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道畦谷南尾根・薬大尾根



日付:2013/02/03 (日)

同行者:1名 計2名パーティ

天候:晴れ

気温:2℃(荒地山 、9:30、標高約544m)

コース:阪急芦屋川〜道畦谷南尾根〜荒地山〜風吹岩〜薬大尾根〜JR摂津本山

地形図:西宮

一般地図概略位置:芦屋ロックガーデン・芦屋山域 

概算距離:8.0km

累積標高+:620m、累積標高−:632m

歩行時間:3時間15分、ルート係数:14.8

道迷い:道畦谷・荒地山付近は踏み跡錯綜

特筆事項:道畦谷南尾根は高度感のある岩場多し

体力難易度:レベル2

技術難易度:道畦谷南尾根はCランク


2013年5月中旬にレポにある動物霊園にフェンスが出来て通行止めになっています。
芦屋川右岸・道畦谷には城山(鷹尾山)登山口からの道を利用して下さい。
迂回路(新登山道)はこちらのレポの冒頭部分を参照してください。



今回のテーマは「気を付けたのに」。

山行コース図 断面図

山行パートナーから「歩いたことのない岩場」とのリクエストがありプランを考えた。
六甲山域で岩場がある場所と言えばやはり芦屋山域。
しかしロックガーデンはいつ行っても満員御礼、人の多い山域は二人とも好みではない。
登山ブームになってからロックガーデン付近は意識して避けてプランニングしていた。

六甲を歩いていて感じるのは、ブームで混雑しているのは人気ルートのみ。
人気ルートさえ外せばある程度は静かに歩けるだろうと考え道畦谷北尾根を選択した。
帰路もこの付近でまだ歩いていない薬大尾根を通り下山することにした。

しかし、結果は登る尾根を間違えて、道畦谷南尾根を登ってしまった。
リンクさせて頂いているてるみさんやルーンさんも迷われている山域だ。
事前に迷いやすい事を頭に叩き込んでいたのに、結局自分達も迷ってしまった。


帰宅後、今回の道迷いの原因を考えみた。

原因その1
実は道畦谷、山登りを始めた頃に一度思い切り迷っている。この前回の道
迷いが、今回の迷いの原因の一端になっていると感じた。
前回迷った時は道畦谷堰堤で対岸に渡渉せず、そのまま道畦谷の右岸を道畦谷第二堰堤方面に進み、道畦谷に迷いこんだ。
頭の中で堰堤を渡渉せずに進めば道畦谷に入り込むと思い込んでいた。
今回は道畦谷堰堤から谷に降りているのでもう谷に迷い込むことは無いと安堵感が生まれ地形図の確認等を怠っていた。

原因その2
芦屋川右岸道と道畦谷北尾根の分岐は明確でしっかりした踏み跡がある道だと記憶していた。
今回迷った分岐もしっかりした踏み跡があり、ここが北尾根の分岐だとすっかり勘違いして進んでしまった。

原因その3
急登が始まってすぐに、周辺の地形から道畦谷の右岸(南側)を登っているのではないかと疑いながら引き返さなかった。
やはり疑念が生じた時は引き返すと言う基本を守らなければいけないと再認識した。

原因その4
少し登ったところで左眼下に道畦谷第三堰堤を確認した、ここで登り方向左下に道畦谷の堰堤が見えるのだから左岸(北側)を登っていると確信してしまった。
帰宅してから砂防地図を確認すると、道畦谷第三堰堤は道畦谷本沢の南側にある支沢にある堰堤、道畦谷本沢から見れば右岸(南側)だった。


登っている途中、道畦谷南尾根にある特徴的な地形に出合い間違いに気づいたが、南尾根は北尾根の次に歩こうと考えていた尾根なのでそのまま進むことにした。
次回は歩けなかった北尾根を歩いてみたいと思う。


○阪急芦屋川〜荒地山

阪急芦屋川からスタート。
道畦谷南尾根・薬大尾根01

途中までは芦屋川右岸をロックガーデン方面と同方向に進む。
道畦谷南尾根・薬大尾根02 道畦谷南尾根・薬大尾根03

写真のY字路を右方向へ。
道畦谷南尾根・薬大尾根04

道なりに進むと動物霊園がある、更に奥に進むと本格的な山道が始まる。
道畦谷南尾根・薬大尾根05 道畦谷南尾根・薬大尾根06

歩き易い芦屋川右岸道を進む。
道畦谷南尾根・薬大尾根07 道畦谷南尾根・薬大尾根08 道畦谷南尾根・薬大尾根09

一箇所だけ、登山道が崩れている場所がある。ここだけは通行に注意して頂きたい。
道畦谷南尾根・薬大尾根10

宝泉水の水場を越えれば、道畦谷堰堤に到着。
道畦谷南尾根・薬大尾根11 道畦谷南尾根・薬大尾根12

堰堤端からすぐに谷に降りる。大岩の左をすり抜ける。
道畦谷南尾根・薬大尾根13 道畦谷南尾根・薬大尾根14

大岩の先に分岐がある、場所は谷の中。
地形図上、道畦谷北尾根の分岐はここからさらに登り返した尾根上にある。
そうとは知らず、この分岐が道畦谷北尾根の分岐だと勘違いし青矢印方向に進む。
道畦谷南尾根・薬大尾根15

この時点ではまだ道畦谷北尾根だと思っているがレポ上、本来の道畦谷南尾根と表現する。

踏み跡を進むと、道畦谷南尾根の急な登りが始まる。
道畦谷南尾根・薬大尾根16 道畦谷南尾根・薬大尾根17 道畦谷南尾根・薬大尾根18

急だが岩場の多い楽しい登りが続く。
道畦谷南尾根・薬大尾根19 道畦谷南尾根・薬大尾根20 道畦谷南尾根・薬大尾根21

前文でも書いた、道畦谷第三堰堤を眼下に確認する。
道畦谷南尾根・薬大尾根22 道畦谷南尾根・薬大尾根23 道畦谷南尾根・薬大尾根24

樹林帯、岩場と次々にシーンを変えてくれるので飽きない。
道畦谷南尾根・薬大尾根25 道畦谷南尾根・薬大尾根26

しっかり写真に入らなかったが、越えるのに苦労する大岩。
大岩手前に細い木があり、1段だけステップが取り付けられている。
ここに足を掛け、岩上部の谷側に足がかりになる窪みがあるので足を掛ければ、岩の反対側に手を掛け岩を越えることができる。
この大岩を含め、他の方の過去レポにあるようなロープは道畦谷南尾根には一箇所も無かったので注意して頂きたい。
道畦谷南尾根・薬大尾根27

更に岩場を進む。南尾根は急斜面も多いが、越えるのに難儀するのは前述の岩くらいで、それ以外は手掛かり、足掛かりがしっかりした場所が多い。
道畦谷南尾根・薬大尾根28 道畦谷南尾根・薬大尾根29 道畦谷南尾根・薬大尾根30

岩場を登り切った辺りで鷹尾山・岩梯子方面からの道と合流する。
道畦谷南尾根・薬大尾根31

歩き易い道になり、道標に従い進めば荒地山に到着する。
道畦谷南尾根・薬大尾根32 道畦谷南尾根・薬大尾根33 道畦谷南尾根・薬大尾根34



○荒地山〜JR摂津本山

荒地山から下山を開始する。

道畦谷南尾根・薬大尾根35 道畦谷南尾根・薬大尾根36

魚屋道と合流、急にすれ違うハイカーが増える。
横池方面の分岐をいくつか越えれば風吹岩に到着する。風吹岩は家族連れなどで賑わっていた。
道畦谷南尾根・薬大尾根37 道畦谷南尾根・薬大尾根38 道畦谷南尾根・薬大尾根39

風吹岩から更に魚屋道を下る。
道畦谷南尾根・薬大尾根40

途中2箇所道標に従いながら、歩き易い魚屋道を下る。
道畦谷南尾根・薬大尾根41 道畦谷南尾根・薬大尾根42 道畦谷南尾根・薬大尾根43

写真場所が薬大尾根への下山口になる。119プレート「ひ3−4」道標地点だ。

道畦谷南尾根・薬大尾根44

薬大尾根も歩き易い、軽快に下る。
道畦谷南尾根・薬大尾根45 道畦谷南尾根・薬大尾根46 道畦谷南尾根・薬大尾根47

眼下には深江浜方面の景色が広がる。
道畦谷南尾根・薬大尾根48 道畦谷南尾根・薬大尾根49

右には保久良神社の尾根。
道畦谷南尾根・薬大尾根50 道畦谷南尾根・薬大尾根51

樹林帯に入れば、薬大敷地のフェンスに行きつく。
道畦谷南尾根・薬大尾根52 道畦谷南尾根・薬大尾根53

フェンス沿いに進めば、薬大尾根登山口。
道畦谷南尾根・薬大尾根54 道畦谷南尾根・薬大尾根55



より大きな地図で 岡本・御影周辺 を表示

道なりに下り、バス通りを西へ。JR摂津本山駅から帰路に就いた。
道畦谷南尾根・薬大尾根56 道畦谷南尾根・薬大尾根57


○山行諸データ


△参考コースタイム(小休止・写真撮影等を含む)

07:31 阪急芦屋川
07:42 動物霊園
08:17 道畦谷堰堤
(道畦谷南尾根の岩場で休憩15分)
09:28 荒地山々頂
(休憩5分)
09:33 荒地山々頂
10:03 風吹岩
(休憩9分)
10:12 風吹岩
10:21 薬大尾根分岐
10:56 神戸薬大横登山口
11:15 JR摂津本山


△高度計校正ポイント(詳細情報は六甲山系と一部の山域のみ)

029.0m 阪急芦屋川駅北側広場
068.2m 動物霊園前
236.5m 道畦谷堰堤右岸端
544.8m 荒地山々頂
468.7m 横池北側分岐
442.3m 風吹岩
384.9m 薬大尾根分岐


△エスケープルート

途中エスケープルート無し。
風吹岩付近であれば、魚屋道が比較的歩いて下山し易い。

※各交通機関は運転状況注意(運転時間帯、悪天候による運休や定休日)


△スタート地点付近情報

トイレ:芦屋川駅前
コンビニ:芦屋川駅南側にナチュラルローソン
飲料自販機:芦屋川駅前

△コース途中情報

トレイ:無し
飲料自販機:無し


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