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芦屋ロックガーデン


日付:2009/04/18 (土)

同行者:1名 計2名パーティ

天候:不明

気温:不明  ※気象情報、後日加筆訂正時追加項目のため不明


コース:阪急芦屋川〜高座ノ滝〜中央稜〜1本目の鉄塔〜B懸尾根〜風吹岩〜中央稜〜高座ノ滝〜阪急芦屋川

地形図:西宮

一般地図概略位置:芦屋ロックガーデン・芦屋山域

概算距離:5.8km

累積標高+:487m、累積標高−:487m

歩行時間:2時間45分、ルート係数:11.9

道迷い:読図能力必要箇所有り

特筆事項:特に無し

体力難易度:レベル2

技術難易度:A懸〜万物相・ピラーロック間はCランク



4月13日の山行記録に書いたとおり、今回はロックガーデンをガイドしてきた。

山行コース図  断面図

「岩場の下りも歩きたい!」とのクライアントの要望で、
下見した風吹岩〜蛙岩〜会下山遺跡方面ではなく、風吹岩から中央稜を引き返すコースにした。
今回のテーマは「皆様、正面に見えますのがロックガーデンでございます」だ。

今回のコース、表題にある1本目の鉄塔以降風吹岩までは、ガイドブックや書籍の経験者向けコースに該当する。
一般向けハイキングコースは1本目の鉄塔より北東方向の道になる。
(コンパスをお持ちで無い場合は空を見上げて送電線に対してほぼ垂直方向の広い道です。)

尚、今回はガイドに専念、怪我無くクライアントと下山する事が最優先なので、
一部風景写真を撮影しただけで コース案内用写真は撮影していない。
コース調査でご覧頂いた方は4/134/8の山行記録をご覧頂きたい。
(このページ後半にも一部ポイントとなる点を記載しております。)



好天に恵まれた週末なので、ロックガーデンは混雑すると予想できる。
私達の後方から速い登山者がどんどん来るような状況だと、
クライアントが焦って怪我をする可能性があるので
登山者の少ないであろう早朝から歩き始めた。
ロックガーデン日の出

下見の時、かなり出合ったクマバチorスズメバチ、今回は時間が早いせいか、
気象条件か、留守だったのか、自宅建設で忙しいのか、理由は不明だが一匹も出合わなかった。
早朝のロックガーデンは静かだ。
ロックガーデン景色1 ロックガーデン景色2 ロックガーデン景色3

時間が早かったので、他の登山者に気を使う必要も無く、
B懸尾根も万物相も貸し切りで満喫し、怪我無く無事下山できた。


山域混雑状況(カッコ内はおおよその時刻、人数カウントは毎日登山っぽい方を除く)

往路
高座ノ滝左側登山口(6:20)で先行者1名、
その先、風吹岩まで(6:20〜7:20)は、登山者に出会わず。
風吹岩(7:25)で、休憩1名。

帰路
中央稜〜高座ノ滝(7:25〜8:00)、先行者1名、すれ違い5〜6名。
高座ノ滝(8:05)で登山準備中、3〜4名。
高座ノ滝〜阪急芦屋川(8:05〜8:30)で高座ノ滝方面に歩いてる登山者、30〜40名。

7時半か8時、阪急芦屋川出発くらいから急に増えるようだ。


下見の時迷った地点は今回は迷わずパスできた。
下見から帰宅後検討した通り、やはり方向を失っていた。
場所はB懸崩落ガレ場の少し南側。

原因は下図(歩いたコースの概念図)の通り。
図の線は黄色は岩と岩の間を通る道、 それ以外は岩稜の巻き道。
本来は図左のように青から赤に90度くらいしか岩を巻いていないのに
図右のように180度近く巻いていると勘違いしていた。
すっかり勘違いしているので、黄色を進んだ時
本来正しく進んでいるにも関わらず、引き返しているような錯覚を起していた。
黄色の先の緑も道の雰囲気が青や赤と似ているので、
これも引き返しているのではないかと思いこむ原因になっていたようだ。
今回はコンパスで方角を数回確かめながら歩く事で簡単にパスできた。
道迷い



A懸〜B懸尾根〜万物相方面を歩く場合のポイント整理。
(写真は過去に撮影ものから掲載)

中央稜1本目の鉄塔から降りた先にある沢のA懸下までは、
一部踏み跡もあるが、僅かに水が流れる沢の遡行で登山道のようなものは無い。
倒木等もあるが道間違いでは無いので沢をそそまま遡行する。
間違って進入してしまいそうになるような支沢は無い。
A懸に向かう沢

沢からA懸に出てきた場所からB懸尾根方面へは、
2つある岩稜切れ込みの右側、 左の切れ込みはA懸の裏側に出る。
A懸下分岐

中央稜1本目の鉄塔からB懸尾根を通り万物相の先で中央稜の登山道に合流するまで、
ルート取りに役に立つような道標はほぼ無い。

岩稜歩きやザレ場ガレ場ではない普通の山道や巻き道も何箇所かあるが、
B懸尾根を進む時は、道が深く谷に入り込む事無く進める。
左右の谷に下りるような踏み跡が何箇所もあるので注意が必要。
岩稜から離れて高度を数十mも落とすように進んでいるとしたら道間違いである。

B懸尾根から万物相へはB懸崩落ガレ場下の左側(西)に道がある。
B懸から万物相

万物相から中央稜への取り付き道は、万物相のヤセ尾根を登る時、
右(北西)下方向のザレ場と樹林の境に注意していれば簡単に発見できる。
中央稜取り付き

A懸やC懸に攀じらず、巻き道がある場所では巻き道を選択すれば、
岩場自体は高難度な場所ではない。

B懸尾根途中にある巻き道の無い岩登りと、
万物相のヤセ尾根に取り付くまでの岩場はやや慎重さを要する。
私見ではそれでも岩梯子の方が難易度は高いと思う。
(写真は両方、万物相への登り)
万物相登り1 万物相登り2

1本目の鉄塔から沢に下りた地点を記憶しておく。
石に灰色の○、地面に突き刺した杖程度の長さ太さで上部が切られた木がある。
先の行程を断念し引き返す場合、この場所を見失うと地獄谷の滝に降りてしまう。
この分岐から小便滝方向に下ろうとすると、すぐに1.5m程度の小滝がある。
(小滝は左岸から巻く事ができ、巻き道もこの分岐付近にある)
沢位入口1 沢位入口2


○山行諸データ


△参考コースタイム(小休止・写真撮影等を含む)

05:46 阪急芦屋川
06:17 高座ノ滝
06:33 中央稜1本目の鉄塔(仁川連絡線三七)
06:50 A懸下
07:09 ピラーロック・万物相
07:19 中央稜合流地点
07:25 風吹岩
07:42 中央稜1本目の鉄塔(仁川連絡線三七)
08:01 高座ノ滝
08:31 阪急芦屋川


△高度計校正ポイント(詳細情報は六甲山系と一部の山域のみ)

029.0m 阪急芦屋川駅北側広場東舗装路
442.3m 風吹岩


△エスケープルート

状況により折り返すか中央稜を下山するかを検討。
岩稜歩きが困難な場合は風吹岩から会下山遺跡、魚屋道、金鳥山方面へ下山(いずれも急坂有り、1〜1.5時間)。


△スタート地点付近情報

トイレ:芦屋川駅前
コンビニ:芦屋川駅南側にナチュラルローソン
飲料自販機:芦屋川駅前


△コース途中情報

トレイ:滝の茶屋南
飲料自販機:滝の茶屋・大谷茶屋


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