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長峰山・山寺尾根
日付:2014/09/27 (土)
同行者:無し
天候:晴れ
気温:21℃(長峰山々頂 、10:11、標高約687m)
コース:六甲ケーブル下〜長峰山大月台登山口〜長峰山々頂天狗塚〜杣谷峠〜アゴニー坂〜天上寺〜掬星台〜山寺尾根〜永峰堰堤〜五毛BS
地形図:神戸首部
一般地図概略位置:長峰山
概算距離:7.9km
累積標高+:728m、累積標高−:896m
歩行時間:3時間20分、ルート係数:16.2
道迷い:特に問題箇所無し
特筆事項:登り・下りとも急坂多し
体力難易度:レベル2
技術難易度:Aランク
今回のテーマは「新スタイル」。
今までの私の登山スタイルは、早朝に出発して、普通の方が登ってくるような時間に下山を始めるプランが多かった。
早朝はハイカーも少なく、人気のある山域でも静かな山歩きが楽しめる。
そういうスタイルが今でも好きなのは変わらないが、なにせ仕事が忙しく休日の早朝になど起きれない。
今までは、こんな状態の時は山登りは控えていたが、
山登りを諦めないにはどうしたらいいか考えた。
結論は、とにかく寝ること。
休日は目覚まし時計をセットせずに寝る。早朝に目が覚めても二度寝する。
心行くまで寝て、いざ起き上がった時間から行ける山に行く。
これなら疲れもそこそこ取れているし、寝不足によるモチベーションの低下も無い。
暫くはこのスタイルで山に登ろうと思う。
前置きはさておき、今回は復旧したトゥエンティクロスから摩耶山を目指そうと考えていた。
しかし、前日に天気予報を確認すると予報は「晴れ」。
秋晴れの休日に谷道歩きはもったいないので、どこか尾根を歩こうと考えた。
新スタイルではそう遠くには行けないので、久しぶりに長峰山整備登山道を選んだ。
長峰山は、樹林帯歩きの山ではあるが、名前の通り、長い峰歩きが楽しめる山だ。
登りの傾斜もそれなりにあり、「登った」と感じることができる山でもある。
当日は風こそ気持ちよかったが、気温が高く、樹林帯で木漏れ日程度の日差しが丁度良い感じだった。
長峰山の整備登山道を登るのは丁度5年ぶりだ。
大休憩地点を掬星台に設定し、前回同様、下山路は脚の調子と相談して決める予定で出発した。
今回は掬星台到着時も、それほど疲れが溜まっていなかったので、下山路は摩耶山直滑降ルート山寺尾根を選んだ。
○六甲ケーブル下〜杣谷峠
スタートは六甲ケーブル下。
六甲ケーブル下へは神戸市バス16系統でアクセスできる、阪神御影・JR六甲道・阪急六甲から乗車可能だ。
長峰山と言えば、阪急六甲から六甲学園への坂を上り、伯母野住宅地奥からのアクセスが書籍や登山地図で紹介されているが、
この道はものすごい舗装路の急坂で、登山口に着くまでに疲れてしまう。
今回使った大月台の登山口は六甲ケーブル下から約10分、登りは半分くらいで急坂ではない。
アクセスが容易なので、長峰山へ登られる方はこちらの登山口の利用をおススメします。
ケーブル下駅を正面に見て、左側の坂を上り、橋を渡った後、二筋目を左折する。
そのまま道なりに暫く下り、バリケードのある橋を渡ってすぐに右折。コンクリート壁が見えるので道なりに左折する。
コンクリート壁が切れたところに長峰山への登山口がある。
登山口から暫く登ると急斜面がある。冬季は落ち葉の堆積で少し歩き難い。
尾根筋に出て暫く進むと踏み跡はY字路になっているので右側の道を進む。
鉄塔の下を潜ると、伯母野からの登山道と合流する。登山口からここまで約5分で到着する。
長峰の登山道、まずは谷を越え、山の斜面を登っていく。
前回2009年山行時には無かった天狗塚堰堤の左岸(右側)斜面を登って行く。
登山道は緩急を繰り返しながら、ぐんぐん高度を上げていく。
六甲線九鉄塔に到着。道標以外ではこの鉄塔が山頂まで行程で、唯一はっきり判る目標地点だ。
伯母野からの登山道と合流してから、ここまで約30分。ここから山頂天狗塚まで30分弱、ほぼ中間点なので、ここで小休憩とした。
休憩のおやつはビスコ。賞味期限切れ直前のものが家に残っていた。
賞味期限信者ではないので期限が切れても気にしないが、持って行けそうなものがこれしかなかったので持参した。
さらに高度を上げると登山道の左側が開けてくる。以前はもっと視界が開けていて展望も良かったのだが、ネザザが広がり展望が悪くなっていた。
展望が開けた後は傾斜は緩やかになる。
いくつか道標を越えれば、長峰山々頂天狗塚に到着する。
幸い山頂天狗塚は無人であった。
好天にも恵まれていたので、久しぶりにクルクル回ってみた。
長峰山々頂の360度展望動画をどうぞ。
後続のパーティーがやってきたので、狭い山頂をお譲りして、先を急ぐことにした。
掬星台から長峰山を望むと判るのだが、天狗塚の先に、もう一つ大きなピークが見える。
見えている通り、天狗塚から大きく下って、登り返すことになる。
六甲自然の家のオリエンテーリング標記が見えれば、約15分で杣谷峠に到着する。
杣谷峠と自然の家への分岐があるので、左側の杣谷峠側に進む。
この鉄塔から約10分で杣谷峠に到着する。
○杣谷峠〜掬星台〜五毛BS
杣谷峠で小休憩を考えたが、ここで休むとアゴニー坂の登りで足が上がらなくなりそうなで、そのまま進むことにした。
舗装路を5〜6分進めば、道路の左側にアゴニー坂の登り口がある。
登りがきつい方はそのまま舗装路を進んでも、掬星台に行ける。
アゴニー坂を登る。
長峰山から展望もそこそこ良かったので、西側の展望を見るため、久しぶりに天上寺さんに立ち寄った。
掬星台まで六甲全山縦走路の道標に従って進む。途中にあるオテルド摩耶のグラスハウスは物置のようになっていた。
岩の丘は摩耶の石舞台と命名されたようだ。
掬星台に到着、ここで大休憩とする。
前回に引き続き今回も摩耶ビューテラス702で昼食。今回はソースかつ丼を注文した。
ゆっくり休憩して山寺尾根から下山開始。
掬星台からの急坂を下って、史跡公園方面との分岐を通過。
少し登り返しの先が、山寺尾根の頭にあたるピークだ。
ここから一気に下っていく。少しは緩い傾斜の部分もあるが、後半までは急な下りが続く。
山寺尾根下りにある分岐点。今は写真のように枯れ丸太で塞がれているが直進方向にも踏み跡が続いている。
真っ直ぐ進むと尾根は切れ落ちており、登山道がなくなる。
この丸太、ずっとあるとは限らないので、尾根が切れ落ちている箇所に出てしまったら引き返して、
下り方向を向いて左側をよく見れば踏み跡が見つかると思う。
鉄塔を2本越える。写真は神戸東線二三鉄塔、この先に南灘連絡線六鉄塔がある。
堰堤工事の囲いを越えて進めば、杣谷堰堤に出る。
更に下って、永峰堰堤に下山。
少し気温が高く、下りでも結構汗をかいたので、ここで小休憩。
道なりに舗装路を下り、山麓線の信号を右折。
五毛BSから三ノ宮方面へと帰路に就いた。
○山行諸データ
△参考コースタイム(小休止・写真撮影等を含む)
08:58 六甲ケーブル下
09:07 長峰山大月台登山口
09:39 六甲線九鉄塔
(休憩8分)
09:47 六甲線九鉄塔
10:10 長峰山々頂天狗塚
(休憩7分)
10:17 長峰山々頂天狗塚
10:47 杣谷峠
10:53 アゴニー坂下
11:03 天上寺
(休憩7分)
11:10 天上寺
11:19 掬星台
(休憩56分)
12:15 掬星台(山寺尾根下山口)
13:26 永峰堰堤
(休憩4分)
13:30 永峰堰堤
13:40 五毛BS
△高度計校正ポイント(詳細情報は六甲山系と一部の山域のみ)
242.1m 六甲ケーブル下前車道
687.8m 長峰山天狗塚
608.0m 杣谷峠前車道
690.1m 掬星台
△エスケープルート
杣谷峠→東徒歩5分、「摩耶山市立自然の家前」バス停より六甲摩耶スカイシャトルバス→六甲ケーブル
摩耶山上→まやビューライン星の駅、六甲摩耶スカイシャトルバス
※各交通機関は運転状況注意(運転時間帯、悪天候による運休や定休日)
△スタート地点付近情報
トイレ:六甲ケーブル駅
コンビニ:無し
飲料自販機:六甲ケーブル駅
△コース途中情報
トレイ:杣谷峠、天上寺、掬星台
飲料自販機:掬星台