今回のテーマは「たこ焼き、追加」。
今回は、目的地を長峰山に決めた。
長峰山には整備登山道は1本しかなく、お隣の摩耶山と比べるとハイカーは少ない。
但し、読図ができれば歩ける尾根は沢山有り、麓付近から山上まで続く距離の長い尾根道も多い。
藪道歩きをするにはとても魅力的な山だ、山頂天狗塚からの景色も絶景である。
どこから登ろうかと思案したが、少し前杣谷を歩いた時に、取り付きを再確認した、ハチノス谷西尾根を5年ぶりに歩くことにした。
ハチノス谷西尾根は、一か所だげ踏み跡不明瞭になる場所があるが、送電鉄塔を目印に登っていけるワイルドで歩き堪えのある尾根だ。
長峰山々頂天狗塚からは、杣谷峠を経て掬星台へ向かい、復路は久しぶりに天狗道から学校林道を歩くことにした。
学校林道は、「学校の林道」ではなく、「学校林の道」が正しい区切りだ。
明治後期から戦後に推奨された学校林に由来する道だ。
今回の山行からちょっとした工夫を加えることにした。
六甲を歩いていて、弊サイトをご覧頂いている方や、参考にさせて頂いているサイトの管理者さんと何度か山で遭遇している。
ただ、遭遇したことに気が付いて頂けるのは、帰宅後作成したレポをご覧頂いてからだ。
なんとか歩いている時に気が付いて貰える方法はないかと考えてみた。
自分撮りをされている方のように、三脚は山に持ち込んでいない。
服装や装備に特徴的なものもないし、服装なんて毎回同じではない。
それにすれ違いや追い越し・追い越され時に簡単に気づいて貰える必要がある。
おっさんなので、リュックにぬいぐるみをぶら下げるわけにもいかないなあと思った時に閃いた。
ぬいぐるみではなく、他のハイカーがつけていないようなものを、リュックにぶら下げていれば、気づいて貰えるかもしれない。
思いついたのが、食品サンプルのキーホルダーである。そんなものリュックにぶら下げているハイカーはまずいない。
ネットで探して、いろいろ迷った結果、関西人らしく「たこ焼き」を選んだ。
早速、購入したこ焼きの食品サンプルキーホルダーをリュックのサイドにつけた。
レポに写真を掲載したのでご覧頂きたい。
尚、リュックはNORTH FACE RECON(黒)を背負っていることが殆どである。
六甲では、余程距離の長いプランで無い限り、ストックは使っていない。
1回の山行で150〜400枚程度写真を撮るので、特別何もないような登山道の途中で頻繁にカメラのシャッターを押している。
撮影はCannonのコンデジ、今はPowerShotSX230HSの黒を使っている。
普通のおっさんですが、レポ中の写真のように、黒いリュックにたこ焼きのキーホルダーがついていれば、一声かけて頂ければ嬉しいです。
○五毛BS〜杣谷峠
神戸市バス2系統五毛BSよりスタート。
登山口までの経路詳細は登山口解説ページも合わせてご覧頂きたい。
上野中学校の向こう側で左折。この交差点の対角線反対側にローソンがある。
今では珍しい円形校舎の残る美野丘小学校を越える。
灘丸山公園の桜は五分咲きくらいだろうか。
永峰堰堤の登山口から山道に入る。
杣谷堰堤先から右側を見ると、堰堤上部で摩耶東谷と杣谷が合流しており、
2つの谷の間に山寺尾根が落ち込んでいるのが確認できる。
登山道は摩耶東谷を少しだけ上流側に進んでから渡渉する。
渡渉後、暫くは谷の間にある山寺尾根を登っていく。
山寺尾根登山道との分岐の先で、今度は杣谷を渡渉する。
渡渉後、登山道の右側にある道標(119プレートな25-5)がハチノス谷西尾根への取り付きだ。
取り付きからの踏み跡は、細かく折り返しながら尾根に向かっている。
尾根に乗って左折する。ここから踏み跡は明瞭になる。
すぐに最初の鉄塔を通過する。
越えるのに難儀するような岩場はない。尾根上の踏み跡はしっかりしている。
2本目の鉄塔を通過。
この鉄塔は地形図上、麓にある3本の送電線の一番北側にある330m付近を通っているものだ。
山火事があった場所を越える。
どんどん高度を上げていく。
地形図上515m付近にある3本目の鉄塔に到着。
ここで小休憩にした。
3本目の鉄塔を越えると、今までの尾根登り一辺倒から少し様子が変わる。
小さなピークやコルが現れる、進路も今までより東よりに変わる。
踏み跡が不明瞭になり、開けた場所に出る。右方向に高さ2m程度の岩が確認できる。
この岩の左側に明瞭ではないが尾根に向かって踏み跡がある。
この場所が、ハチノス谷西尾根で唯一判りにくい場所だ。事前情報がないと少し迷ってしまうだろう。
ページ上部の1/25000地形図で青丸で囲った付近になる。
同じくページ上部の1/10000地形図を見ると、この付近だけやや地形が複雑になっているのが確認できる。
1/10000地形図は計曲線20m、主曲線4m、地図上の赤線は町の境界線だ。
補助的に記入した500mを示す青文字の北側544〜6m付近に等高線が膨らんだ場所がある、この場所が岩のある場所になる。
尾根に乗れば、再び踏み跡は明瞭になる。
前方が開ければ、長峰山の整備登山道と合流する、119プレートな48-6地点だ。
整備登山道に乗ると、すぐに長峰山々頂天狗塚に着く、ここで再び小休憩とした。
レポ前文で書いた、たこ焼きはこんな感じ、直径は5cmくらいある。
杣谷峠・掬星台を目指し天狗塚を出発。
杣谷峠までの道、前半は大きなアップダウンが続く。
後半は傾斜は緩やかになる。
目印になるベンチと鉄塔のある場所を越えて進めば杣谷峠に着く。
舗装路で左折し、暫く進みアゴニー坂を登る。
ここで、永峰堰堤以降、初めて他のハイカーとすれ違った。
アゴニー坂を登りきると舗装路に出るので左折、その先に白い柵があるので柵の左側を下る。
もう一度舗装路に出る。道なりに右折しオテルド摩耶の敷地に進む。
建物を越えた突き当りで遊歩道に入る。
遊歩道を道なりに進めば、掬星台に到着する。
掬星台でゆっくり食事休憩にした。