今回のテーマは「初詣山行」。
昨年の12月10日以降、短めの山行が多かったので、
新年最初の山行は、しっかり歩ける、ホームグランド摩耶山定番ルートのひとつ、
黒岩尾根・山寺尾根コースを久しぶりに歩いてみることにした。
山寺尾根は、よく下山ルートに使っているが、黒岩尾根を通しで歩くのは久しぶりだ。
山登りを始めて9年目になるが、元日に山に登るのは初めてなので、
摩耶山々頂の磐座(天狗岩大神・石丸猿田彦大神)と天上寺に初詣としてお詣りすることにした。
有名神社へのお参りも良いが、六甲ハイカーとしては、これはこれで良い選択だと思う。
黒岩尾根も山寺尾根も、私が山登りを始めた2008年の山と高原地図では、
難路を示す破線道扱いの道だったが、2016年版ではどちらも一般道扱いとなっている。
ポイントは、両尾根とも傾斜が急な場所が多いことと、途中からエスケープできるルートがないこと。
黒岩尾根は、新神戸起点だと摩耶山まで歩行時間で3時間程度必要となり、
上部に1箇所だけだが、ルートが少し不明瞭な場所がある。
山寺尾根は、2箇所尾根筋を外す場所がある。特に1箇所目は見落とさないように注意が必要。
最近、このルートを通るハイカーは多くなったが、
天狗道や青谷道・上野道と比較するとまだまだ少ないので
ゆっくり静かに登りたい方にはオススメのルートだ。
特に今回は、元日だったので、観光ポイント以外では、殆どハイカーに出合わなかった。
○新神戸〜摩耶山上(海の丘)
新神戸から市ヶ原までの詳細解説は新神戸登山口解説ページを参照して頂きたい。
山行で新神戸を集合場所にする場合、新幹線駅の1Fを集合場所にされている方が多いが、
土地勘のあるメンバーで構成されたパーティーなら、ベンチのある北野道入口の広場が最適だと思う。
元日で少し遅めのスタート。
日頃は、地元の方、観光客、ハイカーで賑やかな布引周辺も閑散としている。
雄滝展望所は無人。
見晴らし展望台や五本松堰堤も無人。
更に市ヶ原も無人。
市ヶ原まで、下ってくるハイカーとは5〜6人とすれ違ったが、
同じ登り方向に歩いていたのは、単独さん1名と、2名パーティの計3名のみ。
普段の布引周辺は、早朝でも毎日登山やラジオ体操の方がおられるので、こんなに静かなのは初めてだ。
市ヶ原で小休憩をとり、トイレを済ませて出発。
行き止まりを含め、右方向に何か所分岐があるが暫くは直進する。
登山会の小屋から、少し登る。
電柱のある写真の地点で右折し登っていく。
天狗道の分岐と少し下って地蔵谷の分岐を越える。
地図の案内板がある地点が黒岩尾根の登山口、ここを直進するとトゥエンティクロス。
市ヶ原で休憩をとったばかりだが、ここから急登が始まるので、
登山口西側にある、布引谷の河原で小休憩をとった。
登山口からすぐの場所で、
上記登山口からトゥエンティクロスを少しだけ北に行った場所にある、
もう一つの登山口からの道が合流してくる。
更に少し登ると尾根に乗る。
市境界石のあるP606に向けて急登尾根を登っていく。
目立つ平坦地と鞍部は2箇所。
1箇所目には、苧川谷山腹工事のリフトが通っている(平成30年春頃まで)。
どんどん高度を上げていく。
2箇所目の平坦地と鞍部、こちらは1箇所より長め。
2箇所目の平坦地から更に登ると前方が開けてくる。
境界石ピーク手前の小ピークを通過すると、道の傾斜は緩くなる。
市境界石ピークに到着、ここで小休憩にした。
境界石ピークから少しだけ下り、地形図に「黒岩尾根」と書かれたピークに向かう。
1箇所だけ路肩が崩れていた。
左側は下部まで100m以上ありそうな谷なので、慎重に越える。
丸木階段を登れば、、「黒岩尾根」のピーク。黒岩尾根最初の道標がある。
今回は通らないが、この道標近くにある、左に向かう踏み跡は黒岩尾根の枝道。
枝道に少し入った場所にベンチがある。
黒岩尾根にも1箇所だげベンチがある。
地形図「黒岩尾根」のピークから次のP659南側ピークへ向かう。
水の流れがある地蔵谷源頭部。この場所だけ、少し判り難い。
流れを渡ったら、笹道の中にある道標を探そう。道標から右に登っていく道が山上方面。
古い案内板を越えると、アドベンチャールート分岐。
摩耶山々頂のピークに向けて登っていく。
ベンチが現れたら、ほぼ山上。
「海の丘」のベンチで昼食休憩とした。
(海の丘は、掬星台に最近設置された周辺案内に記載されている名前)