山羊戸渡・摩耶山南東水平道・上田道
日付:2009/12/13 (日)
同行者:無し
天候:くもり時々晴れ
気温:6℃(摩耶山掬星台、11:30、標高約690m)
コース:六甲ケーブル下〜山羊戸渡〜杣谷峠〜掬星台〜摩耶山南東水平道〜青谷道〜旧摩耶道〜上田道〜青谷道〜青谷橋BS
地形図:神戸首部
一般地図概略位置:摩耶山
概算距離:8.2km
累積標高+:730m、累積標高−:873m
歩行時間:4時間19分、ルート係数:18.1
道迷い:読図能力必要箇所有
特筆事項:急傾斜箇所有り
体力難易度:レベル2
技術難易度:
山羊戸渡、摩耶山南東水平道(観音道合流以西)はCランク、
摩耶山南東水平道(観音道合流以東)・旧摩耶道の学校林道出合〜行者堂間はBランク
○六甲ケーブル下から山羊戸渡登山口
今回は神戸市バス16系統六甲ケーブル下から出発、16系統は阪神御影・JR六甲道・阪急六甲から乗車できる。
今日はバス乗客にハイカーが多く、終点の六甲ケーブル下で20名のハイカーが下車した。
数名は油コブシ方面に向かったが大半はケーブル乗車、ケーブル駅下では臨時の券売も行っていた。
バス停にはアイスロード通行止の張り紙があった。
アイスロードが通行止めだからだろうか、DW方面に向かうハイカーは私だけだ。
DW交差点の信号を越えて、旧道を進む。
最初のヘアピンカーブがアイスロード登山口。
更にDW車道を登っていった写真のヘアピンカーブが山羊戸渡登山口だ。
登山口横には「表六甲0.8」の標識がある。
上写真の信号のある交差点に「表六甲0」の標識があり、
100m単位に「表六甲0.1」「表六甲0.2」・・・・と標識が設置されているので目安にできる。
○山羊戸渡
ページ最初の山羊戸渡ピーク図を参考に。
尚、ピーク標高は1/2500白図よりピックアップしており、1/25000の等高線と不一致な部分がある。
登山口から六甲川左岸の平地を上流へ進む。
すぐにコンクリート基礎だけが残っている建物跡に出る、ここで沢に降りる。
この付近右側の斜面石垣沿いにも踏み跡がある、これは六甲川上流の堰堤へ向かうもののようだ。
沢に降りると、六甲川と西谷の出合を確認できる、この間にある尾根突端が山羊戸渡取り付きだ。
地形図のお手本のように、尾根が沢の出合で終わっている判りやすい場所だ。
まずはP(ピーク)507.2(m)を目指す。この先P632.8までは、木につかまりながら登るような厳しい急登箇所が続く。
写真の地点がP507.2。
P507.2からの下りは等高線も描かれない下りだが急降下でコルに向かう。
登りに転じて再び急登が続く、右写真(2枚目写真)の先がP598.4だ。
更に歩を進めてP632.8を目指す。この辺りから少しずつ歩き易くなっていく。
途中前方にピークが見えるがここはP632.8手前のニセピークなので更に先へ進む。
写真の場所がP632.8、山羊戸渡が山扱いならここが山頂と言う事になる。
このピークは南北に細長く、ピークから南方向にも踏み跡がついているが間違って進まないように注意する。
正解は西に下る踏み跡で、西方向には木立の間から自然の家の施設も確認できる。
一旦下り、P608.8を目指す。
P608.8を越える。
P614.6へ向かう。
このピークがP614.6。
P614.6の向こう側(西側)にトラロープの張られた崖がある。
写真では高度感があるが2m程度の崖だ。
最後に山羊戸渡の出口になる、P649.6に向かう。
オリエンテーリングの標識のあるP649.6が山羊戸渡と出口になる、ここから長峰山登山道を目指す。
山羊戸渡は全体を通して踏み跡はしっかりついている。
ピークを巻いて踏み跡がある場所もあるが、常に尾根の位置さえ確認しながら歩けば、踏み跡を辿っても問題無い。
要注意箇所はP632.8からの下り方向だけで、岩場も問題なく通過でき急登である事を除けば歩き易い。
○長峰登山道から掬星台
まずは長峰山の登山道に合流する。
途中鉄塔ピークを越えて快適な道を進めば程なく杣谷峠だ。
杣谷峠からアゴニー坂を目指す、途中DW沿いで何枚も張り紙を発見した。
六甲ケーブルハイキングの張り紙だ。朝、六甲ケーブルに向かうハイカーが多かったのはこれが原因だった。
帰宅後調べてみると、
【開催日】12月13日(日) ※雨天の場合は12月19日(土)に延期
【受付時間】9:30〜
【出発時間】10:00〜
【受付場所】六甲ケーブル山上駅
※阪急六甲・JR六甲道・阪神御影各駅から市バス16系統乗車
「六甲ケーブル下」停留所下車/六甲ケーブル9:40までに乗車
【コース】
六甲ケーブル山上駅〜記念碑台〜丁字ヶ辻〜サウスロード〜杣谷峠〜アゴニー坂〜
摩耶山掬星台〜旧天上寺跡・摩耶山史跡公園〜青谷道〜六甲観光茶園〜
野崎通3丁目交差点〜スポーツオーソリティHAT神戸店
大パーティーではなく、それぞれ個人やグループで参加しコースだけが設定されているハイキングのようだ。
このハイキング参加者とは青谷道でも一緒になる。
アゴニー坂を登り、掬星台で小休憩とした。
○掬星台から行者堂(摩耶山南東水平道)
休憩後、山寺尾根の下山口からスタート。
山寺尾根へ向かう下りは相変わらずの急な下りだが、丸木階段はよく整備されている。
山寺尾根との分岐で史蹟公園方面へ向かう、ここが摩耶山南東水平道の東側起点となる。
歩くハイカーは少ないようだが、道ははっきりしている。
左写真(1枚目写真)の雨水用の堀は段差のある部分上段奥に登山道が続いている。
写真の矢印方向で摩耶山上から史蹟公園に続く道に接続できる(地形図参照・ここまでが前半部分)
まだ正面に踏み跡は続いているよに見えたのでこの方向に進んでみた。
この付近すぐ右上方に史蹟公園に続く登山道が目視できる、何度も歩いている道だが左下(谷側)にこんな道があるとは気づかなかった。
前半部分に比べて、後半部分は踏み跡は薄くなる。
踏み跡沿いに電線・電柱が有るので関西電力の保守道になっていると思われる。
少し開けた場所から史蹟公園下階段途中の写真の場所に出た。
この場所は史蹟公園下石段途中東側にあった取り壊された旧天上寺宿坊の下側だ。
写真の場所に出る直前の場所は所々宿坊取り壊し時の瓦やガラスが落ちており通過は少し気をつけた方が良い。
六甲ケーブルハイキングの方々に混じり青谷道を進み、行者堂跡に着いた。
○行者堂から青谷BS
行者堂から旧摩耶道を進む、すぐに先日歩いた岩屋尾根と交差する。
谷筋降りる場所を越えて、登山道に古い落石がある写真の場所を越えれば分岐は近い。
写真の道標地点を「青谷」方向に進む。
落葉は深いが、所々に人が歩いてる形跡があった。細かく九十九折に降りていく。
途中の岩に「白姫稲荷大神」の祠がある。
青谷道から祠までは更に歩かれているようで道もはっきりしている。右写真(2枚目写真)の場所で青谷道に出た。
上田道の登山口は写真の場所で、あけぼの茶屋・青谷堰堤の北側で私有地の階段だと思っていた場所だ。
青谷道を六甲ハイキングの方々に紛れ下山した。
青谷BSより帰途に就いた。
○山行諸データ
△参考コースタイム(小休止・写真撮影等を含む)
08:53 六甲ケーブル下
09:20 表六甲自動車道山羊戸渡登山口ヘアピンカーブ
09:27 山羊戸渡尾根取り付き
10:16 632.8mピーク
10:43 自然の家オリエンテーリング標識分岐
11:03 杣谷峠
11:28 掬星台
(休憩10分)
11:38 掬星台(山寺尾根下山口)
11:50 山寺尾根・摩耶山南東水平道分岐
12:12 旧天上寺山門
12:36 青谷道・旧摩耶道分岐(行者堂)
12:51 旧摩耶道・上田道分岐
13:03 上田道・青谷道合流(青谷堰堤付近)
13:17 青谷道登山口
13:22 青谷BS
△高度計校正ポイント(詳細情報は六甲山系と一部の山域のみ)
242.1m 六甲ケーブル下前車道
403.2m 表六甲自動車道山羊戸渡登山口ヘアピンカーブ
608.0m 杣谷峠
690.1m 掬星台広場平地
614.8m 旧天上寺史蹟公園
329.9m 行者堂付近
△エスケープルート
杣谷峠→東徒歩5分、「摩耶山市立自然の家前」BSより六甲摩耶スカイシャトルバス→六甲ケーブル
摩耶山:まやビューライン星の駅、六甲摩耶スカイシャトルバス
※各交通機関は運転状況注意(運転時間帯、悪天候による運休や定休日)
△スタート地点付近情報
トイレ:六甲ケーブル下駅
コンビニ:無し
飲料自販機:六甲ケーブル下駅
△コース途中情報
トレイ:杣谷峠・掬星台
飲料自販機:オテルド摩耶前・掬星台