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東山尾根・岩屋東尾根・山寺尾根(摩耶山)
日付:2014/03/22 (土)
同行者:無し
天候:晴れ
気温:2℃(掬星台 、9:30、標高約690m)
コース:熊内5丁目BS〜東山尾根〜行者堂跡〜岩屋東尾根〜岩屋尾根〜天狗道〜掬星台〜山寺尾根〜永峰堰堤〜五毛BS
地形図:神戸首部
一般地図概略位置:摩耶山
概算距離:6.7km
累積標高+:848m、累積標高−:831m
歩行時間:3時間07分、ルート係数:16.6
道迷い:岩屋東尾根は踏み跡が殆どありません
特筆事項:無し
体力難易度:レベル2
技術難易度:岩屋東尾根・岩屋尾根はCランク、東山尾根はBランク
今回のテーマは「普通の尾根でした」。
今回はまずターゲットを摩耶山と決めた。さてどこから登ろうかと思案。
お馴染みの市ヶ原から登るか?石楠花山を越えてくるか?杣谷辺りからアクセスするか?
なかなかプランが決まらない。
前に登ったことのある東山尾根〜行者尾根もいい。しかし今では行者尾根もメジャールートになりハイカーも多い。
今回はもう少し静かに歩きたい。比較的地味な岩屋尾根ならハイカーも少ないだろうと考えた。
岩屋尾根に登るなら、以前確認していた行者堂裏から始まる尾根を登ることにした。
この尾根はある程度歩かれている尾根だと思っていたが、実際に登ってみると、殆ど歩かれた形跡のない尾根だった。
まずは熊内から東山尾根を登る、旧摩耶道を経て、行者堂(跡)へ。
ここから岩屋尾根の一つ谷を越えた東側の尾根を辿って、岩屋尾根に合流する。
岩屋尾根の東側なので、岩屋東尾根と呼ぶことにした。
天狗道合流後はそのまま掬星台へ。
復路は、いつもの上野道ではなく、直滑降ルートの山寺尾根を選んだ。
○熊内5丁目BS〜摩耶山掬星台
神戸市バス2系統熊内5丁目BSからスタート。
三宮方面から乗車した場合、バス下車後、更にバスの進行方向に歩く。
東山尾根登山口までのより詳しい案内はこちらのレポをご覧頂きたい。
かつてあった「クリーニング」の看板は「キッチン工房」の看板に架け変わっていた。
バス通りから路地へ左折し、登山口を目指す。
登山口は泉隆寺前を通過し更に奥にあるので、まずは電柱やカーブミラーに設置された泉隆寺を示す看板に従い進む。
写真左の門扉が泉隆寺、更に奥に進む。
階段を上り、壁沿いを左に進む。
先ほどの階段からすぐの場所に東山国有林の看板と火の用心標識がある。
ここが東山尾根の登山口。奥に続く踏み跡は東山中央峰南尾根。
市街地に近い部分は落ち葉も多く、少し荒れ気味。
東山尾根は関電の巡視路だ。送電線近くの木は伐採されているので、明るく展望も開ける。
岩場っぽい場所もあるが、少し脆い花崗岩なので注意が必要だ。
東山砲台に関係する施設があったと思われる石垣がある。石垣の後にある分岐は鉄塔に向かわず、左側を進む。
すぐに神仙寺道との分岐があり、旧摩耶道、学校林道との合流点に到着する。
学校林道分岐以東の旧摩耶道は、一箇所だけ谷を越える部分を除けば、行者堂跡までほぼ水平道だ。青谷方面を示す道標が2箇所ある、一箇所目は上田道。
二箇所目の道標が岩屋尾根。写真左側の斜面に踏み跡やテープが確認できる。
行者堂に到着、すっかり「行者堂跡」になってしまった。ここで小休憩。
お堂跡の奥に進む。
本日の核心部、岩屋東尾根に取り掛かる。写真奥へ進めば、行者尾根や老婆谷にアクセスできる。
石段を上る。
石段を上ったところ、明確な踏み跡のようなものは発見できなかった。
石段の上は平削り地になっており、推測するとここにかつて建物や物置があり、石段はその建物などに向かうものだと思われる。
踏み跡くらいある道を想像していたので、改めて周辺の状況と地形図・コンパスで行程を確認。
事前に調べていた情報では尾根に難所は無い。踏み跡の無い尾根登りになるがこのまま進むことにした。
踏み跡に見えるような場所もあるが、少しも踏まれていない、目の錯覚だ。
方角を確認しながら尾根を登れば良いので、それほど難易度は高くない。
岩屋東尾根は西に進む尾根である。
前日が春分で天候の良い朝の山登り、コンパスを見るまでも無く、影のできている方向が西だ。
岩場もあるが越えるのに難儀するような場所は無い。
15分強登ると岩屋尾根の本体が合流してくるので、左側を意識しながら歩く。
岩屋尾根との合流地点は、少し木が伐採された写真の場所だ。
岩屋尾根を上りで利用したら、岩屋東尾根の存在には気づかないだろう。
岩屋尾根との合流後は踏み跡のある尾根道になる。
10分も進めば、天狗道に合流。
天狗道から掬星台を目指す。
路肩にはまだ霜柱が上がっていた。
掬星台に到着。新しい案内板が設置されていた。少しお腹に食べ物を詰め込んで、しばし休憩。
○摩耶山掬星台〜五毛BS
日の出テラス横から下山を開始。
急坂を下り、山寺尾根の頭を目指す。
史跡公園の分岐を越えて、山寺尾根西のピークを北側から巻く。
山寺尾根の頭から下山を開始。道が急なことを除けば難しい道ではない。
山寺尾根を下りで利用した場合、写真の箇所だけが要注意箇所。登山道は左に続く。直進すると岩場の崖になっており行き止まり。
高度が低くなると傾斜も緩くなってくる。
送電鉄塔が現れて、杣谷のせせらぎが聞こえるようになれば下山地点は近い。
杣谷方面は登山道修復工事中で迂回路が設定されている。
永峰堰堤に下山。道なりに下っていく。
灘丸山公園では、もう桜が咲いていた。
五毛バス停から往路と同じ神戸市バス2系統で帰途に就いた。
○山行諸データ
△参考コースタイム(小休止・写真撮影等を含む)
07:09 熊内5丁目BS
07:15 東山尾根登山口
07:50 旧摩耶道合流
08:12 行者堂跡
(休憩5分)
08:17 行者堂跡
08:41 岩屋尾根合流
08:50 天狗道合流
09:22 掬星台
(休憩18分)
09:40 掬星台
09:48 史跡公園分岐
10:24 杣谷堰堤
10:28 永峰堰堤
10:39 五毛BS
△高度計校正ポイント(詳細情報は六甲山系と一部の山域のみ)
103.1m 東山尾根登山口
362.5m 旧摩耶道・学校林道・東山尾根分岐コル
690.1m 掬星台
△エスケープルート
掬星台:まやビューライン星の駅、六甲摩耶スカイシャトルバス
※各交通機関は運転状況注意(運転時間帯、悪天候による運休や定休日)
△スタート地点付近情報
トイレ:なし
コンビニ:熊内五丁目BSの西側にローソン
飲料自販機:バス通りに点在
△コース途中情報
トレイ:掬星台
飲料自販機:掬星台