今回のテーマは「コースの紹介」。
ここ暫く奥高座を歩いてきたが、改めてレポを読み返してみると、
なんだか「踏み跡が多くて迷う場所」くらいしか伝わってこないように感じた。
奥高座の楽しさを感じて頂くために、
今まで歩いた山行から、比較的迷い難く、有名な岩場をいくつか回れるプランを組んで
最後にもう一度歩いてみることした。
本プランの核心部の詳細ルートは、
高座谷〜荒地山第二堰堤〜キャッスルウォール〜奥高座滝上部〜奥高座谷右俣〜
ブラックフェイス〜奥高座谷右俣〜プロペラ岩〜黒岩〜進入禁止道標〜水小屋〜
なかみ山々頂東〜なかみ山々頂西〜宝寿水〜五分岐〜細井道〜ロックガーデン中央稜
となる。
技術的には、鷹尾山から岩梯子経由で荒地山に抜けるルートが歩ければ問題ない。
踏み跡は多く、迷う可能性があるので、迷ってもパニックにならずに冷静に行動できるハイカー向きのプランである。
尚、迷った場合の脱出方向だが、傾斜の緩い場所を選び北へ脱出すれば、
岩梯子から荒地山・なかみ山への登山道や魚屋道と合流できる。
また、今回プランの山域はイノシシの生息域となっているので、注意して頂きたい。
復路は、展望の開ける薬大尾根を選択したが、
薬大尾根以外にも、往路の高座谷を戻る、ロックガーデン中央稜、金鳥山から保久良神社、
魚屋道、会下山遺跡、甲南魚屋道西尾根、横池から打越山方面などもチョイスできる。
○JR芦屋駅〜黒岩
スタートはJR芦屋駅。
改札を出て右、北出口から地上に降りる。
正面の信号を渡り、T字路を左方向へ。
地下道か橋で、芦屋川を越えて、上流の右方向へ。
阪急芦屋川駅改札前を通り、駅北側広場から芦屋川沿いを歩く。
開森橋を越えて、ロックガーデンの看板のある、高座川に掛かる橋を渡る。
その先は道標や電柱の掲示に従って進む。
判り難いポイントは写真の場所のみ。
分岐は道標に従って進む。
やがて住宅が切れ、高座川左岸を進む。
高座ノ滝に到着、小休憩とした。
ロックガーデン中央稜方面に進み、高座谷分岐で右方向へ。
高座谷入口の堰堤から右岸(左側)を進む。
1つ目の堰堤を越えて岩の間の踏み跡へ。
2つ目の堰堤の先で、左岸に渡渉。
高座谷左岸の道と合流、上流の左方向へ。
荒地山堰堤を越えて、沢に下りる。
もう一度右岸に渡渉し、道標に従い左側の踏み跡から登る。
堰堤の巻き道を登る。
荒地山第二堰堤端からキャッスルウォール・奥高座方面へ。
高座谷支沢の堰堤を越える。
道標地点からキャッスルウォールへの岩場を登る。
キャッスルウォール基部に到着。
キャッスルウォール左側を5m程登った場所から、左方向への踏み跡に入る。
すぐに奥高座滝方向からの道と合流。
溝のような道を登り、少し下れば、奥高座滝上部に到着。
奥高座滝上部で小休憩とした。
奥高座谷右俣の岩場を進む。
土部分の踏み跡は明瞭だ。
写真の分岐でブラックフェイス方面へ。
すぐにまた、Y字の木がある分岐、左方向へ。
暫く進んだ、写真の分岐を右方向に進めばすぐにブラックフェイス。
元の分岐に戻り、踏み跡を進む。
特徴的なザレた岩場から、奥高座谷右俣に下る踏み跡がある。
暫く下る。
奥高座谷右俣に合流する、右方向の上流側に進む。
特徴的な通りにくい岩の間を抜け、暫く登る。
写真の大きな岩のある地点がプロペラ岩分岐。岩の向こう側から左方向へ登る。
大きい岩をいくつか越えて進む。
プロペラ岩基部に到着。
プロペラ岩は左側を登る。
プロペラ岩上部から踏み跡を進むと、荒地山南西道に合流する。
すぐに特徴的な黒岩に到着、ここで食事休憩とした。
黒岩の右側岩場を下っていく。
傾斜が緩やかになれば、進入禁止道標の分岐。
なかみ山方面とのY字路を右方向に進む。
踏み跡を確認しながら進む。
矢穴石のある方向へは進まない。
特徴的な、割れて楔の刺さった岩のある分岐で、右の水小屋方向へ。
斜面の少し登ると、水小屋がある。
水小屋から来た方向へ少し戻り、左上部に向かう踏み跡へ進む。
大きな岩を乗り越えていく道になる、岩場以外の土の部分は踏み跡明瞭だ。
荒地山からなかみ山に向かう登山道に合流、左の山頂方向へ進む。
なかみ山々頂西側の道標のある分岐で小休憩後、左方向へ。
前述のなかみ山への登り程は岩場の多くない道を下っていく。
トラロープの斜面を下れば、宝寿水の水場。
石のベンチ左側から下る。
岩にペイントのあるウグイス広場との分岐は右へ。
次の分岐は直進して進む。
踏み跡を辿る。
五分岐に到着、細井道に入る。
南へ下っていく道が細井道。
細井道は、しっかり踏み跡のある谷道、古い堰堤を越える。
だるま岩を通過。
何か所か石垣の段差を通過する。
荒地山第二堰堤から中央稜に抜ける道に合流。
中央稜に向けて登っていく。
ロックガーデン中央稜と合流。
すぐに風吹岩に到着。
金鳥山分岐を越えて、薬大尾根分岐で右方向へ。
薬大尾根は景色がよく、歩き易い。
景色の良いベンチで最後の小休憩を取った。
薬大敷地のフェンス沿いに進み登山口へ。
市街地を道なりに下る。
大きな木のある分岐は左へ進み、踏切を越える。この分岐を右に進むと暫く踏切が無い。
バス通り(山手幹線)を右方向へ進む。
尚、徒歩距離では左の甲南山手駅の方が少し近い。
市街地歩きを短くしたい方や、大阪方面に向かわれる方は甲南山手駅利用が良いだろう。
JR摂津本山駅駅から、三ノ宮方面へと帰路に就いた。