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西六甲400m級連山縦走(菊水山・鍋蓋山・再度山・高雄山・世継山)
日付:2015/11/21 (土)
同行者:無し
天候:晴れ時々曇り
気温:11℃(鍋蓋山々頂 、10:50、標高約486m)
コース:神鉄鈴蘭台駅〜菊水山〜鍋蓋山〜再度山〜高雄山〜世継山〜新神戸
地形図:神戸首部
一般地図概略位置:菊水山・鍋蓋山・再度山・高雄山・世継山
概算距離:11.2km
累積標高+:978m、累積標高−:1208m
歩行時間:4時間36分、ルート係数:22.2
道迷い:再度山々頂への登路は踏み跡を辿るルートです
特筆事項:特になし
体力難易度:レベル3
技術難易度:再度山々頂付近、ハーブ園東尾根後半はBランク
今回のテーマは「やっと歩けました」。
前回の山行から約一ヶ月ぶりの山歩きである。
この間、1週は用事があったのだが、2週は空いていた。しかし空いている2週はともに天候不順。
なかなかタイミングが合わなかったが、やっと青空の下、山歩きができた。
本週末は3連休だが、すっきり晴れるのは土曜日だけの予報。これは山に行くしかない!
平日の疲れから、相変わらず目覚ましはセットせずに、自然に目が覚めてから出発するパターンとなったが、
久し振りに山の空気をたっぷり吸いこんでリフレッシュできた。
今回は、西六甲方面に連なる400m級の山を歩くプランを考えた。
目的の山は、菊水山 458.8m、鍋蓋山 486.2m、再度山 470.0m、高雄山 476.0m、世継山 411.1mの5座である。
尚、世継山は双耳峰最高ピークである西峰には登山道が無いので、登山道のある東峰のピークを山頂とした。
スタートは神鉄鈴蘭台駅、菊水山の北側からの初めて歩く道を辿って山頂へ。
菊水山々頂からは縦走路を通り、鍋蓋山を越えて再度越の分岐まで進み、西側の踏み跡から再度山々頂を目指す。
山頂から大龍寺側に下り、再度東谷蛇ヶ谷登山口から高雄山へ。
最後は市ヶ原からハーブ園東尾根の途中にある世継山東峰を通って新神戸に下山するプランだ。
このプラン、いろいろバリエーションが考えられる。
私のプランでは鈴蘭台をスタートにしたが、まず鵯越から縦走路で菊水山に向える、こちらの方が一般的かも知れない。
再度山も、登山道のある大龍寺奥ノ院から往復したり、大龍寺側から登り西側に下山し再度公園から高雄山に向かうプランもあるだろう。
高雄山は登路が複数あるので、どの道からでも登り下りできる。
5座のうち山頂から展望が開けるのは菊水山と鍋蓋山なので、愉しみを後半に残したい場合は逆コースを歩くのも良いだろう。
尚、高雄山の登山道は過去にすべて歩いているので、下記地図を参考にして頂ければ幸いである。
○神鉄鈴蘭台駅〜再度山々頂
スタートは神鉄鈴蘭台駅。
改札横にトイレのある東口から出て、駅舎を背にして右方向を線路沿いに真っ直ぐ進む。
道なりに進むと、川沿いの道となり突き当たりを左折する。
神鉄の車庫が見えるY字路を左方向に進み、車止めのバリケードを2箇所越える。
バリケードを越えてすぐの場所に登山口がある。尚、右方向は山頂まで続く舗装路である。
登山道に入る。途中、舗装路に出るまでは、ずっと谷沿いの道だ。
15分程で舗装路に出る。道路左向かい側に石段道が続く。
石段を登ると再び舗装路に出る。ここは右折し、暫く舗装路を歩く。
舗装路脇にトイレのある場所から山道に戻る。
縦走路と合流し、暫く進めば、1座目の菊水山だ。
菊水山々頂は休憩するハイカーで混雑していた。
菊水山は鈴蘭台側から登ると時間も掛からず、登りもきつくないので、軽い休憩だけで先を急ぐことにした。
ここからは縦走路となり、道はしっかりしており、道標も整備されていて迷うことは無い。
天王吊橋への下りは、なだらかな道、普通の下り、岩場の激下りと姿を変えていく。
鉄製の階段を降り、長坂堰堤の池を越えれば、天王吊橋だ。
鍋蓋山に登り返す。
山の急斜面に取り付き、九十九折の道で高度を上げる。
急斜面を登りきると岩が多い道になる。
傾斜の緩い登りになれば山頂は近い。
2座目、鍋蓋山に到着。山頂直下のベンチも空いていたので、ここで食事休憩とした。
山頂からの景色を眺めながら、ゆっくり休憩を取り出発。
縦走路を東へ進む。途中何箇所か分岐があるが、すべて道標があるので迷うことはないだろう。
縦走路と再度越との分岐を左折し、登山道右側の石垣が切れる場所が再度山への取り付きになる。
取り付きからやや右前方に登ると踏み跡に出る。
今はシーズン的に落葉が多いが、踏み跡はしっかりしているので、踏み跡を発見できれば、山頂まで迷うことはない無いだろう。
取り付きから山頂まで10分弱で着くが、登山道ではない場所が不安な方は大龍寺奥ノ院側から往復されると良いだろう。
3座目、再度山に到着。
○再度山々頂〜新神戸
小休憩をとって出発。
山頂からはしっかりとした踏み跡が2本ある。
1本は今登ってきた再度越からの道、もう1本が大龍寺奥ノ院からの道だ。
奥ノ院からの道だが、写真の亀石直下がかなり急だ。
登りは良いが、下る場合は慎重に通過して頂きたい。
踏み跡を辿ると、大龍寺奥ノ院に着く。
本堂に下りると銀杏の落葉が見事だった。
休憩するつもりはなかったが、ちょっとした撮影休憩になった。
大龍寺下の自販機ポイントから、再度DWを跨ぎ、市ヶ原方面に進む。
写真の場所が再度東谷分岐西側の土砂崩れ地点だ。
見上げると、また大雨が降ると崩れそうな雰囲気だった。
土砂崩れ地点は、再度東谷再度公園方面分岐のすぐ西側である。
再度東谷を蛇ヶ谷史跡まで進む。
史跡案内板のすぐ背面が高雄山蛇ヶ谷登山口だ。
山頂付近まで尾根を登っていく道である。
途中森林管理歩道とクロスするが、正面の斜面を登る。
すぐにしっかりとした道に戻るので、先に進む。
登山道が花崗岩のザレた道になる辺りで振り返ると西側の展望が開けている。
分水嶺林道側からの登山道と合流すると、まもなく4座目の高雄山である。
高雄山も再度山と同様に山頂からの道は2本ある。
登ってきた道と逆が市ヶ原方面への道だ。
暫く下ると森林管理歩道と合流し、すぐに縦走路登山口からの道と分岐する。
右写真(2枚目写真)の地点では、左側の尾根を登る道が市ヶ原への道である。
市ヶ原までは尾根の激下りとなりので慎重に下る。
市ヶ原に到着、小休憩とした。
市ヶ原から摩耶山方面に進む。
尚、上級者の方で世継山西峰を目指したい方は、地蔵尊が祭られている手前、写真の斜面から取り付くと比較的登り易いらしい。
ハーブ園方面の分岐で右折する。
少しずつ高度を上げていく。
左写真(1枚目写真)道標のある地点で、ハーブ園東尾根と合流する。
右折し、ハーブ園を目指す。
森のホール横の出入り口を越えて、階段を登った地点が、本日最後となる5座目、世継山東峰のピークとなる。
世継山は谷沿いのハーブ園施設を挟んで、双耳峰となっているが、
過去の地形図を見ると布引東山のようにピークが3つあるようにも見える。
そのままハーブ園東尾根で下山を開始する。
風の丘の登山口を越える。
風の丘から登山口まではあまり整備されていない。
笹が多く、足元に注意しながら進む。
尾根から谷沿いに下り、対岸に渡る。
対岸に渡ってから、鉄製階段までは滑り易いので要注意だ。
ハーブ園登山口に到着(写真は振り返って撮影)。
階段を降りて、左方向に進む。
暫く舗装路を下ると右側ガードレールの切れ目から、みはらし展望台に降りる階段がある。
布引の滝から、新神戸に下山した。
○山行諸データ
△参考コースタイム(小休止・写真撮影等を含む)
08:54 神鉄鈴蘭台駅
09:07 菊水山登山口
09:41 菊水山々頂
(休憩4分)
09:45 菊水山々頂
10:10 天王吊橋
10:39 鍋蓋山々頂
(休憩19分)
10:58 鍋蓋山々頂
11:15 再度越分岐
11:23 再度山々頂
(休憩10分)
11:33 再度山々頂
11:44 大龍寺境内
(休憩5分)
11:49 大龍寺境内
11:57 再度東谷分岐
12:07 蛇ヶ谷登山口
12:23 高雄山々頂
(休憩2分)
12:25 高雄山々頂
12:54 市ヶ原
(休憩6分)
13:00 市ヶ原
13:21 ハーブ園東尾根合流
13:29 世継山東峰山頂
(休憩4分)
13:33 世継山東峰山頂
13:46 風の丘分岐
14:00 ハーブ園東尾根登山口
14:10 布引雄滝
14:20 新神戸
△高度計校正ポイント(詳細情報は六甲山系と一部の山域のみ)
276.3m 鈴蘭台駅前
283.2m 菊水山登山口ゲート前
458.2m 菊水山々頂
283.0m 天王吊橋西詰
486.5m 鍋蓋山々頂
471.0m 再度山々頂
308.5m 再度東谷分岐
349.8m 蛇ヶ谷登山口
476.5m 高雄山
249.5m 市ヶ原櫻茶屋前
411.1m 世継山東峰
173.6m みはらし展望台
054.2m 砂子橋南詰
038.2m 布引交差点
△エスケープルート
奥再度DW、大竜寺BSから神戸市バス25系統利用(4/1-11/30の土日祝昼間のみ)
ハーブ園東尾根→神戸布引ロープウェイハーブ園山頂駅、風の丘駅
※各交通機関は運転状況注意(運転時間帯、悪天候による運休や定休日)
△スタート地点付近情報
トイレ:鈴蘭台駅構内
コンビニ:東口改札すぐにファミリーマート
飲料自販機:駅付近多数
△コース途中情報
トレイ:菊水山登山道途中、大龍寺、市ヶ原、みはらし展望台
飲料自販機:大龍寺下、市ヶ原、おんたき茶屋