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石楠花谷(林道コース)・ノースロード・油コブシ
日付:2015/10/24 (土)
同行者:無し
天候:晴れ
気温:16℃(記念碑台 、13:15、標高約796m)
コース:神鉄花山駅〜石楠花谷〜ダイヤモンドポイント〜ノースロード〜記念碑台〜六甲ケーブル山上駅〜油コブシ〜六甲ケーブル下BS
地形図:神戸首部、有馬
一般地図概略位置:石楠花谷
概算距離:11.1km
累積標高+:769m、累積標高−:795m
歩行時間:4時間09分、ルート係数:19.0
道迷い:石楠花谷は踏み跡不明瞭になる箇所有り
特筆事項:補助ロープのある滑り易い岩場有り
体力難易度:レベル2
技術難易度:石楠花谷はBランク
今回のテーマは「思ったより、すんなり歩けました」。
今回は北六でまだ歩いていなかった石楠花谷を歩いた。
石楠花谷の核心部は下流の遡行だが、今回のプランでは下流部分は難易度の低い林道コースを歩くことにした。
下調べでは、下流部分の遡行もなんとか歩けそうな感じだったが、
既に10月も後半、もしドボンすると風邪をひきそうなので、下流の遡行はまたの機会とした。
石楠花谷は、踏み跡が無くなり谷を遡行する場面も多いと思っていたが、予想以上に踏み跡はしっかりしていた。
マーキングを頼りにしないといけない場面もあったが、谷の転換点や滝の高巻きなどの知識を入れておけば、それ程難易度は高くないと感じた。
復路は前ヶ辻からアイスロードで下山するのが良いのだが、アイスロードはまだ通行止めが続いている。
今回は、ダイヤモンドポイントから山上道路を避けてノースロードで記念碑台に向い、油コブシからの下山するプランとした。
○神鉄花山駅〜ダイヤモンドポイント
スタートは神鉄花山駅。
登山口までのアクセスは山と高原地図に示された、大池中学校と大池小学校の間を抜けていく道を辿ることにした。
花山駅は山の斜面に有り、北側にしか改札口が無いので、改札横の階段を降りて線路の南側に出る。
階段を降りた前の道を左方向に進む。なお写真の橋を渡りすぐの交差点の角にファミマがある。
暫く進んだ出合橋の交差点で右折し、道なりに上っていき、橋を越えてすぐの信号で右折する。
中学校のグランドを越えた左写真(1枚目写真)の場所で右折する。すぐに突き当たるので今度は左折する。
写真の分岐は右に進むのだが、右に進むと神港高のサブグランドような場所に出る。
付近に明確な踏み跡がなかったので、最初はこの分岐を左方向に進んだのだが、大池小学校を回り込み大通りに出てしまった。
元の分岐に戻りサブグランド側に進む。よく見るとグランドを横切った先に道があるようなので、そちらに進んでみた。
尚、神港高のメイングランドは別にあるのだが、地面の状態からこのグランドも使用されているようだ。
使用中なら横切ることは難しい。私は発見できなかったが、別のルートがあるのかも知れない。
グランド先の道を進む。
アーバン六甲テニス倶楽部の前に出る。
門柱には「関係者以外立入禁止」の表示があるが、左写真(1枚目写真)の中央に写っている兵庫登山会の案内板にはテニスクラブの駐車場を抜けるよう指示がある。
たぶん、ハイカーのために好意で通過を許可して頂いているのであろう。
六甲にはこういった私有地通過がけっこう多い。迷惑がかからないように、マナーを守って通過しよう。大声で騒いだり、トイレを借りるなどは厳禁だ。
クラブハウスの前で左折し駐車場の間を進む。
駐車場を抜けるとすぐに川にぶつかる。
石楠花谷の遡行はこの沢から入渓する。今回は林道コースを歩くので、対岸やや左にある踏み跡に向けて渡渉する。
しっかりとした踏み跡を進む。
暫く進むと石楠花谷堰堤のある開けた場所に出る。殆ど道標のない石楠花谷では堰堤が目印となる。
少し暑くなってきたので、ここで小休憩とした。
石楠花谷堰堤を左に見て、正面の林の中へ続く踏み跡を進む。
二股の分岐に出る。石楠花谷は道の左側にあるので、左に進みたいところだが、この分岐は右に進む。
石楠花谷前半の道はとにかく倒木が多い。
堰堤に突き当り、堰堤の右側を登っていく。この堰堤が山と高原地図に記載された石楠花谷第三堰堤だ。
堰堤上部に分岐がある、ここは右折する。
石楠花谷第三堰堤手前と比べると細くなった踏み跡を進む。この辺りから、マーキングに注意しながら歩いた方が良いだろう。
副堰堤を持つ、石楠花谷第四堰堤に出る。堰堤左側の擬木の階段を登る。
ダイヤモンドポイント辺りまで誰にも会わないことを予想していたのだが、ここで6名程の先行パーティに追いついた。
追い抜くことも考えたのだが、初めて歩く道をゆっくり楽しみたかったので、ここで少し長めの休憩を取り先行パーティとは距離を置くことにした。
堰堤を越え擬木の階段を降りて、踏み跡を道なりに進む。
実はこの石楠花谷第四堰堤は谷の転換点なのだが、踏み跡がしっかりしており転換点だと意識することは無い。
石楠花谷第四堰堤を越えると、踏み跡が不明瞭な部分も多くなる。
踏み跡の無い沢に近い部分を通ることもあるので、しっかりマーキングを確認しながら進む。
左写真(1枚目写真)の地点が山と高原地図にある、左の谷への転換点だ。
水量が多いのは右の谷だが、左からも大きな谷が合流している。マーキングに従い谷の間にある尾根を登っていく。
登りきると、右の谷にある兵庫県設置の堰堤の左端に出る。
堰堤上部には分岐があり、左方向に石楠花谷を示す道標がある。右方向は左右の谷の間を登り、ノースロード方面に至る道だ。
進む方向は左の谷であることが頭に入っていればこの分岐を左に進むことが理解できる。
転換点から左の谷の右側を進む。
兵庫県設置の堰堤を2つ越えると踏み跡は沢に降りていくので対岸に渡渉する。
しばらく進むと炭焼窯の跡がある。
さらに進むと河原に出る。ここで先行パティーさんを含め10名くらにが休憩されていた。
石楠花谷は予想よりハイカーが多い。
左写真(1枚目写真)の地点で谷が狭くなる。よく観察すると沢の左側の崖を登るようにマーキングがある。
ここはこの先にある滝を高巻く道で、重要な分岐である。補助ロープも張られているので慎重に進む。
滝を高巻いた後は、再び沢沿いを進む。補助ロープのあるような滝を2つ越える。
小さな滝を右側から越えて進む。
谷が枯れ沢になり、傾斜が急になると、地獄谷西尾根のコル部が確認できるようになる。
どんどん高度を上げていく。地獄谷西尾根との合流点は近い。
地獄谷西尾根に合流、ダイヤモンドポイントを目指す。
石楠花谷取り付きの渡渉点から地獄谷西尾根合流点までの歩行時間は1時間37分だった。
小さな岩場を登って、笹道を進む。
ダイヤモンドポイントに到着。ここで小休憩とした。
○ダイヤモンドポイント〜六甲ケーブル下
景色の見える方向とは逆方向に振り返ると左右に道がある、記念碑台を目指すので左側の道を進む。右写真(2枚目写真)の分岐も左側に進む。
大池地獄谷方面への分岐に進むのだが、左写真(1枚目写真)の分岐がその分岐だと誤認して左折してしまった。
道なりに進むと別荘の門扉で行き止まりだったので元分岐に戻った。正しくは真ん中写真(2枚目写真)の分岐で左折する。
暫く進むとまた分岐があり、ここでもまた誤認する。
左写真(2枚目写真)の場所を大池地獄谷との分岐だと勘違いし右方向に進んだ。
右方向に進むと、トイレやバーベキュー施設のある場所に出た、地図で確認するとYMCAの敷地内に居るようだ。
元分岐に戻る。正しくは右写真(1枚目写真)の分岐で右折する。2回の誤認で15分程タイムロスしてしまった。
シュラインロードに合流し、ノースロードを進む。
ノースロードは道標もしっかりしている。記念碑台と書かれた方向に進む。
記念碑台に到着、ここで昼食休憩にした。
ダイヤモンドポイントから記念碑台まで、道の誤認もあり思ったより時間がかかった。
記念碑台から山上道路に下りて、六甲ケーブル山上駅を目指す。
ケーブル山上駅を越えて、天覧台の先が油コブシの下山口だ。
寒天山道との分岐、油コブシ山頂、東屋のある休憩ポイントと軽快に進む。
ゆるい道とけわしい道の分岐、久しぶりに油コブシの正規登山口であるゆるい道に進んだが、やはり少し滑り易い状況は変わっていなかった。
左写真(1枚目写真)の分岐はけわしい道に進んだ方が安全だ。
高齢者施設奥に下山。
Uターンを2回繰り返し、長い舗装路の下りを進む。
六甲ケーブル下に到着。
神戸市バス16系統でJR六甲道へと帰路に就いた。
○山行諸データ
△参考コースタイム(小休止・写真撮影等を含む)
09:27 神鉄花山駅
10:01 石楠花谷取り付き
10:11 石楠花谷堰堤
(休憩3分)
10:14 石楠花谷堰堤
10:25 石楠花谷第三堰堤
10:39 石楠花谷第四堰堤
(休憩10分)
10:49 石楠花谷第四堰堤
11:11 左俣への転換点
(休憩5分)
11:16 左俣への転換点
11:56 地獄谷西尾根合流
12:01 ダイヤモンドポイント
(休憩3分)
12:04 ダイヤモンドポイント
(ルート誤りロス15分)
13:05 記念碑台
(休憩25分)
13:30 記念碑台
13:42 六甲ケーブル山上駅
13:45 油コブシ下山口
13:56 寒天山道分岐
13:59 油コブシ山頂
14:03 東屋のある休憩ポイント
14:29 油コブシ登山口
14:37 六甲ケーブル下
△高度計校正ポイント(詳細情報は六甲山系と一部の山域のみ)
282.1m 神鉄花山駅
285.9m 出合橋
796.0m 記念碑台三角点
788.0m 記念碑台交差点
741.0m 六甲ケーブル山上駅前車道
625.5m 油コブシ山頂三角点
242.1m 六甲ケーブル下前車道
△エスケープルート
六甲山上、丁字ヶ辻・六甲山ホテル前・記念碑台の各バス停より六甲摩耶スカイシャトルバス・六甲山上バス→六甲ケーブル
※各交通機関は運転状況注意(運転時間帯、悪天候による運休や定休日)
△スタート地点付近情報
トイレ:神鉄花山駅構内
コンビニ:神鉄花山駅南側にファミリーマート
飲料自販機:駅周辺に有り
△コース途中情報
トレイ:記念碑台・六甲ケーブル山上駅・六甲ケーブル下駅
飲料自販機:六甲山上道路沿いに点在