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赤子谷左俣・行者山
日付:2016/05/01 (日)
同行者:無し
天候:晴れ
気温:18℃(全山縦走路34道標地点 、10:10、標高約486m)
コース:JR生瀬駅〜赤子谷左俣〜全山縦走路〜行者山〜エデンの園BS
地形図:宝塚
一般地図概略位置:赤子谷
概算距離:4.6km
累積標高+:489m、累積標高−:274m
歩行時間:2時間13分、ルート係数:10.5
道迷い:赤子谷は沢の分岐に注意、行者山は登山道分岐多し
特筆事項:赤子谷は滑落・落石注意
体力難易度:レベル2
技術難易度:赤子谷左俣はCランク
今回のテーマは「沢靴デビュー」。
六甲の登山道は数多く歩いてきたが、
高難度な谷を含め、谷道にまだ歩いていない道が多く残っている。
今回はその中で、自宅から一番遠い、赤子谷を歩くことにした。
途中大きな分岐があり左右どちらの沢も歩けるのだが、見どころであるゴルジュのある左俣を歩く。
細かいルートとしては、先達の方々のレポを参考に、左俣から縦走路の鉄塔に出るルートとした。
赤子谷の取り付き付近は西宮市なのだが、
宝塚市のオンライン地図で赤子谷全体が参照できる。
左右の俣を取り違えないことは当たり前だが、
1/2500オンライン地図から読み取れる要注意分岐は2か所。
ゴルジュ先の分岐は右俣に、その先の分岐は左俣に進む。
その2か所以外、合流してくる谷は小さなものだ。
参考にさせて頂いたルーンさんのレポでは、
今回のルートは本流を辿ればよいことがわかるので、頭に入れておいた。
沢では、随分前に購入したが、下駄箱で眠っていた、フェルト底の沢靴を初めて使用した。
最初、足の裏の間隔に少し戸惑ったが、すぐに慣れて、やはり沢では歩き易いと実感した。
滑りにくくできているのは当たり前なのだが、濡れることを気にしないので、
無理な足の置き場を選ばないのも歩き易いと感じる一因だろうと思う。
赤子谷左俣は、下流部分以外には堰堤が無く、本来の沢歩きが楽しめる良い谷だった。
いずれ、右俣や左俣の支谷も歩いてみたい。
復路だが、宝塚に下山しても良いのだが、
塩尾寺以降の舗装路の急坂は避けたいので、
短距離で市街地まで下山できる行者山を選んだ。
○JR生瀬駅〜全山縦走路鉄塔
スタートはJR生瀬駅。
駅前の道を右方向に進み、JRのガードを潜る。
ガードの先、西宝橋南詰交差点を左折、その先の大多田橋交差点も左折。
道なりに進むと橋があるので、この橋を渡って川沿いに進むか、さらに直進して右写真(2枚目写真)のまさよし橋を渡る。
上記右写真(2枚目写真)の橋を渡ったら、道なりに上っていく。
突き当りを左折し、右写真(2枚目写真)の石垣部分が赤子谷の取り付きだ。
左右俣分岐までは、沢沿いの踏み跡を辿る。
西宝橋(生瀬駅西側の橋と同名)は渡らず直進、その先にある小橋を渡る。
左右俣の分岐が近づくと、右側に見える沢に向かう踏み跡があるが、そちらには向かわず直進する。
赤子谷左右俣分岐ケルンに到着、左俣へ進む。
暫く進むと石組み堰堤があるので、右岸(左側)から越える。
更に進むと沢歩きらしくなってくる。
赤子滝に到着。
腰を下ろせるような岩もあったので、ルーンさんのレポと同様に、ここで沢靴に履き替える。
赤子滝の巻き道は左岸(右側)滝の5m程手前にある。
赤子谷左俣、最後の堰堤を越える。
堰堤先からは、本格的な沢歩きになる。
赤子谷左俣の核心部、ゴルジュに到着。
ゴルジュの威容を楽しみながら遡行する。
ゴルジュは巻きようがないので、ここでは沢靴が威力を発揮する。
ゴルジュの抜けてすぐに、最初の注意箇所である分岐がある。この分岐は右に進む。
前述の赤子滝以降の滝は、大きく高巻くような場所はない。
滝周辺をよく見れば、踏み跡・テープやマーキング・ロープなどがあるので、ルート取りに困るような場所は無い。
沢にも踏み跡がしっかりついている場所が多い。
二か所目の注意箇所分岐に到着。この分岐は左に進む。
カメラの画角が狭く、沢の分岐と同じ写真に収めることができなかったが、
進む方向にある小滝には、右写真(2枚目写真)の通り、木で組んだ梯子がある。
二か所の分岐以降は、進む方向を間違うような大きな分岐は無い。
堰堤がない沢の遡行は、本当に楽しい。
やがて沢の傾斜がきつくなり、水量が少なくなってくる。
写真中央に映っている、大きなケルンを通過。
大きなケルンを越えて暫く登ると、沢の水は尽きた。
岩の上に積まれた小ケルンに到着。
水も無く、先を見るとガレた登りになりそうなので、ここで沢靴から登山靴に履き替えた。
まだ5月の最初だが、蚊が多い。
靴を履き替えているときに、喉が渇いていることに気付いた。
沢歩きがあまりに楽しく、喉が渇いていることも、前日の山行の疲れが足に残っていたことも忘れていた。
やはりガレ道は登山靴が歩き易い。
急傾斜になった沢を、どんどん登っていく。
やがて正面が小さな土崖になる。
崖の手前右側に踏み跡があるのでそちらに進む。
鉄塔(新神戸線二五)に到着。
ここで小休憩とした。
○全山縦走路鉄塔〜エデンの園BS
鉄塔から数メートルの場所に全山縦走路があるので、右折して進む。
全山縦走路34の道標地点で行者山方向に左折。
谷道を下っていく。
行者山々頂方面への分岐は曲がらず直進。
ゆずり葉台方面への分岐で右折。
暫く進むと傾斜が緩やかになる。
この辺りから逆瀬川までが、焼石ヶ原と言われた場所になる。
木々ではっきりは見えないが、右側に見える山の間にある深い谷が千石摺。
ゆずり葉台登山口に到着。舗装路を道なりに下り左折。
2車線のバス通りを右折し、暫く進むとエデンの園BSがある。
逆瀬川方面へ阪急バスで帰路に就いた。
○山行諸データ
△参考コースタイム(小休止・写真撮影等を含む)
08:00 JR生瀬
08:19 赤子谷取り付き
08:27 左右俣分岐
08:36 赤子滝
(休憩8分)
08:44 赤子滝
08:53 ゴルジュ入口
09:00 ゴルジュ先二俣、右分岐
09:09 その先の二俣、左分岐
09:25 大ケルン
09:36 小ケルン
(休憩13分)
09:49 小ケルン
10:00 縦走路合流点(新神戸線二五鉄塔)
(休憩6分)
10:06 縦走路合流点(新神戸線二五鉄塔)
10:10 全山縦走路道標34、行者山分岐
10:35 ゆずり葉台登山口
10:40 エデンの園BS
△高度計校正ポイント(詳細情報は六甲山系と一部の山域のみ)
061.7m 生瀬駅西T字路
126.5m (山中の)西宝橋北
482.2m 縦走路合流点西ピーク
297.7m ゆずり葉台登山口西T字路
299.8m エデンの園BS東L字路上
△エスケープルート
無し
△スタート地点付近情報
トイレ:JR生瀬駅構内
コンビニ:無し
飲料自販機:JR生瀬駅前
△コース途中情報
トレイ:ゴール地点のゆずり葉台BS(エデンの園の次のBS)付近にあるゆずり葉緑地にトイレ有り
飲料自販機:無し