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摩耶東谷南尾根・摩耶鋼索線東尾根・摩耶高尾山南尾根  


日付:2010/01/16 (土)

同行者:無し

天候:晴れ

気温:未計測

コース:五毛BS〜長峰堰堤〜摩耶東谷南尾根〜虹の駅〜摩耶鋼索線東尾根〜箕岡通〜摩耶高尾山南尾根〜上野道〜観音寺BS

地形図:神戸首部

一般地図概略位置:摩耶東

概算距離:4.5km

累積標高+:533m、累積標高−:520m

歩行時間:3時間、ルート係数:12.4

道迷い:読図能力必要箇所有

特筆事項:急傾斜地・脆い砂地・ナイフリッジ有り

体力難易度:レベル2

技術難易度:摩耶鋼索線東尾根・摩耶高尾山南尾根はCランク、摩耶東谷南尾根はBランク



今回も引き続き摩耶山域の初めて歩く尾根。

摩耶東谷南尾根は地形図に点線で記載されており、ずっと前から歩きたかった道の1つだ。
この尾根道に接続できる他の尾根と組み合わせて歩いてみた。

摩耶東谷南尾根・摩耶鋼索線(ケーブル)東尾根を歩かれる方へ
ビューライン虹の駅営業中は某私有地通過について駅員とトラブルになる可能性があるのでご注意願いたい。

今回のテーマは「たっぷり尾根歩きを楽しみました」だ。

山行コース図  断面図

今回コースの摩耶鋼索線東尾根・摩耶高尾山南尾根は脆い砂地の急斜面やナイフリッジがあり
危険です。
市街地に近い部分を含む数箇所では全く踏み跡もテープもありません、初回は登り方向で歩かれることをオススメします。

山行地図に赤文字で記載してるのが、それぞれの山(尾根)の地名や通称名になる(山名では無い)。
今回歩いた摩耶高尾山南尾根の住所が神戸市灘区上野高尾山なのでそれにちなんで命名した。

1月4日の山行記録にも記載してるが、比較的新しいピンク色テープ+地面に杭の組み合わせが
最近歩いている摩耶山域の
至るところある。
何か管理用に設置されているもののようなので、くれぐれも引き込まれないように注意して頂きたい。



○五毛BSから虹の駅(摩耶東谷南尾根)


神戸市バス2系統五毛BSからスタート、2系統は各線三宮と阪急六甲(一部JR六甲道)から乗車できる。


より大きな地図で 摩耶・長峰山麓周辺 を表示

予定より15分程出遅れたため、バス停ベンチで手早く山準備をして出発。
五毛BS

長峰堰堤を越え杣谷堰堤横から、摩耶東谷南尾根に入る(柵の左側に踏み跡がある)。
長峰堰堤 この通行止部分を歩いても不法侵入にはならない。また表示は通行止だが、こじつければ軽犯罪法1条32項は成立する可能性が残る。

この尾根は関電巡視路なので道はしっかり整備されているが、最初は急登箇所が続く
摩耶東谷南尾根1 摩耶東谷南尾根2 摩耶東谷南尾根3

木が伐採された開けた場所を過ぎれば、この尾根1本目の鉄塔(南灘連絡線七)だ。
摩耶東谷南尾根4 南灘連絡線七

1本目の鉄塔を越えると傾斜はやや緩やかになり歩きやすくなる。
摩耶東谷南尾根5 摩耶東谷南尾根6

2本目(神戸港線一二)、3本目(上筒井線二)の鉄塔を越える。
神戸港線一二 上筒井線二

3本目の鉄塔(この尾根登り最後の鉄塔)を越えると道が悪くなるかと思ったが
踏み跡はしっかりしており歩き易い、何箇所か南方向への巡視路分岐があった。
摩耶東谷南尾根7 摩耶東谷南尾根8 摩耶東谷南尾根9

踏み跡沿いに放置された人工物が増えれば間もなく私有地。
私有地は道なりに建物の北側(進行方向右)を通れば虹の駅への階段に出る。
摩耶東谷南尾根10 摩耶東谷南尾根11

何度か折り返しながら階段を登れば虹の駅だ。
虹の駅


○虹の駅から箕岡通市街地(摩耶鋼索線(ケーブル)東尾根)

虹の駅周辺を調べたが摩耶鋼索線東尾根への下山口らしい場所は発見できなかった。
もっとも下り易そうな、虹の駅から私有地方向へ階段を下りた写真の場所から下山を開始した。
摩耶鋼索線東尾根下山口

最初はただの斜面で尾根筋を確認できない、地形図上も虹の駅のすぐ南側は尾根がはっきりしていない。
尾根のある方向を確認しながら急な斜面を慎重に下りた。
摩耶鋼索線東尾根1

しばらく斜面を下りると踏み跡に出た、この踏み跡が尾根へと続いている。
踏み跡の起点は私有地建物の南西角付近だ。
可能なら私有地建物からスタートすれば、急な斜面を下りなくて済むだろう。
摩耶鋼索線東尾根2

しっかりとした尾根筋を進む、判りやすく歩き易い。
摩耶鋼索線東尾根3 摩耶鋼索線東尾根4 摩耶鋼索線東尾根5

摩耶鋼索線東尾根6 摩耶鋼索線東尾根7

この尾根1本目の鉄塔(上筒井線三)に出た。
上筒井線三

1本目の鉄塔から2本目の鉄塔まで、岩場のあるナイフリッジ→進路が不明瞭になる→砂地の急坂と要注意区間が続く。
1本目の鉄塔からは支尾根も派生しているのでここでは方向確認を。
摩耶鋼索線東尾根8 摩耶鋼索線東尾根9

2本目の鉄塔(神戸港線一三)に到着。
神戸港線一三

2本目の鉄塔を越えると再び歩きやすくなる。
摩耶鋼索線東尾根10 摩耶鋼索線東尾根11

摩耶鋼索線東尾根12 摩耶鋼索線東尾根13

尾根が少し太りはじめた後、高度180m付近で西側沢にある堰堤の上流側で沢を渡り、
西隣の摩耶高尾山麓から市街地に下りる必要があったのだが、かなり注意をして見ていたが堰堤は見落としてしまった。
摩耶鋼索線東尾根14

そのまま進んでいると正面下に道のようなものが見えたので、この地点で市街地に下りることにした。
しかし斜面は物凄く急でなかなか思うように下りれない。
摩耶鋼索線東尾根15

下りた場所は丁度、高尾山と長尾山の間の沢付近。
この場所「貧乏川」の起点らしい、帰って調べてみると名前が名前だけに結構地元では有名な川のようだ。
貧乏川

沢の上流、写真では判りにくいが沢の奥に堰堤がある。
ご覧の通り、沢はV字型に深く切れ込んでおり崖の高さは5〜10m程度。
下りで利用する場合、間違っても堰堤のすぐ下流に出ないように注意が必要だ。
この付近は砂地が多いのでグリップが利かず転落してしまう可能性がある。
高尾山と長尾山の間の沢

写真の場所に下山したのだが、この先は駐車場(=私有地)を通らないと市街地に出れないようだ。
下山地点の駐車場


市街地道路に出て南を見た写真、ここは摩耶ケーブル東側の桜トンネルの北になる。
桜トンネル道の北側


○箕岡通市街地〜観音寺BS(摩耶高尾山南尾根)

写真が桜トンネル道の北端。
桜トンネル道の北端

突き当たりの斜面から山に取付く。
摩耶高尾山南尾根取付き

斜面を登ると沢方向に踏み跡があり、確認すると先ほど発見できなかった堰堤に出た。
摩耶鋼索線東尾根の正規の取付きはこの沢を渡った先になるのだろう。
堰堤への踏み跡 取付きの堰堤

摩耶高尾山南尾根に戻り斜面を登る、急斜面(地形図計測で斜度約45度で距離は100mくらい)+さらさらの砂地だ。
手がかりも少なく、砂に足を取られてなかなか前に進めない。
摩耶高尾山南尾根1 摩耶高尾山南尾根2

苦労してやっとはっきりした尾根に出た、ここからは普通の山道になった。
摩耶高尾山南尾根3 摩耶高尾山南尾根4 摩耶高尾山南尾根5

摩耶高尾山南尾根6 摩耶高尾山南尾根7

踏み跡のしっかりした尾根を進むと緑色の鉄塔がある。この場所がケーブルトンネルの丁度真上になる。
ケーブル鉄塔

時計を見ると計算したかのように9:59、まもなく始発ケーブルの発車時刻(10:00)だ。
ここでケーブルを見ながら小休止とした。
ケーブル1 ケーブル2

緑色の鉄塔から更に踏み跡を進むとすぐに上野道に出た、十三丁石のある場所だ。
摩耶高尾山南尾根8 上野道1 上野道2

上野道を下り、観音寺BSから帰途に就いた。
上野道3 上野道4

上野道5 観音寺BS



(上野道から観音寺BS 赤線)

より大きな地図で 摩耶・長峰山麓周辺 を表示


○山行諸データ


△参考コースタイム(小休止・写真撮影等を含む)

07:23 五毛BS
07:35 長峰堰堤
07:39 摩耶東谷南尾根取付き
07:47 鉄塔−南灘連絡線七
07:57 鉄塔−神戸港線一二
07:59 鉄塔−上筒井線二
08:13 虹の駅
   (休憩3分)
08:16 虹の駅
08:41 鉄塔−上筒井線三
08:59 鉄塔−神戸港線一三
09:25 箕岡通市街地
09:58 摩耶ケーブルトンネル上部
   (休憩6分)
10:04 摩耶ケーブルトンネル上部
10:06 上野道合流(十三丁石)
10:20 上野道登山口
10:32 観音寺BS



△高度計校正ポイント(詳細情報は六甲山系と一部の山域のみ)

079.4m 山麓線(バス通り)左(北)折地点
164.2m 長峰橋西詰



△エスケープルート

虹の駅:まやビューライン虹の駅

※各交通機関は運転状況注意(運転時間帯、悪天候による運休や定休日)



△スタート地点付近情報

トイレ:灘丸山公園(階段を登る必要有り)
コンビニ:バス通り(山麓線)上野中学校東側にローソン
飲料自販機:バス通りに点在



△コース途中情報

トレイ:ビューライン虹の駅(ロープウェー駅)
飲料自販機:ビューライン虹の駅


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