道畦谷南尾根・薬大尾根
今回のテーマは「気を付けたのに」。
山行パートナーから「歩いたことのない岩場」とのリクエストがありプランを考えた。
六甲山域で岩場がある場所と言えばやはり芦屋山域。
しかしロックガーデンはいつ行っても満員御礼、人の多い山域は二人とも好みではない。
登山ブームになってからロックガーデン付近は意識して避けてプランニングしていた。
六甲を歩いていて感じるのは、ブームで混雑しているのは人気ルートのみ。
人気ルートさえ外せばある程度は静かに歩けるだろうと考え道畦谷北尾根を選択した。
帰路もこの付近でまだ歩いていない薬大尾根を通り下山することにした。
しかし、結果は登る尾根を間違えて、道畦谷南尾根を登ってしまった。
リンクさせて頂いているてるみさんやルーンさんも迷われている山域だ。
事前に迷いやすい事を頭に叩き込んでいたのに、結局自分達も迷ってしまった。
帰宅後、今回の道迷いの原因を考えみた。
原因その1
実は道畦谷、山登りを始めた頃に一度思い切り迷っている。この前回の道迷いが、今回の迷いの原因の一端になっていると感じた。
前回迷った時は道畦谷堰堤で対岸に渡渉せず、そのまま道畦谷の右岸を道畦谷第二堰堤方面に進み、道畦谷に迷いこんだ。
頭の中で堰堤を渡渉せずに進めば道畦谷に入り込むと思い込んでいた。
今回は道畦谷堰堤から谷に降りているのでもう谷に迷い込むことは無いと安堵感が生まれ地形図の確認等を怠っていた。
原因その2
芦屋川右岸道と道畦谷北尾根の分岐は明確でしっかりした踏み跡がある道だと記憶していた。
今回迷った分岐もしっかりした踏み跡があり、ここが北尾根の分岐だとすっかり勘違いして進んでしまった。
原因その3
急登が始まってすぐに、周辺の地形から道畦谷の右岸(南側)を登っているのではないかと疑いながら引き返さなかった。
やはり疑念が生じた時は引き返すと言う基本を守らなければいけないと再認識した。
原因その4
少し登ったところで左眼下に道畦谷第三堰堤を確認した、ここで登り方向左下に道畦谷の堰堤が見えるのだから左岸(北側)を登っていると確信してしまった。
帰宅してから砂防地図を確認すると、道畦谷第三堰堤は道畦谷本沢の南側にある支沢にある堰堤、道畦谷本沢から見れば右岸(南側)だった。
登っている途中、道畦谷南尾根にある特徴的な地形に出合い間違いに気づいたが、南尾根は北尾根の次に歩こうと考えていた尾根なのでそのまま進むことにした。
次回は歩けなかった北尾根を歩いてみたいと思う。
○荒地山〜JR摂津本山
荒地山から下山を開始する。
魚屋道と合流、急にすれ違うハイカーが増える。
横池方面の分岐をいくつか越えれば風吹岩に到着する。風吹岩は家族連れなどで賑わっていた。
風吹岩から更に魚屋道を下る。
途中2箇所道標に従いながら、歩き易い魚屋道を下る。
写真場所が薬大尾根への下山口になる。119プレート「ひ3−4」道標地点だ。
薬大尾根も歩き易い、軽快に下る。
眼下には深江浜方面の景色が広がる。
右には保久良神社の尾根。
樹林帯に入れば、薬大敷地のフェンスに行きつく。
フェンス沿いに進めば、薬大尾根登山口。
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道なりに下り、バス通りを西へ。JR摂津本山駅から帰路に就いた。