点は右にも下れそうなので、
覗いてみると以前はこちら道があった雰囲気だった。
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洞川湖からの登山道に合流。
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この少し東辺りに温泉があったはずなのだが、
そんなものがあったと思わる形跡も平地もない。

今は舗装された炭酸泉道を東へ。
六甲_摩耶_再度山路図では炭酸泉道は破線で描かれている。
もっと細い道だったとすると、この舗装路部分に温泉があったのかも知れない。
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舗装路脇には、摩耶山や布引城山でみるタイプの杭があった。
舗装前はこの辺りが登山道だったのだろう。
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堰堤脇を越えて進むと再度DWに合流。
炭酸泉道はここまでとなる。
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復路、分水嶺越林道を進む。
再度公園方面への分岐と、南ドントリッジの分岐を越える。
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森林管理道登山口から高雄山へ。
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まずは谷沿いを登っていく。
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ここで登山道を離れて、トゥエンティクロスの崩落地点を確認した。

崩落地点の真上。樹木が切れている箇所から崩落してる。
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真上からは危ないので、右斜面から様子を確認した。
ほぼ、地表面に水平に撮影しているのだが、崩落面は斜度があり、真っ白な岩も多い。
今も少しずつ崩落が続いてる様子。
崩れ残った樹林ベルト帯の上部の崩落と、下部の浸食で、いずれ再崩落しそうだ。
そもそも、崩れ残った部分がなんとかならないと、復旧工事は無理なように思う。
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元の登山道に戻り、今は迂回路設定されている、森林管理道を進む。
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以前は落葉の堆積なども多く歩き難い道だったが、よく整備されている。
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蛇ヶ谷史蹟で往路に合流。
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市ヶ原で小休憩を取り、新神戸から徒歩で帰路に就いた。


○山行諸データ


△参考コースタイム(小休止・写真撮影等を含む)

08:14 新神戸
08:38 五本松堰堤
08:53 市ヶ原
09:03 蛇ヶ谷分岐
09:19 再度公園
(休憩15分)
09:34 再度公園
09:39 鍋蓋北道合流
09:45 牛ヶ背分岐
10:01 炭酸泉道合流
(探索05分)
10:20 分水嶺越林道起点
10:27 高雄山森林管理道登山口
(探索32分)
11:29 蛇ヶ谷史蹟
11:35 市ヶ原
(休憩05分)
11:40 市ヶ原
11:54 五本松堰堤
12:15 新神戸


△高度計校正ポイント(詳細情報は六甲山系と一部の山域のみ)

054.2m 砂子橋南詰
249.5m 市ヶ原櫻茶屋南
386.7m 修法ヶ原池ボートハウス付近
352.1m 分水嶺越林道起点


△エスケープルート

布引貯水池→神戸布引ロープウェイ風の丘中間駅
市ヶ原先ハーブ園分岐→神戸布引ロープウェイハーブ園山頂駅
奥再度DW、再度公園・学習の森前の各BSから神戸市バス25系統利用(4/1-11/30の土日祝昼間のみ)

※各交通機関は運転状況注意(運転時間帯、悪天候による運休や定休日)


△スタート地点付近情報

トイレ:新幹線新神戸駅
コンビニ:新神戸駅南側布引交差点北西ビル1Fにファミマ(※新神戸駅2F売店が利用可能)
飲料自販機:新神戸駅


△コース途中情報

トレイ:みはらし展望台・市ヶ原・再度公園
飲料自販機:おんたき茶屋・市ヶ原・再度公園


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