今回のテーマは「結構メジャーな山になりました」。
今回は、かねてより計画してた、五助山に再訪するプランを組んだ。
私が五助山に登ったのは6年前の2009年、
その後取り付き付近にあった、五助山名物のナイフリッジは残念ながら崩壊した。
新しく開拓された取り付きからは、一度も登っていないので、久しぶり五助山に登ることにした。
前回登った頃は、まだ五助山登山道の情報も少なく、有名な道迷い分岐で誤ルートに入ってしまう方も多かった。
今回歩いてみると、登山道は以前より明確になり、誤ルートは逆に判り難くくなって、かなり歩き易くなっているように感じた。
ネット上に情報も多くなり、歩かれる方が増えたのが要因だろう、新しい取り付き付近の踏み跡も明瞭だ。
登りであれば、以前と比較して迷い難くなっている。
但し、下り利用では、五助谷、西滝ヶ谷・水晶谷へ続く踏み跡が何か所かあるので、
難易度が高くなり、迷いやすい状況は変わっていないと思う。
復路は、天狗岩南尾根を選択した。
天狗岩南尾根は、摩耶山の山寺尾根と似ていて、山上から一気に市街地に下れる尾根だ。
こちらは登山道として整備が進んだのだろうか、以前と比べると歩き易くなったように感じた。
山行当日は好天に恵まれ、
くるくるバスは10名程度のパーティー、2名パーティー2組とまるで登山バスのようだった。
尚、五助山の詳しい読図解説は前回のレポも参照して頂きたい。
○エクセル東BS〜六甲ガーデンテラス
JR住吉駅からくるくるバスに乗車し終点のエクセル東BSからスタート 。
尚、くるくるバスの乗り場などは、住吉台・渦森台登山口案内で詳しく解説しているので参考にして頂きたい。
エクセル東BSからバスの来た方向に引き返し、T字路を左折すれば、すぐに地道になる。
道幅のある歩き易い道を進むと、10分程で石切道・打越山方面との分岐に着く。
住吉道・六甲最高峰方面に進む。
五助堰堤手前に左側に向かう踏み跡があるが、谷沿いの右側の道を進む。
左に進んでも、すぐ先か五助堰堤端で合流する。
五助堰堤を右岸(左側)から越える。
堰堤上流の河原で、まず1つ目の木道を渡る。
そのまま少し進んだ、2つ目の木道の手前が五助山への取り付きとなる。
木道直前にある、左側に続く踏み跡に入る。
踏み跡は少し先で右折し、バーベキュー跡の石組みを越える。
笹の中の踏み跡を進む。
住吉谷の分流を渡渉。
渡渉後正面にある谷に入る。
すぐ2m程の崖になっているが、ロープに頼る程ではない。
左前方に注意しながら、2〜3分谷を進む。
写真の場所に、左斜面に上がる踏み跡があるので、谷から離れる。
踏み跡に従い進む。
境界杭のある場所で、尾根に乗るので、右方向に進む。
左方向に進めば、崩壊したナイフリッジだ。
この先、頭が赤い境界杭が、ガーデンテラス東で縦走路に合流する手前まで続いており、五助尾根を歩く目印になる。
尚、この杭は、灘区と東灘区の境界を示す杭ではない。
灘区と東灘区の境界は、五助尾根の720±m地点で、急に尾根を離れ直線的に北東向かうが、杭はその先も五助尾根上に続いている。
前回の五助山レポで、区境界でないことは示唆していたが、今回改めて調べてみると
この頭が赤く胴が黒いプラスチック杭は、土地所有の境界を示すもので、私有地同士や私有地と公有地の境界に設置されているものらしい。
五助尾根では途中まで、土地の境界=区の境界になっているだけである。
地籍 プラスチック杭 でネットを検索すると同様の杭がたくさん出てくる。
尾根に乗ると、傾斜は急になる。
緩急を繰り返しながら、どんどん高度を上げる。
急傾斜の尾根直登箇所もある。
前述の尾根に乗った地点から五助山々頂まで、約270mの高低差がある。
前方が開けて、傾斜が緩やかになれば、五助山々頂だ。
ここで小休憩を取った。
山頂を越えると傾斜は一旦緩やかになりアップダウンを繰り返しながら進む。
途中斜面を登り、南へ続く尾根に乗る。
この辺りもまだ、アップダウンを繰り返している。
このアップダウンの繰り返しが谷に引き込まれても判り難い一因だろう。
道迷いポイントに到着。傾斜した木を越えて左方向に進む。
誤ルートである右方向への踏み跡はかなり薄くなっている。
道迷いの分岐を越えると、岩場の急な下りになる。
この下りも、間違って谷に向かって下っていると錯覚させることがあるのだろう。
写真の地点、左方向の踏み跡は続いていない。
五助山後半のハイライトである岩場を越えていく。
ここもロープに頼らないと登れないような場所は無い。
岩場が終わり、傾斜のある溝のような道を進む。
ガーデンテラスのすぐ東で、縦走路に合流。熟練者向き表示のある道標地点だ。
ガーデンテラスに到着。ここで大休憩とした。
ガーデンテラス内を西に進み、山上バスのバス停の向こう側にある駐車場脇から登山道に出る。
石切道との分岐を越える。
舗装路に出たら道なりに進む。
舗装路はUターンを繰り返しながら下っていく。
六甲オリエンタルホテル跡の向こう側に、天狗岩を示す道標があるので左折する。
5分程舗装路を歩くと、また道標があるので右折。すぐに表六甲ロープウェイの支柱があるので下を潜る。
天狗岩に到着、ここの展望は本当に気持ちいい。
最後の小休憩を取った。
天狗岩南尾根から下山を開始。
緩急を繰り返しながら下っていく。
写真には写っていないが、ベンチのある休憩ポイント。
天狗岩南尾根は、急傾斜箇所には丸木階段や石段があるのでとても歩き易い。
きつい道とゆるい道との分岐。どちらを歩いても良いだろう。
今回はゆるい道を下った。
目印になる鉄塔を通過。さらに下っていく。
二か所ある分岐。一か所目は左折、二か所目は直進。
小さな沢を越える。
寒天橋に到着。橋を渡り左折、道はすぐにUターンする。道なりに進んで行く。
尚、住吉方面に歩かれる方は、寒天橋は渡らずに直進すれば、住宅地から渦森橋に下山できる。
コンクリート壁の分岐で左折して、階段を上る。
舗装路をまっすぐ進めば、渦森台4BSがある。
前述の階段からバス停まで、それ程距離はないのだが、歩いている間に、2系統あるバスが両方行ってしまった。
そのまま待っていてもいいのだが、3分程先にある始発の渦森台BSから乗車することにした。
渦森台BSから神戸市バス38系統で帰路に就いた。尚、渦森台からは31系統も利用できる。
帰路、山行当日に開業したJR摩耶駅に立ち寄った。駅名にふさわしく、摩耶山が一望できる駅だった。