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アドベンチャールート(摩耶山)



日付:2018/08/17 (金)

同行者:無し

天候:晴れ

気温:23℃(掬星台 、10:30、標高約690m)

コース:風の丘〜天狗道〜地蔵谷〜アドベンチャールート〜黒岩尾根〜風の丘

地形図:神戸首部

一般地図概略位置:摩耶山 

概算距離:1.6km

累積標高+:140m、累積標高−:140m

歩行時間:0時間45分、ルート係数:3.4

道迷い:沢を跨ぐ部分は踏み跡やマーキングを確認

特筆事項:無し

体力難易度:レベル1

技術難易度:Bランク



今回のテーマは「登山道確認」。

山行コース図 断面図

分割してとっている夏休みの金曜日。
短めに登山道の確認に出掛けることにした。
歩く場所は、摩耶山のアドベンチャールート。
昨年の台風、今年の豪雨の影響を確認する。

アドベンチャールートは、摩耶山々頂下で天狗道と黒岩尾根を繋ぐルートになっており、
南側の一部は地蔵谷と同ルートをとる。
麓から天狗道や黒岩尾根を登ってきたとき、あと少しで山頂という場所にあるので、
わざわざ登山道を乗り換えるように回り道してまで、
歩くハイカーは少ないマイナーなルートといってよい。

歩くハイカーが少ないので、廃道になっているかというとそうでもなく
最近設置された、黒岩尾根の新しい案内図にも、しっかりルートは記載されている。

今回は、スタート地点を風の丘とし、天狗道方向から時計回りに歩く。

風の丘は、黒岩尾根を登ってきた時、最後に日時計や東屋のある広場の現名称で、
以前は、「高ニ風の丘」「トリム広場」などと呼ばれた場所になる。
明確は時期は不明だが、昭和30〜50年代頃、
ここにキャンプセンターがあり、キャンプができる場所だった。
その当時、摩耶山々頂に北西側の通信設備がある辺りには、
奥摩耶ハウスと呼ばれる200名収容の林間学舎もあった。
奥摩耶遊園や現オテルド摩耶のあった掬星台側のリゾート要素の強い場所とは反対に
摩耶山頂域ではアウトドア要素の強い場所だったと思われる。

ここからは、私の推測になるが、
「アドベンチャー」の名前や、ハイカーなら必要ないような場所にある鎖場から、
キャンプや奥摩耶ハウスに泊まった子供達や家族連れが、
1時間程で歩ける、少し岩場もある山道を楽しめるルートが
アドベンチャールートであったと思われる。
山頂側から一周する道と考えると、このルートに存在意義が出てくる。

尚、今回の主目的だった登山道確認では、
台風や豪雨により、歩行に支障のあるような場所はなかった。

時間に余裕はあったので、アドベンチャールート以外にも、
気になっていた場所をいくつか確認した。
その結果も後半でレポートしている。


○アドベンチャールート

スタートは風の丘。
アドベンチャールート(摩耶山)01

付近にある道標には、アドベンチャールートと「四季の道」という記述もある。
アドベンチャールート(摩耶山)02

海の丘を越えて、通信設備下を右方向へ。
アドベンチャールート(摩耶山)03 アドベンチャールート(摩耶山)04

前文に書いた黒岩尾根の案内板。アドベンチャールートの記載がある。
アドベンチャールート(摩耶山)05

まずは天狗道を下る。
アドベンチャールート(摩耶山)06 アドベンチャールート(摩耶山)07 アドベンチャールート(摩耶山)08

写真の分岐で、地蔵谷・アドベンチャールート方向へ。
アドベンチャールート(摩耶山)09 アドベンチャールート(摩耶山)10

少し入った石垣の上に、人工的は石が落ちていた。
形が後で何度か出てくる鎖場の鎖を支持している石に似ている。
この場所にも鎖場があったのかも知れない。
アドベンチャールート(摩耶山)11 アドベンチャールート(摩耶山)12

地蔵谷を沢沿いに下っていく。
アドベンチャールート(摩耶山)13 アドベンチャールート(摩耶山)14

写真の道標の場所で黒岩尾根方面に入る。
登山道としてはここから先がアドベンチャールート。
アドベンチャールート(摩耶山)15

前半は山腹を巻いて進む道。
アドベンチャールート(摩耶山)16 アドベンチャールート(摩耶山)17

最初の鎖場を下り、沢を越えて対岸へ少し登る。
この付近は少し判り難いので、しっかりルーファイして頂きたい。
アドベンチャールート(摩耶山)18 アドベンチャールート(摩耶山)19

ベンチが2つある場所から尾根へ向けて登っていく。
アドベンチャールート(摩耶山)20 アドベンチャールート(摩耶山)21

六甲花崗岩の露岩の鎖場を登り進む。
どの鎖場も鎖が必要な程の場所ではない。
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次の鎖場。
直進の踏み跡もルートとして誤っていないが、
右側の鎖場を登るとこだまの丘に出る。
アドベンチャールート(摩耶山)24

風向計のあるこだまの丘。
アドベンチャールート(摩耶山)25

少し進むと、次の鎖場の中間に出るので、更に登っていく。
アドベンチャールート(摩耶山)26

この辺り、アドベンチャールートで唯一展望が開ける。
アドベンチャールート(摩耶山)27

尾根道を進む。
アドベンチャールート(摩耶山)28

左から谷が合流してくると、黒岩尾根に出る。
アドベンチャールート(摩耶山)29 アドベンチャールート(摩耶山)30

黒岩尾根最終部分の歩き易い道を進む。
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ベンチのある場所から、風の丘に帰着。
アドベンチャールート(摩耶山)34 アドベンチャールート(摩耶山)35



○摩耶自然観察園

摩耶自然観察園が「まやもりん」として整備されたので歩いてみた。
アドベンチャールート(摩耶山)36

かつて野外ステージがあった場所からあじさい池に向けて、舗装された道がつけられたいた。
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あじさい池付近も少し前に整備されている。
アドベンチャールート(摩耶山)39

池にはちょうどコウホネの花も咲いていた。
アドベンチャールート(摩耶山)40

あじさい池が、かつてスケート場だった頃の柵の跡。
アドベンチャールート(摩耶山)41

産湯の井方面は整備はされていないが、豪雨で荒れた様子もなかった。
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○摩耶東山崩落地

通勤のJRから、摩耶東山の土砂崩れが見えていたので、今回ビューラインで下山後場所の確認をした。

写真は地形図@の場所から矢印の方向を撮影している。
アドベンチャールート(摩耶山)44 アドベンチャールート(摩耶山)45

登山道に影響のある場所ではないが、崩落場所は神仙寺谷上部右俣辺りだと思われる。


○東山尾根登山口

今回の豪雨で、東山尾根登山口のすぐ東側にある集合住宅に土砂が流れ込んでいた。
少し日数も経過したので、東山尾根登山口付近の様子を確認した。

登山口は雑草が生えて歩き難くなっていたが、
地形図Aの★付近(1本目の鉄塔の少し手前)まで歩いた結果、豪雨による影響は全くなかった。
尚、更に先の状況は不明。
アドベンチャールート(摩耶山)46 アドベンチャールート(摩耶山)47 アドベンチャールート(摩耶山)48

実際に土砂が流れ込んでいた、集合住宅付近も歩いてみたが、
普段の静けさを取り戻しており、東山尾根を歩くためにハイカーが歩いても支障はない感じだった。


○山行諸データ


△参考コースタイム(小休止・写真撮影等を含む)

10:37 トリム広場
10:48 地蔵谷分岐
10:53 アドベンチャールート分岐
11:02 木製ベンチ
11:09 こだまの丘
(休憩3分)
11:12 こだまの丘
11:17 黒岩尾根合流
11
:25 トリム広場


△高度計校正ポイント(詳細情報は六甲山系と一部の山域のみ)

690.1m 掬星台広場


△エスケープルート

無し

※各交通機関は運転状況注意(運転時間帯、悪天候による運休や定休日)


△スタート地点付近情報

トイレ:掬星台
コンビニ:無し
飲料自販機:掬星台


△コース途中情報

トレイ:無し
飲料自販機:無し


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