今回のテーマは「登山道確認」。
分割してとっている夏休みの金曜日。
短めに登山道の確認に出掛けることにした。
歩く場所は、摩耶山のアドベンチャールート。
昨年の台風、今年の豪雨の影響を確認する。
アドベンチャールートは、摩耶山々頂下で天狗道と黒岩尾根を繋ぐルートになっており、
南側の一部は地蔵谷と同ルートをとる。
麓から天狗道や黒岩尾根を登ってきたとき、あと少しで山頂という場所にあるので、
わざわざ登山道を乗り換えるように回り道してまで、
歩くハイカーは少ないマイナーなルートといってよい。
歩くハイカーが少ないので、廃道になっているかというとそうでもなく
最近設置された、黒岩尾根の新しい案内図にも、しっかりルートは記載されている。
今回は、スタート地点を風の丘とし、天狗道方向から時計回りに歩く。
風の丘は、黒岩尾根を登ってきた時、最後に日時計や東屋のある広場の現名称で、
以前は、「高ニ風の丘」「トリム広場」などと呼ばれた場所になる。
明確は時期は不明だが、昭和30〜50年代頃、
ここにキャンプセンターがあり、キャンプができる場所だった。
その当時、摩耶山々頂に北西側の通信設備がある辺りには、
奥摩耶ハウスと呼ばれる200名収容の林間学舎もあった。
奥摩耶遊園や現オテルド摩耶のあった掬星台側のリゾート要素の強い場所とは反対に
摩耶山頂域ではアウトドア要素の強い場所だったと思われる。
ここからは、私の推測になるが、
「アドベンチャー」の名前や、ハイカーなら必要ないような場所にある鎖場から、
キャンプや奥摩耶ハウスに泊まった子供達や家族連れが、
1時間程で歩ける、少し岩場もある山道を楽しめるルートが
アドベンチャールートであったと思われる。
山頂側から一周する道と考えると、このルートに存在意義が出てくる。
尚、今回の主目的だった登山道確認では、
台風や豪雨により、歩行に支障のあるような場所はなかった。
時間に余裕はあったので、アドベンチャールート以外にも、
気になっていた場所をいくつか確認した。
その結果も後半でレポートしている。
○東山尾根登山口
今回の豪雨で、東山尾根登山口のすぐ東側にある集合住宅に土砂が流れ込んでいた。
少し日数も経過したので、東山尾根登山口付近の様子を確認した。
登山口は雑草が生えて歩き難くなっていたが、
地形図Aの★付近(1本目の鉄塔の少し手前)まで歩いた結果、豪雨による影響は全くなかった。
尚、更に先の状況は不明。
実際に土砂が流れ込んでいた、集合住宅付近も歩いてみたが、
普段の静けさを取り戻しており、東山尾根を歩くためにハイカーが歩いても支障はない感じだった。
○山行諸データ
△参考コースタイム(小休止・写真撮影等を含む)
10:37 トリム広場
10:48 地蔵谷分岐
10:53 アドベンチャールート分岐
11:02 木製ベンチ
11:09 こだまの丘
(休憩3分)
11:12 こだまの丘
11:17 黒岩尾根合流
11:25 トリム広場
△高度計校正ポイント(詳細情報は六甲山系と一部の山域のみ)
690.1m 掬星台広場
△エスケープルート
無し
※各交通機関は運転状況注意(運転時間帯、悪天候による運休や定休日)
△スタート地点付近情報
トイレ:掬星台
コンビニ:無し
飲料自販機:掬星台
△コース途中情報
トレイ:無し
飲料自販機:無し