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イヤガ谷東尾根(君影RG・妙号岩)・烏原貯水池 



日付:2010/07/08 (木)

同行者:無し

天候:くもり時々晴れ

気温:30℃(鵯越駅前、10:40、標高約135m)

コース:神鉄バス陸橋下BS〜イヤガ谷東尾根(君影RG・妙号岩)〜鵯越駅〜烏原貯水周遊〜ひよどり展望公園〜市バス滝山町BS

地形図:神戸首部

一般地図概略位置:イヤガ谷東尾根

概算距離:9.1km

累積標高+:453m、累積標高−:696m

歩行時間:3時間37分、ルート係数:14.2

道迷い:分岐多し・不明瞭箇所有り

特筆事項:無し

体力難易度:レベル2

技術難易度:イヤガ谷東尾根〜妙号岩往復路はCランク、ひよどり道はBランク



今回のテーマは「物凄く久しぶりに山に登った気がする」だ。

山行コース図 断面図

今年は梅雨らしい梅雨になっっている。
休日と天候がかみ合わず、それ程多忙だったわけでもないのに約一ヶ月ぶりの山行となった。
一ヶ月の間にすっかり気温は上昇し、夏モードでの山行だ。

今回はイヤガ谷東尾根と烏原貯水池を歩いた。

イヤガ谷東尾根は菊水山と鵯越高尾山の間、烏原川とイヤガ谷川に挟まれた山塊だ。
旧版地形図では「伊屋ヶ谷」と記載されている、カタカナ表記になった経緯は不明だ。

イヤガ谷東尾根コースは登山地図やガイドブックにはあまり記載されていないが、かつては神戸市のページで紹介されていたハイキングコースだ。
実際に歩いてみるとこのコース、森林管理道や関電巡視路等の分岐が多く、
日頃山登りしていない一般の方は、ハイキング慣れしていないと迷う可能性があるので注意した方が良いだろう。

またイヤガ谷東尾根コースそのものは樹林帯コースで展望の開けるような箇所は少ない。
今回はコース途中で君影ロックガーデン(以下、RG)と前回の山行で下部を通った妙号岩の上部に寄り道をした。

君影団地から鵯越駅方向へ向かうと小さなピークはあるものの総じて下りになるのでこのシーズンは歩き易い。

イヤガ谷東尾根コースの続きとして、神鉄鵯越駅から烏原貯水池周遊した。
最後は山と高原地図に記載のある「ひよどり道」を通って市街地に下山する予定だったがコースアウトしてしまった。




○陸橋下BS〜君影RG〜東尾根コース

今回の登山口は神鉄鈴蘭台駅から神鉄バス君影線に乗車し陸橋下BS(バス運賃は前払い150円、山行日現在)。

君影線は朝10時までは鈴蘭台駅東側、10時以降は駅西側のダイエー前から出発している。
鈴蘭台駅東側のバス停は改札口正面の道左側にある一貫楼の前だ、道の向い側にAMPMがある。
尚登山口には西鈴蘭台駅から徒歩(約30分)で向かう事も可能。

陸橋下BS(40号棟の南側)から、ポスト方向に引き返し右折、道なりに進む。
イヤガ谷・烏原貯水池01 イヤガ谷・烏原貯水池02 イヤガ谷・烏原貯水池03

UR都市機構鈴蘭台第5団地57号棟の東側が登山口、バス停からだと57号棟の手前になる (119プレートき56−26)。
イヤガ谷・烏原貯水池04

登山口から57号棟の南側を巻くように進むとすぐに分岐がある、RGは左の森林管理道方向だ。
イヤガ谷・烏原貯水池05 イヤガ谷・烏原貯水池06

分岐からすぐの場所に四等三角点「鈴蘭台」がある。
イヤガ谷・烏原貯水池07

しっかりした登山道を進む。
イヤガ谷・烏原貯水池08 イヤガ谷・烏原貯水池09

三叉路に出る。
君影RGはこの三叉路を左方向になる、後でこの分岐まで引き返してくるので覚えておくと良い。
イヤガ谷・烏原貯水池10

※尚、イヤガ谷東尾根から君影RG・妙号岩へは、今回通った経路以外にも多数の経路があるようだ。

しっかりした登山道を進み、視界が開ければ君影RGだ。
イヤガ谷・烏原貯水池11 イヤガ谷・烏原貯水池12

君影RGは大きな一枚岩、日差しも強くないので、ここで今回最初の休憩とした。
春秋のハイキングシーズンは弁当を食べるにはもってこいの場所だろう。
イヤガ谷・烏原貯水池13 イヤガ谷・烏原貯水池14

先程の三叉路まで引き返し、東尾根コース方面に向かう。
イヤガ谷・烏原貯水池15 イヤガ谷・烏原貯水池16

又、三叉路に出るので右折する。わかり易いように撮影してるが写真の右方向から歩いてきてT字路になる。
×印方向を少し偵察したが妙号岩のある尾根の1つ北側の尾根で鉄塔があり、その先に薄い踏跡が高度を下げながら続いていた。
イヤガ谷・烏原貯水池17

暫く進むと119プレートき56−19があり、ここも三叉路になっているが直進。
イヤガ谷・烏原貯水池18 イヤガ谷・烏原貯水池19




○東尾根コース〜妙号岩〜東尾根コース


119プレートき56−18で東尾根コースを離れ左折する。
イヤガ谷・烏原貯水池20 イヤガ谷・烏原貯水池21

やや踏跡不明瞭な場所もある、朽ちた橋(橋の手前にも尾根方向に踏跡がある)を迂回し丸木階段から尾根に乗る。
イヤガ谷・烏原貯水池22 イヤガ谷・烏原貯水池23 イヤガ谷・烏原貯水池24


尾根筋を進む、途中妙号岩からの帰路に利用する踏跡のある支尾根が合流してくる地点があるので注意して見ておくと良い。
イヤガ谷・烏原貯水池25 イヤガ谷・烏原貯水池26

少しザレた岩の間を越えれば、妙号岩の上部に出る。
イヤガ谷・烏原貯水池27

妙号岩上部、多少ガスっているのが残念だが絶景だ。
もう一度天気の良い時に訪れてみたい場所だ

上写真の中央に写っている岩の向こう側まで行ってみた。
やや急な場所を下るが、高所恐怖症でなく、三点支持が出来れば問題なくこの場所まで上り下りできる。
勿論、豪快に足を踏み外せば、石井ダムの遊歩道まで転落することもあるのでご注意を。
絶壁絶景

断崖絶壁から振り返ると2枚前の写真を撮った場所が見える(写真中央に写っている枯れ木で比較できる)。
イヤガ谷・烏原貯水池30

クライマーも居ないので暫く景色を眺めていた。
東には先月登った菊水尾根、対岸からみると烏原大橋から取り付きまでのコース(緑色線)も危ない場所を通っているのが判る。
西には東尾根稜線の向こうに鵯越高尾山にあるレインマップ神戸のレーダーサイトが見える。
イヤガ谷・烏原貯水池31 イヤガ谷・烏原貯水池32

日差しが出てきたので名残惜しいが妙号岩を離れ、元来た道を引き返す。
途中の尾根道で踏み跡のある支尾根があるのでこれを進む(発見できなかったら元来た道を戻っても大差ない)。
イヤガ谷・烏原貯水池33

踏跡不明瞭な場所もあるので薄い踏跡をしっかり良く見て進む。
イヤガ谷・烏原貯水池34 イヤガ谷・烏原貯水池35

119プレートき56−17で東尾根コースに合流する。
イヤガ谷・烏原貯水池36 イヤガ谷・烏原貯水池37




○東尾根コース〜鵯越駅


東尾根コースを快適に進む。
イヤガ谷・烏原貯水池38 イヤガ谷・烏原貯水池39 イヤガ谷・烏原貯水池40

尾根道と谷道の分岐がある、場所は山麓バイパスの真上付近だ。
今回は「東尾根コース」なのでそのまま尾根道を選択した。
イヤガ谷・烏原貯水池41

暫く進むと再び分岐、尾根道は右折だが直進すると関電巡視路を通って烏原貯水池方面にも出れるようだ。
イヤガ谷・烏原貯水池42 イヤガ谷・烏原貯水池43

木に「×ココマデ×」の文字、踏跡はしっかり続いているのでそのまま進む。
落書き禁止、木が泣いてるよ イヤガ谷・烏原貯水池45

道標のある合流にでた。高度を下げており沢が近い、右からの道は前述分岐の谷道だろうか。
イヤガ谷・烏原貯水池46

イヤガ谷川を渡渉、神社横を通り市街地に出る。
イヤガ谷・烏原貯水池47

道なりに進めば119プレートき56−1の道標があるT字路に出て看板に従い左折すれば鵯越駅だ。
イヤガ谷・烏原貯水池48 イヤガ谷・烏原貯水池49

身体に熱が溜まった感じなので、ここで休憩し保冷剤でクールダウン。
イヤガ谷・烏原貯水池50




○鵯越駅〜烏原貯水池(水と森の回遊路)


鵯越駅南側の舗装路を東に進む。
イヤガ谷・烏原貯水池51

写真の場所で階段を降りて、細い路地の住宅地を抜ける。
イヤガ谷・烏原貯水池52 イヤガ谷・烏原貯水池53

道なりに進めば、地蔵前の東屋横に出て、ここが烏原貯水池と菊水山方面への分岐になっているので右折する。
イヤガ谷・烏原貯水池54 イヤガ谷・烏原貯水池55

暫く舗装路を進むと左側にトイレがあり、ここから遊歩道が始まる。
イヤガ谷・烏原貯水池56 イヤガ谷・烏原貯水池57

快適な遊歩道を進む。
イヤガ谷・烏原貯水池58

貯水池を作っている立ヶ畑堰堤、明治生まれの立派な文化財だ。
イヤガ谷・烏原貯水池59 イヤガ谷・烏原貯水池60


烏原貯水池は上流の石井ダム完成まで治水(洪水調整)目的で利用され水量が少ない状態が続いていたが、
石井ダムが本格運用を始めたため、本来の水を湛えた上水道用貯水池の姿に戻っている。


貯水池北側をどんどん進むと遊歩道が終わり舗装路に出る。
イヤガ谷・烏原貯水池61 イヤガ谷・烏原貯水池62

舗装路を進めば、先程通った地蔵前の東屋に戻ってくる。
イヤガ谷・烏原貯水池63 イヤガ谷・烏原貯水池64




○ひよどり道〜ひよどり展望公園〜滝山町



本来なら山と高原地図にある「ひよどり道」を歩き、本章タイトルは「ひよどり道〜石井町」となるはずだったのだが、
コースアウトしてしまったため、違うタイトルとなってしまった。

事前にしっかり下調べをしておかなかった自分の責任だ。

あまり下調べしなかったのは「背山散策路ひよどり道」と言う呼び名だ。
私にとって背山散策路は北野道、後ろ向けに歩いても歩けるくらい良く整備された道のイメージがあった。
「ひよどり道」も「北野道」と同じような道だろうと勝手思い込んでいた。

ひよどり道は地蔵前東屋奥の河原からスタートする。この時点で本当に背山散策路?と疑問符がついた。
帰宅後ネットを見ているとこのひよどり道苦戦している方も多いようだ、なにより情報の少ない道だ

暫くは沢沿いの道を進み堰堤を越えて進む。
イヤガ谷・烏原貯水池66 イヤガ谷・烏原貯水池67


その先になると道が笹に埋もれている。背山散策路どろこか、普通の登山道より歩き難い。
おいおい背山散策路だろう また暫くしたら刈り取られて、歩き易い道になるんだろうな

決定的なミスはこの道標でひよどり展望公園方向に進んだ事だ。
帰宅後各種地図で確認すると、この分岐から亀の子広場方向へ進み、
夢野大師福寿院の北側を180m級のピーク伝いに東に進み行守寺に出る必要があったようだ。
不親切な道標だ、何より「子」と「甲」間違えてるしぃ

この道標、亀の広場1.1Kmと書かれているのだが、
これも帰宅後調べてみると、1.1Kmも進むと立ヶ畑堰堤に出てしまう、堰堤付近で調べると
立ヶ畑堰堤右岸側に「亀の公園」があった。
「立ヶ畑ダム」と書いてくれた方が親切なように思った。

何も知らずに展望公園側に進み上記分岐の少し先にある三等三角点「鵯越」付近のベンチで休憩。
昼時で気温も上昇してくる中、少し登りが続いたので、保冷剤でクールダウン。
イヤガ谷・烏原貯水池71

三角点のあるピークから少し下るとひよどり展望公園がある。
イヤガ谷・烏原貯水池72

更に進むと四叉路があった、古い道標があったのだが読み取れたのは左側の夢野大師だけだった。
ここで、夢野大師方面に向かえば復帰できたのだが、「夢野大師」がどこにあるかも調べていなかったので
ほぼ東に向かっていた正面の道を進んでしまった。
日頃登っている地元の方しか判らない分岐

展望所のあるピークから下る。
イヤガ谷・烏原貯水池74

下り始めは右側に鎖が無ければ道と判らないくらいの笹道。
イヤガ谷・烏原貯水池75

普通の登山道に戻ると街の騒音が大きくなる。
街に降りるのは早すぎると思ったが、道はしっかりしていたのでそのまま進んだ。
イヤガ谷・烏原貯水池76

コンパスを確認する間もなく、あっと言う間に市街地に下山してしまった。
イヤガ谷・烏原貯水池77

バス停があったので確認すると滝山町、ひよどり展望公園の南側に出てしまったようだ。
写真は道路を渡って撮影、歩道橋背後の山がひよどり展望公園のある山。
イヤガ谷・烏原貯水池78


滝山町BSからは神戸市バス65系統、阪急バス150系統などで新開地・神戸駅方面に向える。




○山行諸データ


△参考コースタイム(小休止・写真撮影等を含む)

08:13 陸橋下BS
08:16 イヤガ谷東尾根登山口
08:21 東尾根・君影RG分岐
08:22 四等三角点「鈴蘭台」
08:30 君影ロックガーデン
(休憩10分)
08:40 君影ロックガーデン
08:48 東尾根コース合流
09:09 妙号岩分岐(き56−18)
09:18 妙号岩
(休憩20分)
09:38 妙号岩
09:50 東尾根コース合流(き56−17)
10:14 東尾根コース谷道・尾根道分岐(き56−8)
10:37 鵯越駅
(休憩10分)
10:47 鵯越駅
10:56 烏原貯水池北西、地蔵前東屋・ひよどり道取り付き
(水と森の回遊路周遊45分)
11:41 烏原貯水池北西、地蔵前東屋・ひよどり道取り付き
12:05 三等三角点「鵯越」
(休憩10分)
12:15 三等三角点「鵯越」
12:18 ひよどり展望公園
12:40 滝山町BS


△高度計校正ポイント(詳細情報は六甲山系と一部の山域のみ)


276.3m 鈴蘭台駅前(東側)
306.3m 鈴蘭台西口駅前
388.8m 四等三角点「鈴蘭台」
135.4m 鵯越駅前
099.2m 三日月橋(烏原貯水池)
214.7m 三等三角点「鵯越」

△エスケープルート

鵯越→神鉄鵯越駅

※各交通機関は運転状況注意(運転時間帯、悪天候による運休や定休日)


△スタート地点付近情報

トイレ:神鉄鈴蘭台駅構内
コンビニ:神鉄鈴蘭台駅東口にAMPM
飲料自販機:鈴蘭台駅付近多数


△コース途中情報

トレイ:烏原貯水池(水と森の回遊路南側)
飲料自販機:鵯越駅付近




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