今回のテーマは「破線を辿る」。
土曜日は、週始めから雨予報だったので、歯科医院に予約を入れていた。
しかし雨は未明に降り、朝にはあがって、午前中の歯科医院からの帰りには晴れ間も見えてきた。
折角の好天なので、遅いスタートだが山に向かうことにした。
出発前のプランでは、往路は、青谷をスタートし、青谷東尾根から、上野道と青谷道の接続路を通り、
青谷道から史跡公園へ向かい、観音道で掬星台へ。復路は巨木探索の後、山寺尾根を下る計画だった。
しかし、青谷東尾根の探索と藪漕ぎで思ったより時間が掛かり、疲れてしまった。
上野道と青谷道の接続路から、青谷道に出ると、ドーンと続く石段が見えた。
この石段の後、旧天上寺参道と観音道の石段があることを想像すると、モチベーションダウン。
そのまま青谷道を下って帰宅することも考えたが、ビューラインのサポーター会に入っているので、
接続路を、もう一度上野道側に引き返し、ロープウェーで掬星台に向かい、巨木の探索を行った。
探索後は時間も遅いので、掬星台からビューラインで帰路に就いた。
本ページでは主に探索を行った部分のみをレポートする。
青谷東尾根は、7年前に歩いた時とさほど変化はなかったので、
全体のルートはそちらをご覧頂きたい。
青谷東尾根は、大正12年の地形図にも破線で描かれている古い道だ。
今の青谷東尾根は、青谷道の登山口から少し進んだ部分が取り付きとなっている。
旧地形図の破線は、尾根伝いに宅地付近まで続いている。
以前、市街地側から登山口を探索したことがあるのでだが、
破線道終端付近は、高さのある擁壁になっており、取り付きは発見できなかった。
今回は破線の尾根を下って尾根尻までの確認を行う。
また上野道との合流点も、今は峠茶屋跡方向への尾根を下っているが、
旧地形図の破線は上野道付近のピークの西を通っているので、破線を辿れないか確認した。
上野道合流後は、MuscleTurtleさんと摩耶山のマザーツリー探索をした時に歩いた
上野道と青谷道の短い接続路をもう一度歩いた。
その後、ビューラインで掬星台に移動し、山寺尾根を下り史跡公園分岐から、
長峰大好きさんの情報を基に、MuscleTurtleさんが探索された巨木を見に行った。
巨木は、寒谷支流上部にあるので、バリルート歩きに慣れておられる方は、
MuscleTurtleさんのレポを参考に、谷の下流からの探索も良いだろう。
○上野道・青谷道接続路
峠茶屋跡から上野道を登り、石段が始まる地点で左方向に入る。
しっかりした踏み跡がついている。
少し危なそうな場所にはトラロープもある。但しトラロープに頼るほどの急傾斜地は無い。
写真の地点で90度右に曲がる。
更に踏み跡を下ると青谷道に合流する。
青谷道側の入口は写真の場所だ。
掬星台日の出テラス横から山寺尾根を下る。
史跡公園分岐で、北(左)の沢を下る。
目印になる幹周250cm程の杉。この場所で沢が分岐している。
左俣を下ってきたので右俣へ折り返す。
右俣を登る。
倒木の向こう側に二俣の杉があった。
ただ、MuscleTurtleさんのレポで見た杉とは樹形が違う。
横から見ると厚みはあるので、幹周りを計測してみると390cmだった。
どうやら目的の巨木はこの木ではないようだ。
ここより上流側には巨木はないような雰囲気だったので、目印の杉まで戻り、更に沢を下った。
沢の分岐から20〜30m下った場所に、一目で判る巨木があった。
幹周りを測定すると460cm、立派なスギだった。
戻る時も前述の杉を目印にするといい。
史跡公園分岐に出るなら、左俣だ。