※検索サイトから直接来られた方はトップページの注意事項をご一読下さい。ご質問・ご感想はお気軽に掲示板まで。
摩耶東谷(ロープウェイ東ルート)・上野道
日付:2011/05/05 (木)
同行者:無し
天候:くもりのち晴れ
気温:18℃(掬星台 、12:30、標高約690m)
コース:長峰〜摩耶東谷(ロープウェイ東ルート)〜掬星台〜上野道
地形図:神戸首部
一般地図概略位置:摩耶東
概算距離:5.7km
累積標高+:651m、累積標高−:637m
歩行時間:3時間07分、ルート係数:13.5
道迷い:摩耶東谷は沢の分岐に注意
特筆事項:無し
体力難易度:レベル2
技術難易度:摩耶東谷はCランク
今回のテーマは「もう一つ気になっていたルートです」。
今回は摩耶東谷ロープウェイ東ルート。
摩耶山のルートの中で、多くの方が歩いておられるのに、私はまだ歩いていなかったルートだ。
2月に青谷の東側尾根も歩いたので、歩き残し解消にこのルートを選んだ。
これでネット上でよく見かける摩耶山のルートはほぼ歩けたと思う。
勿論まだまだ摩耶山には登山ルートが存在するので、これからも少しずつ歩いていきたい。
ロープウェイ東ルートはスリット型の深谷第四堰堤からゴルジュ帯を抜け、最後は排水路沿いに星の駅に出る。
標高から言えば摩耶東谷の沢の中で最も高い位置まで突き上げている。
ただ摩耶東谷の本沢はどこかと考えれば、沢筋がはっきりせず、最後が排水路のロープウェイ東ルートより、
最後まで急峻な谷として突き上げるロープウェイ西ルートだろう、摩耶山上の開発前はこちらが最高点だった可能性もある。
今はロープウェイ西ルートが突き上げる部分は観音道になっている。
摩耶東谷遡行中は、摩耶山南東水平道を歩くパーティ1組とすれ違っただけで、静かな谷歩きを楽しめた。
帰路は早く下山できる上野道をチョイスした。
○五毛BS〜深谷第四堰堤
登山口までの詳細は登山口解説ページを、摩耶東谷深谷第四堰堤までの詳細は摩耶東谷共通解説ページを参照して頂きたい。
行場まで沢の渡渉用に掛けられた木の板が、朽ちて多少危なくなっているので、踏み抜かないように注意が必要だ。
三宮から神戸市バスに乗車、五毛BSから徒歩でスタート。
永峰堰堤では杣谷に向うファミリーパーティを追い抜き、BBQ帰りの若者とすれ違った。
永峰堰堤登山口にあったハイキングコース図が新調されていた。
永峰から少し登ったとろこに六甲砂防の解説パネルがある。
左側は都賀川流域に設置された砂防堰堤の地図(県や市が設置しているものは含まない)。
右側は過去の水害写真と、杣谷堰堤竣工当時の写真だ。今のように堰堤が埋まる前の様子が見れる。
杣谷堰堤上流で山寺尾根方面へ
指導標が金属パネルに文字を書いたものを貼り付ける形になっていた。
摩耶東谷へ入る。
六甲−摩耶−再度山路図(直木重一郎著 関西徒歩会 1934年)を見ると摩耶東谷に、弥生滝・見返滝・行者滝と三つの滝名が記載されてる。
摩耶東谷の行場までにはいくつか大きい滝があるのでどれかが、弥生滝・見返滝なのだろう。
行者滝は、たぶん現在の不動滝だと推測できる。
不動滝に向っている時、上空を警察のヘリコプター(ブルー基調に蛍光オレンジのライン)が低速で飛んでいった。
兵庫県警察航空隊の「ひよどり」JA110Hと思われる、どこかで遭難でもあったのだろうか。
摩耶東谷も数年前遭難者を出している沢だ、私も怪我でもして行動不能にならないように気を引き締めた。
○深谷第四堰堤〜掬星台
スリット型の深谷第四堰堤を抜ける。ハシゴも健在だ。
この辺りブルーシートの切れ端ゴミが目立つ。
暫く進むとゴルジュ帯の入口になる。
ゴルジュ帯を暫く進むと同程度の沢の分岐に出る。左側はロープウェイ西ルートに向う沢だ。
ゴルジュ帯の最後はロープ場、高さは5m程度、斜度70〜80度といった雰囲気だ。
苔むしている部分もあるので慎重に登って頂きたい。
他のレポを拝見すると右岸(左側)から高巻けるようなので、ロープで登るのはちょっとと言う方はルートを探して頂きたい。
未確認だが、先ほどの分岐をロープウェイ西ルートに入り、すぐに右側に取り付いて巻くようだ。
ロープ場を登りきって下方向を撮影。
さらに幾つか少滝を越える。巻くのに苦労するような滝は無い。
人工的な石垣を通過。
この辺りが山寺尾根分岐点ルートとの出合いなのだが見落としてしまい違う沢に入りかけてしまった。
山寺尾根分岐点ルートとの出合いなら沢は左俣に入る必要がある。
出合いを見落とし更に進んだところに左側から沢が入ってきている地点があり、
ここを山寺尾根分岐点ルートとの出合いと勘違いし、左俣に入りかけてしまった。
水がなくなりガレた沢を進む。
排水路の石垣が見える。ここからは排水路を見失わないように登っていく。
排水路を歩くより、排水路横の斜面の方が歩き易い。
摩耶山南東水平道との交差点。
排水路沿いの道は傾斜が急なだけで楽しみが無い、沢歩きが目的の方はこの水平道でエスケープすると良いだろう。
さらに排水路沿いを登っていく。
前方が開けると星の駅だ。
星の駅、エントランスの屋根が切れる辺りが脱出し易い。
掬星台は、ハイカーや観光客で賑わっていた。
○掬星台〜観音寺BS(上野道)
少し長めの休憩を取って下山開始。
観音道の下山口から暫くは摩耶東谷ロープウェイ西ルートだ。
三社権現跡で奥の院道と合流。
旧天上寺山門にある指導標も金属パネル型に。青谷道・上野道の分岐道標はそのまま。
風があり木漏れ日の中、少しスピードを上げ快適に歩く。
青谷東尾根との分岐点。
ロープウェイ虹の駅との分岐。
ケーブル虹の駅との分岐。
五鬼城展望公園に入る。
最後の分岐から、市街地に。
登山口の藤が満開。
観音寺BSから帰途に就いた。
○山行諸データ
△参考コースタイム(小休止・写真撮影等を含む)
09:57 五毛BS
10:13 永峰堰堤
10:20 摩耶東谷登山口
10:45 深谷第三堰堤
(休憩5分)
10:50 深谷第三堰堤
11:02 深谷第四堰堤
11:17 ゴルジュ帯ロープ場先
(休憩5分)
11:22 ゴルジュ帯ロープ場先
11:53 排水路開始地点
12:02 摩耶山南東水平道
(休憩5分)
12:07 摩耶山南東水平道
12:21 掬星台
(休憩15分)
12:36 掬星台
12:44 史跡公園
13:24 上野道登山口
13:34 観音寺BS
△高度計校正ポイント(詳細情報は六甲山系と一部の山域のみ)
079.4m 上野中学校前車道(山麓線バス通りから住宅地へ曲がる地点)
164.2m 長峰橋西詰
690.1m 掬星台
614.8m 史跡公園
546.1m 旧天上寺山門下
227.1m 五鬼城山展望広場B(展望台の2段になった上段側)
△エスケープルート
摩耶山上→まやビューライン星の駅、六甲摩耶スカイシャトルバス
虹の駅方面分岐→まやビューライン虹の駅
※各交通機関は運転状況注意(運転時間帯、悪天候による運休や定休日)
△スタート地点付近情報
トイレ:灘丸山公園(階段を登る必要有り)
コンビニ:バス通り(山麓線)上野中学校東側にローソン
飲料自販機:バス通りに点在
△コース途中情報
トレイ:掬星台
飲料自販機:掬星台