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ハチノス谷西尾根(長峰山)・サウスロード・油コブシ
日付:2011/10/08 (土)
同行者:無し
天候:晴れ
気温:18℃(記念碑台 、12:10、標高約796m)
コース:五毛BS〜永峰堰堤〜ハチノス谷西尾根〜天狗塚〜杣谷峠〜サウスロード〜記念碑台〜コブシ登山道〜高羽道〜渦森台BS
地形図:神戸首部、有馬
一般地図概略位置:長峰山・油コブシ・寒天山
概算距離:11.1km
累積標高+:1042m、累積標高−:810m
歩行時間:4時間43分、ルート係数:22.8
道迷い:読図能力必要
特筆事項:無し
体力難易度:レベル3
技術難易度:ハチノス谷西尾根はCランク
今回のテーマは「長峰山から初めて歩く道で繋ぐ」。
摩耶山は登山道・尾根・谷と多くの場所を歩いてきたが、
隣の長峰山は伯母野からの登山道しか利用したことが無かった。
長峰山も一般登山道以外に多くの登路がある。
今回はその中でも有名なハチノス谷(ハーチス谷)西尾根をチョイスしてみた。
長峰山に登り六甲山上方面に進むと杣谷峠に出るのだが、
その先はまだ歩いていないサウスロードを歩いてみることにした。
サウスロードを東に抜けるとハイカー的には中途半端な場所に出てしまう。
下山路は悩んだ末、山上の舗装路歩きは少し長くなるが、
油コブシから、これまた初めて歩く高羽道を通り、渦森台に下りるコースを選択した。
去年・一昨年と10月になれば全山縦走の臨戦態勢で体力作りに励んでいたが、今年は縦走大会には参加しない。
秋の一日、静かな尾根歩きや山上散策と、ゆっくり山を楽しむ事ができた。
ハチノス谷西尾根では誰にも出会わないことを予想していたが、その他の場所も予想以上にハイカーの少ない3連休初日だった。
○五毛BS〜杣谷峠(ハチノス谷西尾根)
今回も前回同様、神戸市バス五毛BSよりスタート。
登山口までの経路詳細は登山口解説ページをご覧頂きたい。
永峰堰堤から山道に入る。
8時半と一般的な時間だったので、もっとハイカーがいるかと思ったが他のハイカーの姿は無し。
工事の迂回路を示す看板。
地図ばかり気にしていたが、下の大きな文字をよく読むと、現在の迂回路がそのまま新ハイキング道になるようだ。
写真は杣谷川の渡渉部分。前回杣谷方面の登山道を確認した時はこの単管を組んだ橋は無かった。
杣谷堰堤除石工事の進捗状況。まだそれ程「谷」になっている雰囲気ではない。
杣谷道(徳川道)登山口、ここからは工事前と同じ。
暫く杣谷道を進んだ119プレートな25−5が、ハチノス谷西尾根の取り付き。
緩斜面を少し進むと踏み跡は九十九折に前方の斜面を尾根に向っている。
ここで手ごろな枯れ枝を拾う。秋の蜘蛛はデカイ、ハチノス谷西尾根では先行者も無く、樹林帯では終始蜘蛛の巣との闘いだった。
一気に尾根に乗る。長峰霊園方面からも踏み跡が合流しており、そちらからも登れるようだ。
すぐに1本目の鉄塔(南灘連絡線五)に出る。
グングン高度を上げていく。
途中尾根を外す場所もあるが、常に尾根筋を確認できる状態だ。
2本目の鉄塔(神戸港線一〇)を越える。
火事(落雷?)の跡などを越えて進む。
岩場もあるが乗越えるのに難儀するような場所はない。
3本目の鉄塔(六甲線一二)を通過。
3本目の鉄塔の先で1m前後下るコルが2箇所ある。暫くはここまでと同じ尾根道だ。
少し周辺の雰囲気が変わり、明らかに尾根筋を外し踏み跡が不明瞭になる部分がある。
暫く進んだが念の為、他の踏み跡が無いか確認に戻ろうかと思った時に、事前に他の方のレポで拝見していた大石を発見。
踏み跡はこの石の左側に見える尾根に続いている。
不明瞭な踏み跡が何箇所もあるが、とにかく左側の尾根に乗れば良い。
尾根に乗って暫く歩くと、踏み跡は再び明瞭になる。
軽快に尾根を登ればやがて前方が開け、長峰の登山道と合流する。
合流地点は天狗塚のすぐ東、119プレートな48−6地点だ。
3連休、天狗塚には先客があることを予想していたが意外にも無人。
先客が居れば通過する予定だったが、ここで小休憩を取ることとした。
晴れているが少し霞がかかっており展望はイマイチだ。
長峰の登山道をアップダウンを繰り返しながら進めば、自然の家敷地に向う道との分岐。
尾根伝いに進めば、杣谷峠に出る。
○天狗塚(長峰山々頂)〜コブシ登山道下山口
杣谷峠から舗装路を右に進み、自然の家の越えれば、サウスロード方面登山道の取り付き。
整備された石段を登っていく。
この道それなりに高低差があり、六甲全山縦走の時は最も苦手としている部分だ。
暫く登って水道施設を越えると分岐がある。今回は右、初めて歩くサウスロード方面に進む。弊サイト掲示板によく書き込みして下さるnotungさんオススメの道だ。
サウスロードは軽快に歩ける山腹水平道、南側斜面にあるためそれほど暗くは無い。
途中一箇所沢を越える。
登りもあるが緩傾斜だ。
道なりに住宅地(別荘地)の舗装路に出る。この舗装路部分で単独ハイカーお二人とすれ違った。
山上道路には写真の部分で合流する。
舗装路歩きを短くしたい方や静かに歩きたい方は縦走路よりこちらのサウスロードがオススメだ。
地形図を見ると登山道は、蛇行しており舗装路より距離はあるが、地道の水平道なので全く苦にならない。
山上道路を歩き、六甲山交番の向こう側にある階段から記念碑台へ。
記念碑台で15分ばかり休憩を取った。
記念碑台の交差点から六甲ケーブル山上駅方面を目指す。
山上駅を越えて進めば、コブシ登山道の下山口だ。
○コブシ登山道下山口〜渦森台BS
油コブシ登山道は道標もよく整備されており、道幅もあり軽快に歩ける登山道だ。
前から気になっていた住宅の斜面部分は少し崩壊が始まっていた。
どんどん高度を下げ進むと寒天山道との分岐に出る。
続いてきつい道とゆるい道との分岐。油コブシには他にも同様の分岐があるがどちらを選んでも大差ない。
油コブシ山頂三角点はこの分岐からきつい道を5m程度進んだ岩場にある。
今回はゆるい道に進む、実はこのゆるい道もまだ歩いていない。
暫く進むと2.5m程度の岩がある。この岩もnotungさんのオススメ、一人展望台だ。
上に乗ってみたが、確かに一人分のスペースしかない。岩の向こう側は急斜面なので二人で乗ると危ないだろう。
又、岩は斜面に張り出しており崩れる危険性がゼロではないと考えられるので、ご注意願いたい。
岩の上からは、長峰・摩耶など西側の展望が開ける。
登山道に戻り軽快に下る。
再びゆるい道ときつい道との分岐。この分岐は下山地点直前にある、今回は左側のゆるい道を使って下山。
きつい道を通ると木々の間から見える鉄塔に出る。
高羽道に合流。この分岐を右方向に進めば、高齢者福祉施設の前を通って、六甲ケーブル下駅に下山できる。
今回はまだ歩いたことのない左方向、渦森へ向かう。
高羽道は背山散策路として整備されている道だ。
背山散策路にある石の道標。
途中写真の分岐では道標どおり渦森台方面に進む。
順路と書かれた方向に進むと坊主山北側の鉄塔のあるピークへ向う。
暫く進むと六甲山系グリーンベルト整備事業で開けた場所にでる。
道が交錯しているが、高羽道はここから谷を下る。
少し荒れていて、本当に背山散策路か疑問だったが、前出の道標があったので、高羽道に間違いないようだ。
渦っ子の森の看板、写真奥の方向に進めば3分程で寒天山道に合流できる。今回は矢印方向に下山。
上写真看板からすぐの場所で渦森台の住宅地に出る。
舗装路を右、ガードレール沿いに進めば渦森台のBSだ。
○山行諸データ
△参考コースタイム(小休止・写真撮影等を含む)
08:33 五毛BS
08:47 永峰堰堤
09:05 ハチノス谷西尾根取り付き
10:18 長峰登山道合流点
10:19 長峰山々頂
(休憩10分)
10:29 長峰山々頂
11:02 杣谷峠
11:10 サウスロード方面取り付き
11:19 サウスロード分岐
11:39 山上道路合流
12:00 記念碑台
(休憩15分)
12:15 記念碑台
12:32 コブシ登山道下山口
12:50 油コブシ山頂手前分岐
13:12 高羽道合流
(登山道調査6分)
13:47 渦森台BS
△高度計校正ポイント(詳細情報は六甲山系と一部の山域のみ)
079.4m 上野中学校前車道(山麓線バス通りから住宅地へ曲がる地点)
164.2m 長峰橋西詰
687.8m 長峰山天狗塚
608.0m 杣谷峠前車道
759.4m 前ヶ辻
796.0m 記念碑台三角点
788.0m 記念碑台交差点
741.0m 六甲ケーブル山上駅前車道
743.1m コブシ登山道下山口(ケーブル山上駅東舗装路上)
△エスケープルート
摩耶山市立自然の家前BS→六甲摩耶スカイシャトルバス→六甲ケーブル、まやビューライン
記念碑台→阪急バス、六甲摩耶スカイシャトルバス
六甲ケーブル山上駅→六甲ケーブル、阪急バス
※各交通機関は運転状況注意(運転時間帯、悪天候による運休や定休日)
△スタート地点付近情報
トイレ:灘丸山公園(階段を登る必要有り)
コンビニ:バス通り(山麓線)上野中学校東側にローソン
飲料自販機:バス通りに点在
△コース途中情報
トレイ:杣谷峠、記念碑台、六甲ケーブル山上駅
飲料自販機:山上道路点在・記念碑台・六甲ケーブル山上駅