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六甲山上ハイク(まやビューライン星の駅〜六甲有馬ロープウェー六甲山頂駅)
日付:2016/02/07 (日)
同行者:無し
天候:晴れ時々曇り
気温:0℃(記念碑台 、13:15、標高約796m)
コース:まやビューラインロープウェー星の駅(摩耶山掬星台)〜天上寺〜穂高湖〜六甲全山縦走路〜ノースロード〜記念碑台〜六甲全山縦走路〜六甲有馬ロープウェー六甲山頂駅(ガーデンテラス)
地形図:神戸首部、有馬
一般地図概略位置:六甲
概算距離:9.3km
累積標高+:591m、累積標高−:407m
歩行時間:2時間26分、ルート係数:13.4
道迷い:特に問題箇所無し
特筆事項:無し
体力難易度:レベル2
技術難易度:Aランク
今回のテーマは「お手軽山上ハイク」。
2016年8月の新しい祝日、「山の日」前後に、
まやビューラインと六甲有馬ロープウェーが無料開放されるというニュースが流れた。
早速だが、無料開放を利用して六甲山上を散策できるプランを考えた。
プランのポイントはスニーカーでも歩けることと、ハイキングの要素を取り入れること。
山上散策でも、舗装路歩きだけではつまらないので、ちょっとした山登り要素も散りばめている。
このコース、無料開放とは関係なく、山歩きのデビューコースとして歩くにも最適だと思う。
コースを歩く主な注意点は4つ、天候・水分・トイレ・エスケープだ。
まず天候だが、天気の良い日を選ぶのはもちろんだが、
舗装路ではない地道も歩くので、雨の後は、ぬかるんでいたり石段や丸木階段は滑るので要注意だ。
近年、夏〜秋に集中豪雨が何度かあり
六甲山系でも土砂崩れなどが多発した。
豪雨の後に歩くのは避けて頂きたい。
次に水分。街中とは違い水分を補給できるポイントは少ない。
特に夏は、多いかなと思うくらい準備をしてから歩き始めて頂きたい。
水分が切れた状態で歩くのはかなり苦痛になるし、熱中症になる恐れもある。
水分と同様にトイレにも注意が必要だ。
コース上、トイレは数か所しかないので、早め早めに済ませてしまうのが良いだろう。
最後はエスケープ。
歩いていて疲れてしまったら、途中でエスケープして頂きたい。
コースの舗装路には六甲山上を走るバスがあり、バス停が点在している。
無理は禁物である。
このコースだけの注意点ではないが、家族連れで歩かれる方は、
子供だけでの先行は大変危険なので、特に注意して頂きたい。
山行前日に雪が降ったようで、写真は雪景色が多く
夏に歩かれる場合とは景色が随分違うと思うが、ポイントとなる箇所は変わらない。
山上の気温は市街地と比べると6〜8度程度低いが、夏なら歩くとやはり汗をかく。
尚、個人的には、ソールの張替から戻ってきた登山靴と今冬新調した登山ギアの確認を兼ねている。
○まやビューラインロープウェー星の駅(摩耶山掬星台)〜記念碑台
まやビューラインには、各線三宮駅・阪急六甲駅・JR六甲道から神戸市バス18系統又はJR灘駅から坂バス利用が便利だ。
尚、神戸市バス18系統三宮駅の乗り場はJR東口改札を出て右に進み、
角にあるセブンイレブンを回りこんだ、JTBの向かい側の3番乗り場である。
スタートはまやビューライン星の駅、駅を出ればすぐに日本三大夜景で有名な掬星台だ、まずは風景を楽しもう。
掬星台の詳細はこちらのページで解説しているので、参考にして頂きたい。
トイレと自動販売機は、星の駅建物内と掬星台の広場にある。
準備ができたら、まずは最初の目的地天上寺を目指す。
駅舎に向かって右側から舗装路に出て、右方向に進む。
何か所か遊歩道などもあるが、本コースは舗装路を進む。
オテルドマヤとの三叉路は左方向へ。
右側に白い壁が見えれば天上寺だ。境内まで石段を上る。
本堂横の展望所から、明石海峡大橋など播磨方面の景色が望める。
元の舗装路に戻り、穂高湖を目指す。
途中、遠くに見えている建物は六甲山牧場だ。
穂高湖と書かれた石碑のある場所で舗装路から離れる。
本コース最初の山道になる。
左右に分岐もあるが、道幅のある地道を直進する。
暫く進むと橋がある。橋を渡ったところで広い道とは離れ、右折し石段を登っていく。
登りきると穂高湖が右側に見えてくる。
一か所だけ小さな沢を越える。石が濡れている時やコケの上は慎重に歩こう。
穂高湖沿いの道をさらに進む。分岐などは無い。
やがて神戸市立自然の家の施設が見えてくる。その先にある杣谷峠と書かれた道標地点で左折する。
左折後も分岐の無い1本道。
舗装路に戻る、ここが杣谷峠。
写真左に映っている建物はトイレだ。
左折して暫くすすむと、自然の家がある。
自然の家を越えて、バス停の向かい側、記念碑台と書かれた道標のある石段を登る。
本コース2回目の山道に入る。
この山道だが舗装路に出るまで高度で約130m登る。神戸ポートタワーが108mなのでそれよりも高い。
最初から勢いよく登るとすぐに息が上がってしまう。
山登りのデビューコースとして登っておられる方は、
ペースを落とし、ゆっくりでいいので、出口まで休憩なしで登ってみると良いだろう。
途中、水道施設のある場所で平坦になり、短い下り区間に入る。
下りきったところに、三国池方面とサウスロードとの分岐がある。
本コースは左の三国池方向に進む。
再び道は登りに変わる。
登り切ったところで舗装路に出るので右折する。
疲れた方は東屋があるので、ここで休憩すると良いだろう。
暫く舗装路を進む。
表六甲ドライブウェイとの合流点(丁字ケ辻)を越える。
この交差点に最近食事できる店ができている。
舗装路を進むと自動販売機のある藤原商店がある。
藤原商店の先、稲荷の幟がある場所で左折する。
細い舗装路を進む。
ここはシュラインロードと呼ばれる石仏の道の下山口になっており、途中最初の石仏を見ることができる。
暫く進むと、右側に記念碑台と書かれた道標があるので右折する。
ここから3か所目の山道になる。
あまり、人通りの多い道ではないが、分岐には必ず道標があるので、記念碑台と書かれた方向に進んでいく。
約200mごとに道標があるので、不安になることはないだろう。
舗装路に出る手前に階段があるので上る。
階段を上った場所は記念碑台下の駐車場で、さらに階段を上れば記念碑台の広場だ。
記念碑台にはベンチも多く、弁当など持参の場合、休憩には最適だ。
トイレは自然保護センター建物の右側と、上ってきた駐車場にある。
飲み物の自動販売機も駐車場にある。
○記念碑台〜六甲有馬ロープウェー六甲山頂駅(ガーデンテラス)
記念碑台から階段を下り交差点を左方向に進む。
尚、ここを緑矢印の方に進めば、六甲ケーブル山頂駅がある。
徒歩でエスケープされる方はそちらに進まれると良いだろう。
交差点からすぐの場所で舗装が緑色になっている道へ右折する。
暫く上り、最初の分岐は左、次の分岐は右に進む。
神戸ゴルフクラブの建物が見えてくる。
クラブハウスの横を通り、フェンスやネットのあるコースの間を通る道を進む。
コースが切れて暫く進むと舗装路と合流する。Y字路は右方向に進む。
みよし観音の先で、今回のコース最後の短い山道に入る。
山道を登り切ると六甲ガーデンテラス駐車場横に出る。舗装路を右方向に進めば、ガーデンテラスの各施設がある。
ガーデンテラスのレストラン、六甲ビューパレスの向こう側にあるアンテナ塔下の道を進む。
途中にある歩道橋を渡って直進すれば、六甲有馬ロープウェー六甲山頂駅だ。
ロープウェー車窓から見えた雪化粧をした六甲最高峰は大変良い景色だった。
有馬温泉駅下の舗装路を道なり下れば温泉街に出る。
有馬温泉には金の湯・銀の湯など外湯もあるので、汗を流すのも良いだろう。
帰路は有馬温泉バスターミナルから各路線バスや神戸電鉄が利用できる。
○山行諸データ
△参考コースタイム(小休止・写真撮影等を含む)
11:16 まやビューラインロープウェー星の駅(摩耶山掬星台)
11:24 天上寺山門下
(天上寺散策8分)
11:32 天上寺山門下
11:44 穂高湖入口
12:03 穂高湖出口(杣谷峠)
12:10 自然の家BS前
12:28 三国池
12:45 ノースロード分岐
13:07 ノースロード出口(記念碑台)
(休憩16分)
13:23 記念碑台
13:35 六甲山ゴルフ場クラブハウス前
13:45 みよし観音
13:50 六甲ガーデンテラス
13:58 六甲有馬ロープウェー六甲山頂駅
△高度計校正ポイント(詳細情報は六甲山系と一部の山域のみ)
690.1m 摩耶山掬星台
796.0m 記念碑台
877.9m 六甲ガーデンテラス
△エスケープルート
六甲山上、自然の家前・三国池・丁字ヶ辻・六甲山ホテル前・記念碑台の各バス停より六甲摩耶スカイシャトルバス→六甲ケーブル(一部は阪急六甲行)
※各交通機関は運転状況注意(運転時間帯、悪天候による運休や定休日)
△スタート地点付近情報
トイレ:掬星台
コンビニ:無し
飲料自販機:掬星台
△コース途中情報
トレイ:天上寺、杣谷峠、記念碑台、六甲ガーデンテラス
飲料自販機:六甲山上道路藤原商店、記念碑台、六甲ガーデンテラス