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東山西尾根・東山東尾根 (摩耶山)
日付:2010/01/30 (土)
同行者:無し
天候:晴れ
気温:未計測
コース:新神戸〜雷声寺〜東山西尾根〜旧摩耶道〜雷声寺〜苧川谷〜東山西尾根〜旧摩耶道〜東山東尾根〜青谷道〜青谷橋BS
地形図:神戸首部
一般地図概略位置:摩耶東山
概算距離:3.2km
累積標高+:340m、累積標高−:285m
歩行時間:1時間27分、ルート係数:7.1
※距離等は雷声寺登山口〜東山西尾根〜旧摩耶道〜東山東尾根〜青谷道〜青谷橋BSで計測
道迷い:読図能力必要箇所有
特筆事項:急傾斜箇所有り
体力難易度:レベル1
技術難易度:東山西尾根苧川谷登山口はDランク、東山東尾根はCランク、東山西尾根はBランク
今回は近場で麓に近い尾根を歩いた、ターゲットは摩耶東山。
まず登りは東山西尾根。
東山西峰から西に延びる尾根で苧川谷東斜面の尾根になる。
下見で登り口と思われる場所が2箇所あったので両方から登ってみた。
下りは東山東尾根。
東山東峰から東に延びる尾根で青谷道の途中に落ち込んでいる。
今回のテーマは「苧川谷からのアクセスはやっぱり急でした」だ。
東山西尾根、初回は登り方向での利用をオススメします。
○東山西尾根雷声寺登山口〜東山西峰〜雷声寺
今回は雷声寺よりスタート(登山口までの経路詳細は登山口解説ページをご覧頂きたい)
まずは東山西尾根雷声寺登山口。
市街地探索に来た時に雷声寺石段西側山腹に踏み跡と青テープを発見した場所である。
雷声寺参道石段途中の矢印の場所から入る。
まずは少し尾根突端方向に折り返し、歩き易い経路から尾根に取り付く。
尾根に乗るとしっかりした踏み跡があった。
途中2箇所、ピークの木々が伐採されている。
特にテープやマーキングは無いが、尾根筋と踏み跡はしっかりしており迷う事は無い。
(弊サイトで何度か書き込みしている登山者が設置したものではない管理用ピンクテープはある)
前方に明らかに人工物と思われるものが見えてきた。
尾根線上に設置された正体不明の施設、中には何も無く周辺を含め人の気配は無かった。
尾根を跨ぐように設置されているのでこの中を通過するしかない。
歩き易い尾根が続く。
足元に笹が多くなり、コルを越えると東山西峰のピークだ。
このピークで旧摩耶道と合流する(119プレートち17−2)。
もうひとつの登山口を確認すため、一旦旧摩耶道から雷声寺に戻った。
○苧川谷〜東山西尾根苧川谷登山口〜東山西峰〜学校林道分岐
次に東山西尾根苧川谷登山口。
この登山口、踏み跡の無い尾根登りでルート取りを間違うとただの土崖と化す。
非常に危ないので、ルート取りが得意な熟練者以外は避けた方が良い。
下りでの利用は更に危険度が増すので全くオススメできない。
私も斜度のある崖状態の場所で、
上方に手がかりが見つからず1〜2m程度だが崖を下る、下が空洞の枯葉や土の堆積を踏み抜く、
掴んだ枝(小さな木)が根ごと抜ける、岩が脆く足場が崩れる等、短時間だが悪戦苦闘の登りになった。
雷声寺から苧川谷に下り、苧川沿いの道を遡行する。
道路は川の左岸にある、苧川右岸側に写真の構造物が見える位置の東斜面が登山口。
写真の斜面を登っていく。上方に青テープがあるので目標にする。
1本目のテープの位置まで登ると左(北)方向に踏み跡のようなものを発見したのでこれを進んだ。
実はこの位置、さらに上方に青テープがあった、たぶん青テープを目印に進むのが正解なのだろう(推測)。
青テープ側に進めば、もう少し苦労せず尾根に登れたかも知れない。
暫く歩くと踏み跡は谷側へ下りていった。
仕方なく斜面を見上げると稜線も見えており、登れそうな雰囲気だったので斜面に取り付いた。
思えばこれが間違い、ここで青テープ位置まで引き返すべきだった。
最初は登り易かったのが上に行く程斜度を増してゆき、前述の通り悪戦苦闘して尾根に登りついた。
「で、どうしろと?」と言いたくなるような場面が何度もあった。
ただ帰宅後写真整理をしていると、この地点でも結構な枚数撮影しているので切羽詰った状態ではなかったのだろう。
山行コース図の位置(前述このピークの手前)で尾根に乗り、東山西峰のピークを目指した。
最初に東山西尾根の歩ける可能性を検討し下見に行った時、
1/25000地形図にある点線南端付近の尾根西側に取り付きポイントが無いか探索した。
しかし苧川谷の石燈籠の少し上流付近は殆ど崖で取り付けるようなポイントは無かった。
苧川谷は東西どちらの斜面も急傾斜地が多い。
この登山口は数少ない緩傾斜地なのだが下部は傾斜も程々だったが、上部はやはり急傾斜だった。
本日2度目の旧摩耶道合流。
快適な旧摩耶道を進む。
旧摩耶道は山行コース図の通り、中央峰や東峰付近では地形図の点線より北側を通っている。
九十九折の登りを越えれば、学校林道との分岐点だ。
○学校林道分岐〜東山東尾根〜青谷道
学校林道分岐から東山尾根方面に進み、更に神仙寺道方向に進む。
中尾町(中尾町は写真右側に下っていく)と書かれた分岐を曲がらず直進する。
すぐに疎林の歩き易い尾根になる。
東山砲台の施設跡であろうと思われる煉瓦の散乱した地点を越える。
この尾根は登山者が残したテープやマーキングが結構ある。
(この尾根でピンクテープに引き込まれると違う尾根に向かう)
途中「明治三十三年建立、神戸市界、九十五号」と書かれた石標がある。
上記石標から更に進むと踏み跡は僅かに尾根筋を外しているのだが、
しっかり尾根筋上を歩くと、「明治三十三年建立、神戸市界、九十六号」の石標がある。
この石標の先が、この尾根を下る時の分岐要注意ポイントになる。
標高300−m付近と思われる場所の木に←のペイントがある。
この場所、東北東方向と東南東方向に尾根の分かれる場所だと思われる。
尾根がはっきりしてるのは×方向だが、ここはペイントに従った。
暫く急な坂を下っていく。
踏み跡不明瞭な場所もあるが、テープがあるので下りでも迷う事は無いだろう。
傾斜が緩やかになり、前方に電柱が見えると青谷道は近い。
最後は深く掘り込まれた溝状の道になる、いったい青谷道のどこに出るのだろう。
前方に青谷道が見えた。
出たのは亀の滝堰堤のこの場所。
写真は南方向を撮影している、写真左端に堰堤の注意看板が写っている。
青谷道を登ってきた場合、この堰堤の少し先斜面に折り返す方向に登山口がある。
亀の滝堰堤は写真の橋を渡って九十九折に登った先にある(写真の堰堤が亀の滝堰堤)。
少し青谷道で調べたいポイントがあったので調査し、青谷橋BSより帰途に就いた。
○山行諸データ
△参考コースタイム(小休止・写真撮影等を含む)
09:55 新神戸
10:06 雷声寺(東山西尾根雷声寺登山口)
10:23 東山西峰ピーク
10:34 雷声寺石段下
10:43 東山西尾根苧川谷登山口
11:11 東山西峰ピーク
(休憩5分)
11:16 東山西峰ピーク
11:33 旧摩耶道・学校林道分岐
12:03 青谷道亀の滝堰堤
(青谷調査33分)
12:48 青谷橋BS
△高度計校正ポイント(詳細情報は六甲山系と一部の山域のみ)
063.4m 新砂子橋南詰
130.5m 雷声寺石段下
255.0m 東山西峰ピーク
△エスケープルート
無し(旧摩耶道上であれば、雷声寺に下山)
※各交通機関は運転状況注意(運転時間帯、悪天候による運休や定休日)
△スタート地点付近情報
トイレ:新幹線新神戸駅
コンビニ:新神戸駅南側布引交差点北西ビル1Fにファミマ(※新神戸駅2F売店が利用可能)
飲料自販機:新神戸駅・市街地道路上
△コース途中情報
トレイ:無し
飲料自販機:無し