桜谷北尾根・徳川道・桜谷・トゥエンティクロス
○掬星台からから奥摩耶DW(桜谷北尾根)
今回は前説の通り、気力体力温存のためまやビューライン星の駅よりスタートとした。
遅い時間からのスタートなのに掬星台のライブカメラを出発前に確認しなかった私が悪いのだが、
ここでいきなり想定外の積雪(途中、虹の駅付近では雪無し)。
人の入れない場所で雪の状態を確認してみると、昨夜降った2〜3cm程の新雪で凍結は無いようだった。
新雪とはいえ踏み固められた場所は滑るので慎重に歩を進める。
急坂部分もやや慎重になり普段より時間がかかる。
アゴニー坂下から徳川道へ。
前回の山行時、この階段を降り切った辺りに氷が張っていたのでさらに慎重に歩く。
案の定、雪の下に氷が有り滑った、「滑るかも」と構えていたので転倒は免れた。
笹には雪がたっぷり。
気温が低いので、衣服に付着した雪がすぐに融けることは無いが、ここでスパッツ着用となった。
徳川道に合流し西へ向かう。
桜谷出合直前のシェール道への分岐道標(119プレートき2−2−5)が桜谷北尾根への取り付き地点だ。
この分岐の南側にはっきりとした踏み跡がある。
分岐をシェール道側(南方向を撮影)から見た取り付き踏み跡。
早速踏み跡を辿る、すぐに通行止めかと思う地点(真ん中写真(2枚目写真))があるが、どうやら生木が倒れているだけのようなので跨いで越えていく。
すぐに右(西)の尾根筋に大きめの岩が見えてくるのでそちらの方向に進む、
この倒れている木が原因だと思うが、少し手前に岩の方向に薄い踏み跡ができていた。
見通しが良い区間なので、岩まではどちらを進んでも大差ないと思われる。
岩を巻きながら上部に出ると尾根に乗る。
上の右端写真(3枚目写真)で気がつかれたかも知れないが、尾根中央部分が不自然なのだ。
ここはコンクリートの被覆があり、その下には水道管が敷設されている、桜谷北尾根は水道管の通る尾根なのだ。
ゆえに道も整備もされており、水道管理歩道の別名もあるようだ。
所々に水道管が埋まっていることが確認できる地点通過しながら、快適な尾根を歩く。
地形図上等高線は閉じていないが、写真左側が1/2500白図の542.9mピークだと思われる。
快適な尾根をどんどん進む。
更に進むと丸木階段が現れた、標高で570m+付近から先になる。
尾根や丸木階段を繰り返し登っていくと、やがて車の音が聞こえ出す。
奥摩耶DWの六甲摩耶スカイシャトルバス摩耶山天上寺BSの100m−北側に出る。
出口付近から振り返って撮影。
この場所、写真左方向にもテープがある、桜谷北尾根は右方向だ。
奥摩耶DWからの入口地点と入口付近から見た天上寺BS(矢印地点)。
○奥摩耶DWから桜谷・徳川道(八洲嶺第二堰堤まで)
天上寺駐車場の奥から桜谷に向かう。
沢へどんどん下りていく、10分程で桜谷に合流する。
合流地点から北へ進み、桜谷出合を目指す、桜谷は良く整備された歩き易い道だ。
桜谷出合に到着。
今回の山行では桜谷西尾根の西側の尾根に踏み跡あれば登ってみるつもりだった。
桜谷西尾根の西側沢から八洲嶺第二堰堤間の生田川左岸(南側)を探索したが、
結果踏み跡は発見できず今回は尾根には取り付けなかった。
この付近の徳川道は沢から10〜30m程度北を通っており、登山道からは沢も対岸も木々で確認する事ができない。
唯一対岸が見えるのは八洲嶺第二堰堤横からだけだった。
桜谷出合と八洲嶺第二堰堤の中間付近に徳川道を跨ぐように小沢が生田川に向かっている地点があり、この地点から沢に下りてみた。
対岸に渡り少し東に進む、写真の薄い青線で示した沢が桜谷西尾根を形成している西側の谷になる。(写真は南方向を撮影)
今回の探索範囲はこの写真の右側から八洲嶺第二堰堤までだ。
かなり時間をかけて探索したが、人間の踏み跡やテープ・マーキングの類は一切発見できなかった。
踏み跡は無いが唯一取り付けそうな地点が写真の地点だ(地形図参照)。
写真の登れそうな地点から尾根に取り付く事も考えたのだが、、、
生田川の渡渉(何回も渡渉する必要があった)では、湿った苔付きの岩や浮石が多く、滑ってしまい足が川の中へドボン。。
写真では普通に歩けそうに見えるのだが、場所によってはぬかるみだらけでドロドロ。。。
藪に突っ込んだら、茨。。。。
バランスを崩しかけて掴んだ太めの木は立ち枯れており、そのまま木と一緒に転倒しかける。。。。。
と、約1時間悪戦苦闘の探索となり、かなり疲れてしまった。
人が歩いた形跡が無いこと、降雪後でかなり地面がぬかるんでいること、1/2500白図では尾根途中に岩崖マークがあり、
この尾根は北斜面になるので、今日の状況だと岩が濡れており滑る可能性もあることなどを考慮し、今回は尾根に取り付くのは断念した。
尾根上部(黒岩尾根側)の状況や各種地形図を再度詳細に検討して、通れる可能性があればチャレンジしてみたい。
この尾根を含め桜谷出合から西の徳川道沿いにある黒岩尾根北側山域は、尾根突端や沢の出合が徳川道からかなり離れている。
取り付くには藪をかき分け生田川を渡渉する必要があり、増水していると川を渡れない可能性もあるなど問題が多い。
仮に登れたとしても、取り付きまでマークやテープで誘導しない限り、他の方が取り付き場所を特定する事も困難だと思う。
○徳川道(八洲嶺第二堰堤)から新神戸
前述の尾根に取り付いて、黒岩尾根から掬星台に戻りビューラインで下山する予定が狂ってしまった。
時間に余裕が出てしまったので、このまま徳川道・トゥエンティクロスを通り、新神戸に下山する事にした。
八洲嶺第二堰堤から更に西を目指す。
道沿いにテープやマーキング・踏み跡が無いか確認しながら歩いた。
どうも私はそういった類のものを発見するのが下手のようだ。
他の方の山行サイトを拝見して、「そんな場所に踏み跡やテープがあった?」と思う事も多い。
八洲嶺堰堤を越えて、山田道方面ヌケ谷の分岐に出る。ここから南を目指す。
すぐに森林植物園東門への分岐に出る。
この分岐の少し北側で、マーキングやテープは無かったが黒岩尾根に取り付けそうな場所があった(地形図参照)。
この場所ももう少し調べてみたい。
トゥエンティクロスを快適に南下。
分水嶺越林道への分岐を超えて更に進む。
途中通過する、苧川谷山腹工事への荷上げ場の案内表示。
歩いていると寒くはなく快適だ。
市ヶ原から新神戸に下山し帰途に就いた。
○山行諸データ
△参考コースタイム(小休止・写真撮影等を含む)
10:25 掬星台
10:50 徳川道合流
11:15 桜谷北尾根取付き
11:55 桜谷北尾根・奥摩耶DW合流地点
11:58 天上寺駐車場
12:08 駐車場からの道の桜谷合流
12:36 桜谷出合
(尾根取付き探索60分)
13:28 八洲嶺第二堰堤
13:56 森林植物園分岐
14:55 市ヶ原
15:34 新神戸
△高度計校正ポイント(詳細情報は六甲山系と一部の山域のみ)
690.1m 掬星台広場平地
643.1m 奥摩耶DW、アゴニー坂取付き付近
△エスケープルート
奥摩耶DW→摩耶山天上寺前BSより六甲摩耶スカイシャトルバス
掬星台:まやビューライン星の駅、六甲摩耶スカイシャトルバス
※各交通機関は運転状況注意(運転時間帯、悪天候による運休や定休日)
△スタート地点付近情報
トイレ:ビューライン各駅
コンビニ:無し
飲料自販機:ビューライン各駅
△コース途中情報
トレイ:掬星台
飲料自販機:掬星台