※検索サイトから直接来られた方はトップページの注意事項をご一読下さい。ご質問・ご感想はお気軽に掲示板まで。
山寺尾根・旧摩耶道
日付:2011/09/23 (金)
同行者:無し
天候:晴れ
気温:16℃(掬星台 、11:10、標高約690m)
コース:五毛BS〜永峰堰堤〜山寺尾根〜掬星台〜観音道〜青谷道〜旧摩耶道〜新神戸
地形図:神戸首部
一般地図概略位置:摩耶山
概算距離:7.0km
累積標高+:775m、累積標高−:810m
歩行時間:3時間16分、ルート係数:16.2
道迷い:特に問題箇所無し
特筆事項:旧摩耶道は一部路肩注意
体力難易度:レベル2
技術難易度:旧摩耶道の一部はBランク
今回のテーマは「静かな尾根歩き」。
今回の台風15号は各地に大きな被害を出した。
六甲山各所でも累積雨量は200mmを越えていた所が殆どだった。
谷道はまだ地盤も緩いと思われるので、尾根道を歩こうと地図を広げた。
候補はそれこそ山のようにあるが、今回はその中でも山寺尾根をチョイス。
摩耶山の主要な登山道は殆どの道を複数回歩いているが、
この山寺尾根は下りで一度利用しただけで登った事が無い。
前から一度登りで利用しようと思っていた道である。
連休中だが、急登と言われる山寺尾根はハイカーも少ないだろうという予想もあった。
復路は尾根道では無いが、これも比較的ハイカーの少ない旧摩耶道を選択した。
早朝出発の予定で、早起きして朝食を済ませたが、バスの始発まで少し時間があった。
時間待ちしている間に居眠りしてしまい^^; 結局普通の時間にスタートとなってしまった。
それでも結果は予想通り、杣谷堰堤付近では大型パーティも出発準備をされていたが、
山寺尾根を登るハイカーは無し、掬星台まで途中誰とも出会うことはなかった。
帰路も掬星台から行者堂までは沢山のハイカーとすれ違ったが旧摩耶道では2名だけ。
予定通り静かな山歩きを楽しめた。
○五毛BS〜掬星台
今回は神戸市バス五毛BSよりスタート。
登山口までの経路詳細は登山口解説ページをご覧頂きたい。
丸山公園から永峰堰堤を目指す。丁度お彼岸で霊園に出入りする車の誘導員が配置されていた。
杣谷堰堤の除石工事現場。どうやって土砂を運び出すのかと思っていたが、
さらった土砂を一旦リフトで永峰堰堤付近まで降ろして、そこから運び出しているようだ。
工事迂回路を通過。
工事迂回路のイメージは下図の通り。
現在工事が行われている杣谷堰堤付近は丁度、¥記号と同じ雰囲気になっている。
緑・黄緑線が元の登山道で黄緑は通行不可部分、赤が迂回路だ。
迂回路は摩耶東谷右岸を上流に向いながら河原に降りていくように設置されており、
上記写真の地点で摩耶東谷を渡渉し山寺尾根端を乗越えて、更に杣谷川を渡渉するように設置されている。
※2011/10/09追記 現地案内板によると、この迂回路がそのまま新登山道になるようです。
山寺尾根道標地点より入山。
暫く進むと更にもう一箇所、杣谷方面との分岐がある。
まずは鉄塔を2本通過する(南灘連絡線六、神戸東線二三)。
2本目の鉄塔を越えて尾根道らしくなった先に、小さな沢に降りていく踏み跡があるがそちらには進まない。
山寺尾根は枝尾根から斜面を登り大きな尾根へ乗ることを繰り返しながら高度を上げていく。
下写真は上右写真(2枚目写真)の地点と同じ、高度400−m付近だ。
この場所、登りでは矢印の通り歩き、傾斜もあるので迷うことはないのだが、
下り方向で見ると、直進方向の方がしっかりした踏み跡がついている。
山寺尾根の名前からも直進してしまうのだが、直進すると展望が開けてその先は崖だ。
初めて山寺尾根を下った時、山寺尾根は急登と聞いていたので、思わず崖に挑みそうになってしまった。
山寺尾根を下る場合はこの切り株の場所で左折と記憶しておくと良いだろう。
山寺尾根は確かに急な部分も多いが、登りだと下りの時程は急だと感じない。
前方が開ければ山寺尾根の頭(P566)だ。
ここから一つ西側のピーク(P604+)に向かい尾根を辿る。
登山道は西側のピークには登り詰めず、ピーク北側、掬星台とのコル部分に至る。史跡公園方面との分岐がある。
上記分岐から高度で約90m程、丸木階段の急登になる。
市街地から摩耶山を見上げた時、掬星台の平坦地右側にある急な斜面部分だ。
コンクリート構造物(日の出テラス)が見えれば掬星台だ。
掬星台に到着。今日は展望もそこそこ良い感じだ。
○掬星台〜新神戸
15分程掬星台で休憩し出発。
観音道を下り、史蹟公園へ。
上野道との分岐を直進し青谷道を下る。
山道から行場に出る直前の橋、渡ることはできるが下流側部分は通行禁止になっていた。
確認すると橋の下の鉄骨が弱っているようで、補強されていた。
行者堂分岐から旧摩耶道に入る。
青谷道から旧摩耶道を歩いた方ならよくご存知のように、旧摩耶道に入るには畑の間の狭い通路を通る。
この通路を抜けると雰囲気が一変する。
青谷道は家族連れやハイカーの笑顔がこぼれ落ちているような、まさに堂々たるハイキングコースだ。
旧摩耶道と言えば、少し怖いまんが日本昔ばなしに出てきそうな山道。
畑の間の通路は、異空間を繋ぐ通路のように感じるのは私だけだろうか。
旧摩耶道は、東山学校林道との分岐までは、ほぼ水平道だ。
一箇所、過去の登山道崩壊で巻き道がつけられている。
巻き道を越え学校林道との分岐までは、路肩が崩れている箇所が多いので通行には注意して頂きたい。
真ん中写真(2枚目写真)のX部分など、過去に倒れた木の根に枯葉や流れてきた土が積もっているだけだ、踏めば斜面をずり落ちる可能性もある。
学校林道、東山尾根(労災病院方面)、旧摩耶道(雷声寺方面)との四叉路。
学校林道分岐から先は歩き易い道になるが、東山の東峰・中央峰はピークの北側を巻いて進むためやや暗い。
東山西峰のピークから雷声寺に下る。
雷声寺からは石段下を右折、道なりに左に曲がり階段を降りる。
階段下写真の部分で、更に階段を下り、石灯篭の間を左折。
新砂子橋を越え右折すれば、新神戸駅だ。
○山行諸データ
△参考コースタイム(小休止・写真撮影等を含む)
09:22 五毛BS
09:34 永峰堰堤
09:57 神戸東線二三鉄塔
10:42 山寺尾根の頭
11:01 掬星台
(休憩15分)
11:16 掬星台
11:25 史跡公園
11:51 行者堂
12:16 学校林道・東山尾根分岐
12:37 雷声寺
12:52 新神戸
△高度計校正ポイント(詳細情報は六甲山系と一部の山域のみ)
079.4m 上野中学校前車道(山麓線バス通りから住宅地へ曲がる地点)
164.2m 長峰橋西詰
690.1m 掬星台
614.8m 史跡公園
546.1m 旧天上寺山門下
△エスケープルート
掬星台:まやビューライン星の駅、六甲摩耶スカイシャトルバス
※各交通機関は運転状況注意(運転時間帯、悪天候による運休や定休日)
△スタート地点付近情報
トイレ:灘丸山公園(階段を登る必要有り)
コンビニ:バス通り(山麓線)上野中学校東側にローソン
飲料自販機:バス通りに点在
△コース途中情報
トレイ:掬星台
飲料自販機:掬星台