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北野谷東尾根・三森谷西尾根



日付:2019/03/23 (土)

同行者:無し

天候:曇り時々晴れ

気温:3℃(城山々頂 、13:48、標高約316m)

コース:新神戸〜北野道〜北野谷東尾根〜布引城山〜堂徳山登山道〜三森谷西尾根〜山本通3丁目BS

地形図:神戸首部

一般地図概略位置:布引城山 

概算距離:3.7km

累積標高+:374m、累積標高−:386m

歩行時間:1時間28分、ルート係数:7.8

道迷い:三森谷西尾根の鉄塔以南は転換点注意

特筆事項:急傾斜場所のスリップ注意

体力難易度:レベル1

技術難易度:北野谷東尾根はBランク、三森谷西尾根はCランク



今回のテーマは「サクッと」。

山行コース図 断面図

3/23、摩耶山では、摩耶詣が行われた。
まだ一度も見たことがなかったので、一度見学に行こうと摩耶山への登山を計画していたが、
調べていると、摩耶詣に合わせて、企画登山(阪急ハイキング)が、、
摩耶山で行われることが判った。
阪急ハイキングは参加者の多い企画で、賑やか過ぎる場所はお好みではないので、
摩耶山へは、
また別の機会に登ることにした。

山行日の土曜日は、あいにくのどんよりとした曇り空で、気温も低い。
翌週(3/30〜31)は仕事で山には入れないので、どこかに行きたいのだが、
行先を決められないまま、お昼になってしまった。
しかし、家にくすぶっていても仕方ない。
春分も越えて、日が長くなったとはいえ、
もう長いコースは無理なので、短めにサクッと登ることにした。

まず、歩こうと思ったのは、三森谷西尾根。
ここのところ、絵葉書写真ページの写真を増やすため、諏訪山周辺をよく歩いており、
トアホテル絵葉書の背景に写っている山を同定した時に、歩いたことがないなと思い出した尾根だ。
この尾根を下りで歩くことを決めた。
登りをどこにしようか、これも迷ったが、諏訪山周辺を歩いた帰り、北野道を通った時に、
北野谷東尾根の登り口に、派手なマーキングが施されていた。
この尾根10年前に歩いたきりなので、久しぶりに歩いてみることにした。

メインの三森谷東尾根だが、三森谷と呼ばれる由来は、少し調べたが不明だった。
唯一、「三森」の記述があるのが、S35年4月発行の、
「マウンテンガイドブックシリーズ36 六甲とその周辺
」。
巻末に、六甲山が国立公園に編入されるにあたり、地名整理箇所の1つとして、

旧名「堂徳山」→新名「三森山」に名称変更すると記述があった。
但し今でも、
堂徳山は「堂徳山」の名称が一般的なので、それほど拘束力のある変更ではなかったのだろう。
それ以外では、前辻道(前ヶ辻ではない)→アイスロード、城山→鷹尾山などの記載もあり、
こちらは後者の新名の方が一般的になっている。


○新神戸〜布引城山

新神戸からスタート。
新神戸登山口の詳細は新神戸登山口解説ページを参照して頂きたい。
北野谷東尾根・三森谷西尾根01

以前にTwitterでもつぶやいたが、すっかり綺麗になった新幹線北側のコンクリート壁。
北野谷東尾根・三森谷西尾根02

坂を少し上がって北野道に入る。
北野谷東尾根・三森谷西尾根03

暫く歩くと布引ロープウェーの下で道は折り返す。
北野谷東尾根・三森谷西尾根04

北野道の中間地点、異人館・新神戸共に550m石標の10m程先が北野谷東尾根の登山口。
北野谷東尾根・三森谷西尾根05 北野谷東尾根・三森谷西尾根06

登山口には派手なマーキングとトラロープ。
北野谷東尾根・三森谷西尾根07

今回歩いた結果、北野谷東尾根で、傾斜が急だと感じる場所は、殆どトラロープが張られていた。
但し、トラロープを頼りにしなくても登れる尾根で、私設のトラロープに全体重を預けるような登り方は避けた方が良いだろう。
北野谷東尾根・三森谷西尾根08 北野谷東尾根・三森谷西尾根09

急傾斜地を一登りすると尾根に乗る。
尾根に乗れば迷うことは無いだろう。
北野谷東尾根・三森谷西尾根10 北野谷東尾根・三森谷西尾根11

倒木もあったが、越えるのに困るようなことは無い。
北野谷東尾根・三森谷西尾根12

230m±付近にはっきりとした鞍部がある。
北野谷東尾根・三森谷西尾根13

尾根は緩急を繰り返しながら続く。
北野谷東尾根・三森谷西尾根14 北野谷東尾根・三森谷西尾根15 北野谷東尾根・三森谷西尾根16

六甲砂防の水準点を越えれば、あと少しだ。
北野谷東尾根・三森谷西尾根17 北野谷東尾根・三森谷西尾根18

山頂直下には、瀧山城の廓跡と思われる平地が2箇所。
北野谷東尾根・三森谷西尾根19 北野谷東尾根・三森谷西尾根20

城山々頂の東屋に到着。
北野谷東尾根・三森谷西尾根21

ここで小休憩とした。


○布引城山〜山本通3町名BS

城山の登山道を西へ進む。
北野谷東尾根・三森谷西尾根22 北野谷東尾根・三森谷西尾根23

錨山方面分岐で左折。
北野谷東尾根・三森谷西尾根24

堂徳山分岐から再度DWに下り、ドライブウェイを歩く。
北野谷東尾根・三森谷西尾根25 北野谷東尾根・三森谷西尾根26

最初の右折カーブ(カーブNo.25)が三森谷西尾根の下山口となる。
北野谷東尾根・三森谷西尾根27 北野谷東尾根・三森谷西尾根28

前半は緩やかな下りが続く、踏み跡も明瞭で迷うことは無い。
北野谷東尾根・三森谷西尾根29 北野谷東尾根・三森谷西尾根30 北野谷東尾根・三森谷西尾根31

登山道が浸食されて倒れた石柱。
北野谷東尾根・三森谷西尾根32

この付近の地中深くに、西宮方面から奥平野浄水場に向かう水道管が通っているのだろうか。
北野谷東尾根・三森谷西尾根33

三宮方面の展望が開けるピーク。
北野谷東尾根・三森谷西尾根34 北野谷東尾根・三森谷西尾根35

展望ピークから先は、やや傾斜がきつい場所が多くなり、地質も花崗岩が風化した真砂が多く滑りやすくなる。
北野谷東尾根・三森谷西尾根36 北野谷東尾根・三森谷西尾根37 北野谷東尾根・三森谷西尾根38

目印となる鉄塔(中山手支線六)を通過。
北野谷東尾根・三森谷西尾根39

鉄塔下に少し開けた場所がある、ここは踏み跡が不明瞭でルートが少し判り難い。
地形図にある、西へ下る破線道のある場所だと思われるが、
関電の巡視路は直進方向なので、真っ直ぐ進みやや左にある踏み跡を辿る。
北野谷東尾根・三森谷西尾根40

直ぐにイノシシ除けのフェンスと扉がある。
北野谷東尾根・三森谷西尾根41

扉の先に関電巡視路を示す、火の用心道標があるので、ここで右折する。
この場所、直進方向にも踏み跡があるが、おそらく外国倶楽部の敷地に当たり脱出できない。
北野谷東尾根・三森谷西尾根42

山腹をトラバースする踏み跡を進む。
北野谷東尾根・三森谷西尾根43 北野谷東尾根・三森谷西尾根44 北野谷東尾根・三森谷西尾根45

この付近で5回(4頭の)
イノシシと出合った、前述のイノシシフェンスより市街地側だ。
なんらかの方法で、イノシシフェンスより市街地側に出てしまったイノシシが、山に戻れない状態なのだと思う。
イノシシフェンスの存在が、本末転倒になっている。

墓園に入る鉄橋を渡る。扉は鍵が掛かっているので、左側から越える。
北野谷東尾根・三森谷西尾根46 
北野谷東尾根・三森谷西尾根47

下山途中に山行日が彼岸中であることに気付いた。
墓参者が多いと、柵を乗り越えるのはかなり怪しい。
地形的には巡視路の右折点から、逆の左に進めば、北野町西公園方面にも下れそうだったが、
今回は素直に踏み跡がある、墓地へ下山した。
少し視線は浴びたが、私的にはまあOKな範疇だった。

追谷墓園からDWを下り、山麓線(バス通り)へ。
北野谷東尾根・三森谷西尾根48 北野谷東尾根・三森谷西尾根49

トアロードを南下し北野ホテルを越えた
辺りに山本通3丁目BSがある。
北野谷東尾根・三森谷西尾根50

三宮まではバスに乗るほどではないので、そのまま徒歩で帰路に就いた。


○山行諸データ


△参考コースタイム(小休止・写真撮影等を含む)

13:13 新神戸
13:24 北野谷東尾根登山口
13:42 六甲砂防水準点
13:46 布引城山々頂東屋
(休憩3分)
13:49 布引城山々頂東屋
13:57 錨山方面分岐
14:04 再度DWカーブNo.25
14:23 鉄塔(中山手支線六)
14:34 追谷墓園門扉
14:40 山麓線(バス通り)
14:44 山本通3丁目BS


△高度計校正ポイント(詳細情報は六甲山系と一部の山域のみ)

041.3m 新神戸駅ロータリー手前横断歩道
316.5m 城山山上東屋付近
324.9m 錨山方面分岐
233.0m 三森谷西尾根展望ピーク
051.8m 山麓線再度DW入口交差点
035.9m 山本通3丁目BS付近


△エスケープルート

錨山分岐を直進→二本松BSから神戸市バス25系統利用(4/1-11/30の土日祝昼間のみ)

※各交通機関は運転状況注意(運転時間帯、悪天候による運休や定休日)


△スタート地点付近情報

トイレ:新幹線新神戸駅
コンビニ:新神戸駅南側布引交差点北西ビル1Fにファミマ(※新神戸駅2F売店が利用可能)
飲料自販機:新神戸駅


△コース途中情報

トレイ:追谷墓園
飲料自販機:無し


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