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再度東谷南尾根・平野谷西尾根・天王谷東尾根 



日付:2010/03/03 (水)

同行者:無し

天候:晴れ

気温:11℃(七三峠付近、12:36、標高約358m)

コース:新神戸〜市ヶ原〜再度東谷南尾根〜猩々池〜七三峠〜平野谷西尾根〜天王谷東尾根〜平野BS

地形図:神戸首部

一般地図概略位置:平野

概算距離:8.6km

累積標高+:592m、累積標高−:609m

歩行時間:3時間32分、ルート係数:15.2

道迷い:やや判り難い分岐有

特筆事項:砂地の急傾斜箇所有り

体力難易度:レベル2

技術難易度:再度東谷南尾根、天王谷東尾根はBランク



今回は登山道やしっかりした踏み跡のある尾根を3つ繋いで歩いてみた。

今回のテーマは「天気も良くて気持ちのいい尾根歩きでした」だ。

山行コース図  断面図


先週短い晴れ間を狙って山に行こうと思っていたのだが、なかなかコースが定まらずに結局山には向かわなかった。

ネットを見ていたら、弊サイトからリンクさせて頂いている摩耶山さん歩のてるみさんが2/28平野谷西尾根を歩かれていた。
この付近は今年オンシーズンに歩こうと思っていた山域のひとつだ。

コース途中にある七三峠付近の道は昨夏私も歩いたのだが、物凄い笹の海で藪漕ぎを強いられた。
てるみさんの山行写真を拝見すると、下草も刈られており、歩きやすそうな状態だったので、
笹が成長する前に早速足跡を辿らせて頂く事にした。

平野谷西尾根の前はこれもかつて、てるみさんが歩かれ是非歩きたいと思っていた再度東谷南尾根。
後半は天王谷東尾根を辿ってみた。




○新神戸〜再度山DW(再度東谷南尾根)

今回の登山口は新神戸(登山口までの経路詳細と新神戸〜市ヶ原間の詳細は新神戸登山口解説ページをご覧頂きたい)。

まずは市ヶ原に向かう。

いつも思うのだが、一般車なんか通らないこの道の壁になぜ距離が書いているのだろう

布引の滝は水量が多かったが、布引貯水池は水量が少なめ。
右写真(2枚目写真)右下のコンクリート部分が管理橋下の、ダムがオーバーフローした時に水を流す部分なので水量の少なさが判る。
何か理由があって水量が調整されているようだ。
布引の滝 かなり水少ないですね

市ヶ原櫻茶屋南から河原に下り、木橋を渡り沢沿いに南へ歩く。
市ヶ原 市ヶ原の河原

生田川と再度東谷との沢の出合を渡った場所が再度東谷南尾根の取り付きだ。
再度東谷南尾根取り付き

再度東谷には布袋谷という別名もある、昔からそう呼ばれていたようだ。

ここから大龍寺方向にある舗装路は周辺施設の状況から見て新神戸トンネルの保守や緊急時用に付けられたものだろう。
布袋谷はこの舗装路沿いに大龍寺に出てしまうのでは無く手前で北へ90度曲がっている。

1/2500地形図等には再度東谷からの90度曲がった上流部分だけが布袋谷と記載されているが、
昔の文献では生田川との出合まで全体が布袋谷と記載されている。


再度東谷南尾根、最初は鉄塔のあるピークまで九十九折に登っていく。
所々、路肩が崩れ道幅が狭い場所や、踏み跡自体が雨で削られ傾斜がついている場所もあるので要注意。
この季節は落葉でスリップする事もあるので慎重に。
再度東谷南尾根1 再度東谷南尾根2 登っていく感じは北側の高雄山に似ています

前方が開ければ、鉄塔のある最初のピークだ。
再度東谷南尾根4 神戸東線一九

鉄塔以降は歩き易い尾根道が続く。
再度東谷南尾根5 ヤブツバキのじゅうたん

再度東谷南尾根7 再度東谷南尾根8

再度山DWに出る手前で道は90度左に曲がる。見落として直進し沢に下りないように。
再度東谷南尾根9 再度東谷南尾根10

左右両方向に踏み跡がある地点がDWのすぐ横になる、どちらを登ってもよい。
再度東谷南尾根11

再度山DWカーブNo.42に飛び出す。
実際に飛び出すと危ない




○再度山DW〜七三峠



カーブNo.42から大龍寺方面に向かい、次のカーブNo.43から登山道に入れる。
2つのカーブ間でも、登山道に入れる踏み跡はあるが無理する必要は無い。
私は最初、このカーブに丸木階段があると知らずに、カーブ間を無理やり越えてしまいました

二本松から大龍寺に向かう登山道に合流するので北進する。
善助茶屋跡へ

すぐに善助茶屋跡に着く、分岐道標に従い大師道方面に向かう。
善助茶屋跡分岐 大師道へ1 大師道へ2

暫くすると大師道に合流する、猩々池北側の民家のある辺りだ。
大師道へ3

猩々池から二本松林道に入る。
猩々池

未舗装林道を進む。
二本松林道1 二本松林道2

福祉法人の空き地の扉を挟んで道標が2本ある地点に出る。進行方向で扉の向こう側が七三峠への分岐。
二本松林道3 二本松林道4

分岐の丸木階段を登り、舗装路を歩き、道標に従い七三峠に向かう。
七三峠へ1 この先にある閉鎖されているトンネル通ってみたい 七三峠へ3 七三峠へ4


登山道を暫く進むと道の真ん中に道標のある七三峠に出る。
ここで休憩





○七三峠〜二本松林道(平野谷西尾根)


七三峠を南に進む。
平野谷尾根分岐へ

どちらも二本松林道と書かれた、平野谷東尾根と平野谷西尾根の分岐、今回は右の西尾根方向へ進む。
ここも綺麗に笹が刈られてるいる、昨年7月の山行時とは大違いだ。
平野谷尾根分岐 去年の夏は笹に埋もれた道標を見落としかけた

しばらく尾根の中腹を進む。
平野谷西尾根1

再度東谷南尾根とは異なり、こちらは登山道なので道標もしっかりも整備されている。
平野谷西尾根2

小さなアップダウンを繰り返しながら尾根を進む。
平野谷西尾根3 平野谷西尾根4

鉄塔を越え更に進むとコンクリートで整地された場所に出る。
神戸東線一二 平野谷西尾根5 平野谷西尾根6

天気にも恵まれ快適な尾根歩き。
平野谷西尾根7 平野谷西尾根8 平野谷西尾根9

二本松林道への下りが始まる少し手前右(西)方向に薄い踏み跡があるがここは直進。
平野谷西尾根10

下りが続くようになれば、間もなく二本松林道。
平野谷西尾根11

道標が整備された林道との交差点。
林道分岐




○二本松林道〜平野BS(天王谷東尾根)


今日最後の尾根になる天王谷東尾根に取り掛かる。
天王谷東尾根1

この尾根も平野谷西尾根同様に快適な道だ。
平野谷西尾根と比較すると、アップダウンが大きく傾斜にやや角度が有り、登山道が砂地で滑りやすい場所がある。
天王谷東尾根、お一人登山者さんと会いました 天王谷東尾根3

天王谷東尾根4 ここは滑る

道標はしっかり整備されている、所々に道標の無い分岐もあるが、間違えて入り込む事は無いだろう。
天王谷東尾根6 天王谷東尾根7

この尾根も鉄塔がある。
有馬道線一四 天王谷東尾根8

有馬道線一五と神戸有馬道西線二を越えれば、有馬街道に出る下りとなる。
有馬道線一五 天王谷東尾根9 神戸有馬道西線二

下り途中にトラロープが掛けられた急な岩場がある。やや脆いがステップは切られている。
右写真(2枚目写真)は岩場を越え振り返って撮影。
今回唯一慎重になった場所 天王谷東尾根11

有馬街道に出る直前は、この辺りにある住宅の間を縫うように登山道が通っている。
間違えて進むと人様の敷地に入ってしまいそうだ。
天王谷東尾根12 この先で住宅の縁側みたいなところにおっちゃんが座っていて、思わず挨拶しました

住宅地を縫っている間にも道標があるので、辛うじて登山道だと判る。
天王谷東尾根14 天王谷東尾根15

登山道が住宅地の間を縫っているので、登り方向では非常に利用し難い雰囲気になっている。
この尾根があまり歩かれない原因のひとつだろう。
航空写真を確認すると、最後の鉄塔から住宅地を通らず旧有馬街道へ道が付けられそうだ。
良い尾根道なので登山道取り付き部分の改良に期待したい。

コンクリート吹きつけ壁の上を通り、旧有馬街道に出る。
街中のこういう場所って思ったより高度感があります 天王谷東尾根17 天王谷東尾根18

道なりに下っていくと平野交差点、交差点を左(東)に入ってすぐがバス停だ。
有馬街道交差点 平野交差点

丁度時間待ち停車をしていた神戸市バス7系統で三宮方面への帰途に就いた。
シャッター押してるうちにバスが出ないかハラハラでした





○山行諸データ


△参考コースタイム(小休止・写真撮影等を含む)

10:20 新神戸
11:09 市ヶ原
   (休憩5分)
11:14 市ヶ原
11:17 再度東谷南尾根取付き
11:30 鉄塔−神戸東線一九
11:46 再度山DW
12:03 善助茶屋跡
12:14 猩々池
12:36 七三峠
   (休憩10分)
12:46 七三峠
13:00 鉄塔−神戸東線一二
13:17 二本松林道
13:38 鉄塔−有馬道線一四
13:55 旧有馬街道
14:07 平野BS


△高度計校正ポイント(詳細情報は六甲山系と一部の山域のみ)

054.2m 砂子橋南詰
249.5m 櫻茶屋南
282.5m 猩々池二本松林道大師道交差点
357.7m 七三峠

△エスケープルート

布引貯水池→神戸布引ロープウェイ風の丘中間駅
市ヶ原先ハーブ園分岐→神戸布引ロープウェイハーブ園山頂駅

※各交通機関は運転状況注意(運転時間帯、悪天候による運休や定休日)


△スタート地点付近情報

トイレ:新幹線新神戸駅
コンビニ:新神戸駅南側布引交差点北西ビル1Fにファミマ(※新神戸駅2F売店が利用可能)
飲料自販機:新神戸駅


△コース途中情報

トレイ:布引展望台・市ヶ原
飲料自販機:
雄滝茶屋・市ヶ原




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