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五助谷



日付:2016/08/21 (日)

同行者:無し

天候:晴れ

気温:25℃(六甲ガーデンテラス 、12:10、標高約877m)

コース:エクセル東BS〜住吉道〜石切道〜五助谷〜六甲ガーデンテラス

地形図:西宮、宝塚

一般地図概略位置:五助谷 

概算距離:4.3km

累積標高+:716m、累積標高−:108m

歩行時間:3時間47分、ルート係数:15.4

道迷い:五助谷は読図能力必要

特筆事項:五助谷は石切道からの進入路を含め転落・滑落注意

体力難易度:レベル2

技術難易度:Dランク



今回のテーマは「傷だらけの。。。」。

山行コース図 断面図

土曜日は、歯科通院があり、山に行けないので、ついでにいろいろと野暮用を片づけた。

翌日曜日はフリー、予定していた五助谷に向かった。
盛夏時期の山行、翌日からは普通に仕事なので、
先週同様に無理をせず、五助谷を詰めて、六甲ガーデンテラスで山行を終えるプランとした。

五助谷へは、難易度の高い五助上流堰堤を避け、
石切道途中から五助谷に下り、指差岩からスタートするコースとした。
また、山上直前の崩落地からは、多くの方が西へ回り込み、ガーデンテラスに直接脱出されているが、
商業施設とは言え、私有地にあらぬ場所から入り込むのは、お好みではないので、
崩落地付近から、ガーデンテラスとは反対の東に回り込み、五助尾根に合流することにした。

実際に歩いた五助谷は、石切道から指差岩までの斜面が、
藪に阻まれたり、踏み跡が崩落している箇所も多く苦労した。

沢の藪は予想していたより深くなかったのだが、茨の藪が多く
前進できない箇所が何か所もあった。
茨の藪で、迂回路を見い出せなかった個所は、申し訳ないが通路を確保する間隔だけ、枝をカットさせて頂いた。
それでも、帰宅後身体を確認すると、棘がささっていたり、引っ掻き傷でいっぱいだった。

入渓者の少ないルートなので、時期的に、激しい蜘蛛の巣との闘いになる。
又、マムシとの遭遇、スズメバチからの威嚇、ダニ付着防止など、動物に関しても注意が必要だ。

レポでも触れているが、二箇所目の鋼管堰堤(D4)は、
出口が2〜3mの高さまで岩で塞がれており、やや越えるのに難儀した。
ここ数年の豪雨で土砂崩れが発生したものと思われる。
このタイプの堰堤が、役目を果たしているのを初めてみた。

今回も西滝ヶ谷・大月地獄谷同様に山と橋を渡るサイトの五助谷徘徊マップを参考にさせて頂いた。
秀作マップの公開、重ねてありがとうございます。


○エクセル東〜六甲ガーデンテラス

JR住吉駅からくるくるバスに乗車し終点のエクセル東BSからスタート 。
尚、くるくるバスの乗り場などは、住吉台・渦森台登山口案内で詳しく解説しているので参考にして頂きたい。

バスの来た方向に戻り、左折するとすぐに地道になる。
途中、住吉道の合流以外は、石切道分岐まで一本道だ。
五助谷01 五助谷02

道標のある分岐から石切道に入る。暫く登ると住吉霊園からの舗装路と合流する。
五助谷03 五助谷04

「石切道」石標のある分岐で右折。
五助谷05

行き止まりにある広場の左手奥の踏み跡に進む。
五助谷06 五助谷07

最初、踏み跡はしっかりしている。
五助谷08

暫く進むと、藪があったり、踏み跡が崩れている場所が多くなる。
五助谷09 五助谷10

注意して歩かないと、下に道の無い、枯れ草の堆積を踏み抜いてしまう。
五助谷11 五助谷12

長時間斜行が続く。
慎重に歩いているので指差岩まで28分を要している。

トラロープ等は随所にあり、誤ルートしてないと確認できるが、
あまりに長いので、このまま石切道のどこかに出てしまうのでは?とやや不安になる。

やがて開けた斜面に出る。対岸下方のマーキングに進む。
五助谷13

上記の斜面から、更に暫く下ると、指差岩が見えた。
五助谷14

指差岩に到着。指差岩は想像していたより小さく2m程度の岩だった。
斜行でたっぷり汗もかいたので、沢装備への換装を含め大休憩をとった。
五助谷15

五助谷遡行を開始。
水で足元からクールダウンも出来て快適だ。
五助谷16 五助谷17 五助谷18

小滝をいくつか越えていく。
五助谷19 五助谷20 五助谷21

五助滝に到着、見応えのある三段滝だ。
五助谷22

五助滝は、滝右側の沢から巻く。
五助谷23

沢に 入ってすぐにマーキングがあり、、五助滝方面に左折する。
五助谷24

岩場をロープで越える。
岩の左側は滝なので落ちないように注意。
五助谷25

滝口直前のトラバース、ここも左側は滝。
落ち葉も積もっており、慎重に歩く。
五助谷26

滝口の横を通過。
五助谷27

滝上部からすぐの場所に五助谷第二堰堤(D1)がある、右側から越える。
ここから7つ堰堤を越えていく。
五助谷28 五助谷29

この五助谷第二堰堤上部で沢が合流している。五助谷は右俣に進む。
五助谷30

穏やかな沢を遡行していく。
五助谷31 五助谷32

D2鋼管堰堤を通過。前述の五助谷第二堰堤の次はこの鋼管堰堤だ。
五助谷第二堰堤の次に、またコンクリート製の堰堤(五助谷第三堰堤)が現れたら、誤ルートしてる。
五助谷33

再び小滝群を越えていく。
五助谷34 五助谷35

D3堰堤、右側から越える。
堰堤端は高さがあり、腕力で乗り上げた。
他の方のレポで、木が立てかけてあると書かれていたが、現状木は無い。
五助谷36

堰堤上流側は水が滞留してるが、踏み跡は斜面の上流方向に続いている。
五助谷37

池ポチャすることなく沢に戻る。
五助谷38

この辺りから藪が深くなる。
前文で記したように茨の藪が多く難儀した。
五助谷39

D4鋼管堰堤、この堰堤の出口が岩で塞がれていた。
私は写真の1つ右側の列の岩から越えた。
木やロープなど、補助的なものがないとやや越えにくい場所だ。
五助谷40

藪か濃くなっていくが、前回の大月地獄谷程ではない。
五助谷41 五助谷42

D5堰堤、左のステップから越える。
五助谷43 五助谷44

D5堰堤上流でも沢が分岐してる。
ここは(山行日は枯れ沢)右俣に進む。
夏場は藪で確認し難いので要注意ポイントだ。
五助谷45 五助谷46

D6・D7共に左のステップから越える。
五助谷47 五助谷48

D7堰堤で、休憩を兼ねて、足回りを山装備に戻した。
歩いた感じでは、D5で山装備に戻しても良かったと思う。

D7上流から、今までの穏やかな渓相とは打って変わってゴーロの急登になる。
五助谷49 五助谷50

ガンガン登っていくと、徐々に斜度は緩やかになっていく。
五助谷51 五助谷52

崩れた斜面に出合う。ここは多くの方のレポにある崩落地ではない。
沢は左方向に続いている。
五助谷53 五助谷54

枯れ沢に沿って登っていく。
五助谷55 五助谷56 五助谷57

山上が近くなると、傾斜はさらに緩くなる。
五助谷58

特徴的な大きな岩がいくつか連続する場所。
五助谷59

この大岩の向こう側が崩落地だ。
左斜面を見るとる、テープがある。ガーデンテラスに出るルートだと思われる。
五助谷60

上記岩から、右方向を見ると、薄い踏み跡が続いていた。
五助谷61

踏み跡を辿りながら、右上方に進む。
五助谷62 五助谷63

大きな岩のある場所で、五助尾根に合流。
五助谷64

五助尾根から山上を目指す。
五助谷65 五助谷66

熟練者向けコースの道標地点に出た。
五助谷67

すぐに六甲ガーデンテラスに到着。
五助谷68

ガーデンテラスで、頭から水を被ってすっきりして、
シャツを着替えて、山上バス・六甲ケーブルを乗り継いで下山した。



○山行諸データ


△参考コースタイム(小休止・写真撮影等を含む)

07:21 エクセル東BS
07:32 石切道分岐
07:58 石切道石標分岐
08:00 五助谷進入路広場
08:28 指差岩
(休憩・沢装備換装23分)
08:51 指差岩
09:07 五助滝
09:17 五助谷第二堰堤
(休憩10
分)
09:39 D2(鋼管堰堤1)
09:51 D3
09:58 D4(鋼管堰堤2)
10:13 D5
10:24 D6
10:30 D7
(休憩・山装備換装20分)
10:50 D7
11:46 崩落地点
11:54 五助尾根合流
12:01 六甲ガーデンテラス


△高度計校正ポイント(詳細情報は六甲山系と一部の山域のみ)

271.1m 住吉台登山口地道開始点
286.4m 住吉道、石切道、打越山方面分岐
492.2
m 石切道石標分岐
545.4m 五助谷第二堰堤
877.9m 六甲ガーデンテラス(フードテラス前)


△エスケープルート

※今回は六甲ガーデンテラスを終点としています。

(六甲ガーデンテラス→六甲山上バス六甲有馬ロープウェー

※各交通機関は運転状況注意(運転時間帯、悪天候による運休や定休日)


△スタート地点付近情報

トイレ:無し
コンビニ:無し
飲料自販機:無し


△コース途中情報

トレイ:無し(六甲ガーデンテラス)
飲料自販機:無し(六甲ガーデンテラス)


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