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スマートフォンで現在地確認 for Android


このページではアンドロイドのスマートフォンで現在地を確認する方法を紹介する。
内容は数値で緯度経度を特定する方法と、スマートフォンに表示された地図上で現在地を確認する方法の2通り。

解説の前に、googleストアからアプリをダウンロードする方法と
スマートフォンのGPS機能をONにする方法を取扱い説明書などを参考に確認しておいて頂きたい。

アプリは無料でダウンロードできるものを紹介している。
山行に有益なアプリを無料で公開されている作者の方には謝意を表します。

スマートフォンのGPS機能はあくまでも補助的なもので、GPSロガー等の専用機に比べると精度は落ちる(誤差が出やすい)。
特に谷筋などではGPSの電波をキャッチできない場合もある。なるべく上空の開けた場所で使用して頂きたい。

スマートフォンは通常使用でも電池の消費が激しい機器である。
山でGPS機能を頻繁に使う場合は、充電器の携行や機内モードの活用など工夫が必要だろう。

説明ではスマートフォンのGPS機能はONになっている状態で解説している。

今回紹介するアプリ以外にもスマートフォンのGPS機能を利用したアプリは沢山あるので、
このページのアプリを参考にご自身に合ったアプリを見つけて頂ければと思う。


○数値で緯度経度を特定する方法

用途としては、紙の地形図上で現在地を特定したり、遭難して救助を要請する時に正確な現在地を伝えるために利用できる。

紹介するのは GPS Status & Toolbox というアプリだ。
無料版を基に解説している、こちらのアプリは有料のPro版もあるのでダウンロードの時に間違えないように注意して頂きたい。




使い方は簡単、起動するだけ。 緯度経度がそのまま数値で表示される。




緯度経度表示が小数点表示になっている場合は
メニュー → 設定 → 単位&書式 → 地理座標の形式と測地系 で
DD゜MM'SS.S"を選べば度分秒表示に変更できる。
コンパス機能等も内蔵しているので、利用すると良いだろう。





○スマートフォンに表示された地図上で現在地を確認する方法



紹介するのは 地図ロイド というアプリだ。地図が表示されるので、山行をあらゆる場面で現在地の確認を行うことができる。
こちらのアプリは多機能で同一作者の山旅ロガーという別アプリと組み合わせると山行のログを取ることもできる。



詳細な使い方は作者のkamolandさんのサイトを参考にして頂きたい。
弊サイトを良くご覧頂いている方であれば、アプリのダウンロードページで「おっ!」と思われただろう。
kamolandさんは大阪にお住まいで、六甲にもよく登っておらる方のようだ。


○準備編

六甲では携帯電波が届く場所も多いが、あくまでも山では電波が届かない前提で解説している。
電波が届かない状態でアプリを利用するには山行前に下準備が必要だ。

必要な準備は山行地域の地図をスマートフォンに格納しておく(キャッシュする)ことだ。
地図ロイドではGoogleやYahooの地図も利用できるが、山岳部では精度面から国土地理院の地図を利用するのが良いだろう。

まずはアプリを起動してメニュー → 地図管理 から表示させる地図に地形図を選ぶ。



お馴染みの国土地理院の地図が表示されたら画面中央下の表示倍率を17程度にすると良いだろう。
倍率はピンチ操作(2本の指で画面に触れて開閉する)で変更可能だ。




次に メニュー → 保存先設定 → 地図キャッシュ でキャッシュサイズの変更を行う。
山行予定地域の面積に応じて50〜300MB程度の設定を行うと良いだろう。
尚、スマートフォンの空き容量は、本体設定のストレージなどで確認できる。
地図の格納先にSDカードを利用することもできるが、やや設定が複雑になるので、詳細は前述の作者さんのサイトを参考にして頂きたい。



設定が終わったら、地図画面に戻り、今回山行予定地域の地図をスライド操作ですべて画面表示させる
画面に表示させることでスマートフォン内に地図がキャッシュされる。

地図を表示させたら、もう一度、メニュー → 保存先設定 → 地図キャッシュ 画面を開き内蔵操作で凍結するを選択する。

  

地図画面に戻り、もう一度山行地域の地図をスクロールさせて、地図が表示されるか確認する。

黒くなって地図が表示されない部分がある場合は、スマートフォン内にキャッシュされていない。
キャッシュされていない理由は単に表示させなかったか、キャッシュの容量不足だ。
一旦凍結を解除し、内蔵設定の上限などを見直し、キャッシュをやり直して、再度凍結する。

キャッシュを凍結した状態で地図が正しく表示されれば、準備は完了だ。


○利用編

実際の利用は現在地を確認したい場所で画面のを押すと追尾画面が表示されるので追尾開始を押す。



GPS電波捕捉すると押下したに変わり、画面中央に赤い現在地マークが表示される(青矢印は判りやすいように当方で付加したもの)。



現在地が特定できたらを押下し、GSPの捕捉を停止する。

また地図ロイドでもを押下することで、現在地の緯度経度が数値で確認できる。




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