※検索サイトから直接来られた方はトップページの注意事項をご一読下さい。ご質問・ご感想はお気軽に掲示板まで。
東山尾根・行者尾根・アドベンチャールート (摩耶山)
日付:2012/01/08 (日)
同行者:無し
天候:くもり時々晴れ
気温:−1℃(掬星台 、11:00、標高約690m)
コース:熊内5丁目BS〜東山尾根〜行者堂〜行者尾根〜天狗道〜アドベンチャールート〜黒岩尾根〜掬星台〜上野道〜観音寺BS
地形図:神戸首部
一般地図概略位置:摩耶山
概算距離:7.4km
累積標高+:881m、累積標高−:850m
歩行時間:3時間44分、ルート係数:18.3
道迷い:踏み跡誤認注意
特筆事項:東山尾根・行者尾根は転倒・転落注意
体力難易度:レベル2
技術難易度:東山尾根・旧摩耶道・アドベンチャールートはBランク、行者尾根はCランク
今回のテーマは「新春初歩き」。
年始一登目をどこにするか悩んだのだが、やはり地元摩耶山に登ることにした。
いきなり冬季恒例の藪道歩きからスタートしても良かったのだが、一登目なので気持ちよく歩ける展望の良いコースとして
弊サイト摩耶山登山道ページで藪道歩きに慣れた経験者向けとして紹介しているコースをチョイスした。
このコース部分部分ではすべて歩いているのだが通しで歩くのは初めてだ。
往路最初の東山尾根は傾斜が急で一部ザレておりスリップしやすい。
青谷行者堂の裏からアクセスする行者尾根は別名摩耶アルプスと呼ばれる岩場交じりの展望尾根だ。
天狗道に合流後そのまま掬星台に向っても良いのだが、少し遠回りしてアドベンチャールート経由で掬星台に向っている。
復路はおなじみ上野道から下山した。
○熊内5丁目BS〜行者堂 東山尾根
登山口までの経路
より大きな地図で 東山 を表示
神戸市バス2系統熊内5丁目BSからスタート。三宮方面から乗車した場合、バスの進行方向に歩く。
尚、バス停は新神戸(布引)から2停留所目なので地下鉄新神戸から徒歩で向える距離にある。コンビニはバス停の手前にある。
クリーニングの看板のある道を左折。※看板は「キッチン工房」に変わっています(2014/3/22)
道なりに登っていく。途中の電柱に泉隆寺を示す看板が取り付けられているのでそれに従う。登山口は泉隆寺前を通過しさらに奥にある。
鉄塔の間を抜けた先の階段が東山尾根の登山口だ。
階段を登って角を左に進み、「東山国有林」の看板と関電巡視路、火の用心標識のある場所を右に登って行く。
右写真(2枚目写真)に写っている白い欄干の橋を越えて進むと別の尾根に取り付くので注意。
東山尾根は少し斜度のある登りが続く。最初は枯葉で滑りやすい。
1本目の鉄塔(上筒井線一〇)を通過。
東山尾根は途中何箇所か左右の谷に下る薄い踏み跡があるので間違って下らないように注意する。
尾根登りなので、小ピーク後のコル部以外では高度を下げることは無い。
2本目の鉄塔(神戸港線二一)を通過し、小ピークからコルを越える。
コルを越えるとザレ気味の急登になる。ステップは刻まれているので、危険を感じるような登りでは無い。
所々、木の根を掴んで登るような場所もある。
振り返れば、展望が開ける。さらに進む。
3本目の鉄塔(神戸港線二〇)を通過。
写真の分岐、右の踏み跡を進めば4本目の鉄塔(上筒井線九)だが、登山道は鉄塔を経由しない直進の道だ。
おそらく東山砲台に関係した遺構だと思われる石垣が現れると、神仙寺道との分岐。
この分岐を右に進んだピークに東山砲台跡がある。
すぐに旧摩耶道・学校林道との四叉路に出る。旧摩耶道を行者堂・青谷道方面に進む。
旧摩耶道は谷を跨ぐためのアップダウンが1箇所あるが、ゆるやかな下りと水平道が続く。
建物が現れ、畑の間の細い道を進めば、行者堂のある広場に出る。
○行者堂〜天狗道 行者尾根
行者堂、お堂の裏へ左から回りこむ。裏にはしっかりした道が続いている。
橋を渡り、電灯のある場所が行者尾根・老婆谷の登山口になる。
上記登山口からいきなり尾根に取り付けそうだが、登山道は九十九折に付けられている。よく踏み跡を確認して頂きたい。
写真の尾根を乗越える地点が、行者尾根の取り付き。真っ直ぐ尾根の向こう側に下りれば老婆谷になる。
行者尾根も急登が続く道だが、東山尾根のようにザレておらず、岩場交じりの歩き易い道だ。
行者尾根は東山尾根より切り立っており、谷に降りるような踏み跡も確認できなかった。
左写真(1枚目写真)の岩場を回りこむ辺りから先が行者尾根の核心部だ。
この辺りからは青谷越しの展望も良い。
岩混じりの道が続くが、少し木々が多くなり前方左から天狗尾根(道)が近づいてくる。
天狗道に合流、右折し摩耶山上方面を目指す。
○天狗道〜掬星台 アドベンチャールート
天狗道、丸木階段の整備されたピークを越えると、アドベンチャールート・地蔵谷との分岐だ。
東山尾根・行者尾根、2本の急登尾根でもう満足という方は左折せず、天狗道から摩耶山上へ向われても良いだろう。
地蔵谷の沢沿いに進み、黒岩尾根を示す道標に従う。
アドベンチャールートは、天狗道・地蔵谷と黒岩尾根を結ぶ道で、それ程難易度の高いコースでは無い。
名前の由来は不明だが、途中に設置されている鎖の雰囲気から
摩耶山上に遊園地やキャンプ場があった時代に、ファミリー向けに作られたコースだと推測される。
前半は水平道が続く。
沢を一つ越える。
鎖が設置されているが、使用するような急登箇所では無い。
写真の分岐、右の鎖場を登ればこだまの丘だ。分岐を直進してもこだまの丘の先で合流する。
まもなく黒岩尾根に合流。摩耶山の北側斜面は一部雪が残っていた。
黒岩尾根終点近くのベンチから須磨、明石方面の展望。
掬星台に到着。
掬星台から大阪方面の展望。
○掬星台〜観音寺BS 上野道
復路は上野道。
三社権現跡から旧天上寺跡を通って、青谷道との分岐を左折。
ロープウェイ虹の駅、ケーブル虹の駅と2つ分岐を越える。
五鬼城山展望公園、B展望広場。
鉄棒奥の石段を下り、神戸高校方面との分岐を左、谷筋に下りれば上野道の登山口だ。
急坂の市街地を下る。
山麓線信号の右に観音寺BS。市バス2系統で帰路に就いた。
○山行諸データ
△参考コースタイム(小休止・写真撮影等を含む)
08:03 熊内5丁目BS
08:10 東山尾根登山口
08:58 旧摩耶道合流
09:19 行者堂
09:24 行者尾根登山口
09:59 天狗道合流
10:07 アドベンチャールート分岐
10:34 黒岩尾根合流
10:50 掬星台
(休憩15分)
11:05 掬星台
11:14 史跡公園
11:53 上野道登山口
12:02 観音寺BS
△高度計校正ポイント(詳細情報は六甲山系と一部の山域のみ)
103.1m 東山尾根登山口
362.5m 旧摩耶道・学校林道・東山尾根分岐コル
611.8m 天狗道・アドベンチャールート分岐
643.0m アドベンチャールート・黒岩尾根出合
690.1m 掬星台
614.8m 史跡公園
546.1m 旧天上寺山門下
△エスケープルート
掬星台:まやビューライン星の駅、六甲摩耶スカイシャトルバス
※各交通機関は運転状況注意(運転時間帯、悪天候による運休や定休日)
△スタート地点付近情報
トイレ:なし
コンビニ:熊内五丁目BSの西側にローソン
飲料自販機:バス通りに点在
△コース途中情報
トレイ:掬星台
飲料自販機:掬星台