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瑞宝寺谷西尾根・蛇谷北山・黒五山
日付:2013/12/14 (土)
同行者:無し
天候:晴れ時々くもり
気温:−3℃(一軒茶屋前 、11:20、標高約879m)
コース:神鉄有馬温泉駅〜瑞宝寺公園〜瑞宝寺谷西尾根〜山上DW〜蛇谷北山〜本庄橋跡〜西おたふく森林管理道〜住吉道〜黒五山北側登山道〜打越峠〜山の神〜八幡谷〜阪急岡本駅
地形図:西宮、宝塚
一般地図概略位置:六甲最高峰
概算距離:12.4km
累積標高+:945m、累積標高−:1276m
歩行時間:5時間12分、ルート係数:23.6
道迷い:黒五山々頂への道は短距離だが踏み跡が無い場所もあるので要注意
特筆事項:無し
体力難易度:レベル3
技術難易度:瑞宝寺谷西尾根、黒五山々頂への登路はCランク、西おたふく森林管理道はBランク
今回のテーマは「西尾根三度(みたび)」。
前回は芦屋から有馬に六甲を縦断したが
今回は逆経路として、有馬から岡本へ向けて六甲を縦断するプランを立てた。
前々回の黒岩西尾根、前回の黒岩谷西尾根に続き、今回は瑞宝寺谷西尾根を登る。
三度連続の「西尾根」登りだ。
六甲山上からは初めて歩く道を4か所繋いで下山するプランとした。
初めて歩く道は次の通りだ。
まずは石宝殿から蛇谷北山登山道を通り、土樋割峠に抜ける。
次に本庄橋跡から西おたふく登山道に至る森林管理道を通る。
そして住吉道から黒五山北側を通り打越峠に至る道。
最後は打越山・七兵衛山南の水平道から山の神に下る道を通り、岡本に下山するルートとした。
○神鉄有馬温泉〜一軒茶屋
スタートは神鉄有馬温泉。
駅前を右折し有馬川(六甲川)の左岸(上流に向かって右側)を進み、杖捨橋を渡り右岸をさらに進む。
左右両側にカーブミラーのある交差点を右折する。
瑞宝寺公園で山支度を整えて出発。公園内では「癒しの森」の案内版に従い進む。
山道に入ればすぐに瑞宝寺谷の河原に出る。登山道は太鼓滝の右側に続いている。
「展望デッキ」「筆屋道から魚屋道」の道標に従い進む。
2009年にここを通った時に崩れていた箇所は綺麗に工事されていた。
展望デッキを越えて、一旦下り沢を越える。
写真の地点が瑞宝寺谷西尾根の取り付き。
私設の道標やペイントだらけなのでしっかり周囲を見ていれば見落とすことは無いだろう。
しっかりした踏み跡を辿り、尾根に乗る。
瑞宝寺谷西尾根、前半は急登と岩の多い道だ。
ドンドン高度を上げる。
休憩できるベンチ風の木。短距離の笹道を越えると後半部分に入る。
リュックにぶら下げている温度計は氷点下5度、この辺りからかなり風が強くなり、体感的にはかなり寒く感じた。
後半はやせ尾根の笹藪道となる。
尾根の周囲に木々が無ければかなりの高度感だ。
瑞宝寺谷西尾根は総じて踏み跡のしっかりした尾根だったが、一箇所写真の箇所だけ倒木が踏み跡を塞いでいた。
しっかり地面を見ると、道は倒木の先に続いている。
笹とやせ尾根が続く。
尾根の頭が近くなると傾斜は緩やかなになる。
斜面の工事跡を越えて進めば、尾根の頭に到達する。
笹藪の道を進めば下りになって六甲山上のDWに出る。途中分岐があるが、左に進めばすぐにDWに出る。
今回は一軒茶屋方向に進むので分岐は右に進んだ。
暫く進むとDWに出る。右写真(2枚目写真)はDW側から見たものだ。
すぐに一軒茶屋に到着。
今回も前回同様にあんパン持参だったが、身体がかなり冷えていたので、一軒茶屋でうどんを食べて温まった。
○一軒茶屋〜住吉道左岸
うどんで身体を温め出発、DWを東進する。
石宝殿の鳥居を潜り登る、白山観音が立つ広場に蛇谷(じゃだに)北山への登山道がある。
芦屋市設置の道標があるので下山口を間違えることはないだろう。
途中2箇所、分岐があった。分岐はどちらに進んでも先で合流するのだが、
2箇所の分岐は右に進まないと、蛇谷北山の山頂を踏むことができない。
霜柱が上がっていたが全く解けていない。やはり気温が低い。
山頂への分岐を示す道標がある。山頂は分岐のすぐ横だ。
山頂から下りにかかる。途中黒岩谷を望める場所がある、
蛇谷北山は黒岩谷東尾根に当たる。
右写真(2枚目写真)中央付近に見える堰堤(確証は無いがたぶん黒岩谷堰堤)の向こう側の尾根が黒岩谷西尾根。
見えているのは、黒岩谷西尾根に乗った後の最初の平坦部分690+m付近だ。
黒岩尾根谷西尾根の向こう側は地形図上865m標高点に至る尾根、その向こう側が西おたふくの尾根だ。
更に下ると土樋割峠に到着する。
七曲り分岐を越えて本庄橋跡に到着。
本庄橋跡から更に進むと西おたふく方面への分岐がある。
西おたふく森林管理道、前半は森林管理道らしい、歩き易い水平道だ。
後半も前半と同じような道が続くと思われたが、予想以上に荒れていた。
踏み跡はしっかりしているので迷うことは無いが、転倒などしないように注意が必要だ。
一軒茶屋から休憩ポイントがなかったが、森林管理道に簡易ベンチが設置されていたので小休憩にした。
糖分補給、今回は羊羹だ。
兵庫県設置の堰堤下を対岸に渡り進むと西おたふく山頂へ向かう登山道と合流する。
更に下ると住吉道と合流する。今回は左岸を進む。
○住吉道左岸〜阪急岡本
住吉道左岸を進む。途中過去の登山道の崩落による設定された迂回路を越える。
黒五山方面の分岐を左折。
歩き易い道を進む。
黒五山北側の峠に到着。
打越峠は青矢印方向だが、折角なので黒五山々頂に立ち寄ることにした、緑矢印方向が黒五山々頂方向だ。
展望のない山頂は私設の山頂表示が何箇所にあるだけだ。
この山頂への道は簡単に見失うようなとても薄い踏み跡となっている。
黒五山北側の峠から山頂まで4分程度だが、踏み跡を見失っても元の地点に戻れる自信のない方は避けた方が良いだろう。
黒五山を下り、沢を渡る。
ゆるやかな打越峠への登り返しを進む。
打越峠で最後の小休憩を取った。
打越山南側の水平道との交差点から、山の神を目指す。
山の神への下りは前半は歩き易い下り、後半は九十九折の道になる。
八幡谷まで下れば、山の神だ。
八幡谷の沢沿いの道を進む。左写真(1枚目写真)の地点は分岐になっているが、どちらを進んでも先で合流する。
八幡谷登山口に到着。
道なりに下り、岡本八幡で対岸に渡り、さらに住宅地を下れば、阪急岡本駅だ。
阪急電車で帰路に就いた。
○山行諸データ
△参考コースタイム(小休止・写真撮影等を含む)
09:12 神鉄有馬温泉駅
09:26 瑞宝寺公園
(休憩3分)
09:29 瑞宝寺公園
10:03 瑞宝寺谷西尾根取り付き
11:16 山上DW合流点
11:19 一軒茶屋
(休憩16分)
11:35 一軒茶屋
11:44 石宝殿
11:58 蛇谷北山々頂
12:20 土樋割峠
12:28 本庄橋跡
(西おたふく森林管理道 休憩5分)
13:15 住吉道合流点
13:47 黒五山々頂
14:05 打越峠
(休憩5分)
14:10 打越峠
14:32 山の神
14:49 八幡谷登山口
15:02 阪急岡本駅
△高度計校正ポイント(詳細情報は六甲山系と一部の山域のみ)
366.7m 有馬温泉観光総合案内所前(ねね像前)
410.4m 杖捨橋
879.8m 一軒茶屋前
840.0m 蛇谷北山々頂
631.8m 黒岩谷西尾根取り付き付近
578.2m 本庄橋跡
569.9m 本庄橋跡
396.6m 黒五山北側峠
217.0m 山の神合流点
△エスケープルート
山上DW→山上道路経由徒歩約1時間の六甲ガーデンテラスよりバス、ロープウェー等で下山
石の宝殿→徒歩約15分で芦有DW阪急バス宝殿橋BS
※各交通機関は運転状況注意(運転時間帯、悪天候による運休や定休日)
△スタート地点付近情報
トイレ:神鉄有馬温泉駅
コンビニ:神鉄有馬温泉駅改札北側にローソン
飲料自販機:有馬温泉地内多数
△コース途中情報
トレイ:瑞宝寺公園、最高峰下一軒茶屋前
飲料自販機:有馬温泉市街地、最高峰下一軒茶屋前