※検索サイトから直接来られた方はトップページの注意事項をご一読下さい。ご質問・ご感想はお気軽に掲示板まで。
有馬三山(落葉山・灰形山・湯槽谷山)・番匠屋畑尾根・寒天山道
日付:2011/06/04 (土)
同行者:無し
天候:くもり時々晴れ
気温:17℃(六甲ガーデンテラス 、11:30、標高約870m)
コース:神鉄有馬温泉駅〜有馬三山〜番匠屋畑尾根〜六甲ガーデンテラス〜寒天山道〜渦森台BS
地形図:有馬、宝塚、神戸首部
一般地図概略位置:湯槽谷山、寒天山
概算距離:9.9km
累積標高+:959m、累積標高−:1006m
歩行時間:4時間26分、ルート係数:21.1
道迷い:特に問題箇所無し
特筆事項:急登箇所有り
体力難易度:レベル3
技術難易度:Aランク
今回のテーマは「久しぶりの六甲横断」。
今回はまだ歩いていなかった有馬三山から六甲主稜線を越え六甲山を横断するコースを歩くこと考えた。
有馬三山とは落葉山・灰形山・湯槽谷山を指す。
落葉山はもともとは現在の山の西隣のピークだったようだが、三角点落葉山が今のルート上にあるため現在のピークを落葉山と呼ぶようになったそうだ。
三山最後に通過する湯槽谷山(801m)は有馬の主峰だ。
湯槽谷峠からは番匠屋畑尾根、前回は山上から湯槽谷峠方向で利用した。
有馬三山ほど等高線は混んでいないが、アップダウンを繰り返しながらジワジワ高度を上げる少し距離のある尾根道だ。
山上では全山縦走路を逆走し、六甲ガーデンテラスを補給ポイントにした。
復路はどこにするか迷ったのだが寒天山道を選んだ。寒天山道は前回不覚にも迷ってしまった道である。
前回迷った後いろいろい調べてみると、寒天山道分岐のけわしい道は、本当に険しい道のようなので登りで利用した方が良いようだ。
今回は下りなので、分岐はゆるやかな道を通って下山することとした。
○神鉄有馬温泉駅〜極楽茶屋跡
スタートは神鉄有馬温泉駅。改札を出て右方向に進む。
観光案内所の交差点で右折し、バスターミナルを越える。
道の進行方向右側、写真の位置が登山口だ。
落葉山への登山道は山上にある妙見寺の参道。石段や舗装路を登って行く。
参道沿いに西国三十三箇所を模した石仏がある。
参道は様子を変えながら山上まで続く。歩き始めに長い石段や舗装路の参道は堪える。
山上、妙見寺に到着。
落葉山々頂三角点は本堂の裏、登山道を灰形山方面に少し歩いたところにある。
二山目、灰形山を目指す。
山頂から少し下ったところで「太陽と緑の道」と交差しているので道標をよく確認して進む。仮に間違えても有馬温泉に下山するだけだ。
コルを越えると痩せ尾根の道になる。足元に注意する必要はあるが、危険と感じるような場所は無い。
痩せ尾根が終わると今度は急登、真っ直ぐ灰形山に向けて登山道が延びる。
山行当日は曇りで時々日差しが射す程度、気温もそれほど高くない。
谷からは心地よい風が吹き上げていたので歩き易かったが夏場は決して通りたくない道だ。
灰形山々頂に到着、急登の後だったのでここで小休憩とした。
三山目、湯槽谷山を目指しまずは下る。
紅葉谷への分岐の少し手前がコル。
湯槽谷山も前半は急登。ぐんぐん高度を上げる。
平坦な部分が現れると、登りの傾斜は少しマシになる。
有馬主峰、湯槽谷山に到着。残念ながら展望は無い、ここでも小休憩を取った。
湯槽谷峠を目指してまた下る。
湯槽谷峠に到着。写真左は湯槽谷、右は横谷、今もしっかり「峠」の役割をしている。
有馬三山は越えたが、湯槽谷峠(692m)から六甲主稜線の極楽茶屋跡(865m)までもう一登りしなければならない。
番匠屋畑尾根終盤までは、アップダウンを繰り返しながら高度を上げていく、少し距離のある尾根道だ。
最初の目印、湯槽谷山三角点を通過、登山道沿いにあるので見落とさないだろう。
この辺りから機械的な音が聞こえる事がある。
音の正体は六甲有馬ロープウェーの支柱からでている音だ。この支柱下を通過するので目印になる。
長い登りもあるが、距離は短い。
目印の登山道案内板。ここで番匠屋畑尾根の半分強だ。
終盤は極楽茶屋へ向けて一気に高度を上げる。有馬三山を歩いてきた足には堪える。
平坦地に出れば、小川谷分岐。先日の台風崩れの低気圧の影響だろう、緑の落葉が目立つ。
紅葉谷道と合流すれば極楽茶屋跡だ。
○極楽茶屋跡〜コブシ登山道下山口
極楽茶屋跡から六甲ガーデンテラスを目指す。
ここで最後のダメ押しの登り。
今回のルートの最高地点は、兵庫県防災行政無線六甲山中継所のあるピーク(899m)だ。
ガーデンテラスに到着。ここで昼食とし、ペットボトルを補充。急登続きだったが予想より気温が低く、思ったほど水分を消費していない。
山上はガスがあり、展望はイマイチだった。
ガーデンテラスを出発、ガーデンテラスからゴルフ場方面に向う道(縦走路)は昨年の秋から場所が変わっている。
以前は左側写真の舗装路少し上から丸木階段を下りる道だったが、今は右写真(2枚目写真)のように駐車場沿いにピークを回り込んでいる。
みよし観音を越えゴルフ場方面へ。
今回はクラブハウスの分岐を左折し六甲ケーブル駅方面に向かう。
別荘地の中を道なりに進むとケーブル駅東側一方通行の舗装路に出る。
○コブシ登山道下山口〜渦森台BS
コブシ登山道から下山開始。
途中までは油コブシ登山道、歩き易い道が続く。
油コブシ山頂方面との分岐を越えて寒天山道へ。
前回けわしい道を選んで迷った分岐。今回は緩やかな道へ。
登山道は少し荒れている部分もあったが、迷うような場所は無い。
再び、けわしい道と合流。
鉄塔が林立している箇所を通過。
渦ヶ森展望公園横から市街地に下山。階段下を右折する。
短い階段を登り公園を越え、ガードレール沿いに進む。
渦森台BSに到着、バスで帰途に就いた。
○山行諸データ
△参考コースタイム(小休止・写真撮影等を含む)
08:11 神鉄有馬温泉駅
08:18 有馬三山登山口
08:39 落葉山々頂
09:11 灰形山々頂
(休憩5分)
09:16 灰形山々頂
09:59 湯槽谷山々頂
(休憩10分)
10:09 湯槽谷山々頂
10:20 湯槽谷峠
11:07 極楽茶屋跡
11:19 六甲ガーデンテラス
(休憩20分)
11:39 六甲ガーデンテラス
12:13 コブシ登山道下山口
12:28 油コブシ・寒天山道分岐
13:04 寒天山道登山口
13:12 渦森台BS
△高度計校正ポイント(詳細情報は六甲山系と一部の山域のみ)
366.7m 有馬温泉観光総合案内所前(ねね像前)
533.0m 四等三角点落葉山
621.0m 灰形山三等多角点
800.1m 湯槽谷山々頂
692.2m 湯槽谷峠
752.0m 四等三角点湯槽谷山
864.5m 極楽茶屋跡前
831.8m みよし観音BS前Y字路付近
741.0m 六甲ケーブル山上駅前
743.1m コブシ登山道下山口(ケーブル山上駅東舗装路上)
△エスケープルート
湯槽谷峠→湯槽谷(Bランク)を通り有馬に下山
六甲ガーデンテラス→六甲山上バス・六甲有馬ロープウェー
コブシ登山道下山口→舗装路を西へ六甲ケーブル
※各交通機関は運転状況注意(運転時間帯、悪天候による運休や定休日)
△スタート地点付近情報
トイレ:神鉄有馬温泉駅
コンビニ:神鉄有馬温泉駅改札北側にローソン
飲料自販機:有馬温泉地内多数
△コース途中情報
トレイ:六甲ガーデンテラス・六甲ケーブル山上駅
飲料自販機:極楽茶屋跡・六甲ガーデンテラス・みよし観音前谷口酒店・六甲ケーブル山上駅