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天狗道・旧摩耶道(摩耶山)
日付:2012/04/28 (土)
同行者:無し
天候:晴れ
気温:14℃(掬星台 、08:50、標高約690m)
コース:新神戸〜市ヶ原〜天狗道〜掬星台〜観音道〜青谷道〜旧摩耶道〜雷声寺〜新神戸
地形図:神戸首部
一般地図概略位置:摩耶山
概算距離:9.9km
累積標高+:1053m、累積標高−:1057m
歩行時間:3時間53分、ルート係数:21.1
道迷い:特に問題箇所無し
特筆事項:旧摩耶道登山道は路肩注意
体力難易度:レベル3
技術難易度:旧摩耶道の学校林道出合〜行者堂間はBランク、その他はAランク
今回のテーマは「初心忘るべからず」。
最近多忙で少し山から遠ざかっていたが、さすがにゴールデンウィークは休みが取れたので早速山に向った。
どこに登ろうか思案したのだが、ゴールデンウィーク中はどこに行ってもハイカーが多いはず。人の多い山は苦手だ。
ならば、地の利を活かし早朝の新神戸から登ることにした。
新神戸なら、やはり向う先は摩耶山!
地蔵谷を遡行しようかとも考えたのだが、谷道はもう少し暑いシーズンに取っておくことにした。
そこで、今回のテーマ通り、初めて山登りをしたコースをもう一度歩いてみることにした。
摩耶山々頂三角点に立ち寄っていない点を除けば、初登山の2008/12/12と同コースだ。
天狗道はホームコースとも言える道だが、一昨年の全山縦走以来、通しでは歩いていないのでコース状況の確認にも良いと考えた。
歩いた結果、登山道脇の道に影響の無い斜面が、一箇所だけ少し崩れていたが、特に登山道自体には変った点は無かった。
○新神戸〜摩耶山掬星台
新神戸登山口と新神戸から市ヶ原までの詳細解説は新神戸登山口解説ページをご覧頂きたい。
今回はやや山歩きに慣れた方向きに解説している。
一般向き天狗道の詳細解説はこちらを、旧摩耶道も別ページで登り方向の詳細解説をしているので参考にして頂きたい。
スタートは新神戸。
布引貯水池までは観光用によく整備されているので、まず迷うような場所では無い。
スタート直後の砂子橋先では、石段を登らず左側の平坦舗装路を進み、雌滝を経由した方がペースを作りやすい、詳細は新神戸登山口解説ページで。
このコース初めての方は、観光も兼ねて布引の滝や布引ダムなどを見物しながら登れば良いだろう。
観光はいいからとにかく登山!という方は、後述の市ヶ原まで一気に進んでしまうと良い。
布引ダムから市ヶ原までは殆ど水平道になる。呼吸を整えるだけならダムで休憩する必要は無い。
新神戸の登山口から市ヶ原まで、健脚の方なら35分程度、普通に歩いても50分程で到着する、ここは休憩ポイントだ。
市ヶ原には自動販売機とトイレがある。
この先、掬星台までトイレも自動販売機も無い。尚、六甲の湧き水は一部を除き原則飲めない。
休憩ポイントから更に進むと写真の分岐がある。道標には、直進も右折も「天狗道から摩耶山」と書かれている。
天狗道=尾根道を忠実に登るコースは直進して天狗道に入るコースになる。
主な分岐には、六甲山神戸市地区共通の茶色に白文字の道標がある。右写真(2枚目写真)地点から天狗道に取り付く。
暫く登ると最初のピーク。
さらに進んで、ハーブ園分岐を越える。前述の市ヶ原の直進・右折の分岐を、右折するとこの地点で天狗道に合流する。
稲妻坂直前のコル。軽く立ち休憩で呼吸を整えると良いだろう。
天狗道前半の核心部、稲妻坂は急登箇所だ、先は長いのでゆっくり進むもう。
稲妻坂を登りきると学校林道との分岐のピーク。
思わず休憩してしまいそうになるが、この先は水平道と下りなので、呼吸を整えるだけなら立ち止まる必要はない。
時間的には、市ヶ原から摩耶山上までの中間点になる。市ヶ原からここまで35〜50分程度で到着する。
僅かな登りはあるが、暫く水平道と下りが続く。
コルを越えると地質が少し変化し、天狗道後半の核心部、天狗尾根の岩場になる。
小ピークを2つ越えると、アドベンチャールートとの分岐がある。
石段から丸木階段へ変り、傾斜が緩やかになると山上に到着だ。
通信施設を右手に見ながら進むと掬星台に到着する。
○摩耶山掬星台〜雷声寺・新神戸
上野道・青谷道と書かれた場所から下山する。
この道は観音道と呼ばれる道で、実際の上野道・青谷道は麓から旧天上寺(現史跡公園)への参道になる。
暫く急な石段を下ると、史跡公園(旧天上寺跡)に到着する。
参道だった石段を下り山門を越えると、上野道・青谷道の分岐。
まずは青谷道を進むので、この分岐は直進する。
青谷道は道幅もある歩き易い道だ、グングン進める。山火事注意の横断幕を越えれば行者堂だ。
行場とお堂を越えた広場が青谷道と旧摩耶道の分岐になる。
旧摩耶道は写真矢印の通り、フェンスの間の細い道を通り抜ける。
旧摩耶道は麓の熊内八幡(現在の登山道起点は雷声寺)から続いている登山道だ。
一箇所だけ沢を越えるため下って登り返す以外は、東山尾根・学校林道分岐まで殆ど水平道だ。
旧摩耶道前半は路肩が脆い部分がある。
所々、有志の方が登山道を修復したと思われる箇所もある、非常にありがたい話だ。
東山尾根・学校林道との分岐に到着。道標をよく確認し旧摩耶道(雷声寺)方面へ進む。
上記分岐以降はどんどん高度を下げていく。
雷声寺に到着。石段を下り市街地に出る。
新神戸駅方面は写真の通り進む。
新砂子橋を越え、右折すれば新神戸だ。
○山行諸データ
△参考コースタイム(小休止・写真撮影等を含む)
06:25 新神戸
06:34 布引の滝
06:50 布引貯水池
07:09 市ヶ原
(休憩5分)
07:14 市ヶ原
07:23 天狗道取り付き
08:01 学校林道分岐
08:29 アドベンチャールート分岐
08:44 掬星台
(休憩16分)
09:00 掬星台
09:12 史跡公園
09:17 青谷道・上野道分岐
09:41 行者堂
10:04 旧摩耶道・東山尾根分岐
10:26 雷声寺
10:39 新神戸
△高度計校正ポイント(詳細情報は六甲山系と一部の山域のみ)
054.2m 砂子橋南詰
214.0m 布引貯水池管理橋北
249.5m 櫻茶屋南
421.4m 天狗道ハーブ園分岐(西側)
560.5m 学校林道分岐
627.7m マイクロ波反射板ピーク
611.8m アドベンチャールート分岐
690.1m 掬星台広場
614.8m 史跡公園
546.1m 旧天上寺山門下
329.9m 行者堂付近
362.5m 旧摩耶道・東山尾根分岐
△エスケープルート
布引貯水池→神戸布引ロープウェイ風の丘中間駅
市ヶ原先ハーブ園分岐・天狗道ハーブ園分岐→神戸布引ロープウェイハーブ園山頂駅
摩耶山上→まやビューライン星の駅、六甲摩耶スカイシャトルバス
※各交通機関は運転状況注意(運転時間帯、悪天候による運休や定休日)
△スタート地点付近情報
トイレ:新幹線新神戸駅
コンビニ:新神戸駅南側布引交差点北西ビル1Fにファミマ(※新神戸駅2F売店が利用可能)
飲料自販機:新神戸駅
△コース途中情報
トレイ:布引展望台・市ヶ原・掬星台
飲料自販機:雄滝茶屋・市ヶ原・掬星台