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市ヶ原・高雄山
日付:2013/09/14 (土)
同行者:無し
天候:晴れ時々くもり
気温:24℃(高雄山々頂 、08:07、標高約476m)
コース:新神戸〜市ヶ原〜高雄山〜市ヶ原〜新神戸
地形図:神戸首部
一般地図概略位置:高雄山
概算距離:7.0km
累積標高+:551m、累積標高−:551m
歩行時間:2時間31分、ルート係数:12.8
道迷い:高雄山、登山道分岐多し
特筆事項:無し
体力難易度:レベル2
技術難易度:Aランク
今回のテーマは「あまり人気の無い山ですが」。
大変ご無沙汰しておりました、久しぶりの山登りです。
前回の山行からすでに9か月、筋力も落ちているのでリハビリ山行を計画した。
軽いハイキングコースとして、新神戸・布引谷から諏訪山・再度谷方面、森林植物園付近、六甲山上ハイキングなど
良いコースは無いかと数日前から考えていた。9月中旬になったとはいえ、まだ当日の予想最高気温は30度、
気温の低い早朝出発可能な新神戸をスタート地点として、錯綜する登山道の全体像を解き明かそうと思っている高雄山に向かうことにした。
高雄山は市ヶ原西方に位置する、標高476.5mの山である。
東側にはトゥエンティクロス登山道、西側は再度公園・奥再度DW、北側は分水嶺越林道、南側は縦走路に囲まれている。
山頂に三角点があることと、山頂を通る尾根が南ドントリッジと名付けられた尾根であることを除けば、あえて登る必要のない山なのである。
実際に何度か登っているが、殆どハイカーに遭遇することは無い。今回も高雄山で出合ったのはイノシシの親子だけだった。
ハイカーが少ないので道がやや荒れていることと、森林管理道が多く迷う可能性もあるので、道標はしっかりしているが初心者向きの山ではない。
今回は市ヶ原から大龍寺に向かう縦走路の途中に位置する道標のある登山口から山頂を目指した。
○新神戸〜高雄山々頂
スタートはおなじみの新神戸。
新神戸登山口と新神戸から市ヶ原までの詳細解説は新神戸登山口解説ページも参照して頂きたい。
毎日登山の方々には遠く及ばないが、山行やトレーニングでもう三桁は通っているかも知れない市ヶ原への道。
久しぶりの登山だったが、山は変わらぬ表情で私を迎えてくれた。
市ヶ原へ向かう道では、ミンミンゼミとツクツクボウシの合唱がBGM、もう9月中旬である。
自分が生まれ育ってきた中で、記憶に留めている季節感と、最近の季節感にズレを感じているのは私だけはないと思う。
久しぶりなので、あまり急がず、ゆっくり歩いて市ヶ原に到着。
トイレ休憩の後、出発。まずは布引谷生田川を対岸に渡る。
渡り切った所に高雄山展望コースの登山口がある。
展望コースと名付けられているが、展望は殆ど無い。
地形図の登山道線の通り、ひたすら尾根を登っていくしんどい道である。今日は、左写真(1枚目写真)の緑矢印に下山予定である。
大龍寺方面に向かう舗装路に出る。少し前まであった堰堤工事のプレハブ事務所や工事用リフトは撤去されていた。
リフトを通すために木を切り倒した跡だけが痛々しい。
資材を運ぶためには仕方ないことかも知れないが、工事が終わった後しっかり植樹するところまで考えてもらいたいものだ。
舗装路を7〜8分歩き落石が気になる場所を越えたところに道標がある。
ここが今回の登山口だ、いかにもあまり使われていない雰囲気の登山口である。
登山口からひと登りし谷の斜面を登っていく。登山口付近は少し荒れていたが奥はそうでもない。
谷を回り込みさらに登っていく。
尾根筋からさらに別の尾根に乗る。
森林管理道との分岐を越えると尾根直登の道になる。
小ピークを越える。
途中左下方に再度公園が見える。
さらに尾根を登ると高雄山々頂だ。
○高雄山々頂〜新神戸
野鳥の声を聴きながら、ゆっくり休憩し、下山開始。
と思ったのだが、今回の下山予定は布引谷に下りる展望コースであり、登ってきたコースより東側にあるはずである。
右写真の青色線のコースを登ってきた、緑色矢印にも道はあるがこれは南ドントリッジで分水嶺越林道方面への道だ。
青色矢印の道は南を向いているので、展望コースは左側(東側)にあるはずだが、往路に分岐は確認できなかった。
どこかで見落としがあるのだろうと考え下山を開始する。
見落とした分岐は、前述の別の尾根に乗ったと感じた場所にあった。緑矢印が登ってきた道である。
下り方向からみれば、明らかに青矢印にも道があるのが判る。
この分岐は道標が無いので、予備知識無しに下ってくれば、多くの方が緑色の道を選択されるだろうと感じた。
展望コースを下る。展望コースは細かい九十九折の場所もあるが、基本的は尾根直登道なので、ひたすら高度を下げていく。
途中、明るくなって展望が開ける場所があった。右側から見える景色は先ほど歩いてきた舗装路である。
この場所は前述の堰堤工事のリフト跡だ。左側には工事関係者が通った堰堤工事用の道が残っていた。
さらにどんどん下る。
川のせせらぎの音が聞こえ、展望コースの登山口に到着。
まだ9時前なので、BBQ客もおらず河原は静かだった。
市ヶ原からの下山途中は久しぶりに天気の良い休日だけあって多くのハイカーとすれ違った。
新神戸に下山し帰路に就いた。
○山行諸データ
△参考コースタイム(小休止・写真撮影等を含む)
06:42 新神戸
07:28 市ヶ原
(休憩5分)
07:33 市ヶ原
07:42 登り登山口
08:06 高雄山々頂
(休憩12分)
08:18 高雄山々頂
08:52 展望コース登山口
08:54 市ヶ原
09:30 新神戸
△高度計校正ポイント(詳細情報は六甲山系と一部の山域のみ)
054.2m 砂子橋南詰
249.5m 櫻茶屋南
476.5m 高雄山々頂
△エスケープルート
布引貯水池→神戸布引ロープウェイ風の丘中間駅
市ヶ原先ハーブ園分岐→神戸布引ロープウェイハーブ園山頂駅
※各交通機関は運転状況注意(運転時間帯、悪天候による運休や定休日)
△スタート地点付近情報
トイレ:新幹線新神戸駅
コンビニ:新神戸駅南側布引交差点北西ビル1Fにファミマ(※新神戸駅2F売店が利用可能)
飲料自販機:新神戸駅
△コース途中情報
トレイ:布引みはらし展望台・市ヶ原
飲料自販機:雄滝茶屋・市ヶ原