今回のテーマは「春の風はかけてゆくよ ルルルールールルールル」。
年度末年度始めは、仕事がただならぬくらい忙しい。
一晩寝ても疲れは取れず、山に行くにもハードな行程は難しく、難易度が高いとケガをしかねない。
さりとて、家でくすぶっていては、精神的にリフレッシュできない。
ならば、お手軽なプランで山に行こうと地図を広げた。
すぐには名案が浮かばず、思案投げ首。
実は比較的近場だが、今まで意識的に歩いていない道がある、それは平野谷だ。
この谷を歩いた先達の方々の情報で、登山口からの前半行程は、
ごみが散乱しており、
廃屋となったバラックが多数存在するらしい。
歩いていて気持ちの良い場所ではない感じなのが、今まで歩かなかった理由だ。
平野谷の先は、二本松林道を歩くことにした。 このチョイスはまさにお手軽プランだ。
二本松林道も七三峠に抜ける学校跡地から西側はまだ歩けていない。
平野谷から二本松林道を東進するプランだが、そのままだと、有馬街道までの区間を歩き残してしまうので、
一旦有馬街道まで西進し、二本松林道を有馬街道から再度DWまで踏破することにした。
復路は、最近歩いていない天神谷東尾根を下るプランとした。
山行当日、山歩きにはちょっと高めの気温だったが、
今回は急登箇所は殆どないので、春の風と新緑が気持ちよく、リフレッシュする目的はしっかり達成できた。
○二本松林道〜三宮
二本松林道の有馬街道側の起点から折り返しスタート。
起点から歩き始める場合、主なアクセス方法は3つ。
平野から徒歩で有馬街道旧道を歩き、平野橋か高座橋から起点を目指す。
JR神戸駅南口から阪急バス61系統に乗り、平野橋BSで下車、信号を渡り有馬街道新道を北進する。
同じく阪急バスを旧道にある草谷BSで下車、バスの来た方向に少し戻り、高座橋を渡り、新道に出て反対側に横断する。
この有馬街道、交通量が多く非常に危ない。
平野谷分岐から有馬街道間の二本松林道は特筆するようなものはないので、
私のように全区間歩くことを目的にしないなら、有馬街道を起点に歩く必要はないだろう。
高座橋から来た場合、写真矢印位置に出る。写真は起点付近から撮影している。
写真矢印が二本松林道の起点だが、平野橋から来る場合、写真中央から右下方向に歩いてくる。
車と対向なるこの路肩、結構幅がある。
渋滞やスピードの遅い車が走っていた場合、路肩を二輪車が走行してくる可能性があり危険だ。
起点からすぐに、バリケードがあるが、車両用なので横をすり抜ける。
この辺りも産廃が放置されている。
ナンバーが付いたままのトラックがあるので、私有地なのかも知れない。
更に少し進むと堰堤工事を行っており、また車両用のバリケードがある。
林道なので、道幅もあり快適にグングン進める。
前述の分岐まで戻ってきた。ベンチなど無いが、ここで小休憩とした。
林道歩きなので迷うようなことはない。
森林管理道との分岐は直進。
ベンチのある平野谷西尾根に合流する短絡路と平野谷東尾根(廃道)との分岐を通過。
林道左側に学校の跡地がある。
門扉左側から七三峠、右側から再度公園方面へ向かう登山道がある。
大師道との交差点になる猩々池を通過。
ここから先は車の通行があるので注意しよう。
猩々池の先で、かなり大きな長音三声の汽笛が聞こえた。
帰宅後調べてみると、日本船籍のクルーズ船、飛鳥IIの出港だったようだ。
再度DWまで分岐などは無い。
ゴムの仕切りが林道に設置されていた、雨水を側溝に流すためのものだろうか。
再度DWに合流、二本松BSのベンチで小休憩を取った。
諏訪山方面との分岐は直進。
城山々頂・新神戸方面との分岐を右に入る。
イノシシの掘り返しがひどい。
丸木階段の下りを進む。
天神谷東尾根と北野谷西尾根の分岐を右折する。
丸木階段の道をどんどん下っていく。
天神谷東尾根の後半、枯葉の堆積がひどく、下りだと登山道が判り難い箇所が相当あった。
但し、下りでは見えにくいだけで、振り返れば丸木階段がしっかり見えるので、確認しながら歩けば問題ないだろう。
行き止まり表示のある天神谷との分岐を越える。
フェンス沿いの道になり、イノシシガードの扉を出れば市街地だ。
道なりに下り、右折して進む。
T字路を左折するか、手前にある階段を下りれば、北野異人館。
異人館から北野坂を下る。
山手幹線を越えてさらに下れば、生田新道と合流し、三宮に到着する。
三宮から徒歩で帰路に就いた。