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加西アルプス(善防山〜笠松山)
日付:2018/05/04 (金・祝)
同行者:1名 計2名パーティ
天候:曇りのち晴れ
気温:17℃(笠松山々頂 、09:40、標高約244m)
コース:北条鉄道播磨下里駅〜本丸登山口〜善防山〜吊り橋〜笠松山〜古法華寺下〜善防池・皿池〜北条鉄道播磨下里駅
地形図:笠原
一般地図概略位置:笠松山・善防山
概算距離:7.2km
累積標高+:459m、累積標高−:459m
歩行時間:2時間49分、ルート係数:12.1
道迷い:特に問題箇所無し
特筆事項:岩場は転落・滑落注意
体力難易度:レベル2
技術難易度:Bランク
今回のテーマは「五月晴れの岩尾根歩き」。
混雑した場所は好みではないので、GWに有名な観光地や山域に出向くことは少ないのだが、
昨年はルーンさんにご案内頂いて七種山・七種槍に、一昨年は単独で氷ノ山に出掛けた。
折角の連続休暇なので、今年もそれ程遠くない場所に、プチ遠征に出掛けることにした。
今年のGW歩きにチョイスしたのは加西アルプス、
播磨山域の善防山から笠松山に続く岩尾根歩きのコースだ。
以前から関西近郊の○○アルプスを歩こうと下調べしていた場所のひとつだ。
ホーム六甲にも、
須磨アルプス(須磨横尾山東尾根)
六甲アルプス(大池地獄谷東尾根支尾根)
神戸アルプス(菊水山東城ヶ越)
摩耶アルプス(摩耶山行者尾根)
などアルプスと名の付く場所はあるがいずれも距離が短い。
今回登る加西アルプスは岩尾根が続き、
200m級の低山ながらアルプスっぽい雰囲気を楽しめそうな場所だったので、
書籍やネットの情報を参考に、一般的なルートでプランを組んで歩いてみることにした。
スタートは北条鉄道播磨下里駅(法華口駅からも登山口にアクセスできる)。
阪神方面から向かう場合、北条鉄道には粟生駅から乗車することになる。
粟生駅では、神戸電鉄粟生線、JR加古川線と接続している。
いずれ路線も運行本数は1時間に1〜2本なので事前に下調べが必要だ。
播磨下里駅からは県道を少し歩き、善防山の登山口へ。
善防山は1346年赤松範資築城の善防師城があった場所で、本丸登山口の名前が付いていた。
疎林や竹藪の道を進み、岩尾根から善防山々頂を目指す。
善防山からは快適な稜線や岩場を歩き笠松山へ。
笠松山からも尾根を下り、南側谷筋に通る舗装路から、播磨下里駅に戻るプランとした。
早朝、三宮から阪神・神鉄・北条鉄道を乗り継ぎ、播磨下里へと向かった。
スタート時点ではやや厚めの雲に覆われていたが、善防山々頂に着く頃には、
雲はすっかり流れて、文字通りの五月晴れ。
気温も高くなく、心地よい風の中、ゆっくり山歩きを楽しむことができた。
○北条鉄道播磨下里駅〜善防山〜吊り橋
新開地から神戸電鉄に乗り、粟生線終点の粟生駅まで乗車。
ここで北条鉄道に乗り換える。
北条鉄道は交通系ICカードが使えない。
後乗り前降り、整理券乗車で車内運賃精算になっている。
粟生駅から12〜3分で播磨下里駅に到着する。
なかなか歴史のある駅舎だ。
駅前には加西アルプスの案内図がある。
山中にも要所要所に道標が有り、事前にルートや目的地をしっかり設定していれば迷うことはないだろう。
駅前の踏切を渡り、県道を左方向へ。
駅から8〜10分程度歩いた、下里農協前BSの向こう側が登山口。
竹林や疎林の中を進む。
低木の急斜面になり、岩が多くなってくる。
更に斜面を登ると、小さなピークに出る。
厚みは無くなってきたが、まだ空は雲に覆われている。
岩尾根を歩き、前方に見える善防山のピークを目指す。
一旦樹林に入り、善防山東側のピーク(第二頂上)を通過する。
この辺りから雲が切れ、青空が広がってきた。
ピークから稜線を辿り、善防山々頂を目指す。
善防山々頂(第一頂上)に到着。
丁度座れるような岩もたくさん有り、展望や善防師城の解説版が設置されてた。
ここで最初の休憩を取った。
北西から北北西方向には、昨年歩いた七種方面の山々が望めた。
すっかり青空になり、気持ちの良い稜線を進む。
途中の吊り橋が近くなると、再び岩尾根歩きになる。
目印となる吊り橋に到着。
帰路、この吊り橋の下を歩くことになる。
吊り橋のすぐ近くには、古法華寺や石彫アトリエ館の駐車場もあり、
駐車場付近からこの吊り橋近辺に簡単に登ってくることができる。
○吊り橋〜笠松山〜北条鉄道播磨下里駅
吊り橋先の斜面を登り、右方向の稜線を進む。
最近造られた磨崖仏も見える。
楽しい岩尾根歩きが続く。
展望台のある笠松山に向けて登っていく。
笠松山々頂に到着。
展望台下に三等三角点「法華山」。
展望台で食事休憩にした。西南西方向には姫路セントラルパークが見える。
展望台階段下左側より、東屋方向に下る。
途中のコル部で道が交差しており、ここからも下山することができる。
登り返して東屋のあるピーク。
笠松山々頂で休憩しているので、ここは通過。
東屋のピークから尾根を下っていく。
舗装路に出るので左方向に進む。
古法華寺、石彫アトリエ館の駐車場にトイレがある。
ここで最後の休憩をとり、吊り橋方向へ向かう。
吊り橋の下を通り、舗装路を道なりに下る。
グラウンドに突き当り、中学校の脇を通る。
善防池・皿池間の道から、田んぼの中を舗装路を歩く。
今では懐かしい電話ボックスが並べて置いてあった。
播磨下里駅に到着。
北条鉄道で帰路に就いた。
○山行諸データ
△参考コースタイム(小休止・写真撮影等を含む)
07:41 北条鉄道播磨下里駅
07:53 本丸登山口
08:24 善防山第二頂上
08:29 善防山第一頂上
(休憩8分)
08:37 善防山第一頂上
08:59 吊り橋
09:32 笠松山々頂
(休憩18分)
09:50 笠松山々頂
10:02 山頂南東屋
10:14 舗装路合流
10:21 古法華寺下パーキング
(休憩7分)
10:28 古法華寺下パーキング
10:33 吊り橋下
10:48 善防池・皿池
11:03 北条鉄道播磨下里駅
△高度計校正ポイント(詳細情報は六甲山系と一部の山域のみ)
054 m 県道王子町交差点
251 m 善防山々頂
244.4m 笠松山々頂
△エスケープルート
吊り橋付近から、古法華寺下パーキング方面へ下山可能
※各交通機関は運転状況注意(運転時間帯、悪天候による運休や定休日)
△スタート地点付近情報
トイレ:播磨下里駅構内
コンビニ:無し
飲料自販機:播磨下里駅前
△コース途中情報
トレイ:古法華寺下パーキング
飲料自販機:無し