今回のテーマは「ダム巻き巻き、ダム巻き巻き、登って降りて、ドンドンドン」。
夏季休暇の金曜日、まだ歩いたことが無かった、西滝ヶ谷・水晶谷・極楽渓を遡行した。
名前の羅列になっているが一つの谷筋だ。
神戸市発行の1/2500白図を見ると、水晶谷第三堰堤上部の分岐までが西滝ヶ谷。
その先、水晶大滝付近までが水晶谷、さらに上部は極楽渓となっている。
西滝ヶ谷へは、下流の低堰堤群をパスできる、西おたふく登山道から入渓。
その後、水晶谷第二堰堤は、右岸の高巻き道を利用している。
今回は堰堤越えが多いので、最後まで登山靴で歩いた。
山行日は曇りがちだったが、気温は高く、
沢靴を履かなかったので、身体をクールダウンさせることも出来ず、
さらに、計画より時間も掛かってしまったので、縦走路に脱出した時はヘロヘロだった。
飲食物が手に入る、六甲ガーデンテラスがあって良かったと、心から思った。
入渓者の少ないルートなので、時期的に、激しい蜘蛛の巣との闘いになる。
又、マムシとの遭遇、スズメバチからの威嚇、ダニ付着防止など、動物に関しても注意が必要だ。
復路は、石切道を利用。後半は、初めて歩く住吉霊園側に下る舗装路を歩いた。
尚、沢の遡行には山と橋を渡るサイトの水晶谷&西滝ヶ滝徘徊マップを参考にさせて頂いた。
秀作マップの公開、ありがとうございます。
○エクセル東BS〜六甲ガーデンテラス
JR住吉駅からくるくるバスに乗車し終点のエクセル東BSからスタート 。
尚、くるくるバスの乗り場などは、住吉台・渦森台登山口案内で詳しく解説しているので参考にして頂きたい。
バスの来た方向に引き返し、突き当りを左折すると、すぐ地道になる。
住吉道との合流、石切道との分岐を越えて進む。
五助堰堤を右岸(左)から越えて、堰堤上部の木道を進む。
五助池から住吉道の左岸道を進む。
道標の119プレート「ひ6−9」から登山道を離れて、沢方向に下る。
丸木橋を渡り大平岩で小休憩。
右岸道を上流へ進む。
大平岩からすぐの、小ピークを登りき切った地点が、西おたふく方面との分岐、左折する。
歩き易い道が続く。
丸太でバリケードされた分岐があるが、ここは直進する。
分岐の先を探索した結果、この分岐からも西滝ヶ谷には入渓できるが、
西滝ヶ谷堰堤下流にある低堰堤下に出る。
上記の分岐から、3分程進む。
登山道をマーキングされた岩が塞いでいる箇所が今回の入渓地点。
左側への踏み跡に入る。
踏み跡はしっかりしている。
西滝ヶ谷堰堤左岸端に到着。
堰堤上部から、初めて沢に下りる。
沢筋を暫く進む。
右岸の水晶谷堰堤の巻き道に入る。
斜面のトラバース。高度があるので、滑落しないように慎重に歩く。
水晶谷堰堤を右岸から越える。
すぐに沢に下る。
沢を遡行する。
右岸の水晶谷第二堰堤の高巻き道を登る。
最初は急斜面を直登していく。
登り切ると緩やかな道になる。
途中、踏み跡が不明瞭な、藪漕ぎ箇所があった。
水平に近い道を進んでいく。
巻き道途中にある比較的新しい崩落個所を越える。
素早く通過してしまおう。
緩やかに下り、沢に再合流する。
歩行時間約20分の長い巻き道だった。
再度沢を遡行していく。
用途不明の観測装置を通過。
水晶谷第三堰堤を左岸から越える。
歩き始めて既に2時間経過していた、堰堤端で小休憩をとった。
堰堤からすぐに沢に下りる。
堰堤筐体から30mくらいの場所に沢の分岐があるので、右俣に入る。
この沢の分岐が、山と高原地図に記載された「転換点注意」の場所だ。
分岐から先が水晶谷、山行の核心部だ。
水門を通過。
堰堤を左岸から越える。
水晶小滝、左側から越える。
直登が難しい場合は、左岸手前の巻き道を利用する。
堰堤を右岸から越える。
更にタラップ付き堰堤を右岸から越える。
暫く進むと、右岸に水晶大滝の巻き道がある。
水晶大滝に到着、約20mの見事な滝だ。
今回は、滝の左側を直登。
直登が難しい場合は前述の巻き道を利用する。
直登途中の踊り場から滝を覗く、結構な高度感だ。
気温のためか、かなり疲れてきたので、滝上部で小休憩をとった。
ここからダメ押しの5堰堤越えが始まる。
登り方向左右表現すると、右・左・右・右・右と越える。
最初は左岸(右)から。
2つ目は右岸(左)から。
低いので、堰堤筐体すぐの斜面を登ったが、巻き道はもう少し手前からかも知れない。
3つ目、4つ目、5つ目は左岸(右)から。
5つ目の堰堤上に手書きのラストの書き込み。
尚、この上流にも堰堤はある、登山道として堰堤を越えるのがこれでラストと言う意味だ。
沢沿いに暫く進んで、次の堰堤手前右岸から脱出する。
小さな沢を登っていく。
崩れた斜面を通過。
沢から斜面を登っていく道になる。
極楽茶屋西側の縦走路に合流。
バテバテで六甲ガーデンテラスに到着。
食事を含めた大休憩をとった。
○六甲ガーデンテラス〜渦森橋BS
六甲ガーデンテラスを出発。
復路は、石切道を利用。
「石切道」石標地点で左折する。
石切道は初心者でも歩ける、歩き易い道だ。
道標もよく整備されており迷うことはないだろう。
中間地点にある「石切道」石標地点を通過。
ここから舗装路になる。
暫く進むと石切道は舗装路を離れ、再度地道になるのだが、
今回は住吉霊園方面に下山するため、直進する。
舗装路を下っていく。
住吉霊園を抜け、荒神山堰堤下のカーブを越えて、突き当りを左折すれば、渦森橋BS。
渦森橋BSから38系統で、JR住吉方面へと帰路に就いた(31系統も利用可)。
○山行諸データ
△参考コースタイム(小休止・写真撮影等を含む)
07:46 エクセル東BS
07:59 石切道分岐
08:18 大平岩
(休憩10分)
08:28 大平岩
(探索10分)
08:52 西滝ヶ谷堰堤
09:06 水晶谷堰堤
09:28 水晶谷第二堰堤巻き道取り付き
09:47 水晶谷第二堰堤巻き道沢合流点
10:08 水晶谷第三堰堤
(休憩5分)
10:13 水晶谷第三堰堤
10:40 水晶小滝
10:56 水晶大滝
11:03 水晶大滝上流
(休憩6分)
11:09 水晶大滝上流
11:34 最終(ラスト)小堰堤
11:36 最終(ラスト)小堰堤上流
(休憩5分)
11:41 最終(ラスト)小堰堤上流
12:00 全山縦走路合流
12:14 六甲ガーデンテラス
(休憩40分)
12:54 六甲ガーデンテラス
12:57 石切道下山口
13:38 石切道石標分岐
14:09 荒神山堰堤下舗装路
14:17 渦森橋BS
△高度計校正ポイント(詳細情報は六甲山系と一部の山域のみ)
271.1m 住吉台登山口地道開始点
286.4m 住吉道、石切道、打越山方面分岐
466.1m 水晶谷堰堤(主堰堤)
522.8m 水晶谷第二堰堤(主堰堤)
585.4m 水晶谷第三堰堤(主堰堤)
877.9m 六甲ガーデンテラス(フードテラス前)
492.2m 石切道石標分岐
279.9m 荒神山堰堤下舗装路
213.0m 渦森橋北詰
△エスケープルート
エスケープ場所→エスケープ手段
六甲ガーデンテラス→六甲山上バス、六甲有馬ロープウェー
△スタート地点付近情報
トイレ:無し
コンビニ:無し
飲料自販機:無し
△コース途中情報
トレイ:六甲ガーデンテラス
飲料自販機:六甲ガーデンテラス