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ハーブ園東尾根・天狗道・学校林道・東山尾根
日付:2017/07/08 (土)
同行者:無し
天候:曇り時々晴れ
気温:23℃(天狗道P555(学校林道分岐) 、7:20、標高約555m)
コース:新神戸〜布引の滝〜ハーブ園東尾根〜天狗道〜学校林道〜東山尾根〜新神戸
地形図:神戸首部
一般地図概略位置:摩耶山
概算距離:6.3km
累積標高+:658m、累積標高−:665m
歩行時間:2時間31分、ルート係数:13.4
道迷い:東山尾根下山口付近ルーファイ必要
特筆事項:東山尾根ザレの急傾斜地は滑落転倒注意
体力難易度:レベル2
技術難易度:ハーブ園東尾根・東山尾根はBランク
今回のテーマは「短トレーニングコース」。
梅雨真っ盛りで、不安定な天候だが土曜日は晴れ間が有り、日曜日は雨の予報。
山に行けそうな土曜日だが、午後は大阪で月イチの所用があり、正午頃には自宅を出発する予定。
午前中なら時間が取れるので、前週同様、短めのコース設定をして、早朝から山に向かった。
前週のプランは、登山入門といったコースだった。
今週は、歩行時間もルート係数も前週とほぼ同じだが、
経験者向けの短いトレーニングコースといった感じのプランを組んでみた。
スタートは新神戸、布引の滝を経て見晴らし展望台へ。
ここから市ヶ原に向かうメインルートを離れて、ハーブ園東尾根を登る。
この尾根は、メインルートの混雑を避けて、天狗道方面に向かうのにも良いルートだ。
天狗道に合流後は、稲妻坂を登り、P555を折り返し点として、
学校林道から東山尾根を経由で下山する。
東山尾根は傾斜がきついので、学校林道から旧摩耶道での下山も考えたが、
旧摩耶道だと、本プランで展望が開ける場所が少なくなる。
短いトレーニングコースとはいえ、折角の山登りなので、
少しでも展望もある東山尾根を下山ルートに選んだ。
どの道も、ホームグランドである摩耶山麓の何度も歩いているルートなので
過去に歩いた時との比較を、感想として書いておくと、
ハーブ園東尾根は、2箇所あるベンチやテーブルがどんどん朽ちていってる以外、登山道としては変わりなし。
今回歩いた部分の天狗道や稲妻坂も、特筆するようなことは無し。
学校林道は、イノシシの掘り返しが激しくなっており歩き難かった。
東山尾根は、旧摩耶道からの下山口付近が踏み跡不明瞭になっており、
東山砲台付属施設跡付近の踏み跡の、土が流されていて歩き難くなっていた。
登山口付近が、落葉の堆積で判り難いのは相変わらずの状態だった。
ページ上部の旧版地形図によると、
ハーブ園東尾根だが、ハーブ園やゴルフ場ができる前は、
風の丘門扉付近に「菊茶屋」というお茶屋があり(赤矢印)、現在ハーブ園のある谷に道が続いていたようだ。
道が世継山東峰ピーク(緑矢印)に至った後は、今とほぼ同様に、
市ヶ原方面への分岐(黄矢印)を経て、天狗道に合流(青矢印)していたようだ。
但し、天狗道合流点以西に登山道線が描かれていないことから、
この道や市ヶ原からの道が摩耶山方面へのメインルートだったと思われる。
○新神戸〜P555
※新神戸から見晴らし展望台までは新神戸登山口解説ページで詳細解説しているので、そちらを参考にして頂きたい。
スタートは新神戸。
布引の滝から見晴らし展望台へ。
展望台トイレ向こう側の階段を登り、舗装路を左方向へ。
暫く進んだ鉄製の階段が、ハーブ園東尾根の登山口。
ハーブ園東尾根は、大きく3つの部分に分かれている。
登山口から風の丘まで、風の丘から森のホールまで、森のホールから天狗道までだ。
このうち、登山口から風の丘までが一番歩かれておらず荒れている。
階段を登り、まずは小さな谷の右岸(左側)から堰堤を越える。
堰堤上部の木橋から左岸(右側)に渡る。左側の石垣方向ではないので注意する。
木橋を渡り、一旦尾根尻方向へ10m強進み、尾根に乗る。
急傾斜ではないが、登り道が続く。前半部分は笹も深い。
尾根筋をどんどん登っていく。ハーブ園東尾根は公設の道標もある。
風の丘の出入り口に向けて一旦下る。
照明灯のある場所が風の丘の出入り口。
ハーブ園下部の施設横を通過すると再び登りになる。
登りは続くが、道幅は広くなる。
照明灯とベンチのある場所が、世継山東峰山頂。ここで小休憩にした。
世継山東峰(約410m)のピークは市ヶ原櫻茶屋付近(約250m)とほぼ同経度にある。
見晴らし展望台からの距離は、ハーブ園東尾根の方が短いが、高度は160m高い。
歩き始めなので、この高度差はきつく感じる。
但し、この先天狗道に合流するまでは高度差が少なく歩き易い。
世継山東峰から少し下れば、森のホールの出入り口。
紛らわしい向きに看板が立っているが、有料区域はこの看板や柵の右側になる。
通ってきた登山道は有料区域ではない。
ロープウェイのハーブ園山頂駅から摩耶山に向かう方も多いので、この先は更に歩き易くなる。
世継山東峰から一旦下ったので、また登っていく。
暫く尾根上を進み、道標のある地点が市ヶ原方面への分岐、直進する。
ここにも紛らわしい看板がある。
17時以降は通れない旨書かれているが、
通れないのは、森のホールや風の丘からハーブ園の有料区域に入る場合だ。
ハーブ園東尾根を登山口まで下る場合は、何時でも通れる。
少し周辺が明るくなり、鉄塔を通過。
鉄塔の先からの登山道は、天狗道に近い雰囲気になる。
天狗道への分岐。
左右どちらを選んでも、天狗道に出る。
摩耶山に近いのは、右方向。
今回は分岐を左に進み、久しぶりに四等三角点「山郡」を確認した。
三角点からすぐの場所で天狗道に合流。
この場所にはベンチがある。
この先、稲妻坂の急登が待っているので、ここで再度休憩を取った。
休憩後、摩耶山方向に暫く進むと、前述分岐右方向からの道と合流する。
ビクトリヤ谷のコル部を通過。
稲妻坂を登る。何度歩いてもしんどい登りだ。
前方が開けるとP555。
ここで小休憩を取った。
尚、P555は神戸市発行の1/2500白図では560.5mとなっている。
1/25000地形図は三角点を除き、ある程度誤差(文献により3m〜17m)があるようだ。
○P555〜新神戸
天狗道を離れて、学校林道を下る。
傾斜はきつくないが、イノシシの掘り返り跡が多く歩き難い。
P555から15分程下って、少し登り返すと四本鉄塔のピーク。
更に10分程下る。
旧摩耶道と合流する。東山尾根方向に進む。
写真の道標地点で右方向へ。この付近東山尾根方面へは殆ど踏み跡がない。
東山砲台付属施設跡の石垣沿いに進む。
登山道の谷側が少し流出しており歩き難い。
最初の鉄塔を通過。
鉄塔を越えると、ザレた急傾斜道になる。
電線が邪魔だが、この辺りは展望が良い。
二本目の鉄塔を通過すると、土の急傾斜道になる。
三本目の鉄塔、階段と手すり沿いに下る。
最後は落葉が堆積しており、ここも歩き難く、少しルーファイも必要になる。
東山尾根の登山口に下山。
私有地のコンクリート壁沿いに市街地に出る。
住宅地を道なりに下っていく。
山麓線(バス通り)に出るので右折して進む。
タワーマンションを越えれば、新神戸。
徒歩で帰路に就いた。
○山行諸データ
△参考コースタイム(小休止・写真撮影等を含む)
05:41 新神戸
05:52 布引の滝(雄滝)
05:57 みはらし展望台
06:01 ハーブ園東尾根登山口
06:18 ハーブ園風の丘出入り口
06:32 世継山東峰山頂
(休憩6分)
06:38 世継山東峰山頂
06:47 市ヶ原分岐
06:54 天狗道合流点
(休憩5分)
06:59 天狗道合流点
07:17 P555(学校林道分岐)
(休憩9分)
07:26 P555(学校林道分岐)
07:39 四本鉄塔
07:49 旧摩耶道・東山尾根分岐
08:16 東山尾根登山口
08:32 新神戸
△高度計校正ポイント(詳細情報は六甲山系と一部の山域のみ)
054.2m 砂子橋南詰
173.6m 見晴らし展望台
411.1m 世継山東峰山頂
421.4m 天狗道ハーブ園分岐(西側)
560.5m 学校林道分岐
362.5m 旧摩耶道・学校林道・東山尾根分岐コル
103.1m 東山尾根登山口
△エスケープルート
ハーブ園森のホール→神戸布引ロープウェイハーブ園山頂駅
※各交通機関は運転状況注意(運転時間帯、悪天候による運休や定休日)
△スタート地点付近情報
トイレ:新幹線新神戸駅
コンビニ:新神戸駅南側布引交差点北西ビル1Fにファミマ(※新神戸駅2F売店が利用可能)
飲料自販機:新神戸駅
△コース途中情報
トレイ:布引みはらし展望台
飲料自販機:おんたき茶屋