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平野谷・二本松林道・天神谷東尾根



日付:2016/04/09 (土)

同行者:無し

天候:晴れ時々曇り

気温:19℃(二本松BS 、11:15、標高約306m)

コース:五宮町BS〜平野谷〜二本松林道〜天神谷東尾根〜北野異人館〜三宮

地形図:神戸首部

一般地図概略位置:平野谷 

概算距離:9.5km

累積標高+:587m、累積標高−:614m

歩行時間:2時間49分、ルート係数:14.2

道迷い:天神谷東尾根下り利用は踏み跡不明瞭箇所有り

特筆事項:平野谷前半は、廃屋バラック・ごみ多数

体力難易度:レベル2

技術難易度:平野谷・天神谷東尾根はBランク




今回のテーマは「春の風はかけてゆくよ ルルルールールルールル」。

山行コース図 断面図

年度末年度始めは、仕事がただならぬくらい忙しい。
一晩寝ても疲れは取れず、山に行くにもハードな行程は難しく、難易度が高いとケガをしかねない。
さりとて、家でくすぶっていては、精神的にリフレッシュできない。
ならば、お手軽なプランで山に行こうと地図を広げた。

すぐには名案が浮かばず、思案投げ首。

実は比較的近場だが、今まで意識的に歩いていない道がある、それは平野谷だ。
この谷を歩いた先達の方々の情報で、登山口からの前半行程は、
ごみが散乱しており、 廃屋となったバラックが多数存在するらしい。
歩いていて気持ちの良い場所ではない感じなのが、今まで歩かなかった理由だ。

平野谷の先は、二本松林道を歩くことにした。 このチョイスはまさにお手軽プランだ。
二本松林道も七三峠に抜ける学校跡地から西側はまだ歩けていない。
平野谷から二本松林道を東進するプランだが、そのままだと、有馬街道までの区間を歩き残してしまうので、
一旦有馬街道まで西進し、二本松林道を有馬街道から再度DWまで踏破することにした。
復路は、最近歩いていない天神谷東尾根を下るプランとした。

山行当日、山歩きにはちょっと高めの気温だったが、
今回は急登箇所は殆どないので、春の風と新緑が気持ちよく、リフレッシュする目的はしっかり達成できた。


○五宮BS〜二本松林道出合

神戸市バス7系統五宮町BSからスタート。

三宮方面から乗車した場合、バス進行方向にある信号で道路を横断し、祥福禅寺と書かれた石柱のある道に入る。
平野谷・二本松林道・天神谷東尾根01 平野谷・二本松林道・天神谷東尾根02

道なりに進み、祥福(禅)寺の石段下を右折。細い路地を五宮神社の東側を回り込むように進む。
真ん中写真(2枚目写真)に案内板がある。案内表示の「皿器谷」と表示された方向に進む。
平野谷・二本松林道・天神谷東尾根03 平野谷・二本松林道・天神谷東尾根04 平野谷・二本松林道・天神谷東尾根05

平野谷は、以前は皿器谷と呼ばれていたようだ。
由来は不明だが、初版の1/25000地形図にも皿器谷の表示がある。


五宮神社の先で地道に変わる。
平野谷・二本松林道・天神谷東尾根06

神戸駅方面の展望が開ける。
平野谷・二本松林道・天神谷東尾根07

道なりに平野谷の登山道になる。楠谷堰堤を越える。
平野谷・二本松林道・天神谷東尾根08

前文で書いた通り、この辺りはバラックやごみが散乱している。
平野谷・二本松林道・天神谷東尾根09 平野谷・二本松林道・天神谷東尾根10

木橋を渡る。
この木橋少し朽ちているようなので、渡る時は注意して頂きたい。
平野谷・二本松林道・天神谷東尾根11

踏み跡は全体的にしっかりしている。奥平野堰堤を越える。
平野谷・二本松林道・天神谷東尾根12 平野谷・二本松林道・天神谷東尾根13

堰堤先で谷筋と山腹道の分岐がある。この分岐は山腹道を進む。
谷筋に進んだ先にもバラックがある。
平野谷・二本松林道・天神谷東尾根14 平野谷・二本松林道・天神谷東尾根15

登山道が倒木で塞がれている箇所で、右斜面に続く踏み跡へ進む。
平野谷・二本松林道・天神谷東尾根16

この倒木の向こう側にも、枯葉が堆積しているが道は続いており、そのまま進むと皿器谷堰堤にぶつかる。
堰堤手前ガードレールがある場所で斜面に続く踏み跡があるのと、堰堤横に鉄パイプの脚立とトラロープがあり、いづれも登山道に合流できる。
しかし無理をする必要はないので、上記写真の箇所で斜面側に登れば良い。

斜面を登っていく。
平野谷・二本松林道・天神谷東尾根17

皿器堰堤を越え、河原に降りる。
平野谷・二本松林道・天神谷東尾根18

快適な河原の道を進む。
踏み跡はしっかりしており、あまり雨の影響は受けていないように思える。
平野谷・二本松林道・天神谷東尾根19 平野谷・二本松林道・天神谷東尾根20

都由姫堰堤を越える。
平野谷・二本松林道・天神谷東尾根21

河原から離れて山腹道になる。
平野谷・二本松林道・天神谷東尾根22

2010年の豪雨で土砂崩れが発生した箇所。通過可能だが、今も左斜面から落石があるようだ。
斜面に注意しながら、素早く通過してしまおう。
平野谷・二本松林道・天神谷東尾根23 平野谷・二本松林道・天神谷東尾根24

通行止めになっている、平野谷東尾根との分岐を越える。
平野谷・二本松林道・天神谷東尾根25

道がコンクリートに変わる。
河原から離れているが、この付近に昭和46年に出来た弁天堰堤があるので、堰堤工事用に舗装されたものだろう。
平野谷・二本松林道・天神谷東尾根26 平野谷・二本松林道・天神谷東尾根27 平野谷・二本松林道・天神谷東尾根28

二本松林道と合流。
この場所は二本松林道、平野谷、平野谷西尾根、天王谷東尾根の分岐になっている。
平野谷・二本松林道・天神谷東尾根29

この分岐から、二本松林道を西進、10分強で有馬街道まで歩ける。
レポでは有馬街道から解説する。



○二本松林道〜三宮

二本松林道の有馬街道側の起点から折り返しスタート。

起点から歩き始める場合、主なアクセス方法は3つ。
平野から徒歩で有馬街道旧道を歩き、平野橋か高座橋から起点を目指す。
JR神戸駅南口から阪急バス61系統に乗り、平野橋BSで下車、信号を渡り有馬街道新道を北進する。
同じく阪急バスを旧道にある草谷BSで下車、バスの来た方向に少し戻り、高座橋を渡り、新道に出て反対側に横断する。

この有馬街道、交通量が多く非常に危ない
平野谷分岐から有馬街道間の二本松林道は特筆するようなものはないので、
私のように全区間歩くことを目的にしないなら、有馬街道を起点に歩く必要はないだろう。

高座橋から来た場合、写真矢印位置に出る。写真は起点付近から撮影している。
平野谷・二本松林道・天神谷東尾根30

写真矢印が二本松林道の起点だが、平野橋から来る場合、写真中央から右下方向に歩いてくる。
車と対向なるこの路肩、結構幅がある。
渋滞やスピードの遅い車が走っていた場合、路肩を二輪車が走行してくる可能性があり危険だ。

平野谷・二本松林道・天神谷東尾根31

起点からすぐに、バリケードがあるが、車両用なので横をすり抜ける。
平野谷・二本松林道・天神谷東尾根32

この辺りも産廃が放置されている。
ナンバーが付いたままのトラックがあるので、私有地なのかも知れない。
平野谷・二本松林道・天神谷東尾根33

更に少し進むと堰堤工事を行っており、また車両用のバリケードがある。
平野谷・二本松林道・天神谷東尾根34

林道なので、道幅もあり快適にグングン進める。
平野谷・二本松林道・天神谷東尾根35 平野谷・二本松林道・天神谷東尾根36

前述の分岐まで戻ってきた。ベンチなど無いが、ここで小休憩とした。
平野谷・二本松林道・天神谷東尾根37

林道歩きなので迷うようなことはない。
平野谷・二本松林道・天神谷東尾根38 平野谷・二本松林道・天神谷東尾根39

森林管理道との分岐は直進。
平野谷・二本松林道・天神谷東尾根40

ベンチのある平野谷西尾根に合流する短絡路と平野谷東尾根(廃道)との分岐を通過。
平野谷・二本松林道・天神谷東尾根41

林道左側に学校の跡地がある。
門扉左側から七三峠、右側から再度公園方面へ向かう登山道がある。
平野谷・二本松林道・天神谷東尾根42

大師道との交差点になる猩々池を通過。
ここから先は車の通行があるので注意しよう。
平野谷・二本松林道・天神谷東尾根43

猩々池の先で、かなり大きな長音三声の汽笛が聞こえた。
帰宅後調べてみると、日本船籍のクルーズ船、飛鳥IIの出港だったようだ。

再度DWまで分岐などは無い。
平野谷・二本松林道・天神谷東尾根44

ゴムの仕切りが林道に設置されていた、雨水を側溝に流すためのものだろうか。
平野谷・二本松林道・天神谷東尾根45

再度DWに合流、二本松BSのベンチで小休憩を取った。
平野谷・二本松林道・天神谷東尾根46 平野谷・二本松林道・天神谷東尾根47

諏訪山方面との分岐は直進。
平野谷・二本松林道・天神谷東尾根48

城山々頂・新神戸方面との分岐を右に入る。
平野谷・二本松林道・天神谷東尾根49

イノシシの掘り返しがひどい。
平野谷・二本松林道・天神谷東尾根50

丸木階段の下りを進む。
平野谷・二本松林道・天神谷東尾根51

天神谷東尾根と北野谷西尾根の分岐を右折する。
平野谷・二本松林道・天神谷東尾根52

丸木階段の道をどんどん下っていく。
平野谷・二本松林道・天神谷東尾根53 平野谷・二本松林道・天神谷東尾根54

天神谷東尾根の後半、枯葉の堆積がひどく、下りだと登山道が判り難い箇所が相当あった。
但し、下りでは見えにくいだけで、振り返れば丸木階段がしっかり見えるので、確認しながら歩けば問題ないだろう。
平野谷・二本松林道・天神谷東尾根55 平野谷・二本松林道・天神谷東尾根56

行き止まり表示のある天神谷との分岐を越える。
平野谷・二本松林道・天神谷東尾根57

フェンス沿いの道になり、イノシシガードの扉を出れば市街地だ。
平野谷・二本松林道・天神谷東尾根58

道なりに下り、右折して進む。
平野谷・二本松林道・天神谷東尾根59 平野谷・二本松林道・天神谷東尾根60

T字路を左折するか、手前にある階段を下りれば、北野異人館。
平野谷・二本松林道・天神谷東尾根61 平野谷・二本松林道・天神谷東尾根62

異人館から北野坂を下る。
平野谷・二本松林道・天神谷東尾根63

山手幹線を越えてさらに下れば、生田新道と合流し、三宮に到着する。
平野谷・二本松林道・天神谷東尾根64 平野谷・二本松林道・天神谷東尾根65

三宮から徒歩で帰路に就いた。


○山行諸データ


△参考コースタイム(小休止・写真撮影等を含む)

09:04 五宮町BS
09:16 楠谷堰堤(平野谷登山口付近)
09:50 二本松林道出合
10:02 二本松林道西端有馬街道出合
10:14 平野谷出合
(休憩7分)
10:21 平野谷出合
11:02 猩々池
11:14 二本松林道東端再度DW出合
(休憩6分)
11:20 二本松林道東端再度DW出合
11:32 天神谷東尾根・北野谷西尾根分岐
11:54 北野異人館
12:06 三宮


△高度計校正ポイント(詳細情報は六甲山系と一部の山域のみ)

037.7m 山麓線祥福寺方面交差点
218.0m 平野谷・二本松林道出合
137.4m 二本松林道西端有馬街道出合
282.5m 猩々池
306.6m 二本松BS
047.0m 北野坂山麓線交差点
019.0m 北野坂山手幹線交差点
013.9m 北野坂生田新道交差点


△エスケープルート

二本松BSから神戸市バス25系統利用(4/1-11/30の土日祝昼間のみ)

※各交通機関は運転状況注意(運転時間帯、悪天候による運休や定休日)


△スタート地点付近情報

トイレ:無し
コンビニ:無し
飲料自販機:山麓線(バス通り)に点在


△コース途中情報

トレイ:無し
飲料自販機:無し


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