今回のテーマは「歩きなおし」。
今回は短い行程で、摩耶山麓東山の東山西尾根・東山東尾根を歩いた。
このコース2010年に一度歩いているのだが、
その後、雷声寺で墓地の造成があり、東山西尾根の取り付き付近は姿を変えてしまった。
斜面に造成された墓地の上部にはイノシシ除けのフェンスも設置された。
フェンスには何箇所か扉があり、尾根に抜けられるようになっているが、
実際にどこから取り付くのが良いか、東山西尾根が荒れていないかなど、
確認のため歩きなおしてみることにした。
東山西尾根は、本レポで紹介している場所などから尾根に乗ってしまえば、
細い幹の倒木などはあるものの、以前と変わらず歩き易い尾根だった。
東山西峰のピークに出る直前は、笹薮が濃くなり踏み跡不明瞭になっているが、
距離は短く、困る程ではない。
東山東尾根は、間伐が入っており、以前より明るい雰囲気になっていたが、
九十六号境界石先の急斜面は、以前より歩き難くなったように感じた。
東山西尾根・東山東尾根は、今回の私のような歩き方ではなく、
旧摩耶道や学校林道と組み合わせて歩けば、ちょっとしたバリエーションになると思う。
本レポでは、東山西尾根から東山東尾根のみを紹介する。
○東山東尾根
学校林道と旧摩耶道の分岐になっている、東山東峰北側のコルから東山尾根方向に進む。
続いて神仙寺道方向。
東山砲台との分岐は左。
神仙寺道の丸木階段は下らずに左方向に進めば東山東尾根に入れる。
薄い踏み跡もあるが、原則尾根上を進むと良いだろう。
少し経過してる感じだが、尾根や斜面は広範囲で間伐されていた。
目印となる神戸市境界石、最初は九十五号。
ここは尾根上を進む。
九十五号境界石の先にある少し開けた場所は左方向。
戦後間もない頃の航空写真を見ると、青谷の摩耶橋付近からこの辺りに登り詰める、
軍道と推測される道があったようだ。
東山東尾根を下り利用する場合のポイントとなる九十六号境界石。
右へ続く尾根の方が歩き易そうだが、左方向の斜度がある尾根を下る。
暫くは急斜面。落葉などで滑りやすいので慎重に下る。
尾根筋がはっきりしてくる。
傾斜が緩くなり、踏み跡がはっきりしてくれば、青谷道は近い。
この付近まで来ると、左側下部に青谷道が通っているので、落石などさせないように注意が必要だ。
亀の滝堰堤横で青谷道に出る。