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再度東谷・森林植物園・仙人谷 



日付:2010/05/22 (土)

同行者:無し

天候:晴れのち曇り

気温:22℃(森林植物園正門付近、12:30、標高約440m)

コース:新神戸〜市ヶ原〜再度東谷〜再度公園〜学習の森東〜森林植物園〜学習の森〜仙人谷〜再度公園〜大龍寺〜二本松〜城山〜新神戸

地形図:神戸首部

一般地図概略位置:森林植物園

概算距離:11.4km

累積標高+:795m、累積標高−:795m

歩行時間:3時間58分、ルート係数:19.0  ※森林植物園々内散策を含まず

道迷い:分岐やや多し

特筆事項:無し

体力難易度:レベル2

技術難易度:Aランク
  


今回のテーマは「無理せず六甲登山に復帰」だ。

山行コース図  断面図

前回(4/16)熊野古道を歩いてから、函館旅行や近郊への街歩きには出かけていたのだが、山には登っていなかった。

久しぶりの山登り、一ヶ月もしっかり「登る」と言う行為をしていないのだがら、
筋力が落ちているのは明白。
無理なコース取りではなく、エスケープ箇所も多く、でもまだ歩いていない道を含むコースとして今回のコースを選んだ。

主目的地は森林植物園、実はここで撮影したいものもあった(後述)。

徒歩で森林植物園と言えば、「谷上から山田道」や「トゥエンティクロスから東門経由」を思い浮かべる。
両コースはかつて歩いた事のあるコースだが、森林植物園と再度公園の間はあまり歩いた事が無い山域だった。
この歩いた事無い山域を通って森林植物園を往復するコースを考えてみた。

新神戸から森林植物園へ向かうバリエーションコースと言っても良いだろう。
特に往路で歩いた道は、登山者も比較的少なく歩き易い道で、市ヶ原から森林植物園に向かうなら選択肢に入れても良いルートだと思う。




○新神戸〜再度山公園

今回の登山口は新神戸。
私には自宅から徒歩で向える登山口だ。

登山口と新神戸〜市ヶ原間の詳細は新神戸登山口解説ページをご覧頂きたい。

好天に恵まれた土曜日絶好のハイキング日和、新幹線駅1Fで準備している間に20人近くの登山者が出発して行った。
再度東谷・森林植物園・仙人谷01 再度東谷・森林植物園・仙人谷02

普段は市ヶ原までノンストップで歩くのだが、息が上がったので貯水池で休憩。
ここでさらに8人の登山者に追い越されていった。
息が上がったのは体重増加のせいかも。。。

貯水池で休憩したので、市ヶ原では休憩せずに先へ進んだ。
生田川(布引谷川)河原に降りて西へ渡る。
再度東谷・森林植物園・仙人谷04 再度東谷・森林植物園・仙人谷05

再度東谷に入る、地道は短くすぐに舗装路になる。
この舗装路は東端にある新神戸トンネルの保守用に作られたもので、かつては地道だったのだろう。
再度東谷・森林植物園・仙人谷06 再度東谷・森林植物園・仙人谷07

舗装路を暫く進むと上空に工事用の索道、また堰堤を作るようだ。
場所は高雄山南西とだけ表示されていた。
再度東谷・森林植物園・仙人谷08 六甲に砂防ダムは1000基以上あるそうだが、まだ足りないらしい。

舗装路を進むと右側(北)に分岐がある、一箇所目は高雄山に向かうもので、ここはスルーする。
再度東谷・森林植物園・仙人谷10

更に進むと写真の分岐がある、ここが再度東谷の分岐でここを右折する。
この分岐の前後を含めて1/25000で川が描かれてる谷全体が再度東谷だ。
再度東谷は別名布袋谷とも言う(コース途中に布袋谷と記載された道標もあった)。
再度東谷・森林植物園・仙人谷11

上写真の分岐から先はネットで検索できる山行記録も極端に少なく、もう少し荒れたトラックだと思っていた。
しかし実際はよく整備されて歩き易い道だ。途中何組かの登山者ともすれ違った。
思ったより整備されているのでびっくり。 再度東谷・森林植物園・仙人谷13

再度東谷・森林植物園・仙人谷14 再度東谷・森林植物園・仙人谷15

大龍寺縁起にある蛇ヶ谷(再度東谷=布袋谷を蛇ヶ谷と記載されているサイトもあった)。
再度東谷・森林植物園・仙人谷16

山と高原地図には記載されていないが、高雄山方面への分岐がある。
再度東谷・森林植物園・仙人谷17

分岐を越えると前方に再度山DWが見えてくる。
再度東谷・森林植物園・仙人谷18

登山道はDWの下を通って再度公園内に入る。
再度東谷・森林植物園・仙人谷19

市ヶ原から再度公園に向かう場合、大龍寺〜再度越経由より再度東谷経由の方が
距離は200m短く、累積標高は20m低い(カシミール3Dで計測)。



○再度山公園〜森林植物園


再度公園は大まかな作りを頭に入れておくか、googleマップ等の一般地図を持参しないと、案内板が見つからない時は迷う。
今回は公園の南東端に出てきている。レストハウス等ある中心地からは外れている。

山と高原地図によると車道を少し北に向い、写真の地点辺りに分水嶺越林道に向かう登山口があるはずだ。(地図上、赤字で再度公園と書かれた東側)
しかし辺りを探しても「いかにも」っぽい場所はあるのだが、登山道は無い。
けっこう探したが見当たらない。

仕方が無いのでもう少し車道沿いに北に進んでみた。
再度公園BS先の車道右側(東)に登山道があったのでこれを進んだ。
再度東谷・森林植物園・仙人谷21 再度東谷・森林植物園・仙人谷22

下山後神戸市発行1/2500白図で確認したが、山と高原地図に書かれた前述の「ぽい」場所からの登山道は記載されていなかった。
結果として上写真の登山口が正解だったようだ。
登山口は山と高原地図の「奥再度ドライブウェイ」の縦文字の最初「イ」の車道東側辺りだ。

再度東谷よりは山道らしい道を進む。
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再度東谷・森林植物園・仙人谷25 再度東谷・森林植物園・仙人谷26

分水嶺越林道(布引林道)と合流するT字路を右折し、暫く歩くと森林植物園方面への分岐があるので左折する。
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この道も歩き易い山道だ。
再度東谷・森林植物園・仙人谷29 再度東谷・森林植物園・仙人谷30 再度東谷・森林植物園・仙人谷31

道は奥再度DWに出るので、右折すれば森林植物園西門だ。
再度東谷・森林植物園・仙人谷32 西門はトリコロールカードで係りの人が居ない時はインターホン呼び出しです。




○森林植物園


西門から入ったので、まずは正門まで歩く、園内も結構距離がある。
今回写真撮影は花や緑では無い、目的物は森林展示館にある。
沢山の人で賑わっていました

撮影の目的物はこれ。展示館一階の切り株左側パネル裏側にある。
これこれ、眺めすぎでちょっとタイムオーバー

一時期、昔歩かれてた登山道や尾根や谷の名前を調べるため古い登山書を古書店や図書館(コピー)で入手した。
その時どうしても入手できなかったのがこの「六甲−摩耶−再度山路図」だ。
その後、森林植物園に展示されている事が判ったので一度見に行こうと思っていた。

デジカメで倍率を上げて、文字が判読できるよう何枚かに分けて撮影し、暫くこの地図を眺めていた。

パッと見ただけでも面白い記述があった。

摩耶山稲妻坂西側の今工事用索道が通っている地蔵谷へ向かう谷と思われる場所は「ビクトリア谷」
現行の1/25000地形図でハーブ園東の「かぜのおか」の「おか」の字北側にある等高線が閉じたピークは「学校山」
先程クランク状に通った分水嶺越林道(布引林道)には「炭酸泉道」と言う名前もあった。

尚、余談だが花も、ちゃんと撮影した。
オオデマリの見事な木と長谷池のカキツバタが綺麗だった。




○森林植物園〜再度山公園


山と高原地図には、この西門のすぐ南側から学習の森へ向う道が記載されているがこの道も実際は無い。
ここも紛らわしい道のような場所があるが、すぐに行き止まりになる。
学習の森正門にあった案内板、下山後神戸市発行1/2500白図で確認したが、西門すぐ南側には道は無く、ここも今回歩いた道が正解のようだ。

西門まで戻りDWを左折。
横断歩道の右側にいかにもこれだと思わせる道があるが騙されてはいけない。

DW右側(南)のこの石段が学習の森へ向かう道だ。
再度東谷・森林植物園・仙人谷37

学習の森敷地内を南に進む。
再度東谷・森林植物園・仙人谷38 再度東谷・森林植物園・仙人谷39

途中写真の建物前の分岐は左折だ。
再度東谷・森林植物園・仙人谷40

チェーンのかかった場所が学習の森正門、左折する。
再度東谷・森林植物園・仙人谷41

すぐ右側に洞川湖方面への分岐がある。
再度東谷・森林植物園・仙人谷42

洞川湖畔を進み、仙人谷方面へ入る。
再度東谷・森林植物園・仙人谷43 再度東谷・森林植物園・仙人谷44

仙人谷は「谷」だと意識していないと判らないくらい歩きやすい道だ。一箇所だけお馴染みの堰堤越えがある。
再度東谷・森林植物園・仙人谷45 再度東谷・森林植物園・仙人谷46

左写真地点でもう再度公園は近い。
ここは三叉路になっており 道標に従えば写真正面の道だが、
「谷」は道標に指導の無い方向に続いており、そちらにもしっかりした道があったので進んでみた。
再度東谷・森林植物園・仙人谷47 再度東谷・森林植物園・仙人谷48

すぐに再度公園に出た。場所は公園北東側の修法が原池から道路を挟んで反対側にトイレやゴミ箱のある場所だ。
再度東谷・森林植物園・仙人谷49 再度東谷・森林植物園・仙人谷50




再度山公園〜新神戸


修法が原池を北側から回りこんで再度越大龍寺方面への分岐に出る(南側から回り込んでも同じくらいの距離)。
再度東谷・森林植物園・仙人谷51

縦走路を大龍寺の駐車場へ。
再度東谷・森林植物園・仙人谷52 再度東谷・森林植物園・仙人谷53

駐車場から善助茶屋跡方面に向かう。
この辺りから空が随分暗くなってきた、上空を見上げながら歩く登山者も多かった。
再度東谷・森林植物園・仙人谷54

DW西側を沿うような登山道を進む、二本松でDWと合流する。
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ドライブウェイを写真の通り横断すれば、右写真(2枚目写真)の階段が城山・碇山方面への道。
再度東谷・森林植物園・仙人谷58 再度東谷・森林植物園・仙人谷59

城山(布引)は私が鼻息荒く登山を始めてすぐに玉砕(腸脛靭帯炎)した後、麓の北野道を含めてリハビリした山だ。
始めて登山道の無い尾根や谷を歩いたのもこの山。摩耶山と共に私の登山の原点だ。

碇山方面への分岐、天神谷東尾根・北野谷西尾根方面への分岐を越えて進む。
碇山分岐のすぐ左側が天神谷の下山口 再度東谷・森林植物園・仙人谷61

瀧山城址の石碑を越えれば、山上の東屋。ここで最後の休憩を取った。
再度東谷・森林植物園・仙人谷62 再度東谷・森林植物園・仙人谷63

城山山上からの最後の下りに入る、途中猿のかずら橋への分岐がある。
再度東谷・森林植物園・仙人谷64 再度東谷・森林植物園・仙人谷65

城山21TURNの急坂、一気に高度を下げていく。
今回のコースでここだけ、しりもち警戒で手袋をしました 再度東谷・森林植物園・仙人谷67

再度東谷・森林植物園・仙人谷68 再度東谷・森林植物園・仙人谷69

城山は登山者が少ない。
新神戸から登り方向で利用した場合、すぐに長い急坂が始まるのが敬遠される理由のひとつだろう。

民家横を通り新神戸に出る。
再度東谷・森林植物園・仙人谷70 膝は大丈夫でしたが、足に疲れが溜まりました。

徒歩で帰途に就いた。




○山行諸データ


△参考コースタイム(小休止・写真撮影等を含む)

09:40 新神戸
10:03 布引貯水池
   (休憩6分)
10:09 布引貯水池
10:26 市ヶ原
10:55 再度公園
11:21 分水嶺越林道
11:42 森林植物園西門
   (休憩・園内散策1時間20分)
13:02 森林植物園西門
13:19 学習の森正門(分水嶺越林道)
13:42 再度公園
   (休憩6分)
13:48 再度公園
14:06 大龍寺駐車場
14:25 二本松
14:40 城山山上東屋
   (休憩5分)
14:45 城山山上東屋
15:15 新神戸


△高度計校正ポイント(詳細情報は六甲山系と一部の山域のみ)

054.2m 砂子橋南詰
249.5m 櫻茶屋南
390.2m 再度公園分水嶺林道方面登り口前車道
413.9m 森林植物園西門
439.9m 森林植物園正門
388.9m 再度公園西側トイレ前車道
306.6m 二本松城山方面階段下
316.5m 城山山上東屋付近


△エスケープルート

布引貯水池→神戸布引ロープウェイ風の丘中間駅
市ヶ原先ハーブ園分岐→神戸布引ロープウェイハーブ園山頂駅

市バス25系統、二本松〜森林植物園の各BS

森林植物園無料送迎バス
→神鉄北鈴蘭台駅

※各交通機関は運転状況注意(運転時間帯、悪天候による運休や定休日)


△スタート地点付近情報

トイレ:新幹線新神戸駅
コンビニ:新神戸駅南側布引交差点北西ビル1Fにファミマ(※新神戸駅2F売店が利用可能)
飲料自販機:新神戸駅


△コース途中情報

トレイ:布引展望台・市ヶ原・再度公園・森林植物園
飲料自販機:
雄滝茶屋・市ヶ原再度公園・大龍寺・森林植物園


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