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布引大竜寺線・再度山DW



日付:2021/05/22 (土)

同行者:無し

天候:晴れのち曇り

気温:16℃(市ヶ原 、7:41、標高約249m)

コース:布引交差点〜新砂子橋〜布引大竜児寺線〜市ヶ原〜大龍寺〜再度山DW〜山本通3丁目BS

地形図:神戸首部

一般地図概略位置:市ヶ原・大龍寺 

概算距離:9.4km

累積標高+:569m、累積標高−:570m

歩行時間:2時間09分、ルート係数:12.8

道迷い:特に問題箇所無し

特筆事項:再度山DWは車に注意

体力難易度:レベル2

技術難易度:Aランク



今回のテーマは「ガードレール」。

山行コース図 断面図

びっくりするほど、早い梅雨入りからの長雨。
山行前の月〜金すべてテレワークで、殆ど雨天だったこともありほぼ外出せず。
トラッカーで計測している5日間の歩数合計が、
通常出勤して昼にウォーキングしている日の1日分しかなく、 このままでは足腰が退化しそうだ。

これではいかんだろうと思い、週末は幸い天候は回復する予報だったので、山に行こうと考えた。
直前の木・金まとまった雨が降ったことと、まだ毛虫青虫のシーズン中だど思うので、バリエーションは避けることにした。
もちろん緊急事態宣言中なので自宅から徒歩で行ける場所で、かつ混雑していない場所と考えると、
何度も歩いている布引城山のコースくらいしか思いつかなかった。
今回は山の空気に触れて、ストレス解消が主目的なので「登山」に拘ることもないだろうと、
雨後でも快適に歩ける「山の舗装路歩き」をすることにした。

往路は市道布引大竜寺線。簡単にいうと苧川谷からハーブ園ゲート前を通り市ヶ原に向かう道だ。
市道としては大龍寺まで続いていることになっているが、現在は市ヶ原の布引谷には徒歩でしか渡れる橋しかない。
昭和42年水害までは鶏鳴橋という橋が架かっており、市道としては大龍寺の山門まで続いていたのであろう。
戦前の地形図を見ても市ヶ原から大龍寺方面に実線道が描かれている。

復路は再度山DW、こちらは市道神戸箕谷線が正式名称。
再度公園付近までを再度山DW、再度公園以北を奥再度DWと呼称するようだ。
昭和10年に開通し、昭和49年に無料化されている。
現在は自動車専用道ではないので歩行者や自転車も通行可能だ。
ただ、歩行者が歩いていることを想定していないドライバーも多いので通行には注意が必要となる。
無理に舗装路を歩かなくても、大龍寺からなら大師道や
善助茶屋跡を通って二本松に抜ける再度山ハイキング道と
二本松から錨山・市章山に向かうハイキング道を通った方が安全だ。

どちらの舗装路も昔からある道なので、それを念頭にゆっくり歩いてみた。
レポでは触れていないが、復路では今後のバリエーション歩きの下見も兼ねて途中探索も行った。


○新神戸〜大龍寺山門

新神戸からスタート。
※新神戸から市ヶ原までは新神戸登山口解説ページで詳細解説しているので、そちらも参考にして頂きたい。

新神戸布引交差点から新砂子橋へ向かう。
布引大竜寺線・再度山DW01

新砂子橋には新神戸駅のコンコース、前写真タワマンの遊歩道、
今回歩いた竹中大工道具館の西側、山麓線に入って最初信号左折など
いろいろな方法でアクセスできる。
布引大竜寺線・再度山DW02

新砂子橋を渡り、旧摩耶道に向かう石燈籠を右に見ながら上っていく。
布引大竜寺線・再度山DW03 布引大竜寺線・再度山DW04

苧川谷の上に法徳寺の看板のある場所で左へ折り返す。
布引大竜寺線・再度山DW05

徳光院の山門手前を右に進む。
布引大竜寺線・再度山DW06

この辺りも古くからある道なのだろう、ガードレールがコンクリート製になっている。
布引大竜寺線・再度山DW07

おそらくダイオキシン問題で使われなくなったと思われる学校のレンガ製焼却炉。
布引大竜寺線・再度山DW08

その先のY字路も車線に従い右方向に進む。
この分岐を越えれば、市ヶ原まで迷うことはないだろう。
布引大竜寺線・再度山DW09

道路から見える摩耶東山西尾根は法面工事は終わったようだ。
布引大竜寺線・再度山DW10

見晴らし展望台方面からの合流が二箇所。
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その先に、いつも雨が降ると道が川になっている部分がある。側溝が詰まっておりアスファルト上に流れ出している。
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道から直ぐ上に見えるハーブ園のロープウェイ。
布引大竜寺線・再度山DW15

谷止めのコンクリート壁。
上部に穴の空いた形状はハーブ園内にもあり、おそらくゴルフ場施工時の名残だと思われる。
布引大竜寺線・再度山DW16

ハーブ園風の丘のゲート前を通過。ここから市ヶ原に向かい緩い下りになる。
昔、市ヶ原の住民の方はここをイモホリ峠と呼んでいたらしい。
実際は山の中腹で峠ではないが、上り下りは切り替わっている。
布引大竜寺線・再度山DW17

ハーブ園ゲートの先には、新しい落石防護網が多数設置されていた。
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コンクリートと今風のガードレールが二重になっている場所もある。
布引大竜寺線・再度山DW20

締切堰堤からの道と合流すれば、市ヶ原集落に着く。
布引大竜寺線・再度山DW21

あけぼの茶屋跡は綺麗に更地になっていた。
布引大竜寺線・再度山DW22

市ヶ原では休憩せず、そのまま大龍寺方面へ。
布引大竜寺線・再度山DW23 布引大竜寺線・再度山DW24

布引谷の水はそれほど濁っていない。
上流で、大きな土砂崩れなどは起こっていないのだろう。
布引大竜寺線・再度山DW25

再度東谷側に出る。
舗装路になってすぐ左側に布引ダム工事用のトンネルがある。
コロナが終われば、ウォーキングイベントなどやって欲しいものだ。
布引大竜寺線・再度山DW26 布引大竜寺線・再度山DW27

この道おそらく2005年布引ダムの堤体耐震補強工事・土砂浚渫工事の時に綺麗に舗装されているが、
ガードレールはかなり古いコンクリート製なので、古くから道があったことがうかがえる。
布引大竜寺線・再度山DW28

大龍寺山門に到着。ここで小休憩とした。
布引大竜寺線・再度山DW29


○大龍寺山門〜山本通3丁目BS

再度山DWを下っていく。ひたすらDWを下るので迷うことはない。
自動車には注意して相手がこちらを目視できてると判っても通過時は路肩に除けるようにした。

再度東谷南尾根の出口付近。
布引大竜寺線・再度山DW30

再度東谷南尾根から再度山ハイキング道に合流する方法として大龍寺方向に向かった場所にある2箇所を紹介していたが、
市街地方向に少し歩いた場所にも合流できる場所があった。
布引大竜寺線・再度山DW31 布引大竜寺線・再度山DW32

ガードレール部分が面白い。
木の杭、現代風ガードレール、石+コンクリ、コンクリート、石+コンクリ、現代風ガードレールと続く。
布引大竜寺線・再度山DW33

二本松を通過。
布引大竜寺線・再度山DW34

トンネルのような鉄の門扉がある。この奥に排気口がある、グーグルマップでも確認できる。
1/2500には新幹線の通気孔と書かれているが、おそらく山麓バイパスの排気口ではないだろうか。
山麓バイパスの布引トンネル、第2布引トンネルの間にあり、双方から直線で60mくらいの距離にある。
新幹線神戸トンネルまでは直線でも280mくらい距離がある。
布引大竜寺線・再度山DW35

垂直に切り立った法面工が、無理して切り開いた道だと物語っている。
布引大竜寺線・再度山DW36

ビーナステラス下を通過。
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配水池の前の舗装が綺麗になっていた。
布引大竜寺線・再度山DW38

水道施設とその奥にあるトンネルは布引トンネルの避難道路。
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市街地直前のトンネル。
この中にも塗りこめられた出入り口がある。
布引大竜寺線・再度山DW40 布引大竜寺線・再度山DW41

再度DWから山麓線に合流しトアロードを下る。
布引大竜寺線・再度山DW42 布引大竜寺線・再度山DW43

山本通3丁目BSで今回の山行は終了。
布引大竜寺線・再度山DW44

普段ならバスで自宅近くまで帰るのだが、今回はそのまま徒歩で帰路に就いた。


○山行諸データ

△参考コースタイム(小休止・写真撮影等を含む)

06:52 布引交差点
06:58 新砂子橋
07:03 苧川谷・布引方面分岐
07:14 みはらし展望台上
07:25 ハーブ園風の丘ゲート
07:31 分水堰堤Y字路上
07:41 市ヶ原(櫻茶屋前)
07:58 大龍寺山門
(休憩5分)
08:02 大龍寺山門
08:21 二本松
(途中探索5分)
08:37 市章山下
08:53 ビーナステラス下
09:07 山麓線合流
09:11 山本通3丁目


△高度計校正ポイント(詳細情報は六甲山系と一部の山域のみ)

038.2m 布引交差点 
063.4m 新砂子橋南
249.5m 市ヶ原櫻茶屋前
334.6m 大龍寺山門
306.6m 二本松BS
277.0m 市章山下
151.8m ビーナステラス下
051.8m 再度山DW入口(山麓線)
040.1m 山本通3丁目BS


△エスケープルート

大竜寺・二本松・ビーナスブリッジBSから神戸市バス25系統利用(4/1-11/30の土日祝昼間のみ)


※各交通機関は運転状況注意(運転時間帯、悪天候による運休や定休日)


△スタート地点付近情報

トイレ:新幹線新神戸駅、布引登山口(背山散策路北野道横広場)
コンビニ:新神戸駅南側布引交差点北西ビル1Fにファミマ(※新神戸駅2F売店が利用可能)
飲料自販機:新神戸駅


△コース途中情報

トレイ:みはらし展望台、市ヶ原、ビーナステラス
飲料自販機:市ヶ原・ビーナステラス


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