今回のテーマは「久しぶりの遠出、六甲だけど」。
今回は以前からプランニングしていた座頭谷を歩いた。
座頭谷の奇岩景を楽しみ、東六甲縦走路南側の山を通って下山するプランだ。
三ノ宮在住の私にとっては、東六甲宝塚方面は、六甲の中でもアクセスしにくい場所で、この方面に歩き残しが多い。
座頭谷は、河原の岩がゴロゴロしており足元には注意が必要だが、登山口から脱出口まで、傾斜も緩く歩き易い道だ。
普通に歩いていれば、脱出口も見落とすことはないだろう。好天の中、ゆっくり風景を楽しむことができた。
座頭谷を抜けた後、みつばちハニー農場からは、西に向かって歩き始めるのだが、その先縦走路に合流する時は東向き。
樹林帯の山中を大きく180度Uターンすることになる。
1本道なら問題無いが、途中何箇所か分岐があり、コンパスと周辺地形を確認しながら歩く必要がある。
藪道歩きに慣れていない方は避けた方が良いだろう。
下山地点には行者山を選んだ。行者山の東観峰と名の付いたピークからの景色は絶景だった。
この方面を歩かれる方は一見の価値はあると思うので立ち寄ってみられては如何だろうか
行者山は登山道が多くつけられているが、道標や案内図が整備されており迷うようなことは無い。
○しるべ岩BS〜みつばちハニー農場
阪急宝塚から、阪急バスに乗車し10分強、知るべ岩BSからスタート。
バス降車後、船坂・有馬方面に歩く。
すぐに河原に降りるスロープがあるが、尼信蓬莱峡山荘の私有地なので、その先のスロープまで進む。
特徴的な湾曲した堰堤を渡り地道に。
道はY字に分岐している、どちらでも座頭谷に向える。今回は右側の河原に近い道を進むことにした。
木々や草が多く、河原が視認できる場所は少ない。
山側の道や、河原の堰堤に続く道などが交錯しているが、川の上流方向に歩いていれば問題ないだろう。
途中、渡渉箇所がある。この川(谷)は座頭谷ではなく大谷だ。
この付近には大谷の上流方面に向う踏み跡もあるので、間違って入らないように気を付ける必要がある。
さらに上流へと登っていく。道の傾斜は緩やかだ。
特徴的な4段堰堤を越える。
堰堤最上段は階段になっおり、堰堤端に棚越を示す道標がある。
一旦河原に下りるが、少し進むと右岸(上流に向かって左側)に踏み跡がある。
小さな堰堤を越えてさらに進む。
座頭谷は後述の上流部堰堤を越えるまで、右岸に登山道や踏み跡があるので、意識して歩くと良いだろう。
上流部、コンクリート堰堤から河原に出る。ここが座頭谷の核心部になる。
歩き始めて1時間経っていないが、奇岩の風景に囲まれたこの場所で小休憩とした。
写真の場所が、座頭谷からの脱出口となる。
核心部の河原の中央から上流方向を見ると容易に視認できる。道標やマーキングも豊富で見落とすことは無いだろう。
ここまでは傾斜が緩やかな河原歩きだったが、ここから一気に高度を上げる。
踏み跡は明瞭で迷うことはないだろう。
みつばちハニー農場が近づくと道は平たんになる。
ハニー農場の物置のようなものが見えたら、手前のテープの位置で右折する。
さらにその先のY字分岐は左へ進む。
ハニー農場北側の舗装路にでる。
みつばちハニー農場入口とは写真の距離感だ。
○大谷乗越〜光が丘北BS
大谷乗越から縦走路を約30分程でゆずり葉台分岐(道標34)に到着する。
上記分岐から行者山に向かって下る。
途中に目印として、岩倉山反射板方面への分岐があるが、ここは曲がらず更に下る。
このまま下山してしまうのでは?と思うくらい下ると写真の案内図と道標が現れる。
ここから行者山の山域となる。
案内図の拡大写真。今日は現在地〜行者山々頂〜東観峰を経て光が丘口に下山する。
地形図の赤丸印にはこの地図と同様の案内地図が設置されており、地形図は整置されている。
案内図以外にも道標があり、まず迷うようなことはないだろう。
行者山々頂から更に進む。東観峰手前にも東展望台と名付けたられた見晴らしの良い場所があった。
東観峰を目指す。途中の三叉路を右折。
東観峰に到着。目の前には北摂の絶景が広がっていた。
「東観」の名はあるが、四方絶景である、この方面を歩かれるなら、一見の価値はあると思う景色だ。
前述の三叉路まで戻り、光が丘方面に下る。
前方が開けると住宅地に下山する。鉄製の橋のあるところで左折し、直進すればバス停に着く。
光が丘北BSから阪急バスで、阪急逆瀬川へと帰路に就いた。
尚、光が丘北BSは起終点になっており、バス停は1箇所しかない。