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青谷東第三尾根・青谷東第二尾根
日付:2011/02/20 (日)
同行者:無し
天候:くもり時々晴れ
気温:7℃(上野道神戸高校側登山口 、13:40、標高約150m)
コース:上野道神戸高校側登山口〜楽生公園〜青谷東第三尾根〜上野道〜青谷東尾根〜青谷東第二尾根〜上野道神戸高校側登山口
地形図:神戸首部
一般地図概略位置:摩耶山
概算距離:3.2km
累積標高+:383m、累積標高−:383m
歩行時間:2時間29分、ルート係数:9.5
道迷い:読図能力必要
特筆事項:無し
体力難易度:レベル1
技術難易度:青谷東第三尾根・青谷東第二尾根はCランク
今回のテーマは「2011藪道シリーズ第五弾、今回も比較的近場」だ。
今シーズン集中的に歩いている、黒岩尾根方面を目指そうかと思ったが、
残雪が残っている可能性も高いので今回も市街地に近い場所を選んだ。
青谷東第三尾根・青谷東第二尾根は摩耶山の藪道の中では比較的有名な尾根で、
ネット上にレポも多く公開されている。
青谷東〜の呼称は歴史的に意味のあるものではなく、一登山会が名づけたもの。
個人的に「第二」「第三」という命名がなんとも日本語として趣が無いように思う。
加えて、この尾根のある場所、地理的には青谷ではなく上野になる。
名前に「青谷」の冠を被せるのも不自然に思える。
青谷東第三尾根は楽生公園から青谷東尾根の2本鉄塔の北側ピークに向うルート。
神戸高校東側を流れる観音寺川(高尾谷川)の上流を聖谷と呼ぶ。
この道、1つの尾根を通しで登るルートではなく途中トラバースして別の尾根に乗り換えるのだが
総じて聖谷の中を通っているルートなので上野聖谷中尾根の方が正しいように思う。
青谷東第二尾根は青谷東尾根の2本鉄塔の南側に合流するルート。
もっと判りやすく、神戸高校北尾根でも良いかとも思ったのだが
このルートが通る尾根の住所が観音山もしくは観音寺山なので上野観音寺山南尾根の方が判りやすい。
いずれも読図に自信の無い方は登り方向で利用して頂きたい。
今回歩いた2ルートを比較すると青谷東第二尾根の方が判りやすい。
青谷東第三尾根はテープやマーキングも少なく、紛らわしい支尾根もあるので下り利用は注意して頂きたい。
より大きな地図で 青谷東側の尾根 を表示
○上野道神戸高校側登山口〜楽生公園〜青谷東第三尾根〜上野道
登山口までの詳細は青谷道・上野道登山口解説ページをご覧頂きたい。
上野道の神戸高校側登山口からスタート。
すぐにベンチのある踊り場に出る。ここが青谷東第二尾根の下山地点だ。
堰堤を越えて、上野道との分岐を左折。
楽生公園、たいそうひろばの奥に進む。
沢を右岸側に渡り、丸木階段を登る。
暫く進み、石組み堰堤手前の左斜面が取り付きだ。しっかりした踏み跡がある。
ここで石組み堰堤上流側を探索していると後方で物音がした。
イノシシでも下りてきたかと振り返ると青谷東第三尾根をハイカーが下ってきた。
今シーズンはマイナーな藪道を歩いてきたのでハイカーに会うこともなかったが、さすが有名藪道だ。
まずは尾根に乗るため斜面を登る。
尾根に乗る、踏み跡はしっかりしてる。
この付近迷うような場所は無い。
暫く登るとT字路に出るので左折する。
ここがこの辺りを歩く方には有名な聖谷の水平道だ。
水平道の右(東)側も探索してみたが、道幅が20〜30cmしかない場所もあり危ない。
関電巡視路と呼ぶには危険箇所にロープも設置されていない。
道のある位置も高度300m〜320m付近で鉄塔のある場所からは低い。
この場所から東に向っても鉄塔は観音寺川(聖谷)の大きな沢を越えて上野道上まで無い。
この水平道すべてが現役ではないと思われる。
かつての巡視路または観音寺川(聖谷)の堰堤工事に使われた道では無いだろうか。
水平道を左(西)に進み小さな沢を越えて、尾根を乗り換える。
見晴らしの利くピークから山側の斜面を登る。設置されてるロープは使うほどでは無い。
暫く急な斜面を登ると鉄塔(神戸港線一五)に出る。
更に尾根伝いに登る。
2本目の鉄塔にでる。鉄塔名の表記は無かったは東西の鉄塔から、この鉄塔は上筒井線五鉄塔だと思われる。
鉄塔からさらに踏み跡を辿り登る。
赤い杭のある場所で青谷東尾根と合流する。
休憩のため、一旦上野道を目指す。途中のコンクリート構造物のあるピークに摂津摩耶山城の郭があったらしい。
上野道のベンチで休憩とした。結構暖かい日曜日の昼過ぎだったが、休憩中ハイカーには出会わなかった。
○上野道〜青谷東尾根〜青谷東第二尾根〜上野道神戸高校側登山口
まずは、先程通った赤い杭のある青谷東尾根の分岐まで引き返す。
赤い杭の手前に「火の用心」札の掛っている場所がある、やや急だがここを下りた後、左方向に進む。
ここでまた登ってくる2名ハイカーに出会った。多分青谷東尾根を登って来られたのだろう。
有名藪道であることをまた実感した。
上記写真では判り難いが振り返るとしっかりプラ階段が確認できる。
尚、この分岐プラ階段を下りず赤い杭のある付近の岩場を下っても良い。
尾根道を進み1本目の鉄塔(上筒井線六)。
更に進み2本目の鉄塔(神戸港線一六)。
二本目の鉄塔からステップが切られた溝を下る。
暫く下り、右側に四角く穴が開いたように見える場所が分岐なのだが、去年歩いたときには無かった水準点(三級水準点No.1139)が設置されていたので目印になる。
踏み跡の分岐を左へ進む。
暫くは尾根沿いの歩き易い道だ。
暫く進むと、左側にはっきりとした踏み跡のある分岐がある。
この踏み跡は前述の水平道だ、こちらへ進むと青谷東第三尾根に合流し、振り出しに戻ってしまう。
下り利用では、水平道の分岐から先、後述のゴルフネットのある場所までがやや判り難い。
この付近で尾根が2つに分かれている、ルートは左側の尾根だ。
コンパス・テープ・マーキングを参考に下り、目を凝らして尾根ラインやゴルフネットを探して頂きたい。
ゴルフネットのある場所に下れば、また踏み跡はしっかりする。
この辺りまで下ると神戸高校の部活動の音も聞こえてくる。
最終上野道に下る部分が激下りだ。足元に注意して下りて頂きたい。
往路を通った神戸高校の横を引き返しバス停から帰途に就いた。
○山行諸データ
△参考コースタイム(小休止・写真撮影等を含む)
11:02 上野道神戸高校側登山口
11:14 青谷東第三尾根取り付き
11:29 聖谷水平道
(周辺探索12分)
11:41 聖谷水平道
12:12 青谷東尾根合流
12:25 上野道合流
(休憩10分)
12:35 青谷東尾根下山口
13:01 青谷東第二尾根分岐
13:41 上野道神戸高校側登山口
△高度計校正ポイント(詳細情報は六甲山系と一部の山域のみ)
154.0m 上野道神戸高校側登山口
502.4m 青谷東尾根コンクリート構造物のあるピーク
△エスケープルート
上野道から虹の駅→まやビューライン虹の駅
※各交通機関は運転状況注意(運転時間帯、悪天候による運休や定休日)
△スタート地点付近情報
トイレ:無し
コンビニ:無し(最寄鉄道駅付近の店舗を利用)
飲料自販機:市街地部分多数
△コース途中情報
トレイ:無し
飲料自販機:無し