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赤子谷右俣・行者山



日付:2016/09/10 (土)

同行者:無し

天候:晴れ

気温:20℃(赤子谷右俣全山縦走路合流地点 、11:30、標高約500m)

コース:JR生瀬駅〜赤子谷右俣〜全山縦走路〜行者山〜西山団地BS

地形図:神戸首部、宝塚

一般地図概略位置:赤子谷 

概算距離:6.2km

累積標高+:577m、累積標高−:505m

歩行時間:2時間49分、ルート係数:13.0

道迷い:赤子谷は読図能力が必要、行者山は登山道分岐多し

特筆事項:右俣下流部注意点あり(レポ参照)

体力難易度:レベル2

技術難易度:赤子谷右俣はCランク



今回のテーマは「どの沢も荒れてますね」。

山行コース図 断面図


少し涼しくなってきたが、まだまだ低山を歩くには気温が高い。
尾根登りはバテるので、今回も谷歩きでプランを組んだ。
目的地は北六甲赤子谷。5月に左俣を歩いているので、今回は右俣を歩く。
右俣上流にある分岐は、左沢に進み、縦走路にある「赤子谷」の道標地点に出る。

復路は、東六甲歩きでよく下山路に利用する行者山。
今回は、行者山々頂経由で西山団地に下山するルートをチョイスした。
行者山の他のルートは検索ページから確認して頂きたい。

下調べでは、右俣は沢を離れて歩く場所が多いようなので、沢装備は持ち込まなかった。

実際歩いた赤子谷右俣は、沢歩きと言うより谷道歩きの雰囲気だった。
ルーファイや現在地確認能力は必要だが、
滝や岩場登り、急斜面の巻き道通過など、沢歩き的なテクニックは殆ど必要無い。
加えて、5月に歩いた左俣と比べると沢は荒れており、沢の中をジャブジャブ進むには適していないと感じた。

尚、左右俣の合流点から右俣に入ってすぐの場所に、
石を積み上げ、ブルーシートを屋根にした砦が築かれていた、どうやら住人がいるようだ。
更に、右俣2つ目の堰堤巻き道で、斜面が崩壊しており、越えることができなかった。
止む終えず、赤子谷中尾根から右俣に降りる道を通ることにした。

これから右俣を歩かれる方は、最初から中尾根経由で歩かれるか、
2つ目の堰堤が巻けない場合は引き返し、1つの堰堤の巻き道が中尾根に近いところまで高度を上げるので、
そのまま尾根に乗り上げて、中尾根を巻き道として利用した方が良いだろう。

スタートが遅かったため、生瀬駅では20人くらいのパーティと単独行者が出発するところだっだが
幸いどちらも、赤子谷ではなかったようだ。


○JR生瀬駅〜全山縦走路

スタートはJR生瀬駅。
駅前の道を右方向に進み、JRのガードを潜る。
赤子谷右俣・行者山01 赤子谷右俣・行者山02

西宝橋と大多田橋の信号をそれぞれ左折。
赤子谷右俣・行者山03 赤子谷右俣・行者山04

暫く道なりに進む。
大型車両の通行が多いので、最初の橋を渡り、交通量の少ない川の左側の道に入る。
赤子谷右俣・行者山05

次のまさよし橋で左折し、坂を上っていく。
赤子谷右俣・行者山06 赤子谷右俣・行者山07

門扉のある突き当りを左折して、少し下ったところが赤子谷の登山口だ。
赤子谷右俣・行者山08 赤子谷右俣・行者山09

沢の右側の踏み跡を進み、石組み堰堤を越える。
赤子谷右俣・行者山10 赤子谷右俣・行者山11 赤子谷右俣・行者山12

草で埋もれて判り難いが橋がある。この橋の名前は、前述の生瀬駅近くの橋と同じ「西宝橋」。
この橋は渡らずに進む。
赤子谷右俣・行者山13

道なりに進むと、少し朽ちている小橋があるので、慎重に渡る。
赤子谷右俣・行者山14 赤子谷右俣・行者山15

左右俣の合流地点に出る。中州部分を目指して進む。
赤子谷右俣・行者山16

(撤退した沢沿いのルート)

左右俣分岐のケルンから右俣の沢に降りて進む。
すぐに、沢の真ん中に石を積み上げ、ブルーシートで覆った砦があった。
洗濯ものが干してあり、確実に人が住んでいる。
赤子谷右俣・行者山17

砦の横を通り、右俣1つ目の堰堤は、少し手前の左側から越える。
この巻き道、最初は目印も無く、結構急斜面なので注意が必要だ。

さらに二つ目の堰堤。
左の斜面を越えるのだが、ロープが不自然に木に巻き付いて垂れている(赤丸)。
このロープを使うのは危険と判断し、三点支持で斜面に挑むが、土崖と脆い花崗岩で進めない。
赤子谷右俣・行者山18

何度かチャレンジしたが、やはり登り切れない。
無理をすると4mくらい転落や滑落する可能性があるので、この巻き道を越えることは断念した。
沢の両岸や堰堤近くも確認したが、他に巻けるような場所は発見できなかった。

赤子谷は、左右俣間の尾根に道があり、 この2つ目の堰堤先すぐに見えている
3つ目の堰堤端に下りれることは下調べ済だったので、そちらから沢に入ることにした。

1つ目の堰堤の巻き道は尾根のすぐ近くまで達していたので、上端から尾根に乗り上げると道があった。
そのまま進んでも良かったのだが、登山道確認のため、一旦ケルンまで引き返した。

帰宅後、先達の山行記録を調べてみると、このロープは、垂らしてあるのではなく
元々立ち木同士を結び付けてあったものが、土砂崩れで木ごと崩れて、ぶら下がっているものだった。
このロープを補助に使うのはとても危険だ。右俣を
沢から歩かれる方は注意して頂きたい。


(改めてケルンから出発)

ケルン右側の踏み跡から登る。
赤子谷右俣・行者山19

尾根道を進む。
赤子谷右俣・行者山20 赤子谷右俣・行者山21

ケルンから4〜5分歩いたところに、中尾根と右俣に向かう道の分岐がある。
赤子谷右俣・行者山22

斜面を下っていく。
赤子谷右俣・行者山23

尾根経由の場合、ケルンから1つ目(沢沿いの場合3つ目)の堰堤端に着く。ここから沢沿いを歩く。
赤子谷右俣・行者山24 赤子谷右俣・行者山25

2つ目の堰堤、手前右側から越える。
赤子谷右俣・行者山26 

この付近から踏み跡が明瞭になってくる。
赤子谷右俣・行者山27

3つ目の堰堤上で左側に渡り、4つ目も左から越える。
赤子谷右俣・行者山28 赤子谷右俣・行者山29

沢は荒れている。
踏み跡が流されている場所もあるので、どこを歩くか判断しながら進む。
赤子谷右俣・行者山30 赤子谷右俣・行者山31 赤子谷右俣・行者山32

土砂崩れで倒木が沢を塞いでいる場所には、しっかり巻き道がある。
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5つ目の堰堤は、堰堤が目視できる前に巻き道があるので注意が必要だ。
一度堰堤を確認してから引き返しても良いだろう。
赤子谷右俣・行者山35

堰堤手前の右側から巻く。
赤子谷右俣・行者山36 赤子谷右俣・行者山37 赤子谷右俣・行者山38

5つ目の堰堤を越えると、目印になるようなものは無くなるが、踏み跡はしっかりしている。
赤子谷右俣・行者山39 赤子谷右俣・行者山40

また倒木で沢が塞がれている。左側から巻く。
赤子谷右俣・行者山41 赤子谷右俣・行者山42

この巻き道の辺りが、大谷方面との沢の分岐なのだが、山腹を巻いているので分岐を確認できなかった。

左右に渡渉しながら、踏み跡を進む。
赤子谷右俣・行者山43 赤子谷右俣・行者山44

マーキングやテープも豊富にある。
赤子谷右俣・行者山45 赤子谷右俣・行者山46

明確な沢の分岐に到着、ここで小休憩をとった。
休憩後、歩くのは左沢なので左に進んだが、あれだけしっかりしていた踏み跡がすぐに消えた。
赤子谷右俣・行者山47

もう一度、沢の分岐に引き返し、地形図を確認した。
地形図上、この分岐は三俣になっていた。
340m付近で、譲葉山の北側から入る沢と分岐して、360m付近で、登路のある左右沢の分岐になっている。

先ほど進んだ左沢は、譲葉山の北側に入る沢との分岐のようだ。

右側の沢にある踏み跡を進む。
赤子谷右俣・行者山48 

暫く進むとケルンがあり、直進する踏み跡と左折する踏み跡があった。
未確認だが、このケルンを直進すると、右沢を進めるものと思われる。
ここで左折(東進)する踏み跡に入る。
赤子谷右俣・行者山49 赤子谷右俣・行者山50

踏み跡は一部不明瞭な場所もあるが、迷うようなことは無かった。
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暫く進んでから、方角を確認すると、南東方向だったので、間違えていないと確信できた。
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予定の赤子谷道標の場所で縦走路に合流した。
赤子谷右俣・行者山57

合流点で小休憩をとった。


○全山縦走路〜西山団地BS

縦走路から、ゆずり葉台方面への分岐で右折。
赤子谷右俣・行者山58

岩倉山反射板との分岐を越えて、案内版がある分岐から行者山方面に入る。
赤子谷右俣・行者山59 赤子谷右俣・行者山60

行者山は登山道が多いが、写真の案内版が随所にある。
常に確認しながら進めば迷わない、案内板の地図はしっかり正置されている。
今回歩くルートは青線。過去に歩いたルートは緑線で示してある。
赤子谷右俣・行者山61

まずは行者山々頂を目指す。
赤子谷右俣・行者山62 赤子谷右俣・行者山63

行者山々頂を通過。広場はあるが、展望は無い。
赤子谷右俣・行者山64

行者山東観峰を目指す。
赤子谷右俣・行者山65

途中、展望が開ける。
赤子谷右俣・行者山66

少し荒れた斜面を登ると、東観峰のピーク。
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天気も良く絶景だ。
日差しがあり少し暑いが、ここで小休憩にした。
赤子谷右俣・行者山69 赤子谷右俣・行者山70

下山を開始。
最初は斜度のある下りが続く。
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傾斜が緩やかになり、堰堤上部を横切る。
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西山住宅方面から、ゆずり葉ピークへ。
赤子谷右俣・行者山77 赤子谷右俣・行者山78

ピークからは、緩く歩き易い下りになる。
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登山口に到着。
ベンチがあったので、汗が引くのを待って、Tシャツに着替えた。
赤子谷右俣・行者山82

登山口から舗装路に出て、バス通りを左折。
赤子谷右俣・行者山83 赤子谷右俣・行者山84

1つ目の信号の先にバス停がある。
赤子谷右俣・行者山85

西山団地BSから逆瀬川方面へ阪急バスで帰路に就いた。


○山行諸データ


△参考コースタイム(小休止・写真撮影等を含む)

08:58 JR生瀬
09:20 赤子谷取り付き
09:28 左右俣分岐
(沢歩き撤退31分)
09:59 左右俣分岐
10:49 上流左右沢分岐
(休憩10分)
10:59 上流左右沢分岐
11:18 縦走路合流点
(休憩13分)
11:31 縦走路合流点
11:36 全山縦走路道標34、行者山分岐
11:56 行者山々頂
12:02 行者山東観峰
(休憩10分)
12:12 行者山東観峰
12:47 西山団地登山口
(休憩6分)
12:53 西山団地登山口
12:57 西山団地BS


△高度計校正ポイント(詳細情報は六甲山系と一部の山域のみ)

061.7m 生瀬駅西T字路
126.5m (山中の)西宝橋北
414.9m 行者山々頂
141.3m 西山団地前BS車道


△エスケープルート

無し


△スタート地点付近情報

トイレ:JR生瀬駅構内
コンビニ:無し
飲料自販機:JR生瀬駅前


△コース途中情報

トレイ:無し
飲料自販機:無し


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