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国土地理院 10mメッシュ


インターネット上での地図の使用等、国土地理院への申請は測量成果の複製・使用の申請方法をご覧下さい。

国土地理院10mメッシュをご存知でしょうか。
「もう知ってるし、有効利用してるよ」とおっしゃる方は、
この記事は役に立たない。

国土地理院10mメッシュ、正確には2009年に提供が開始された「基盤地図情報10mメッシュ(標高)」の事で、
簡単に説明すると、日本全国に10mの網の目をかけて、その交点の標高を集めてデータにしたものだ。

すべて無償で提供されている、カシミール3D+ウォッちず+10mメッシュで下画像のような詳細表現が可能だ。




カシミール3DはDAN杉本氏作成のフリーソフト。
 (PCで山行の準備や記録をしておられる方のデファクトスタンダードと言って良いソフトウェア)


この地図を利用できるようにする作業には、前提条件として

1.カシミール3D(でウォッちず)が使える事
2.ZIPファイルの解凍ができる事
3・フォルダの作成やファイルのコピー・移動が出来る事

以上の3つで不明な点がある場合は、まずはその不明点をクリアして欲しい。


カシミール3Dホームページより、基盤地図情報(標高)プラグイン
(直リンクはできないようだ、トップページ左下のダウンロードから表示されるページのカシミール3Dプラグインの中にある。)
をダウンロードし同箇所記載のマニュアルの準備ページに従い、
プラグインのインストールと基盤地図情報10mメッシュ(標高)のセットを行う。


注意点は10mメッシュの変換作業で、
全国すべてを変換しようとすると作業が膨大になること(性能の良いPCで効率良く作業しても丸一日以上必要)。
逆に小さな山域だけを選択しようとすると、別の選択ページに移動するのだが、使いにくいと言う欠点がある。

データの選択は必要な都道府県のみ選択するのがベターな方法だ。

但し、境界辺りが表示されない場合は隣接県のデータが必要な場合がある。


この作業が終了すると、標高データがカシミール3Dで利用可能となる。

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次に、地図データと標高データの合成を行う。
この手順は、上記マニュアルには記載されていない(2009.10.03現在)


※すべてカシミール3D上での作業。


1.ファイルメニューの地図を開くを選択し『ウォッちず』25000を開く(12500、6000でも可)。

2.編集メニューの標高データを重ねる(MATの作成)を選択する。

3.ビットマップ地図と標高データの重ね合わせウィンドが表示されるので「次へ」をクリック。

4.標高データの選択ウィンドで「一覧から選択」をクリック。

5.表示された一覧より「基盤地図情報10m標高」を選択し、「次へ」をクリック。

6.出力先の設定画面で「完了」をクリック。
  (初期地図が別の場所にジャンプしてしまう事もあるので、表示させたい地域に移動する。)


ここまでの作業で合成が完了し、標高データが反映された地図が表示される。


最後に表示メニュー表示の設定を選択し地形表現タブで好みの表示に変更する。

このページ上部画像の地形表現の設定は





別の地図を開いた後に合成した地図を開く場合は、
左側アイコンが二重に重なったようになっている(青矢印)行を選択する。




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