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黒岩尾根枝道・八洲嶺第二堰堤南尾根・新穂高
日付:2011/03/25 (金)
同行者:無し
天候:晴れ時々くもり
気温:8℃(掬星台 、11:45、標高約690m)
コース:掬星台〜黒岩尾根〜黒岩尾根枝道〜八洲嶺第二堰堤南尾根〜徳川道〜新穂高〜徳川道〜奥摩耶DW〜掬星台
地形図:神戸首部
一般地図概略位置:摩耶山
概算距離:5.5km
累積標高+:492m、累積標高−:492m
歩行時間:3時間54分、ルート係数:13.9
道迷い:読図能力必要
特筆事項:無し
体力難易度:レベル2
技術難易度:八洲嶺第二堰堤南尾根はCランク、新穂高はBランク
今回のテーマは「2011藪道シリーズ最終回」。
今回は黒岩尾根の北側に延びる尾根と新穂高を歩いた。
黒岩尾根に市ヶ原方向から登っていくと、621mの案内板ピーク(119プレートち50−1、地形図の黒岩尾根の文字付近)から西側に枝道が分岐している。
案内板ピーク側の踏み跡はしっかりしているので入口は判りやすいのだが、反対側で黒岩尾根に合流する地点が不明だった。
今シーズン同じ山域を歩いておられる、六甲山やまある記のpokochanさんが、二十渉第三堰堤南尾根のレポで
その反対側の入口を紹介されていたので参考にさせて頂き、黒岩尾根枝道として通しで歩いてみた。
次に八洲嶺第二堰堤南尾根、黒岩尾根枝道から八洲嶺第二堰堤付近に延びる尾根だ。
この尾根、昨年1/9登り方向で挑んで敗退、今年1/9天候不順で敗退、1/22予想以上の残雪で敗退と3度振られたルートだ。
木々の芽吹きが始まり視界が悪くなる前に、踏破しておきたかった。
このルート、今冬歩いた黒岩尾根の枝尾根の中で一番ルート取りが難しかった。
木々に密度もあり冬でも見通しが良くない、落葉している冬以外は更に難易度が上がると思われる。
メインは八洲嶺第二堰堤南尾根だったが、ここだけではあまりにも物足りないので、まだ歩いていない新穂高も合わせて歩いた。
これで今冬事前調査していた黒岩尾根・地蔵谷周辺の枝道はすべて歩くことができた。
勿論、これからも随時藪道歩きには出かけるが、冬の集中藪道歩きはこの辺りで一区切りにしようと考えている。
2010-2011ウィンターシーズンに歩いた黒岩尾根の枝尾根
より大きな地図で 黒岩尾根の枝尾根 を表示
○掬星台〜黒岩尾根枝道
今回はビューラインに乗車し掬星台からスタート。
黒岩尾根枝道の分岐を目指す。
写真の地点が、黒岩尾根枝道の分岐、登山道の左側に黄色でスプレーされた石がある。
枝道北側から入り、一旦南側の入口まで歩いた。
今回は黒岩尾根の枝道を南側から紹介する。
黒岩尾根枝道南側の入口は、119プレート「ち50−1」と登山道案内板のある場所だ。
1/25000地形図に黒岩尾根と書かれた「尾」の字付近になる。
すぐにベンチのある場所に出る。ここが二十渉第三堰堤南尾根下山口。
ペンキやテープが沢山ある場所、ここが黒岩西尾根下山口。
ザレ地で中央に松が生えている場所を通る。
更に進むとまたザレ地で中央に松の生えたピークに出る。このピークの左側が八洲嶺堰堤東尾根下山口。
前述のピークを下り更に進む。
Y字路の分岐、左側は今回下る八洲嶺第二堰堤南尾根。
すぐに黒岩尾根に合流する、前述の北側入口だ。
○八洲嶺第二堰堤南尾根
八洲嶺第二堰堤南尾根は下山開始地点となるピークから先ではテープやマーキングは一箇所も発見できなかった。
途中高度550m付近と480m付近では、非常に判り難い枝尾根の分岐がある。
1/10000地形図には、この尾根に岩マークがあるが、回避できない大岩や危険を感じるような急傾斜な場所は無かった。
コースタイムでは下山に1時間以上掛っているが、その内20分はルートファインディングに使っている。
又、八洲嶺第二堰堤より西側に下山してしまった場合、徳川道登山道までは高低差や距離があり登山道復帰がやや難しくなると思われる。
Y字路の分岐まで戻り、下山地点となるピークを目指す。
ピークまで踏み跡がしっかりしているのは、黒岩尾根に出る道と間違って入る人が多いためだと思われる。
下山地点となるピーク。写真右方向に踏み跡があるがすぐに切れている。尾根は矢印方向。
踏み跡なのか、獣道なのか、雨水の通り道なのは判らないが尾根筋と方角を確認しながら慎重に進む。
この写真が高度550m付近、ここで15分くらいルートを探した。
具体的には、1/10000地形図の通り、予定コースに西にあるすぐ谷に落ち込む小さな尾根に乗ってしまった、間違いに気づいて東へトラバース。
トラバース中に尾根を発見できず、トラバースし過ぎて引き返してやっとルートを発見した。
木々の密度が濃い、どれも枯れ木では無いので冬場以外は殆ど見通しが利かないだろう。
この辺りが高度480m付近、ここで西に降りてしまうと、堰堤より西側に下山してしまう。
西側に下る尾根筋の方がはっきりしている、ここでも西側に下りかけてしまった。
針葉樹の植林帯に入る。この辺りからは北へコンパス直進。
傾斜が無くなれば、生田川左岸だ。適当な所で渡渉する。
渡渉したら対岸に桜谷西尾根と八洲嶺第二堰堤南尾根の間にある沢を探す。
上記沢の丁度北側からも沢が入ってきており、傾斜が緩く徳川道登山道に復帰し易い。
徳川道側から登ってきた沢を見る。
○徳川道〜新穂高〜掬星台
桜谷出合から徳川道を穂高湖方面に進む。
コンクリートの飛び石を越えて、右写真の渡渉箇所手前が新穂高の西側取り付き。
見上げれば、しっかり踏み跡がある。
やや踏み跡不明瞭な箇所もあるが、しっかり辺りを見れば迷うことは無い。
暫く登ると鉄塔(六甲線一九)に出る。
更に登っていく。
山頂西側609m標高点のある2連のピーク付近。
真ん中写真(2枚目写真)のピークにあった岩に登ってみた、登らなくても巻き道はついている。
一旦下ってまた登っていく。
新穂高山頂に到着、少し休憩とした。
新穂高東側は笹薮の道だ、夏場は道が見え難いだろう。
暫く下る。新穂高は西側登山口から山頂までの高低差は190m程度あるが、東側登山口からは60m程度しかない。
山頂、南東側にある610+mのピークを通っていく。
徳川道登山道に合流、登山口には小さなプレートが掛っている。
徳川道を東に進み、摩耶山への短絡路で奥摩耶DWに出る。
奥摩耶DW経由で掬星台に戻り、ビューラインで下山した。
○山行諸データ
△参考コースタイム(小休止・写真撮影等を含む)
11:50 掬星台
12:29 黒岩尾根枝道南側
12:40 黒岩尾根枝道北側
12:42 八洲嶺第二堰堤南尾根下山口
13:50 徳川道合流
14:13 新穂高西側取り付き
14:52 新穂高山頂
(休憩6分)
14:58 新穂高山頂
15:16 新穂高東側下山口
15:50 掬星台
△高度計校正ポイント(詳細情報は六甲山系と一部の山域のみ)
690.1m 掬星台
621.9m 黒岩尾根案内板ピーク(119プレートち50−1)
642.8m 新穂高山頂
△エスケープルート
摩耶山上→まやビューライン星の駅、六甲摩耶スカイシャトルバス
天上寺西側奥摩耶ドライブウェイ→六甲摩耶スカイシャトルバス
※各交通機関は運転状況注意(運転時間帯、悪天候による運休や定休日)
△スタート地点付近情報
トイレ:掬星台
コンビニ:なし
飲料自販機:掬星台
△コース途中情報
トレイ:なし
飲料自販機:なし