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摩耶山 掬星台 詳細ガイド 
オテルド摩耶・天上寺・摩耶自然観察園・六甲山牧場


○摩耶山上・掬星台概略

○交通手段・アクセス

○ビューライン星の駅、六甲摩耶スカイシャトルバスのりば

○掬星台

○オテルド摩耶、天上寺方面

○天上寺

○摩耶山々頂(三角点、磐座)

○摩耶自然観察園(産湯の井、あじさい池)

○掬星台から各登山道


○六甲山牧場



摩耶山は六甲山地のほぼ中央に位置する、標高702m(三角点698.6m)の山です。

山上には掬星台(きくせいだい)という展望台があり、天気が良ければ神戸市内から大阪方面が一望できます。


掬星台から見る夜景は日本三大夜景の1つとされています。

大阪方面のトワイライトタイムと夜景。
 

神戸ハーバーランド方面。


掬星台からの展望(パノラマ合成写真)


展望動画



昔、摩耶山々頂付近からは紀伊・河内・和泉・摂津・播磨・淡路・丹波・讃岐の八国が俯瞰できることから八州嶺(はっしゅうれい)とも呼ばれていました。
掬星台(現在の展望所)=八州嶺と記載されいる書籍等もありますが、戦前の摩耶山関係のガイドブックによると、
「奥の院から森を出て西端眼界開く所が八州嶺」とあり、後述の三角点のある摩耶山々頂の西側付近だと思われます。
尚、掬星台(展望所)は山頂東側にあり、現在の山頂付近は樹木に阻まれ展望は望めません。

山名の由来ですが、西暦646年(大化2年)山中にインドの高僧法道仙人が観音霊場を開きました。
この霊場に806年(大同8年)唐から帰った空海が摩耶夫人(まやぶにん)像を納め寺としました。
それ以来この寺を佛母摩耶山とう利天上寺とし、山を摩耶山と呼ぶようになったそうです。

まやビューラインのケーブルカーは1925年(大正14年)開業で
焼失前の天上寺への参拝客や、ケーブル上駅(現虹の駅)付近にはホテルや「まやケーブル遊園地」も有り賑わっていたようです。
ケーブル上駅(現虹の駅)は開業当時の建築物です。

戦後1955年(昭和30年)にはロープウェーも開通し、山上は奥摩耶と呼ばれ、宿泊施設(ホテルやバンガロー)や奥摩耶遊園地もありました。
その後リゾートスタイルの変化で、殆どの施設は閉鎖されましたが、
山上の奥摩耶山荘跡に国民宿舎摩耶ロッジが建設され、現在もオーベルジュスタイルの国民宿舎オテルド摩耶が営業しています。

冬季以外は月に一度、摩耶山リュックサックマーケット(フリーマーケットです)が開催されています。

天上寺では四万六千日大祭他、さまざまな行事が年間を通して行われています。

掬星台の平坦地は戦時中に高射砲陣地として整備されたもので、摩耶山に通じる西六甲ドライブウェイも軍事道路として整備されたものです。

摩耶山上にはその他、摩耶山三角点、天狗岩大神の磐座、摩耶自然観察園(産湯の井、あじさい池)、などがあります。

ビューラインの各駅には摩耶山付近や六甲山系のガイドブック、掬星台にも付近案内図がありますので参考になります。

山上概略図

より大きな地図で 掬星台 を表示

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○交通手段・アクセス

○徒歩 

摩耶山の登山ルートをお探しの方は摩耶山登山道ハイキングマップをご覧下さい。

○自家用車
 

より大きな地図で 摩耶山自家用車 を表示

主なルート

・鶴甲〜表六甲DW〜丁字ヶ辻〜西六甲DW(県道16号)〜六甲山牧場〜奥摩耶DW〜天上寺前駐車場〜
徒歩10分〜掬星台

・諏訪山〜再度山・奥再度DW〜五辻・関の茶屋〜西六甲DW(県道16号)〜六甲山牧場〜奥摩耶DW〜天上寺前駐車場〜
徒歩10分〜掬星台

・有馬街道R428〜小部峠〜西六甲DW(県道16号)〜六甲山牧場〜奥摩耶DW〜天上寺前駐車場〜
徒歩10分〜掬星台

いずれのDW(ドライブウェイ)も無料の一般道
歩行者(ハイカー)・自転車の通行がありますので注意して下さい。

表六甲DWは有料トンネル(六甲有料道路)に進まないように注意して下さい。
表六甲DWは以前は有料道路だったため、自動車専用道に見えますが今は一般道です。歩行者や自転車通行止めの規制標識はありません。
前述していますが、ハイカーや自転車が通行していますので、路肩や見通しの悪いカーブでは十分に注意して下さい。

天上寺駐車場先にあるオテルド摩耶との分岐以遠は自家用車進入禁止で、規制標識があります。
夜景見物の場合、掬星台まで徒歩10分程度かかりますので懐中電灯があった方が良いでしょう。
車上荒らしの被害に遭う可能性がありますので貴重品は必ず携行して下さい。
尚、観光シーズンの夜間を含めて定期的に六甲山上交番のパトカー巡回があります。

天上寺駐車場から掬星台へは、駐車場を出て舗装路を右方向へ歩いて下さい。途中オテルド摩耶とのY字路分岐は右方向です。
 

舗装路を道なりに歩いて行くと、真ん中写真(2枚目写真)の展望が開ける場所の先にトイレがあります。右端写真のトイレ横の石段(3枚目写真)を登れば掬星台です。
尚、石段を登らずそのまま舗装路を歩いても掬星台に着きます。
  

○公共交通手段

△市バス→まやビューライン(ケーブル・ロープウェイ)

遠地から摩耶山を含めた六甲山観光にお越しの方、春〜秋シーズンは「六甲・まやエンジョイパス」がお得です。

各線三宮・新神戸・阪急六甲・JR六甲道〜神戸市バス18系統〜摩耶ケーブル下バス停〜まやビューライン〜掬星台

摩耶ケーブル下駅付近には駐車場はありません。 三宮バスのりばの案内は神戸市交通局のマップをご覧下さい。

神戸市バス18系統は運行本数が少ないので、2系統観音寺バス停から徒歩でビューライン駅に向うこともできます。
但し2系統観音寺バス停からケーブル下駅への道は急坂ですので、18系統の時間に合わせて出発されることをオススメします。
観音寺バス停から徒歩で向われる方は上野道登山口案内を参考にして下さい。

まやビューラインはハイシーズン以外は定休日があります。また天候不順で運休になる場合があります。
お出かけ前に公式ホームページで運行状況をご確認下さい。

△阪急バス→六甲摩耶スカイシャトルバス(※阪急六甲からのバスは六甲まやエンジョイパスの利用は不可)

阪急六甲〜阪急バス〜六甲山頂(記念碑台)〜六甲摩耶スカイシャトルバス〜掬星台 ※一部阪急六甲から掬星台まで直通バス有り

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○ビューライン星の駅(ロープウェイ山上駅)、六甲摩耶スカイシャトルバス(山上バス)のりば付近案内

まやビューライン星の駅、建物内にはトイレと自販機があります。
  

2FにはMAYA VIEW TERRACE702があり軽食やバーベキュー(要予約・食材持ち込み可)が可能です。
MAYA VIEW TERRACE702
上野道・青谷道33 上野道・青谷道34 上野道・青谷道35

星の駅から建物沿いにサンテレビの鉄塔を越え、車道に出ると六甲摩耶スカイシャトルバスのバス停があります。

 

六甲摩耶スカイシャトルバスに乗車すると六甲山牧場(後述)、六甲山ホテル、記念碑台、六甲ケーブル山上駅にアクセスできます。

また記念碑台バス停で六甲高山植物園六甲ガーデンテラス他方面への六甲山上バスに接続しています。

記念碑台からは阪急六甲行のバスにも乗車できます(六甲まやエンジョイパスは利用できません)。

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○掬星台

南側には2箇所の展望所があります。東屋のある展望所は「日の出テラス」という名前が付いています。
  

展望所に向う途中に蓄光石を埋め込んだきらきら小径があります。
 

広場北側にはベンチやテーブルが沢山設置されています。
 

広場北西角方向には自販機、東屋、トイレがあります。
  

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○オテルド摩耶、天上寺方面

掬星台からオテルド摩耶や天上寺方面には、散策路・舗装路どちらからでもアクセス可能です。
所要時間は掬星台〜オテルド摩耶、オテルド摩耶〜天上寺、それぞれ5〜10分程度です。

舗装路利用

掬星台から六甲摩耶スカイシャトルバスのバス停見て右方向に進む。


途中、真ん中写真(2枚目写真)のオテルド摩耶への分岐以外は天上寺まで一本道。
一般車両はこのオテルド摩耶への分岐までしか入れない、ここから掬星台方面は進入禁止になっています(定期的に六甲山上交番のパトカーが巡回)。
  

マイカー利用の場合は天上寺山門下の駐車場を利用することになります。
 

舗装路経由の場合、山門から境内まで石段の道になります。
 


散策路利用

「掬星台」と書かれた看板の左側の石段を下りる。下りたところにもトイレがある。尚、六甲全山縦走路もこの散策路と同じ経路になります。
 

軽いアップダウンのある散策路を歩く。
 

散策路をそのまま進めばオテルド摩耶にでます。天上寺方面は、駐車場を横切って更に進む。
 

舗装路を歩けば、天上寺裏参道の入口。左写真(1枚目写真)の緑矢印に進めば六甲全山縦走路方面になります。
 

散策路の途中、子供の丘岩の丘(付近)を通過します。東屋やターザンスライダーがあります。
  

オテルド摩耶グラスハウスでも軽食を食べることが出来る。また、宿泊は勿論だがレストランでのランチ営業も行っており、外来入浴も受け付けている。
詳細はオテルド摩耶のホームページをご覧頂くか、問い合わせをお願いします。
2014/09/27オテルド摩耶前を通過した時は、グラスハウスの軽食営業は行われていませんでした。
 

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○天上寺

佛母摩耶山とう利天上寺 高野山真言宗 本尊、十一面観世音菩薩、仏母摩耶夫人尊。

西暦646年(大化2年)山中にインドの高僧法道仙人が観音霊場を開き、
この霊場に806年(大同8年)唐から帰った空海が摩耶夫人(まやぶにん)像を納め寺とした。
それ以来この寺を佛母摩耶山とう利天上寺とし、山を摩耶山と呼ぶようになったそうです。

とう利天上寺は歴史のある寺院ですが1976年(昭和51年)に火事で焼失し、
伽藍は1985年(昭和60年)以降順次、現在の天上寺の場所(法道仙人開創の地、元摩耶)に再建されました。
焼失した旧天上寺の跡地は摩耶山中腹に史跡公園として整備されています。
天上寺の摩耶夫人像は、女性のあらゆる難病や苦しみを救ってくださる女尊であり特に安産と子授け・子育ての守護仏で女人守護の寺として信仰を集めています。

山門から石段を登る途中に天竺堂と軍艦摩耶の慰霊碑がある。
  

本堂と摩耶夫人堂。
 

鐘楼と延命地蔵。
 

法道仙人像、一願地蔵、不動明王。
  

寺務所と裏参道側のトイレ。
 

境内からは、天気が良ければ須磨・明石海峡大橋から淡路島方面の展望が開ける。
長峰山・山寺尾根42

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○摩耶山々頂(三角点、磐座)

掬星台からバス停への舗装路を左に進む。


写真の摩耶山三角点と書かれた案内がある丸木階段の道を登る。途中いくつか道が合流してくるが、真っ直ぐ登れば良い。
  

摩耶山々頂は四方に道が延びているので、登ってきた方向を確認しておいて頂きたい。

摩耶山三等三角点。


天狗岩大神と石丸猿田彦大神。
 

鳥居から左写真(1枚目写真)矢印の方向に進むと奥の院跡がある。奥の院跡から旧天上寺(史跡公園)に向う登山道がある。
 

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○摩耶自然観察園(産湯の井、あじさい池)



産湯の井は、掬星台からバス停への舗装路を左に進む。


左写真(1枚目写真)の分岐を右方向に下りていく。
  

産湯の井。


あじさい池は掬星台から天上寺方向散策路の石段を降りて、トイレ先を左方向に下りる。
 

そのまま少し進めば、あじさい池がある。
 

自然観察園内は道が複雑に入り組んでいる。
山歩きに慣れておられない方は、産湯の井・あじさい池それぞれ上記舗装路からアクセスした方が良いでしょう。

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○掬星台から各登山道

六甲全山縦走路アゴニー坂・杣谷峠方面。前述の天上寺方面への散策路を歩く。
  

山寺尾根、展望所日の出テラスの右側を降りる。
 

摩耶山西側の各登山道は、掬星台からバス停への舗装路を左に進んだ方向にあります。


桜谷・徳川道方面は摩耶自然観察園内からのアクセスになります。
 

観音道上野道・青谷道方面)。


奥の院道上野道・青谷道方面)。摩耶山々頂から奥の院方向。
  

黒岩尾根(途中桜谷方面への分岐も有り)。


天狗道・地蔵谷・アドベンチャールート方面。


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○六甲山牧場

掬星台から徒歩で45分〜1時間、バスだと約8分のところに神戸市立六甲山牧場があります。
 

山羊・羊・牛・馬などが飼われています。
 

敷地内には六甲山Q・B・Bチーズ館が有り、中にはレストランもある。毎日では無いがチーズの製造過程も見学することができます。




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