○北野谷
新神戸からスタート、背山散策路を進み、
「北野異人館400m 新神戸700m」石碑地点が北野谷。
まずは歩き易い谷を遡行していく。
この辺りは10年前と同じ雰囲気だ。
1つ目の石組み堰堤を越えて、更に2連の石組み堰堤を越える。
どちらも左岸から容易に越えられる。
更に進むと、用途不明のコンクリート遺構が2つ。
奥のコンクリート遺構には倒木が掛かって谷に戻り難い。
遺構上部からそのまま斜面を登り右岸から堰堤を越えた。
但し、堰堤端で確認すると、堰堤すぐ下から右岸を登った方が歩き易そうだった。
堰堤を越えた後の水が流れて抉れた地形。おそらくは去年の豪雨でできた地形だろう。
北野谷は枯谷という認識なのだが、去年の豪雨時は相当水の流れがあったようだ。
撮影方向は異なるが、10年前同じ場所を撮影したもの。ここは穏やかな平地だった。
更に次の堰堤、右岸の支谷から越えるか、左岸の斜面を登るか迷ったのだが、
左岸斜面にルートを見い出せたので、左岸から越えた。
堰堤端から谷に戻るところで少し高さがあり、ちょっと苦労したが、
土が柔らかいので、ブレーキ替わり踏ん張りながら降りた。
その先は、倒木が谷を塞いでいた。
倒れた木の感じや斜面の状況から恐らくは、これも去年発生した災害級の風雨が原因だろう。
とにかく歩き難い。
更に進んで、次の堰堤。
本来歩きたかった沢はこの堰堤手前右岸側にある。
視認はしていたが、この堰堤の先だと勘違いしており、堰堤を右岸から越えてしまう。
堰堤を越えると、また倒木漕ぎ。
暫く進んだが、右岸に沢は無く、先には稜線も確認できるようになってきた。
堰堤下の沢が本来のルートだったと確認し戻ってみることにした。
幸い、右岸斜面に歩き易い獣道を見つけた。
倒木漕ぎや堰堤越え無しで、歩きたかった沢付近まで戻れた。
沢を確認すると、歩けない程ではないが本沢よりは急な感じ、
ここまでの倒木漕ぎでちょっとお疲れモードになっており、
前回、苦労した記憶が無いので装備も軽装。
更に、付近でヘリがホバリングしている音も聞こえる。
迷ったのだが、今日は無理をせず、元の獣道を引き返し
すぐそこに見えている稜線に登り詰めることにした。
以前見つけた、階段のような遺構も、ちょっと土に埋まっている感じ。
歩き易いところを選んで、稜線を目指す。
途中、土に埋まったコンクリート遺構もあった、これも用途は不明。
稜線に出た。
飛び出した場所は城山の東屋のある平地。
もう少し西に出ると思っていたのだが、本沢東の小さな沢を登っていたようだ。
東屋で小休憩。
復路城山登山道から、北野谷で音だけ聞こえていたヘリを確認。
ハーブ園東尾根から苧川谷方面で旋回していた。
ハーブ園でけが人なら、救急車だけで十分なので、おそらく登山道で何かあったのだろう。
北野谷の支沢は、また装備を整えて登ってみたい。