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地蔵谷第四堰堤左俣・八洲嶺堰堤東尾根 



日付:2011/01/22 (土)

同行者:無し

天候:晴れ時々くもり

気温:3℃(掬星台 、11:30、標高約690m)

コース:掬星台〜天狗道〜地蔵谷〜地蔵谷第四堰堤左俣〜黒岩尾根〜八洲嶺堰堤東尾根〜徳川道〜トゥエンティクロス〜市ヶ原〜新神戸

地形図:神戸首部

一般地図概略位置:摩耶山 

概算距離:8.1km

累積標高+:314m、累積標高−:942m

歩行時間:4時間03分、ルート係数:13.4

道迷い:読図能力必要

特筆事項:無し

体力難易度:レベル2

技術難易度:地蔵谷第四堰堤左俣・八洲嶺堰堤東尾根はCランク




今回のテーマは「2011藪道シリーズ第三弾、相変わらず摩耶山を歩いてます」だ。

山行コース図 断面図

今回も集中的に歩こうと思っていた黒岩尾根・地蔵谷周辺を歩いた。
スタートは大きくエスケープして掬星台からとした。

予定では後述の地蔵谷第四堰堤左俣から黒岩尾根北側の尾根を歩き、更に摩耶山の北側を散策・調査するはずだった。
しかし山の北側部分は残雪が多かったので、日差しがあり雪が既に融けている北西側の尾根にコース変更した。
そのため徳川道からトゥエンティクロスを経由し新神戸に下山した。

地蔵谷第四堰堤左俣去年12月に歩いた地蔵谷第四堰堤上流側の分岐のひとつ。
12月に地蔵谷第四堰堤下からこの沢を見た雰囲気では遡行できそうだったので今回歩いてみた。

八洲嶺堰堤東尾根は黒岩尾根の北西側に延びる尾根のひとつだ。
適当な名前が見つからなかったため、多少無理はあるかと思うが、尾根が落ち込む場所の近くにある、八洲嶺堰堤を基準に命名した。

2010-2011ウィンターシーズンに歩いた黒岩尾根の枝尾根
立体図


より大きな地図で 黒岩尾根の枝尾根 を表示



○掬星台〜地蔵谷第四堰堤左俣〜黒岩尾根

地蔵谷第四堰堤左俣は分岐が多い。
現地で使う地形図は2万5千分の1だけではなく、1万分の1摩耶山も持ち込んだ方が良いだろう。
地形図の左俣に記載されているせき(堰堤)の記号は、2万5千分の1と1万分の1では違う堰堤を示している。
堰堤を読み間違えると迷ってしまうので注意が必要だ。

堰堤を越えるため、斜面の攀じ登りがあるので、どなたにも勧められるコースでは無いが、
2万5千分の1地形図等高線の僅かな凹み(谷)を確認するには良い場所かも知れない。

スタートは掬星台。
星の駅の温度計は3度、予想より暖かい。それでも日陰にはまだ雪が残り、一部はアイスバーンになっていた。
黒岩尾根枝尾根301 黒岩尾根枝尾根302

天狗道を下り、アドベンチャールート分岐から地蔵谷に入る。
黒岩尾根枝尾根303

地蔵谷第四堰堤を巻くために大きく登り返しのある渡渉箇所から地蔵谷の沢に入る。
地蔵谷の登山道は、何度か渡渉箇所があるので、場所が特定し難くければ、一度地蔵谷第四堰堤まで進み、天狗道方面に戻って最初の渡渉箇所だ。
黒岩尾根枝尾根304

所々、流れの緩いところは凍結していた。
黒岩尾根枝尾根305

地蔵谷第四堰堤下に到着。堰堤に背を向け一番左の沢に入る。
黒岩尾根枝尾根306 黒岩尾根枝尾根307 黒岩尾根枝尾根308

2m弱の小滝、右岸(左側)から越えられそうだが、苔むして凍結していたので、無理せず少し手前の右岸斜面を登り巻いた。
黒岩尾根枝尾根309

小滝を越えると堰堤がある。この堰堤が1万分の1地形図に記載されている堰堤だと思われる。
左岸斜面を攀じ登った。
黒岩尾根枝尾根310 黒岩尾根枝尾根311

堰堤を越え沢筋に戻ると分岐がある。今回のコースは右俣だ。
黒岩尾根枝尾根312

水量も少なく、傾斜も緩やかで歩き易い。
黒岩尾根枝尾根313

また沢の分岐に出る。両方の沢に堰堤があるがここは左俣。
黒岩尾根枝尾根314

上記、左俣側堰堤左岸の斜面を攀じ登り、途中から堰堤面にある階段状の段差利用して越えた。
この堰堤が2万五千分の1に記載されている堰堤だと思われる。
黒岩尾根枝尾根315 黒岩尾根枝尾根316

また沢の分岐に出る、とにかく分岐が多い。常に地形図とコンパスで進入する沢を確認する必要がある、ここも左俣を行く。
黒岩尾根枝尾根317 黒岩尾根枝尾根318

写真では少し判り難いが、少し進むとまた分岐がある、ここも左俣。
黒岩尾根枝尾根319

緩斜面になり稜線が見えてくる。
黒岩尾根枝尾根320 黒岩尾根枝尾根321

黒岩尾根のコルに出た。
黒岩尾根枝尾根322




○黒岩尾根〜八洲嶺堰堤東尾根〜徳川道


黒岩尾根を摩耶山上方向に進む。

案内板のあるピークで道標奥の踏み跡を進む。
黒岩尾根枝尾根323 黒岩尾根枝尾根324

すぐにベンチがある、ここで小休憩とした。
ここからベンチの向こう側に下れば、二十渉第三堰堤南尾根だ。
黒岩尾根枝尾根325

ベンチから先も踏み跡はしっかり付いている。
黒岩尾根枝尾根326 黒岩尾根枝尾根327

日当りの良くないところでは5〜10cm程度雪が残っていた。
黒岩尾根枝尾根328

予定では、このピークの右方向に続く踏み跡を進み、黒岩尾根の北側尾根を歩く予定だった。
しかし、そちらに続く道は残雪が深く、北側斜面にはかなり雪が残っている可能性があったので今回は断念。
次回以降に予定していた、このピークから北西方向に向かう尾根を歩く事にした。
黒岩尾根枝尾根329

この尾根、ある程度歩かれているのか、比較的しっかり判別できる踏み跡のある尾根だった。
黒岩尾根枝尾根330 黒岩尾根枝尾根331 黒岩尾根枝尾根332

岩場等で尾根筋を直接越え難い小ピークには、すべて(下り方向)左側に巻き道があった。
黒岩尾根枝尾根333 黒岩尾根枝尾根334

やや急斜面もあるが、危ないと感じる程では無い。
黒岩尾根枝尾根335 黒岩尾根枝尾根336 黒岩尾根枝尾根337

間伐の入った森になると、下山地点は近い。
黒岩尾根枝尾根338 黒岩尾根枝尾根339

黒岩尾根北側の尾根があまり歩かれていない理由のひとつと想像されるのが生田川の存在だ。
徳川道から黒岩尾根北側の尾根に取り付くためには、まず生田川を渡渉し、対岸に渡る必要がある。
川岸に幅のある場所も多く、徳川道自体も生田川からかなり離れている場所もある。
徳川道からは樹林で黒岩尾根下部を目視できない場所が殆どだ、そのため取り付き地点が非常に判り難い。
今回下った八洲嶺堰堤東尾根も、読図で尾根を特定できなければ、登り方向で利用するのは難しいだろう。
黒岩尾根枝尾根340

生田川を越えやすい場所から渡り、徳川道に出た。
黒岩尾根枝尾根341

八洲嶺堰堤から東(左)を見て、奥に見える尾根が今回下った八洲嶺堰堤東尾根。
手前に見える尾根は、黒岩西尾根の枝尾根だ。
黒岩尾根枝尾根342




○徳川道〜トゥエンティクロス〜市ヶ原〜新神戸


八洲嶺堰堤東尾根を下っている時、ずっとチェーンソーの音がしていた。
どうやら間伐をされていたようだ。
黒岩尾根枝尾根343

間伐作業をされていたのは養父市森林組合、神戸市には森林組合は無いのだろう。
ネットでちょっと検索すると養父市森林組合は神戸市に事務所があるようだ。
黒岩尾根枝尾根344

市ヶ原のトイレが3月31日までの予定で水洗化工事中となっていた。
下水管は来ていないだろうから浄化槽式の水洗トイレになるのだろうか。
仮説トイレが少し北側のお地蔵様のある向かい側に設置されている。
黒岩尾根枝尾根347 黒岩尾根枝尾根346 黒岩尾根枝尾根345

新神戸に下山し、帰途に就いた。
黒岩尾根枝尾根348



○山行諸データ


△参考コースタイム(小休止・写真撮影等を含む)

11:30 掬星台
11:41 アドベンチャールート分岐
12:07 地蔵谷段四堰堤下
12:46 黒岩尾根合流
12:54 黒岩尾根621ピーク
(休憩7分)
13:01 黒岩尾根621ピーク
13:07 八洲嶺堰堤東尾根下山口
13:54 徳川道合流
15:00 市ヶ原
15:40 新神戸


△高度計校正ポイント(詳細情報は六甲山系と一部の山域のみ)

690.1m 掬星台
621.9m 黒岩尾根案内板ピーク(119プレートち50−1)


△エスケープルート

摩耶山上→まやビューライン星の駅、六甲摩耶スカイシャトルバス
トゥエンティクロス→神戸市立森林植物園東門→園内(有料)から無料送迎バス・神戸市バス25系統(4/1-11/30の土日祝昼間のみ)

※各交通機関は運転状況注意(運転時間帯、悪天候による運休や定休日)


△スタート地点付近情報

トイレ:掬星台
コンビニ:なし
飲料自販機:掬星台


△コース途中情報

トレイ:市ヶ原・布引展望台
飲料自販機:・市ヶ原・雄滝茶屋


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